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シャルル・ド・ゴール国際空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

シャルル・ド・ゴール国際空港
Aéroport Paris-Charles-de-Gaulle
ファイル:Charlesdegaulleairportaerial.jpg
ファイル:Concorde F-BVFF.jpg
IATA:CDG-ICAO:LFPG
概要
国・地域 ファイル:Flag of France.svg フランス
設置場所 パリ
空港種別 商業
運営者 Aéroports de Paris
運営時間 24時間
標高 119 m・392 ft
位置 北緯49度0分35秒
東経2度32分55秒
座標: 北緯49度0分35秒 東経2度32分55秒
ウェブサイト
滑走路
方向 ILS 全長×全幅 (m) 表面
08L/26R YES 4,215×45 舗装
08R/26L YES 2,700×60 舗装
09L/27R YES 2,700×60 舗装
09R/27L YES 4,200×45 舗装
リスト
国際空港の一覧

シャルル・ド・ゴール国際空港フランス語: L’aéroport de Paris-Charles-de-Gaulle英語: Charles de Gaulle International Airport)は、フランスの首都パリ国際空港フランスの軍人・大統領シャルル・ド・ゴールにちなんで名付けられた。オルリー空港と並ぶパリの玄関口のひとつ。フランス最大の空港である。

目次

概要

ロワシー=シャルル・ド・ゴール国際空港 (Aéroport Roissy-Charles-de-Gaulle) は、パリ市街の北北東約23kmのロワシー=アン=フランス(Roissy-en-France)に位置する。通称では地名を取って「ロワシー」と呼ばれることもあるが、IATA空港コードの「CDG(シャルル・ド・ゴールの頭文字)」もよく使われる。

2008年の統計では、ロンドン・ヒースロー空港に次ぎヨーロッパ第2、世界でも6番目の利用旅客数(5992万2177人[1])を記録する重要な航空交通拠点のひとつである。

現在、ル・ブルジェ空港はチャーター便、プライベート便の発着やパリ航空ショーの会場として、シャルル・ド・ゴール国際空港は大部分の主要旅客・貨物路線の発着、オルリー空港はフランス・ヨーロッパ域内および旧フランス領土への旅客・貨物路線の発着が主である。

歴史

1960年代すでに、パリはル・ブルジェ空港オルリー空港の2つの国際空港を持っていたが、この2空港ではボーイング707シュド・カラベルなどの大型ジェット機の就航以降、急激に拡大する航空交通をさばききれないとの見込みから、1962年より、より大規模な空港建設計画が進められた。ロワシー・アン・フランスに敷地を確保し、1964年より建設が始まり1974年に開港した。

なお空港名は、第二次世界大戦時の英雄であり、空港建設開始時の大統領でもあったシャルル・ド・ゴールにちなんで命名された。

施設

広大な敷地内に「Aérogare 1(CDG1/第1ターミナル)」、「Aérogare 2(CDG2/第2ターミナル)」、「Aérogare 3(CDG3/第3ターミナル)」の3つのターミナルビルが離れて設置されており、設計は1974年の開港当初より、建築家ポール・アンドリュー (Paul Andreu) が担当。第1ターミナルのアバンギャルドな円形建築の設計などが画期的であった。

その後、第2ターミナルもアンドリューが担当し、現在に至る。なお、各ターミナル間は「CDGVAL」というシャトルシステムで結ばれている。

また、鉄道駅もターミナル内にあり、パリ市内と結ばれている他、パリ以外のフランスの各都市やベルギーオランダドイツの各都市を結ぶTGVタリスユーロスターも停車する。

Aérogare 1

Aérogare 1(第1ターミナル)は円筒形のメインターミナルと、地下道で結ばれたサテライトからなる特徴のある構造を持つ、開港時から使用されている最も古いターミナルである。供用開始から30年以上が経過し老朽化が進んでいる為、近年は常時改装が行なわれている。

主に国際線で使用され、特にスカイチーム以外の航空会社スターアライアンス加盟航空会社、アジアアフリカ諸国の航空会社が利用する。日本の航空会社では全日空が使用している。

RER-B線のロワシー・アエロポールC.D.G1駅のあるロワシーポール(Roissypole)や第2ターミナルとは「CDGVAL」というシャトルシステムで結ばれている。

通常のターミナルビルは上階が出発、下階が到着だが、この第1ターミナルは逆で、出発が1階、到着が3階である。

Aérogare 2

Aérogare 2(第2ターミナル)は、ヨーロッパ圏内路線などを中心にする2A、2B、2C、2D、2Gターミナルと、長距離路線の発着を主とする2E、2Fターミナルからなる最大のターミナル群である。エールフランスが加盟するスカイチームの航空会社や、エールフランスとコードシェア運航を行うヨーロッパやアジアアメリカ航空会社が中心で、日本航空はスカイチーム以外の航空会社として初めてターミナル(2E)を2009年6月17日より使用することになった。

なお、2Eターミナルは、2004年5月23日午前7時に起きた死者4名負傷者3名の屋根崩落事故[2]により、一時閉鎖後、2005年から一部プレハブづくりの建物で再供用されていた。なお、エールフランスは「ターミナル内が不便であり迷惑をかけている」という理由で、ターミナル2E出発便を利用する客に、搭乗1回につき1000マイルのFlying Blueマイレージ付与を2005年6月22日から9月15日にかけて行った。

ターミナルビルにはRER-B線のロワシー・アエロポールC.D.G2駅のほか、TGVの南東線北線とを接続する東連絡線上にあるシャルル・ド・ゴール空港TGV駅が直結していて、パリ以外のフランスやベルギー、オランダ、ドイツの各都市を結ぶTGVユーロスターも1日に各数往復ずつ停車する(タリスはTGVに置き換えられた)。

Aérogare 3

Aérogare 3(第3ターミナル)は、元来は大規模なハンガーとして計画された建物を改装したもので、ロワシーポール (Roissypole) に近接している。T0(ターミナル・ゼロ)と呼ばれる計画だったが、新ターミナルという意味でT9(フランス語の neuf には「9」と「新しい」という二つの意味がある)として供用を開始し、後に現在の名称に変わった。格安航空会社やチャーターなど不定期便の発着が中心である。

ホテル

ヨーロッパ圏内の主要空港として、大陸間飛行の乗り継ぎ地点として利用されることも多い為、空港内を始め、空港周辺には高級ホテルから格安のモーテルまで数十の宿泊施設が存在する。なお、これらのホテルと各ターミナルの間には、10–20分間隔でホテルが運行するシャトルバスが運行されている。

主な周辺ホテル

拠点・焦点都市としている航空会社

4社の航空会社がこの空港をハブ空港(拠点都市)としており、1社が焦点都市として運行している。

就航路線

Aérogare 1(CDG1)

Aérogare 2(CDG2)

注意:Terminal 2Fは、シェンゲン協定加盟国間を移動する便と、一般的な国際便とで東西2つのウイングに分かれている。前者は西、後者は東に位置する。これらはターミナル名は同じであるが双方のウイングの間にパスポートコントロールがあるという構造になっている。このため双方をまたいで移動するような利用の際には移動時間などに注意を要する。

Aérogare 3(旧 T9)(CDG3)

日本との直行便

日本航空が成田国際空港と東京国際空港との間に1日1便運航。また、エールフランスが成田国際空港との間に1日3-4便運航しているほか、関西国際空港との間にも1日1便運航している。なお、日本航空とエールフランスは複数便をコードシェア運航している。また、全日本空輸も成田国際空港との間に1日1便運航している。

空港へのアクセス

パリ市内

ファイル:Roissypole RER B P1200611.jpg
ロワシー・アエロポールC.D.G2駅
ファイル:Gare CDG 2.JPG
シャルル・ド・ゴール空港TGV駅

鉄道

Aérogare 2(CDG2/第2ターミナル)にはRER B線の「ロワシー・アエロポールC.D.G2駅」があり、パリ北駅などのパリ市内の駅との間を25-30分程度で結んでいる。なお今後、パリ東駅までノンストップで運転するCDGエクスプレスの新設を予定。

バス

エールフランス航空エトワールアンヴァリッドリヨン駅モンパルナスなどパリ市内数カ所へ「Les Cars Air France(エールフランス・エアポートバス)」と呼ばれる直行バスを15分間隔で運行する他、RATPが運行する、「ロワシーバス」と呼ばれる、パリ市内のオペラ座への直行バスが15分−20分間隔で運行されている。

タクシー

タクシーでパリ市内へ行くことも可能である。ワゴンミニバンのタクシーも用意されている。

オルリー空港との接続

オルリー空港へは、「エールフランス・エアポートバス(Les Cars Air France)」の3番の路線が直行で運行されている。この他は、RERを経由して「オルリーバス」かOrlyvalを使う方法がある。

フランス国内及び隣接国

Aérogare 2(CDG2/第2ターミナル)にTGV南東線北線を接続する東連絡線上にあるシャルル・ド・ゴール空港TGV駅が直結していて、パリ以外のフランスの各都市やベルギー、オランダ、ドイツの各都市を結ぶTGVユーロスターも1日に各数往復ずつ停車する(タリスはTGVに置き換えられた)。これらの高速列車の中には、航空会社とコードシェアしており、航空ネットワークに組み込まれているものもある。

脚注

  1. ^ 空港運営会社ADPによる
  2. ^ 原因については同年事故調査委員会の初期報告書で設計ミスの可能性が指摘されたが、その後も調査中としつつ結論は提出されていない。設計者が同空港公団副総裁を務めた事から、ミスの隠蔽を指摘する声もある。

関連項目

外部リンク