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ジェイソン・ヘイワード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ジェイソン・ヘイワード
Jason Heyward
アトランタ・ブレーブス #22
ファイル:DSC00828 Jason Heyward.jpg
基本情報
国籍 ファイル:Flag of the United States.svg アメリカ合衆国
出身地 ファイル:Flag of the United States.svg ニュージャージー州リッジウッド
生年月日 1989年8月9日(22歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6cm
240 lb =約108.9kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手(右翼手)
プロ入り 2007年 ドラフト1巡目(全体14位)
初出場 2010年4月5日シカゴ・カブス
年俸 400,000ドル(2010年)
経歴(括弧内は在籍年)

ジェイソン・A・ヘイワード(Jason A. Heyward, 1989年8月9日 - )は、メジャーリーグナショナルリーグ東地区・アトランタ・ブレーブス所属の外野手右翼手)。アメリカ合衆国ニュージャージー州リッジウッド出身。

目次

略歴

1989年ニュージャージー州リッジウッドで生まれ、2歳の時にジョージア州マクダナーへ移り住む。5歳から野球を始めたが、アメリカンフットボールは「危険なスポーツ」であるという理由で、両親が一度もプレーさせなかった[1]アトランタ・ブレーブスのファンとして育ったが、憧れていた選手はケン・グリフィー・ジュニアデレク・ジーターだった[2]。地元のヘンリー・カウンティ高校では一塁手として活躍し、オールアメリカンに選出された[3]。卒業後はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)への進学が決まっていたが[2]2007年のMLBドラフト1巡目(全体14位)でブレーブスから指名を受け、契約金170万ドルでプロ入りした。

入団当初から期待は大きく、1年目から「ベースボール・アメリカ」の球団内プロスペクトランキングで3位に入った。2008年は1Aからスタートし、120試合で打率.323、11本塁打OPS.873を記録。シーズン終盤に1A+へ昇格した。この頃には既にマイナーリーグ全体でもトップクラスの有望株として評価されるようになり、大リーグ公式サイト選定のプロスペクトTOP50で3位に入った[4]

2009年は、19歳にして早くもメジャーのキャンプに招待選手として参加。紅白戦では川上憲伸から特大ホームランを放ち、「まだ19歳だなんて信じられない」と言わしめた[5]。シーズンは1A+からスタートし、49試合で打率.296、OPS.888の好成績を残して2Aに昇格。2Aでは47試合で打率.352、OPS1.057と打ちまくり、シーズン終盤には3Aに昇格した。7月には、マイナーリーグのオールスター「フューチャーズゲーム」にアメリカ合衆国代表として出場した[6]。シーズン終了後には、大リーグ公式サイトのプロスペクトTOP50で、スティーブン・ストラスバーグらを抑え1位に選ばれた[7]。また、ベースボール・アメリカUSAトゥデイ選定のマイナー年間最優秀選手賞を受賞した[2]

2010年スプリング・トレーニングで好成績を残し、開幕をメジャーで迎える。「7番・右翼」で出場したシカゴ・カブスとの開幕戦では、第1打席にカルロス・ザンブラーノから135メートルの特大3ラン本塁打を放ち、ターナー・フィールドに詰めかけた5万3081人の大観衆を熱狂させた。4月には打率.240ながらも6本塁打、19打点の成績を残し、ア・リーグのオースティン・ジャクソンと共に月間最優秀新人に選ばれている[8][9]

選手としての特徴

抜群の身体能力を誇る超有望株。既にケン・グリフィー・ジュニアと比較する声も上がっており[10]、将来のブレーブスを背負うスーパースターになることは確実視されている[11]。走攻守の全てにおいて秀でた5ツールプレーヤーであり、順調に育てば、デーブ・ウィンフィールドデーブ・パーカーのようなオールスター級の右翼手になると期待されている[7]チッパー・ジョーンズボビー・コックス監督は、ヘイワードをフレッド・マグリフと比較している[11][12]。左打者であるが、マイナーでの対左投手通算打率は.335で、対右投手の.312を上回っている[7]

特筆

両親は共に名門ダートマス大学の出身。大学バスケットの選手としても活躍した父はITT Corporation社の技術者電子工学)、母はGeorgia Power社のシステムアナリストであり、叔父はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)でNCAA男子バスケットボールトーナメント優勝の経験を持つ。6歳下の弟が1人いる[12]

アトランタでは黒人(アフリカ系アメリカ人)が人口の6割を占めており、地元出身かつ黒人のスーパースター候補であるヘイワードへの期待は非常に大きい。メジャーでも屈指の人気球団であるブレーブスだが、現在は黒人のスター選手を欠いており、黒人コミュニティからの人気は高くない。黒人QBマイケル・ヴィックの登場でNFLアトランタ・ファルコンズの人気が沸騰したように、アトランタ市内でのブレーブス人気向上の起爆剤として、ヘイワードに大きな期待が集まっている。また、黒人のメジャーリーガーが減少傾向にあるという全米規模の事情もあり、ヘイワードの登場でその流れが変わることが期待されている[13]

年度別打撃成績

脚注

  1. ^ David O'Brien,Heyward's dad told strapping son: No football,Atlanta Journal Constitution(英語,2010/04/04),2010/04/12閲覧
  2. ^ a b c Chat with Jason Heyward,ESPN(英語),2010/02/14
  3. ^ Roster - AFLAC All-American High School Baseball Classic
  4. ^ Jason Heyward Top 50 Prospects Profile | MLB.com: Minors
  5. ^ 川上、紅白戦で19歳トリオのパワーに脱帽,USA通信,2010/02/14閲覧
  6. ^ U.S. roster for Futures Game,ESPN.com(英語),2010/02/14閲覧
  7. ^ a b c 2010 Top 50 Prospects | Top 50 Prospects: No. 1 - Jason Heyward, OF, ATL - Video | MLB.com: Multimedia
  8. ^ Mark Bradley,With one big-league swing, Jason Heyward makes a memory,Atlanta Journal Constitution(英語,2010/04/05),2010/04/06閲覧
  9. ^ (動画)Heyward hits a three-run home run,MLB.com,2010/04/06閲覧
  10. ^ 芝山幹郎,ヘイワードとグリフィーJr.。~鮮烈デビューの大物ルーキー~,Number Web(2010/04/11),2010/04/12閲覧
  11. ^ a b David O'Brien,Chipper compares prospect Heyward to McGriff,The Atlanta Journal-Constitution(英語),2010/02/14閲覧
  12. ^ a b Gammons: Heyward works hard to play hard,MLB.com(2010/03/09),2010/04/12閲覧
  13. ^ In Atlanta, Jason Heyward is the new face of the future (cont.),Sports Illustrated(英語),2010/02/14閲覧

外部リンク