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サン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

サン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦
ファイル:LPD-17 Class.jpg
艦級概観
艦種ドック型輸送揚陸艦
艦名都市名。一番艦はテキサス州サンアントニオに因む。
建造期間2000年 - 建造中
就役期間2006年 - 就役中
前級トレントン級ドック型輸送揚陸艦
次級最新
性能諸元
排水量満載:25,300 t
全長208.5 m
全幅31.9 m
吃水7.0 m
機関 CODAD方式, 2軸推進(41,600 shp
ターボチャージドディーゼル4基
最大速力22ノット
航続距離
乗員361名
兵装 Mk 46 30mm機関砲2基
Mk 26 12.7mm機銃2基
Mk 41 VLS (16セル;装備予定)
ESSM 短SAM
を発射可能
1基
Mk 49 近SAM21連装ミサイル発射機2基
C4I USQ-119C(V)7 GCCS-M
KSQ-1 AADS
SSDS Mk.2
レーダー SPS-48 3次元対空レーダー
AN/SPQ-9B 低空防空レーダー
電子戦
対抗手段
AN/SLQ-32(V)2統合電子戦装置
Mk 53 Nulka 展開装置
Mk 36 SRBOC チャフフレア発射機
輸送能力
搭載艇LCACエア・クッション型揚陸艇2隻
またはLCU1隻
搭載機CH-464機
またはMV-22B2機
兵員上陸要員:720名
搭載車両AAV714両

サン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦(サン・アントニオきゅうドックがたゆそうようりくかん、San Antonio class amphibious transport dock)は、2011年時点におけるアメリカ海軍の最新の揚陸艦。従来のドック型揚陸艦の機能のみならず、大型化により積載量を増加させ、貨物揚陸艦や戦車揚陸艦の機能も併せ持つものとなっている。9隻が就役および建造中であり、さらに3隻が構想中であるが具体化はしていない。

目次

概要

従来型の各種揚陸艦の機能を統合した多機能揚陸艦として開発された。老朽化が進んできた1960年代建造揚陸艦の更新用として、1990年代初頭より検討が続けられてきたものであり、仕様決定は1996年である。満載排水量が25,000tの大型艦であり、艦後部にウェルドックおよびヘリコプター甲板を持つ。ヘリコプター甲板および格納庫は大型でMV-22Bにも対応している。

艦上構造物はステルス性が考慮されている。特にマストについては周囲が八角柱に近い構造のパネルにより覆われた先進型閉囲マスト/センサーとなっており、外部からのレーダー波を反射し、自艦の電波は透過するようになっている。前部のマストにはSPS-73対水上レーダー、後部のマストにはSPS-48対空レーダーを装備する。また外部クレーンまでもステルス形状となっている。

艦内にドックおよび貨物積載空間を確保しているために、煙突は左右非対称の配置となっており、右前部と左中部にある。艦内は、概ね艦の前部や艦上構造物に兵員居住区、艦の中部は、上から航空機格納庫、車両甲板、機関部。後部は飛行甲板、ウェルドックとなっている。車両の搭載は重視されており、車両甲板は三層2,323平方メートルの広さとなっている。ウェルドックにはLCACを2隻またはLCUを1隻収容できる。

武装として近距離対空兵器RAM近接防空ミサイル2基のほか、30mm機関砲などテロ対策も充実している。また、前甲板にESSM個艦防空ミサイルMk41 VLS16セルの追加が考慮されている。

同型艦

2011年3月までに5隻が就役している。5隻ともノースロップ・グラマンによって建造された。1番艦サン・アントニオの建造費は約14億USドルであった。

登場作品

ゲーム
国連軍が使用する揚陸艦。

参考文献

  • アメリカ揚陸艦史 世界の艦船 2007年1月号増刊 海人社 EAN 4910056040171

外部リンク