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ささきいさお

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ささき いさお
基本情報
出生名 佐々木 功
別名 アニメソング界の大王
出生 1942年5月16日(70歳)
血液型 A型
学歴 私立暁星小学校
私立武蔵中学校・高等学校
出身地 ファイル:Flag of Japan.svg 日本,東京都
ジャンル ロカビリーアニメソング
職業 歌手俳優声優ナレーター
担当楽器
活動期間 1960年 - (アニソン歌手としては1972年 - )
レーベル 日本コロムビア
日本クラウン
ポニーキャニオン
キングレコード
ブルース・インターアクションズ
ビクターエンタテインメント
東芝EMI
バップ
公式サイト ISAO WEB(ささきいさおオフィシャルサイト)

ささき いさお1942年5月16日 - )は、日本歌手俳優声優ナレーター東京都出身。本名及び旧芸名佐々木功(読み同)。

目次

来歴

私立暁星小学校、私立武蔵中学校・高等学校卒。高校時代より歌手として活動していた。1960年エルヴィス・プレスリーの日本語カバー『本命はお前だ』でロカビリー歌手として本名でデビュー、雰囲気がプレスリーに似ていたことから和製プレスリーと呼ばれていた。歌手業と並行して俳優としても活躍し、松竹ヌーヴェルヴァーグ路線で映画に数多く出演していたが、ヌーヴェルヴァーグ路線が終わりロカビリーブームも去ると、芸能人として不遇の時代を迎える。この不遇の時期に、島田歌穂の父から指導を受け歌唱を基礎から地道に勉強し直したことが、後の飛躍へと繋がった。

1972年に声優として、タツノコプロ製作のアニメ科学忍者隊ガッチャマン』にコンドルのジョー役でレギュラー出演。ガッチャマンの打ち上げの宴席での余興のカラオケで主題歌を唄いこなしたことが評判になり、翌年『新造人間キャシャーン』の主題歌担当に抜擢され、ささきいさお芸名アニソン歌手としてデビューし、1965年以来約8年ぶりとなる新曲を発表[1]。以降、数々のアニメ・特撮作品の主題歌を歌い、『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』の主題歌が一世を風靡し、ミリオンセラーを記録。大杉久美子水木一郎堀江美都子らと共に、アニメソングの黎明期を支えた。

その後も歌手業だけではなく、舞台俳優として新劇やミュージカルへの出演を重ね、この他に声優やナレーター、洋画の吹き替えなど多彩な活躍を見せている。

アニソン歌手としてデビューして以後、俳優として活動する時やアニメ・特撮と無関係なオリジナル曲を歌う時は「佐々木功」、アニメ声優やアニソン歌手として活動する時は「ささきいさお」と二つの芸名を使用していたが、1987年の『超人機メタルダー』の主題歌以後は、ヒーローものの主題歌を歌うときも「佐々木功」の名前を用いるようになった。しかし1990年代後半には再び「ささきいさお」の表記も使われるようになり、2003年頃からは俳優業等における芸名も「ささきいさお」に一本化している。

2011年、第5回声優アワード功労賞を受賞[2]

人物

祖父は東京大学出身、父親は早稲田大学出身で、高校時代は親から東京大学への進学を望まれていたという[3]

デビュー当時のささきについて、草野昌一は「単なる真似ではなく、もって生まれたもの自体が(プレスリーに)似ている」と評していた。一方で、デビュー当時マネージメントを担当した堀威夫は著書で「デビュー時の歌唱力はとても人前で披露できるようなものではなかった」と述べており、ささき本人も当時の自らの歌について「気持ち悪い」「プレスリーはこんなに酷くない」などと酷評している[4]

アニソン歌手としての芸名が本名の平仮名表記になったのは、漢字表記のままでは「(当時ささきが声優を担当していた)コンドルのジョーが歌っているように思われると困る」という理由によるもの。当初は『新造人間キャシャーン』の主人公である「東鉄也」名義にする案も挙がっていたが、ささきが拒んだため、平仮名表記に落ち着いた[5]

アニソン歌手としての人気は国内だけでなく国外においても高く、アニメソング界の大王とも呼ばれている。子門真人、水木一郎らと3人でアニメ界の三大テノールと評された事もある。

洋画の吹き替えでは、シルヴェスター・スタローンエルヴィス・プレスリークリストファー・リーヴなどを演じている。テレビドラマには、1969年に『妖術武芸帳』で主役を務めた他、1970年代には悪役として数々のアクション系作品に出演し、個性派俳優として活躍した。近年の歌番組では、ロカビリーブームの生き証人として、旧き良き時代を懐かしむポップスを披露することもある。

妻は声優の上田みゆき1981年にお互いに子連れで再婚し、そのときの苦労が1986年に出版された『子連れ再婚の片道切符』(みゆき夫人との共著)に書かれている。

趣味はオーディオ、ホームシアター。それらへの造詣は深く、しばしば専門誌に登場する程である。この他には釣りも嗜む。

現在は千葉県市川市在住。

主な出演

俳優業

映画

  • 『太陽の墓場』(1960年 松竹
  • 『太陽が目にしみる』(1960年 松竹)
  • 『真昼の罠』(1960年 松竹) ※共演:岩下志麻
  • 『斑女』(1961年 松竹) ※共演:岡田茉莉子
  • 『花扉』(1961年 松竹)
  • 『母と娘』(1961年 松竹)
  • 『学生重役』(1961年 松竹)
  • 『ご機嫌はりきり娘』(1961年 松竹)
  • 『喜劇 団地親分』(1962年 松竹)
  • 『その結婚異議あり』(1963年 大映
  • 乾いた花』(1964年 松竹)
  • 『牝』(1964年 東映
  • 『涙にさようならを』(1965年 松竹)
  • 『侠勇の花道 ドス』(1966年 松竹)
  • 『夜の歌謡シリーズ 伊勢佐木町ブルース』(1968年 東映)  
  • 『残酷おんな私刑』(1969年 日活
  • 『大幹部 殴り込み』(1969年 日活)
  • 『無常』(1970年 ATG) ※監督:実相寺昭雄
  • 『夜の歌謡シリーズ なみだ恋』(1973年 東映)
  • TARO! TOKYO魔界大戦』(1991年 ニュー・センチュリー・プロデューサーズ)
  • 仮面ライダーZO』(1993年 東映)
  • SPACE BATTLESHIP ヤマト』(2010年 東宝) ※ナレーション
  • オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』(2011年、東映) ※ショッカー科学者(2011年のナオキ) 役

オリジナルビデオ

テレビドラマ

声優業

アニメ

ゲーム

吹き替え

特撮

情報・バラエティ番組

他多数

代表曲

一般曲

  • 『G.I.ブルース』
  • 『ロッカ・フラ・ベイビー』
  • 『いつか息子に -グリーングラスに捧ぐ詩-』(1980年発売、競走馬グリーングラス」の応援歌)
  • 『雪の慕情』(吉田正作曲家生活50周年記念曲)
  • 『レクィエム』(TBSドラマ Gメン'75エンディング使用曲)

アニメソング

特撮ソング

ほか多数

CMソング

その他

大当りラウンドで流れる『宇宙戦艦ヤマト』はこの台が発売されるに伴い新録された。

オリジナルアルバム

ベスト・アルバム

  • ささきいさお テレビ主題歌をうたう(1976年9月、日本コロムビア
  • 真赤なスカーフ<アニメロマンの世界>(1977年9月、日本コロムビア)
  • おとこの詩〜ナレーションと歌で綴る若者へのメッセージ〜(1978年9月1日、日本コロムビア)
  • ベスト24(1978年10月25日、日本コロムビア)
  • ニューヒットベスト16(1979年12月、日本コロムビア)
  • ベストヒット(1981年10月、日本コロムビア)
  • 男の詩(1995年11月21日、日本コロムビア)
  • 男の詩 Vol.2(1997年6月21日、日本コロムビア)
  • G.I.ブルース(1997年12月10日、ブルース・インターアクションズ
  • 佐々木功シングルコレクション '73〜'87(1998年6月21日、日本コロムビア)
  • 佐々木功デラックスコレクション -男の詩スペシャル-(1999年3月20日、日本コロムビア)
  • 佐々木功ソングブック グレイテスト・ベスト(2000年11月18日、日本コロムビア)
  • 佐々木功ソングブック トライアル・ベスト(2000年11月22日、バップ
  • ささきいさおベスト -銀河航海誌-(2005年9月28日、コロムビアミュージックエンタテインメント)

DVD

  • 〜デビュー50周年記念〜 ささきいさおTV主題歌大全集(2010年12月22日、コロムビアミュージックエンタテインメント)

著書

  • 『子連れ再婚の片道切符』(妻との共著・講談社)

脚注

  1. ^ ベストアルバム『ささきいさおベスト-銀河航海誌』のライナーノーツを参照。
  2. ^ 第五回声優アワード 受賞者発表”. 声優アワード. 2011-03-05閲覧。
  3. ^ NHKラジオ第1放送ラジオビタミン」(2010年7月7日)にて本人談。
  4. ^ ベストアルバム『佐々木功ソングブック グレイテスト・ベスト』のライナーノーツを参照。このライナーノーツでは「ささき本人が収録曲を聴きながらコメントする」という企画が実施されたが、デビュー曲「本命はお前だ」は、自ら「聴くに堪えない」と評し途中までしか聴いていない。
  5. ^ ベストアルバム『佐々木功シングルコレクション1973〜1987』のライナーノーツ(37頁)を参照。

外部リンク