テレビアニメ
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テレビアニメは、テレビ放送用に制作されるアニメ作品。「テレビアニメーション」の略語で、文書では「TVアニメ」とも表記される。
本項では、日本の地上波テレビ局、BS局、CS局の放送用に製作される商業用テレビアニメ作品について解説する。
目次 |
概要
標準的な作品は、1話を30分(CMなども含めたテレビ放送時間)とする連続作品として制作される。5分から15分[1]の作品やゴールデンタイム枠の放送拡大作品の特別番組、単発の長編作品[2]なども存在する。
大半の作品は、児童・ファミリー向けである。「アニメは子供のもの」という認識は、世界初の連続商業テレビアニメ『鉄腕アトム』(当時はテレビマンガと呼称された)放送時から基本的に変化はないが、アニメに拒否感を示す者の割合は減少しつつある。これはアニメを視聴して成長した層が増加したことによるが、「アニメはおたくのもの」という認識も広まりつつある[3][4]
作品に関しては「日本のテレビアニメ作品一覧」を参照。
対象年齢層別の特徴
作品によっては下記にある複数の層をターゲットとした作品も存在する。
- ファミリー・一般向けアニメ
- 「ファミリー(家族)向け」は、年代や男女を問わず家族全員で鑑賞して楽しめる作品。
- 「一般向け」は、子供が内容を理解するには比較的難しい内容を含む作品。
- 基本的に嫌悪感を引き起こすような性的・暴力描写がなく健全な娯楽作品で、実写映画などの紹介で使用される鑑賞対象の分類。DVDなどのインターネット販売などでのカテゴリー分けにも使用されている。長期放送されてレギュラー番組として定着している作品も多い。
- 子供向けアニメ
- 視聴対象が主に中学生以下を対象として企画・製作され、制作費用はスポンサー企業が担うことが多い。
- 子供の精神的成長は年単位で進むため作品企画時に玩具などの対象年齢が設定され、また原作や漫画版掲載の漫画雑誌などには対象年齢が明確に設定されている場合が多い。
- 一定の年齢に達すると((大きいお友達など除いて)作品に対する興味や関心が失われ、視聴をやめる(「卒業」する)ケースが多い。
- 玩具展開と作品のストーリー展開が連動していることが多く、放送期間は1年間の作品が多い[5]。
- 少年向け・少女向けアニメ
- 性別による身体的な特徴が発達し始め、子供から大人の身体に変化する思春期を迎える小学生高学年、中学生が主な視聴対象で、高校生以上を対象にした作品も増加し対象年齢層が広がっている。
- 恋愛、友情や学校(学園)生活、クラブ活動など、作品の舞台や主題として実生活で関心の高いものが扱われることが多い。
- 男性向けアニメ
- 10代後半以上のアニメファン(アニオタ)男性を視聴対象に深夜アニメとして製作されることが多い。1970年代以降のアニメの視聴層の高年齢化に伴い増加傾向にある。
- 視聴層が限定されるマニアックな内容で、青年漫画・成人向け漫画・アダルトゲームを原作とする作品も少なくない。
- 女性向けアニメ
- 従来はアニメを見ないと思われていたF1層を対象に、フジテレビで2005年から深夜アニメ帯で『ノイタミナ』と呼ばれるアニメ枠で放送が始まった。
- また、2006年以降も同様の層を意識したアニメ放映枠が複数設けられている。アニメ化と実写映画、テレビドラマ化が同時に行なわれることも多い。
題材
題材は幅広く、多種多様なものが使用されている。
詳細はカテゴリのアニメのジャンルを参照。
標準フォーマット
30分枠番組の構成は以下の通りである[6]。
作品は24分で、CMが6分、合計で30分となる。CMは15秒単位で制作されるため、各パートも15秒が基本単位で、警告(啓発)とアイキャッチの合計は15秒、テーマ曲は90秒(60秒、150秒)になる。
公共放送であるNHK、WOWOWやアニメ専門チャンネルなどの有料チャンネル放送作品などのCMの必要のない作品でも、民放テレビ局への放送権の販売などの2次利用のために採用している。そのためCMの時間を、視聴者から寄せられたイラストなどの紹介コーナー、ミュージッククリップ、番組などの宣伝を加えて30分枠として放送している。
- 警告(啓発):5秒
- ポケモンショック以降、「テレビを見るときは部屋を明るくして離れて見よう」など、アニメキャラから視聴者への呼びかけがある。ポケモンショック以前の作品の再放送も字幕が表示されるようになる。これは事件から10年以上が経った現在でも徹底している。なお、警告パートがない作品も多く、本編冒頭の字幕で挿入する、警告自体がない[7]、CMが警告を兼ねている例もある[8]。
- インターネット上で不法な作品の配信が行なわれるようになると、「インターネットでアップロードすることは違法行為なのでやめるように」などと表示される。
- 自動車の暴走する『頭文字D』や『湾岸ミッドナイト』などでは「劇中の法律に違反する行為を真似しないように」などと表示される。
- 登場人物の台詞などに、差別的表現を含むが、「時代考証上、作品の資料性を考慮して一部不適切な表現を含む」と事前にテロップが表示される。
- アバンタイトル
- 作品によって有無が異なる。オープニング曲の前に数分程度の本編Aパートのイントロダクションが挿入される。毎回、作品解説の同じ映像が挿入されることもある。
- 第1話や最終話のオープニング曲が入る部分、エンディング曲のイントロを各エピソードのBパートのラストシーンに被せるように挿入する演出や、最終話にエンディング曲の画像を新規に制作(大抵は作品の総集編的なもの)も少なくない。
- オープニング曲(オープニングアニメーション):1分30秒
- 同じ映像を繰り返し使用しスタッフ名が差し変わる。最終回などに、新規の映像と楽曲が新作される場合とオープニング曲を飛ばして、本編に入る場合もある。
- 提供クレジット
- 放送局のアナウンサー(ローカルセールス番組の場合は各放送局ごとに異なることが多い)が読み上げることが多いが、主要キャラクターを演じる声優が提供のアナウンスをするケースも増えている。提供クレジット#出演者・声優によるアナウンスも参照。本放送時の提供クレジットに「今週のハイライト」的文章や、「携帯サイトなどの局からの案内」などのテロップを挿入する例もある。
- 本編中に挿入する作品も増えている。
- CM1
- 作品によってはOPからそのまま本編Aパートに入るものもある(その場合は提供クレジットは本編中に挿入され、CMパートがその分だけ長めに設定されることが多い)。
- 本編Aパート:10分
- Aパート/Bパートは、定形の時間枠ではなく、概ね合計で20分30秒になる。作品の演出により、CMが本編にかからないように割り振るなど、時間配分は変更される。また、警告(啓発)とアイキャッチなどで増減する。作品によっては最初に違法コピー禁止を示すテロップを入れることがある。特に深夜アニメに関してはこの傾向が強い。
- アイキャッチ:5秒
- 作品毎に大きく異なる。使用されない場合や、A/Bパートに番組タイトルロゴを挿入する、A/Bパートのいずれかに挿入する、演出上の意図でCMに関係なく場面転換に挿入するなど様々である。同じ映像を使用するものや、内容に応じて準備された数種類の映像を使用する。CMの必要ない放送局でも挿入されることもある。
- CM2
- アイキャッチ:5秒
- 本編Bパート:10分30秒
- エンディング曲(エンディングアニメーション):1分30秒
- 同じ映像を繰り返し使用しスタッフ名が差し変わる。エンディングに次回予告を挿入する例もある。最終回などに、新規の映像と楽曲が新作されることも多い。
- 2010年頃に入ると本編中に各種宣伝テロップを挿入する作品が急増している。
- CM3
- 作品によってはそのまま次回予告へ入るために省略されるか次回予告後に回されることもある。
- 次回予告:15秒
- 次回に放送される予定の映像を使用する。ただし一部作品ではEDアニメーション内に次回予告映像もしくは次回タイトルを流すものも存在する。
- エンドカード:同じ作品でも、挿入の有無は局により異なり、局ごとに別々の例もある。
変則的な事例
レギュラー放送で1時間(45 - 46分)の時間枠は2010年現在『野球狂の詩』(1977年)、『フィギュア17 つばさ&ヒカル』(2001年)、『Project BLUE 地球SOS』(2006年)、『Mnemosyne-ムネモシュネの娘たち-』(2008年)、『刀語』(2010年)の5作品が存在する。『名探偵コナン』(2007年)で番組枠(『結界師』)移動の穴埋めに期間限定で1時間枠で放送された例を含めても6作品に限られる[9]。
また、本編開始前か終了後にショートアニメや各種ミニコーナーを設ける番組も見られる。近年では本編中に各種宣伝(作品公式携帯サイト、DVDなどの案内)を入れたテロップを表示する作品も若干ながら存在する。
放送時間が25〜27分程度と通常のフォーマットより短い作品の場合、ED曲が省略された分、OP曲に各回のスタッフクレジットを表示するものもある。
再放送では、放送枠の都合上(例:再放送枠自体が通常の30分よりやや短い)からCM放送時間を捻出するためにOP・EDや次回予告、場合によっては本編の一部がカットされる事例がある。特に通常のフォーマットより本編が長めに制作された作品でこれが顕著に現れる。
放送サイクル
テレビ局の編成サイクルは1クール(3ヶ月、13週)が基本単位で、3ヶ月で13回の放送が基本になっている。
1990年代まで、1年が最も一般的で6ヶ月から9ヶ月は少数であった。その後の情勢の変化で、全日帯アニメは6ヶ月(2クール)、深夜アニメは3ヶ月(1クール)・6ヶ月が放送期間とする放送権契約が主流になった(テレビドラマにおいても同様の傾向がある)。
放送期間は、視聴率や関連商品の売り上げなどで延長されることもあれば[10]、視聴率不振などの理由で打ち切り[11][12]や放送枠が早朝・深夜枠に移動される例も多い[13]。また、原作が終了していない作品の場合、アニメオリジナルの展開で完結させたり、打ち切り漫画に近い形で終結させたり、期間をおいて再開させる事例もある(『銀魂』シリーズなど)。
近年では放送局や時間帯を問わずに制作スケジュールなどの関係で1〜2クール分放送後、一定期間をおいて次クール目以降を放送する手法を取る作品も現れている[14]。
深夜枠の作品で、2002年頃から地上波デジタルテレビ放送準備工事に伴う放送休止や、放送期間内に臨時の特別番組(例えば事件、事故、災害の発生に伴う報道特別番組)やスポーツ中継などの番組放送で、1クールあたりの放送枠が削減され、最終話まで放送できない例が多数発生した。その防止策として、企画当初から通常のクール数より若干少なめに放送回数を設定する作品も増加したが、作品自体は13話として制作され、削減したエピソードを本放送開始前、途中に関連特別編として放送する作品も存在する。ただしその場合でも、ほとんどはパッケージ版に収録され販売される。
放送枠
視聴率の測定・調査の時間帯の区分は他のテレビ番組と同様である。番組編成の都合による変則的な事例で、全日枠向け作品が深夜帯に[15]、逆に深夜アニメが、全日枠で放送される[16][17]こともある。
全日帯(6時 - 24時)
詳細は全日を参照。
- プライムタイム(19時 - 23時)
- プライムタイムと深夜帯にも属さない22時台に放送された作品も存在する。1976年のMBS制作・TBS系『花の係長』や1987年のTXN『マンガ日本経済入門』、1989年のTBS系『ギミア・ぶれいく』の枠内アニメ、『笑ゥせぇるすまん』、2000年のTXN『ラブひな』がある。
- また近年ではTOKYO MXが新作UHFアニメや再放送枠を時期によって同時間帯に放送している。ほか、tvkで放送されている。
- 『ラブひな』終了後はプライムタイム枠は途絶えているが、2009年TXNで、『テガミバチ』が土曜22時55分 - 23時20分で放送された。また、NHK総合で『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』が2011年4月下旬から5月上旬に放送された。
- ノンプライム(6時 - 19時/23時 - 24時)
- 平日の17時 - 18時帯、(消滅した放送枠):1990年代前半まで在京キーで放送作品も存在したが、テレビ東京を除きニュース番組や情報番組に移行し現在は存在しない。
- 平日の午前帯:日本テレビ制作のアニメは、系列局のytvが、1988年10月『ざまぁKANKAN!』の放送のため、小・中学生層が視聴困難な平日の午前帯に放送されていた(後に平日早朝に移動した作品もある)。また、TXN系列局のテレビ大阪とテレビ愛知は、18時30分枠がアニメ再放送枠であったため、他の系列局で同時ネット作品が別の時間帯で遅れネットや、ネットされなかった作品もあり、編成の都合で頻繁に放送日時が変更されることもあった。
- 日曜日の午後帯(14時 - 14時30分):1982年10月、『超時空要塞マクロス』が従来の子供対象の時間外の放送された。当時のアニメファンや、「メカと美少女」の要素を強く求める「同人誌的なユーザを狙った」商売として数の見込める、アニメマニア(後にアニオタと呼ばれる)層を対象とした作品はヒットする。後のOVA、深夜アニメに続く流れの始まりであり、閉塞の始まりとなった[18]。
- 土・日曜日の午前帯:1990年代後半、玩具会社・出版社がスポンサーの「子供向け」作品の枠が登場する。放送期間も1年間や1年以上の長期放送となる作品が多い。
深夜帯(23時 - 5時)
23時 - 5時の間に本放送される作品。23時以降に放送されるアニメ作品は「深夜アニメ」と呼ばれている。
放送開始時はゴールデンタイムが22時、23 - 24時 - 翌日5時に朝の番組が始まる直前までを深夜帯としていたことやプライムタイム・ノンプライムの区分がなかったこと、また特定の層を対象にした作品が多いなどの特徴があり、アニメのジャンルとして区別されることもある。
詳細は深夜アニメを参照。
放送枠と放送枠名
複数の作品をまとめて、1つの放送枠として放送される例も多く、その場合は放送枠に名称を付ける場合が多い。
詳細はCategory:アニメのシリーズ・放送枠を参照。
制作過程
- 企画・原作
- アニメ制作会社や、広告代理店などが企画をテレビ局に持ち込み、局側がそれを採用するか否かを決定する。場合によってスポンサーやテレビ局に売り込む試作品、パイロットフィルムが製作されることがある。
- TVオリジナル作品と、漫画・ライトノベル・ゲームなどの原作者から権利を得て作品をアニメ化するものがある。
- 制作資金・スポンサー集め
- テレビ局が放送権料で負担する。又は、放送局が制作に関与せず、広告代理店が、企画を企業に説明・宣伝し、民放テレビ局から割り当てられたCM枠にCMを出す提供スポンサーを獲得する。広告代理店を経由してスポンサーから得た広告費をテレビ局はアニメ制作会社に制作費として提供する。テレビ局への見返りは、2年間で2回の放送権と商品化権収入の一部(通常10〜20%で1年限り)と言われている。製作委員会方式で制作会社・広告代理店側がテレビ局の放送枠を買い取る形式で放送する作品が増加した。深夜アニメ、UHFアニメ、WOWOWアニメに見られる。
- 発注
- アニメ制作会社は元請けとして、音声制作会社と下請けのアニメ制作会社に発注し、納品されてテレビアニメは完成する。
制作現場の空洞化
コストカットや人材確保難などの事情から、アニメーションの実制作の少なからぬ部分が中国や韓国の制作会社に外注されており、日本国内のコンテンツ産業はそれを支える根底の部分で空洞化が進んでいる。
放送権
著作権は制作プロダクションが保持し、放送権を放送局に販売する。日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』で、制作プロダクション主宰の手塚治虫が同時に原作者の立場であり、自身の作品のアニメ版の著作権を放送局に売り渡すことに難色を示し、放送局も同意した。その後も同じ方式が踏襲された。放送局が直接アニメ制作会社を子会社として設立する等の方法で制作に関与したり、著作権を買い取ったアニメ番組も初期には存在したが、版権ビジネスが成立しないため現在では存在しない。
放送権の契約が切れた後は、放送局系列外で再放送されることも多い。
スポンサー
民放で放送する場合、制作資金および放送費用を負担するスポンサーが必要不可欠となる。スポンサーの要望が作品設定に多大な影響を与え、これを作品に違和感なく反映させることが担当アニメーターの力量を測るバロメーターとなっていた。
商業テレビアニメの開始時から、子供向け番組であったため、主要なスポンサーは、商品単価の低い子供関連商品の企業の玩具、食品、生活用品、教材などが主要なスポンサーであった。また、30分の放送枠であったことから、テレビ局の営業収益面において不利であり、同時間帯で20%〜30%台の高視聴率のアニメより、視聴率10%強のクイズ・ドキュメンタリー・ドラマなど、家電・自動車などの企業が主要なスポンサーの番組が営業収益面で有利な傾向があった(アニメ全盛の1970年代も例外ではなかったようである)。また『世界名作劇場』など、一社提供番組もあったが、極めて希少な例である。
一般層に幅広く知名度が高く、年齢・性別を問わず人気を持つ長寿番組の『サザエさん』・『ドラえもん』・『クレヨンしんちゃん』などは、家電・自動車などの企業が主要スポンサーとなっている。バラエティー番組以上に広告効果が高く、テレビ局の顔にもなりやすいことから、優遇して取り扱われる傾向にある。関連商品ではないCMにキャラクターが登場するタイアップ形式のCMが放送される場合も少なくない。
製作委員会
全日枠放送作品の衰退と前後して深夜アニメが急増し、1980年代頃から出版社やレコード会社が放送枠を買い取り、パッケージ販売を前提とした形態の作品が急増している。
詳細は「製作委員会方式」を参照
放送技術・素材の変化
放送素材の変化
- フィルム
- フィルム撮影で原盤を制作していた。原版から放送局に納品するフィルムを作成して放送する形態が長年続いていた。この手法はフィルムの経年劣化と、再放送の連続使用による劣化の問題が生じている。
- VTR
- 1990年代、音声多重放送が一般化する頃とほぼ同時期に放送局納品の素材がフィルムからVTRに切り替わる。これはセルアニメからデジタルアニメに制作方法が移行したことによる。セルアニメでは手作業で彩色されるセル画を重ね合わせフィルム撮影されるため映像は柔らかく、デジタルアニメではコンピュータでのデジタル彩色、セル画の重ね合わせの明るさの減少もなく、直接ビデオ出力されるため映像はクリアで明るいと、映像質感が異なる。テロップ挿入などが容易になる利点もあった。
- デジタル記録媒体
- デジタル記録媒体の普及と共に切り替えられている(フィルムマスター作品をパッケージ化する場合、デジタルリマスターする例も増えている)。
放送技術の変化
16:9のワイド画面やハイビジョン放送対応のテレビ機種の登場・BSデジタル放送や地上波デジタル放送(地デジ)の開始によりハイビジョン環境が普及するようになると、それに合わせて16:9サイズ制作作品が増えていった[19]。
2000年代後半に入ると放送局や制作会社においてハイビジョン対応の制作・放送機材への更新が進むにつれて、民放作品でもハイビジョン制作の作品が次第に増えていき[20]、現在新規に制作されるテレビアニメはほとんどが16:9になっている。地上波民放各局で16:9サイズで制作された作品を地上波デジタル放送では額縁放送(場合によっては画面の左右カットの4:3サイズ)ではなく、フルサイズ放送に移行した(独立局各局でもキー局およびその系列局よりは遅れたが、対応が進んだ)。
なお、2009年9月期までのTBS制作作品(『探偵学園Q(後期)』・『カード学園』内ミニアニメ『ヴァイス サヴァイヴ』およびMBSオンエア分の『びんちょうタン』を除く)やかつてのTXN系列局制作作品の一部においては16:9マスター制作作品でも地上波ではデジタル放送も含めて4:3左右サイドカットとなっていた。これはDVDとの差別化のほか、地デジ対応放送マスター機材が整っていない局や地デジが受信できない地域への配慮でもある。
4:3マスターで制作・放送された作品の一部においては、地デジへの完全移行との兼ね合いで映像左右にその作品専用のサイドパネルを付けた形での放送に変更したものもある(『銀魂』[21]や『ケロロ軍曹』[22]、『トランスフォーマー アニメイテッド』など)。
字幕放送
全日枠作品では、キー局ではほぼ全ての作品で字幕放送に対応している(同時ネット局、遅れネットのローカル局では未対応の局が多い)。深夜アニメでは、TBS、MBS、フジテレビで字幕放送を行っている。
詳細は、文字多重放送を参照。
データ放送
全日枠作品では、若干数ながら毎日放送制作日曜夕方5時枠作品や読売テレビ制作作品で実施されている。深夜アニメでは『ロミオ×ジュリエット』『ラストエグザイル-銀翼のファム-』(CBC制作)のみである。
詳細は、データ放送を参照。
音楽・アニメソング
商業用テレビアニメ放送開始時からタイトルや歌詞に作品名・キャラクター名が挿入されるものがシリーズ通して使用され、アニメソングを専門で歌うアニメソング歌手も存在した。
1980年代前半の『うる星やつら』で、数ヶ月周期でオープニング・エンディング曲を変える試みを行った。これが、レコード会社に大きなビジネスチャンスとなり、以後の作品においては1〜2クール周期(1ヶ月、放送回ごとに)で変える作品が多くを占めるようになる。
2000年代以降はSony Musicグループ・avexグループ・ビーイングなどの新人セールスの重要な要素の一つとなり、作品固有名詞が含まれる曲は徐々に減少し、楽曲でアニメを語ることは困難になりつつある。
一つの作品シリーズに複数のレコード会社・音楽出版社・芸能プロダクションが主題歌制作に関わることもあり、JASRACおよび各社で保有する著作権との調整の結果、以下の例も見られるようになる。
- ベスト盤CD制作の際に、主題歌の多くを、もしくはサウンドトラックを制作している会社が代表して発売する(例:『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ)。
- 映像パッケージ版を発売する際に権利調整が難航した結果、オリジナル版の主題歌を使えなかった(例:『赤ずきんチャチャ』、『ドラえもん のび太の魔界大冒険』)、若しくはその曲を使用したパートを丸々未収録にした(例:『ハイスクール!奇面組』のDVD-BOX『初期』版。2007年末から2008年初冬にかけて発売の『COMPLETE』版では完全収録)。
オープニング/エンディングテーマは、
- 作品の「タイトル」「キャラクター名」などの固有名詞が挿入されたもの。
- 作品の「タイトル」「キャラクター名」などの固有名詞は挿入されていないが、作品の雰囲気を踏襲しているもの。
- 作品の「タイトル」「キャラクター名」などの固有名詞は挿入されておらず、作品の雰囲気も踏襲していないもの。
- 作品の「タイトル」「キャラクター名」などの固有名詞は挿入されていないが、作品の登場人物の名義でクレジットされている。
に分類できる。
スタッフクレジットとは別に、深夜枠以外で放送される作品にはオープニング、エンディングには歌詞字幕が基本的に挿入されていることが多い。作品によって歌詞字幕の漢字にルビのあるもの、漢字を用いないものもある。
作品全体では使用率は低下し、2000年代以降は歌詞字幕がない作品の方が多い。(商業用テレビアニメ放送開始時の1960年代も少ない)
公式サイト
アニメの項を参照。
表現の自主規制
「表現の自主規制#映像作品」も参照
公共性の高いテレビ放送で視聴するため、性的・暴力・流血の表現、商標(企業名・商品名・ブランド名)などについて、料金を支払い視聴、購入する映画や漫画などの書籍より厳しい自主規制が行なわれている。なお、アニメ映画のテレビ放送には映画倫理委員会の映画のレイティングシステムが適用される。
自主規制の基準
放送事業者が自主的に放送基準・番組基準(放送コード)を定めて運用することが電波法、放送法により規定されている。将来、映像コンテンツ倫理連絡会議が設置されることから、自主規制の基準が変わる可能性がある。
放送倫理・番組向上機構(BPO)
欧米諸国や豪州ではTV番組に対して明確なレイティング認定を行なう公的機関があるが、日本には同様の機関が存在しない。代わりに「番組を監視して罰するのではなく、放送事業者が自主的に問題を解決するために視聴者と放送局の仲介をする」[23]NHKと民放連加盟会員各社による任意団体「放送倫理・番組向上機構」(BPO)がその役割を担っており、「放送事業者は放送倫理・番組向上機構判断に従い忠実に守るとの合意」[23]上に番組制作が行なわれている。
放送倫理・番組向上機構 (BPO)の回答要請
自主規制の要となる団体から、回答要請が出ることは放送事業者にとって重要な意味を持っている。
- 2001年:『らいむいろ戦奇譚』
- 編成上の都合でアダルトゲーム原作の作品を18時に放送したことに独立局のサンテレビが回答要請を受けている。
- これを境にローカル局で夕方の新作アニメを取りやめ、1985年以前の作品の再放送を始めた局もあるが、TOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン)やテレビ東京の『アニメ530』など深夜アニメを平日の夕方枠などで放送している例もある。
- 2002年:『機動戦士ガンダムSEED』
- 性行為を思わせるシーンが18時に放送されたことに対し、TBS系列毎日放送 (MBS)が回答要請を受けている。2005年、続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』が「放送と青少年に関する委員会」で議題となったが、回答要請までは至らなかった。
自主規制の運用
日本国内の放送事業者全体で統一された表現規制は存在せず、制作局若しくはネット局でバラつきが見られるのが現状である。
2000年代半ば以降は深夜アニメでも一部放送局で表現規制が厳格化する傾向にある。
自主規制の内容
放送問題用語
詳細は「放送問題用語」を参照
基本的に、原作・脚本・構成の段階で問題になる語や表現は、削除や変更される。また作品の演出上、敢えて意図的に抵触する言葉を使い「ピー音」で、視聴者に分かるように隠す演出をする作品も存在するが、基本的には問題にならない。
しかし、制作当時に自主規制の対象ではなかった言葉や表現が使用された作品の再放送とパッケージ化の場合、自主規制対象と判断された部分がカットされ、会話が途切れるなどの問題が発生した。その後、著作権の一種である著作者人格権を考慮し、「原作者のオリジナリティを尊重して原版のまま放送する」「作品の時代設定を考慮して」などの注釈を入れた上で、該当語句をノーカットで放送する場合も多い。
映像演出
ポケモンショック:1997年12月詳細は「ポケモンショック」を参照
以降、厳しく規制されており[24]、銃撃戦のシーンなど減光や残像処理が行なわれている[25]。飲酒・喫煙の描写
年齢設定が未成年の登場人物の飲酒、喫煙シーンが描かれることはほとんどなくなっている[26]。作品により成人の飲酒・喫煙もシーンを描かないこともあり、特にテレビ東京が厳しく、成人の喫煙する描写もほとんど描かれない。
性的・暴力描写
1997年2月に発生した神戸連続児童殺傷事件を契機に、未成年者による犯罪の発生率(少年犯罪も参照)は、ほぼ横這いで相対的な増加の傾向が無いにもかかわらず、具体的な根拠を明確に提示しないマスコミ(キー局・全国紙)による、集団ヒステリー(モラル・パニック)的社会批判(メディア効果論も参照)が全国に広がり、「性・暴力表現は犯罪を助長する」要因とされ、暴力描写規制なども含む包括的な自主規制に発展していった[27][28]。
過去にアメリカでも、類似した騒動が発生し、コミックス・コードの立ち上げによる厳格な自主規制が行われた例がある。
- 暴力描写
- 1980年代:ゴールデンタイムの作品の一部は、暴力・流血描写にシルエット演出を施すことで残虐な人体破断・爆裂などを表現的に抑えた上で放送した(『世紀末救世主伝説 北斗の拳』など)。
- 2000年代:銃撃された人の流血が暴力的な表現として規制対象となる。
- 性的描写
- 1980年代:ゴールデンタイムの作品の一部に、女性の乳首露出などのお色気(エロ)場面を含むもの(『タイムボカンシリーズ』『うる星やつら』『らんま1/2』など)が存在していた。
- 2000年代:簡単に予約録画可能な機器(DVD、BD各レコーダー)が家庭で普及し、児童層の視聴することが少ない深夜アニメ枠も自主規制の強化が行なわれ、未成年の視聴対象を引きつける萌え・ロリ・エロ(半裸、パンチラなど)の表現を多様したい製作会社は表現規制の厳しいテレ東以外の局を模索する、テレ東離れが始まり、WOWOWアニメやCSアニメ、独立局、BSデジタル放送局に移行するようになった。
- 2007年以降、女性のセミヌードや下着が映る描写も湯気などの白ボカシが入るようになり、性的刺激の強い描写を期待する、アニオタ層に不評・不調に終わる作品も多い[29]。
放送自粛・中止
作品と直接的な関係は無いが、事件、事故や自然災害などにより、放送局の判断で行なわれる。
表現の法的規制
2010年12月に「東京都青少年の健全な育成に関する条例」が改正、成立し、刑法に触れる強姦など「著しく社会規範に反する犯罪」を含む性描写や婚姻が禁止されている近親者間の性交又は性交類似行為に関する表現を、小説や映画・TVドラマなどの実写作品を除外し、漫画、アニメに絞った上で不健全図書の指定強化の対象となった。出版社やアニメ制作会社が東京都に集中しているため、地上波・BS・CSのTVアニメ、OVA、アニメ映画も規制の対象となることで、事実上法律とほぼ同等の効力を与える可能性がある。
どのような描写を「不健全図書」とするのか、その定義には曖昧な点が多い。2010年12月14日、Twitterにおいて、東京都副知事の猪瀬直樹は「『火の鳥』は近親相姦描写があるが、区分分けされるのか」という質問に対し、「されない」と回答。
また、「自分が作品をうまく書けないことを、条例のせいにしてはいけない。そんなものがあってもなくても傑作ができれば条例なんてすっ飛んでしまう。」「出版社は傑作なら喜んで原稿を受け取る。条例なんて、そのつぎの話。まずは傑作を書いてから心配すればよい。傑作であれば、条例なんてないも同然。つるんで騒いでもあとが虚しい。自分の生き残りを考えること。ライバル同士がつるむことに僕は理解できない」
など、一貫性のない発言を繰り返している事実を鑑みれば、行政を執行する一部の官僚の思想的な指向や、政治家とそれを支持する団体の陳情などの圧力による主観的で恣意的に運用され、また政府に不都合な批判を描いた作品が「公序良俗に反する」などの理由で不健全図書に指定される危険性も含んでいる。
恣意的な運用を防止するためには、行政などの関与がない第三者による中立で公平な判定、指定された場合には、異議申し立てが出来る仕組みが必要で、判定の過程は一般に広く情報公開されることが必要であるが、その様な規定もない。また判定が事前・事後に行なわれるかの規定もなく、放送開始後に放送禁止となると制作会社、放送局、スポンサー企業は多大な経済的損失を受けることから、著しく表現の自由を規制されかねない内容となっている。
詳細は「東京都青少年の健全な育成に関する条例」を参照
また、国による表現規制の法制化を目指す動きもある。
テレビアニメ史
詳細は、「アニメの歴史・深夜アニメ史・UHFアニメ史」を参照。
アニメブーム
顕著な成長を遂げている時期を「アニメの成長期」もしくは「アニメブーム」と呼ぶ。以下の分類において参考にした関連書籍の略称を挙げる。
- 増田:増田弘道『アニメビジネスがわかる』/津堅:津堅信之『アニメーション学入門』/氷川:氷川竜介『世紀末アニメ熱論』
以下、便宜上アニメブームを3つに分けて解説しているが、評論家によっては主に『鉄腕アトム』によって引き起こされたアニメブームを第一次としないために、第二次・第三次がそれぞれ繰りあがって、第一次・第二次と呼ばれる場合がある。
第一次アニメブーム
- 発生期間
- 1963年〜1960年代末。『鉄腕アトム』の放送開始からアニメ定着期まで。(増田)
- 1960年代。(津堅)。
- 『鉄腕アトム』による第一の衝撃(氷川)。
- 発生要因・結果
- 『鉄腕アトム』のヒット。およびこれを受けての新規事業参入者によるテレビアニメの新作数の増加。子供の間でのアニメの定着。(増田)
第二次アニメブーム
- 発生期間
- 1977年〜1991年。『さらば宇宙戦艦ヤマト』公開からOVA発売タイトルピークまで。(増田)
- 1970年代後半〜1980年代後半(津堅)。
- 『ヤマト』、『ガンダム』による第二の衝撃(氷川)。
- 『さらば宇宙戦艦ヤマト』の公開前後を第一次アニメブームと分類(小川びい[30])。
- 1977年〜1985年を第一次アニメブームと分類(藤津亮太[31])。
- 発生要因・結果
- 『さらば宇宙戦艦ヤマト』のヒット。およびこれを受けての青年層のマーケット開拓。ビデオの普及による新たなビジネスモデルの登場。(増田)
第三次アニメブーム
- 発生期間
- 1995年〜現在。『新世紀エヴァンゲリオン』放映からテレビアニメ製作数を更新中の現在まで。(増田)
- 1990年代後半(津堅)。
- 『新世紀エヴァンゲリオン』による第三の衝撃(氷川)。
- 『新世紀エヴァンゲリオン』前後を第二次アニメブームと分類(小川びい[30])。
- 発生要因・結果
- 『新世紀エヴァンゲリオン』のヒット。その後、『ポケットモンスター』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』などのメガヒットが続くことによって起きた、さらなるアニメ視聴者層の拡大。メディアの多様化、増加。ファイナンスシステムの多様化。収益構造の多様化。デジタル技術による生産性の向上。(増田)
1990年後半〜2010年の主な動き
1990年代前半までは民放(在京)キー局と系列局(主に在阪局・在名局)が積極的に制作を行っていた(TBSテレビは1990年代前半にゴールデンタイム帯から実質撤退)。
転機が訪れたのは1990年代後半の視聴率低下である[32]。少子化による子供向けアニメの需要減少が目立ち、アニメ業界衰退に発展するとの危惧を持つ関係者もおり、テレビ東京(広報・IR部長大木努)は「アニメはもう子供たちのファーストチョイスではない」と述べている[33]。
ファミコンなど家庭用ゲーム機の普及で子供の関心がゲームに移ったことで、アニメ関連の玩具売り上げ低下によって玩具メーカーがスポンサーから撤退し夕方からゴールデンタイムの放送枠確保が難しくなっていた[32]。また、塾通いの増加による在宅率の低下も一因とされている。
『アニメ☆7』の撤退に代表される、4大キー局での人気漫画を原作とした作品でも視聴率が取れないためスポンサーとなる企業がなく、ゴールデンタイム放送枠を維持することが困難な状況に陥っている。テレビ東京系でも2000年代前半に最大6枠あったゴールデンタイムのアニメ作品が一時期削減され、ファミリー向けをそれほど考慮しない作品が『NARUTO -ナルト- 疾風伝』のみとなっていた期間もあった。
4大キー局でのゴールデンタイム帯を含む全日枠(23時台は除く)は全体的に減少傾向に入り、深夜枠や独立局で放送される作品が急増している。
視聴層の二極化とパッケージ販売(ビデオソフト化)による制作費回収システム
民放(在京)キー局でゴールデンタイムに放送される作品は激減したが、小・中学校の週休2日制度導入で視聴が可能となった土曜日の午前枠と、日曜日の午前枠の玩具会社・出版社がスポンサーの「子供向け」作品と、従来の主要スポンサー企業(バンダイ、タカラトミーなど)などの撤退で、存続自体も厳しい状況に追いこまれた制作会社が、アニメブームで誕生した、アニオタというコンテンツ自体に消費指向を向ける層にパッケージ販売・ソフトのレンタルなどで多数の作品を供給し、収益をあげる為の深夜枠(主に三大都市圏の独立局で放送される通称UHFアニメ、BSアニメ、CSアニメを含む)での「アニオタ向け」の商品宣伝をする製作委員会方式作品の二極化が進行している。
OVAの収益モデルの確立と普及、1995年の『新世紀エヴァンゲリオン』の商業的成功によりアニオタ対象の作品が多数制作され、放送権料の高いゴールデンタイムではなく、夕方の放送を中心に多数の制作会社が参入し、放送枠が不足すると深夜枠の開拓が始まった[32]。大量生産に有利なデジタルアニメが普及し、テレビ東京を中心にBS局やCSアニメ専門チャンネルで放送作品も増加したが、過剰な作品制作は作画崩壊やシナリオ崩壊などと呼ばれる品質の低下を招き、1クールの放送枠の維持ができない制作状況に陥った事例も頻発した。
低視聴率の放送枠のターゲットはアニオタであり、パッケージ販売のためのプロモーションの性格も強い。そのため制作会社がスポンサーとなり、番組枠を買い取って放送するケースも多い。特に深夜枠放送作品は、DVDおよびブルーレイなどのパッケージ販売が主な収益であるため、付加価値を高めて購買意欲を刺激する必要があり、以下の事情により本放送とは異なる改訂、増補がなされる場合もある。また作品関連のグッズや、イベント参加整理券もしくは応募券を同梱することもある(一部店舗もしくは通信販売限定のものもある)。
「アニメ#パッケージ販売」も参照
- 放送の修正(リテイク)
- 制作スケジュール破綻、またはそれに近い状態になったエピソードが多発した作品に多く見られる。クレジットやテロップの修正も含まれる。
- 表現規制を制作意図に戻す。
- 画面枠(アスペクト比)の変更。
- 2009年9月期まではTBS制作の「16:9」のサイズ制作アニメ作品の多くは、地上波での放送時には(地デジの受信できない地域に配慮し)画面の両端をカットし「4:3」のサイズで放送する例がほとんどであり、パッケージ化の際には元の「16:9」として販売される。
- 新規の映像の追加収録
- 全バージョンの収録
- CMなどの放映用の素材を特典として収録。
- パッケージ版の販促を意図して、放送地域別(衛星放送を含む)に、一部シーンの別バージョンを放送する作品では[35]、全バージョンが収録されている。
- 未放送部分の収録
- 本編の一部、結末を放送せず、またその部分を別売りにする手法に対して視聴者の不満は大きいが、パッケージ販売に制作費を頼るしかない深夜放送枠のアニメ制作の難しさが浮き彫りになっている。
- 本編のエピソードの一部を放送しない:内容の理解には支障がないが、パッケージ版で背景や人間関係がより深く理解できるといった内容になっている。未放送回の存在は事前にウェブサイトなどで告知されていることが多い。
- 本編の結末を放送しない:2003年〜2004年のフジテレビやテレビ朝日の深夜アニメで顕著に見られ、特別番組やスポーツ中継などによる放送スケジュールの都合で最後まで放送できない作品が続出し、パッケージ版か、衛星放送などでしか結末を視聴することができなかった。深夜アニメの歴史の項も参照。
- 『かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜』のラストシーンが、DVDに収録される真の最終回への露骨な誘導であったことから、ラストシーンの台詞をとって、「あのね商法[36]」などと呼ばれている。
- 本編の一部、結末を放送せず、またその部分を別売りにする手法に対して視聴者の不満は大きいが、パッケージ販売に制作費を頼るしかない深夜放送枠のアニメ制作の難しさが浮き彫りになっている。
地域格差の発生と要因
放送局(キー局)・出版社・アニメ制作会社・声優プロダクション・玩具メーカー・広告代理店(スポンサー)など、アニメの制作に従事する企業および本社が、ほとんど東京都に集中、同時に最も大きな市場となっているため民放地上波では関東ローカル放送のみの作品もある。関東広域圏で、在京キー局による在阪局・在名局制作作品を放送しない場合は、独立局ネットとなることが多いが、これは国内最大の市場である首都圏で未放送による損失(かつ視聴者側からの「苦情」)を抑えるため、出版社・アニメ制作会社・広告代理店などが放送枠を買い取り放送しており、首都圏の1都3県では、ほとんどの作品が無料で視聴できるが、民放とNHKを合わせた、放送枠が競合する。
一方で、民放が1 - 4局しか受信できない地域[37]では放送タイトル数がその半分に満たない場合もあり、深夜枠の作品は全く放送されないことも恒常的であり、有料の遅れネットのCSのアニメ専門チャンネル、インターネット経由の配信サービス、DVD(ブルーレイ)の購入、およびレンタルでしか視聴できない状況あり、放送される場合も遅れネットであるため、様々な視聴者側の弊害が生じている。
深夜アニメの急増
1990年代以降急増したキー局系(特にテレビ東京系)、関東圏独立局での放送作品を含む深夜アニメにおいては先述の様に基本的にスポンサー・制作会社が放送枠を買い取る形式での放送作品が多い。
OVA的な収益モデルの制作・販売体制の場合、視聴率があまり重要視されない。放送自体がテレビアニメ作品として放送したという証拠付けでしかなく、パッケージとして販売するDVDの売り上げがより重要視されるため、制作費抑制の観点から放送権料が安価な深夜枠(更には独立局)で1クール程度の企画になる場合が多い。言ってしまえば「30分のテレビコマーシャル」である。ただし最低限度の視聴者数は期待されるため、受信人口が多く費用対効果の高い大都市圏で限定的に放送を行うが、費用対効果の低い地方視聴者を切り捨てられるケースが多い。
その為、上述した様に「テレビアニメ放映作品のメディア化」という形でパッケージ販売を行い、利益を回収することが現在の「テレビアニメの経済」であり、テレビアニメとして見た場合、かつての作品と比べて販売計画の企画段階から目的と手段が逆となっているタイトルも少なくない。
なお、最近では「全国に対して」インターネット公式動画配信サイトでの期間限定無料配信などの手法が導入され、ここでもDVDと関連グッズの販売促進のためのコマーシャルを展開される(ただしインターネット・アクセスに関しても放送と同様の情報格差があるため、厳密には「日本全土に向けての放送」とはいえない)。
テレビ東京系
他の4大系列と比べ、系列局が最少にもかかわらず、少なくない本数に及ぶ地上波によるテレビアニメを放送しているため、地域格差の大きな要因の1つとなっている。そのため、TXN系列局がない地域のローカル局や独立局向けに番販ネットする作品もあるが、全ての作品で行われているわけではなく、特に深夜アニメでは非常に少なくなる[38]。
2000年12月、子会社のBSデジタル・BSジャパンで全国をカバーすることを狙ったが、日本音楽事業者協会・日本音楽著作権協会(JASRAC)など著作権管理団体との権利処理問題から大半のテレ東系番組が地上波と同時ネットができない状況であり、BSジャパンで放送される場合は下記のような形態で放送されている。
- テレビ東京 + TXN系列局との混在による遅れネット
- テレビ東京 + TXN系列局との同時ネット - 『プリティーリズム・オーロラドリーム』で初めて実施。
- テレビ東京 + TXN系列局 + 子会社が運営するアニメ専門チャンネル・AT-X(キッズステーションやアニマックスなどの場合もあり)との混在による時差ネット
(CSチャンネルを除いて)BSジャパンのみでアニメを放送したのは現時点で『人造昆虫カブトボーグ V×V』の1作品のみである[39]。
2000年代末期に入ると時間帯不問でBSジャパンに遅れネットされる作品が急減している(『たまごっち!』は独立系BSデジタル局のBS11で遅れネット)。
ローカル局の事情
民放が4大ネット化する以前は、系列外向け時差スポンサードネットが多く行われていた。この場合、フィルムネットではなく、一定の放送枠をキー局が設定し夕方枠などに裏送りを行い、複数の局で、同一の遅れの幅と時間帯で放送するなど、キー局やスポンサーによる地方への配慮も行われていた。こうした取り扱いは、アニメだけでなくテレビドラマやバラエティ番組でも行われていた。また、遅れの幅が大きい場合は、数局共同で番組を購入する形を取り、その中の1局が残りの局への送り出し局となる場合もあった。
全国ネットのような、大口のスポンサーがほとんどつかず、各放送局(主にキー局とネット局)ではない作品の番組スポンサー数に差が大きく番組スポンサーが少ない局の場合、スポットCMか自社告知、ACジャパンや放送倫理・番組向上機構(BPO)の広報CMで穴埋めすることが多く、キー局並みの予算を確保できないため、番組販売される作品の購入予算不足、制作会社側の予算や費用対効果などの問題で大都市圏(特に東名阪地区)以外での放送が極めて少ないのが現状があり、このことが地上波放送での地域格差を広げる一因となっている(最近の例では『らき☆すた』)。
キー局と同時ネットの放送が不可能なだけでなく、遅れネット放送も困難な状況を抱え再放送した旧作を再び放送することさえままならない例も少なくない。
また、制作キー局の本放送時間帯が視聴率不振などの理由で変更・放送期間の延長、年度末・秋季の改編期をまたぐことにより地方局の編成の折り合いが付かずにシリーズ途中で打ち切られる例もしばしばある(最近の例では『結界師』『D.Gray-man』など)。
ローカル局制作作品の逆ネット事情
深夜アニメの場合、在京キー局系列で逆ネットされず、首都圏(主に南関東)の独立局各局でネットされる事例もままある。
これは在京キー局がテレビアニメに限らず地方局の深夜番組の逆ネットにあまり積極的でないこと、系列局との表現規制の温度差(特にTBSとMBS・CBC両局との間における隔たりが目立つ)などが大きく影響しているものとされる[40]。
逆に、在京キー局と系列局制作・放送作品が関西圏で独立局ネットとなる場合もある[41]。これは、在阪局(準キー局)の制作の番組が既にあり、深夜枠が逼迫している事情もある。
弊害の発生
- 時間帯の競合
準キー局(在阪・在名局)や、一部のローカル局(在阪・在名以外の局)で制作のテレビアニメも存在する。大都市圏においては、チャンネル数の多さによる弊害で複数のアニメ番組同士が裏番組で競合することも珍しくない。独立局がある東名阪地区の場合はなおさらであり、本放送のみにこだわるならば録画機器を複数台(若しくは複数チューナー搭載機)を使用しないと視聴できない。また、BSデジタル放送同士でも競合していることがある。
なお、アニメ番組同士での競合は全日帯やNHKを含めたキー局同士でも珍しいことではない。一例として日曜朝7時枠を例に挙げると、メ〜テレ枠・読売テレビ枠・NHK Eテレ枠の3局が重なっていることに加えて一部TXN局が土曜朝9時30分枠の遅れネットをこの時間に行ってるため、多い地域では4つものアニメ番組が競合する事態となっている[42]。
- 地方に在住のファンが切り捨てられている状況
漫画・ゲーム・小説(主にライトノベル)の原作作品のアニメ化において、放送前のアニメ雑誌・漫画雑誌(原作やコミカライズ版の連載誌)などの特集記事や公式サイトで放送局が発表された場合、「全国○○系で放送」「○○系全国ネット」と広報されるが、4大キー局では全系列局で放送されることがほとんどない[43]。
また、漫画・アニメ雑誌の出版社が東京都内にあることからキー局優先の特集となり、ローカル局の遅れネットや未放送局に関する情報掲載も少ない場合がある。また、ローカル局もウェブサイトなどで画像を掲載するには、制作会社などに使用許諾権を得る必要があり制作費がかさむことから取り上げられない。
原作の漫画や小説に「アニメ化決定」「アニメ放送中」などの帯が付き、POP広告と平積みの専用の販促コーナーが全国の書店などで設置されるも、例えば舞台となる実在する地域(またはモデルと目される地域)や原作者の出身地のローカル局で未放送であることも珍しくなく、地元住民から地域おこしの一環として「地元が舞台のアニメを放送してほしい」旨の要望が集まり放送されることもあるが、予算と放送枠の都合でキー局と同時期ネットでなく全話が放送されない場合もままある[44]。
北関東地域では、県域の独立放送局で放送される新作アニメは少ない。茨城県に至っては県域民放テレビ局自体が存在せず、新作の独立局系アニメを多数放送する南関東の独立局の区域外受信ができない場合、南関東や関西・中京圏などのTXN系列局の受信地域より不利になる場合がある。
- BSデジタル放送/CS放送・ケーブルテレビ局の自主放送チャンネル(主にアニメ専門チャンネル)
- CS放送やケーブルテレビの場合、ほとんどが有料である。
- 地上波本放送との遅れネットが(数日から1年以上)ある。
- アニメ専門チャンネルにしても、大半が旧作の再放送で占められている。
- BS・CS限定で放送される新作アニメの作品数が少ない[45]ため、全域で公平にアニメを視聴できるメリットが崩れている。
- そもそもBS・CS放送の普及率も地上波放送と比べると低く、全域をカバーできても費用面の都合で視聴できない世帯もある。
- (これはテレビ放送全体の問題であるが)更に集合住宅居住者の場合、アンテナ設備の関係で視聴が不可能な場合がある[46]。
- インターネット配信
- 全作品で行われているわけではなく、権利者によっては配信が許諾されないこともある。
- 有料配信を基本とする制作局もある(フジテレビ制作作品など)。
- 制作キー局の本放送からある程度(1日〜数ヶ月以上)の遅れで配信される。
- 過疎地ではADSLや光ファイバー、無線アクセスなどのブロードバンドインターネット接続が提供されていないこともままあるため、有料の配信サービスも十分に受けられない(ナローバンドでは20分強の動画を読み込むのに数時間かかり、実質的に視聴不可な場合もある)。
- 1990年代に入ると地上波キー局系列では全体的に減少傾向にあり、深夜枠の作品では(4大キー局においても)あまり行われない。
- その一方TXNでは2000年代後半から夕方枠を中心に再放送が増加傾向にあり、中には最新話が全国ネットで1週間以内にリピート放送される作品もある。
- 深夜枠では報道特番やスポーツ中継などにより事前予告なしで放送時間の変更や延長が行われ、本放送の見逃しや予約録画を失敗するとDVD購入やレンタル、ケーブルテレビ、スカパー!のアニメ専門チャンネルなどの有料放送に頼る必要がある。
違法アップロード
上記のような現状を背景に、極力少ない時差(遅れ)で視聴するため、全国的に普及したADSLなどのブロードバンドによるインターネットの常時接続による、Winny・Shareなどのファイル共有ソフトや動画共有サービスで、著作権者の許諾無く投稿サイトに作品が違法にアップロードされる行為が問題になっている[47]。
権利者が、サイトの管理者に要請すれば削除されるが、一度アップロードされると際限なく複製され、完全に止めることは、ほぼ不可能になるため、パッケージ販売の収益で制作費用の回収を頼る制作会社にとっては死活問題になりつつある[47][48]。
そのため、冒頭に「インターネットへのアップロードは違法である」旨のテロップで注意喚起や、放送局(ローカル局)を特定できるウォーターマークを表示する[49]などの対策を行うが、減少する傾向は無い。
インターネット公式動画配信
インターネットを利用した作品配信自体は以前から行われている[50]が、2005年頃より本格化している。
その多くはテレビ放送が終了してから集中的に行うことが多かった上に、有料となることが基本だったが、2005年4月に開設したGyaOやBIGLOBEストリーム(現在のアニメワン)は、『B型H系』(UHFアニメ)や『れでぃ×ばと!』(CSアニメ)などで製作委員会に出資しているなど作品製作にも関与するようになり、映像画面周辺に広告を挿入し、広告収入を利用した無料配信サービスを相次いで開始したことでテレビ放送を視聴しなくてもアニメ作品を視聴できる機会が大幅に増えることになった。
この場合、テレビ放送に前後した一定期間中(1週間程度)は無料で配信し、その後は有料で配信することが多い。また、『亡念のザムド』のようにWebアニメとして配信された作品が後日UHFアニメの形態で放送されたケースもある。
違法アップロードに対する措置も兼ねるべく、2010年7月、動画配信サイト「ニコニコ動画」がアニメ番組の公式配信事業へ本格参入。2010年7月期には6本、10月期には10本と、着実に新作や再放送の本数を増やし、期間限定ながらも無料で配信される作品[51]も増えつつある。
これに呼応するように製作メーカー側がニコニコ生放送を積極的に宣伝活用するケースが増え、声優やクリエイターを出演させる企画番組も続々誕生。放送に変わるアニメ公開媒体としての存在感を高めつつあり、ブロードバンドの全国的な普及も相まって、地上波民放による地域間の格差(チャンネル数による放送の差)や遅れネットは「若干」改善されつつある[52]。
2007年10月改編
詳細な動きは、「アニメの歴史・深夜アニメ史・UHFアニメ史」を参照。
全日枠放送作品の衰退に歯止めがかからない中、今までにない大きな動きが見られた。
- ytv制作NNS系列全国ネット放送の月曜夜7時枠の『結界師』が視聴率不振の結果、その後の番組やつなぎ番組の決まっていない中でゴールデンタイム帯からの撤退が決まり、ytvと日テレでは深夜枠降格、大半の系列局で打ち切りとなった[53]。
- テレビ東京系列の『アニメ530』の新作アニメ枠は木曜のみとなった(翌年4月期には火曜に変更)。
- TBSも復活した自社制作全日帯アニメを再び休止する。
- 深夜アニメでは、テレビ東京が新作枠を3枠減らし、6年半続いた土曜深夜小学館原作作品枠(BSジャパンレギュラーネット)が廃止され、BSジャパン放送の深夜アニメが翌年4月開始の『ゴルゴ13』まで存在しなかった。
- テレビ朝日も深夜アニメ枠を再び休止している。
- 深夜帯放送のUHFアニメも2007年9月に続発した未成年による殺人事件および児童買春事件の影響で、各放送局が表現の自主規制に動き、複数の作品が打ち切り、開始直前に放映中止となる作品もあった。
2009年4月改編
- ytv月曜夜7時枠が土曜の夕方、日曜の朝に移動し、4大キー局でゴールデンタイム帯に放送するのは、テレビ朝日系列のみとなった。
- テレビ東京で、NNSが撤退した月曜枠のアニメ放送を開始している。
2010年
放送枠買取方式の新作の深夜アニメの製作委員会方式を担っていた出版社等が、長引く経済不況の中で出資の見直しを行ない、テレビ東京や独立局の25 - 26時台の深夜枠で減少が始まった。放映枠の通販番組に置き換え、放送終了時間の繰り上げなど、放送枠自体が減少している。[54][55]。
2011年以降の主な動き
- テレビ朝日が4月改編で2009年秋に復活させた火曜夜7時台枠を廃止。
- ゴールデン枠のアニメ番組も軒並み5%前後の比較的低視聴率な作品が増え、長寿番組の『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』『ちびまる子ちゃん』も平均10〜11%前後の視聴率と低迷している。そのため、視聴率が常時15%以上を記録しているのはサザエさんのみである。
- さらに視聴率が5%にすら届かないアニメも増えてきており、テレビの深刻さを物語らせている。
- 2011年現在視聴率が10%以上を記録しているアニメは『サザエさん』『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』『ちびまる子ちゃん』『ONE PIECE』『名探偵コナン』のみ。
放送局・系列別の現状
2007年、12月時点での在京キー局と系列局の逆ネットで放送された作品の総本数を掲載する。首都圏では、在京キー局・在阪・在名局やNHK、独立局を含めると、週に80本近くの新作番組が放送されている。
| 局名 | 系列 | 総数 |
|---|---|---|
| NHK | 総合 / Eテレ | 15 |
| 日本テレビ | NNN / NNS | 5 |
| テレビ朝日 | ANN | 7 |
| TBS | JNN | 5 |
| フジテレビ | FNN / FNS | 6 |
| テレビ東京 | TXN | ※ 30 |
| 合計 | 66 | |
| 局名 | 系列 | 総数 |
|---|---|---|
| tvk | 独立 | 17 |
| TOKYO MX | 12 |
NHK
詳細は「NHK総合テレビ番組一覧#アニメ」、「NHK教育テレビ番組一覧#アニメ」、および「NHK衛星放送番組一覧」を参照
NHKは現在では教育テレビおよびBSプレミアム(旧衛星第2テレビ(BS2))で多く放送している(過去には衛星ハイビジョンテレビ(BS-hi)(放送終了済み)で再放送された作品もあり)。
総合テレビで多く放送していた時期もあったが次第に教育やBS2(→BSプレミアム)での放送にシフトしていき、『NHKアニメ劇場』が2006年12月に終了以降は教育やBS2で本放送された作品の再放送、2011年4月期に放送の『もしドラ』に留まっている。
日本テレビ
「日本テレビ系アニメ」も参照
日本テレビは、在阪準キー局の読売テレビ (ytv)と共にテレビアニメ制作にしのぎを削っており、特に『宇宙戦艦ヤマト』シリーズ・『ルパン三世』シリーズ・『名探偵コナン』などを放送していたが1990年代前半から全日帯アニメの放送本数を減らし、2009年3月、ゴールデンタイム帯のアニメから撤退した。
深夜アニメは、他系列に比べると制作本数は少なめであるが、『4クール、もしくはそれ以上の放送期間』の作品が複数存在する。
テレビ朝日
「テレビ朝日系アニメ」も参照
テレビ朝日は、在京4大キー局の中では唯一『ドラえもん』・『クレヨンしんちゃん』などといった幼年層も対象としたファミリー指向の自社制作作品をゴールデンタイム帯に放送しているが、一時期と比べるとこの時間帯での放送作品は減少している[56]。
在阪・在名局の朝日放送(ABC)や名古屋テレビ放送(NBN)も、ytvやMBSほどではないが、古くからテレビアニメ制作に力を入れている。日曜の朝は、2局制作のアニメが『ニチアサキッズタイム』として特撮枠に合わせて放送されている。
深夜アニメに力を入れつつあったが、フジテレビと同様に放送トラブルが度々発生しため、2007年4月改編以後は断続的な放送に留まっている。
TBS
「TBS系アニメ」も参照
土曜夕方5時半枠の『探偵学園Q』[57]終了後は、自社制作の全日枠放送作品が在京キー局では唯一存在しない時期が続き、2007年4月より『ラブ★コン』で3年ぶりに再開するが、わずか半年で再び休止となった[58]。2011年4月、ミニ番組『Suzy's Zoo』を半年間放送している。
2008年4月以降、全日枠ではMBS制作の『日曜夕方5時枠(日曜午後五)』枠が主力となっている[59]。その前身の『土6』枠は『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ・『鋼の錬金術師(第1作)』などが比較的に高視聴率となったが、TBSは土曜夕方枠に『報道特集NEXT(現・報道特集)』を開始したことに伴ない、日曜夕方枠へ移動となった。
深夜アニメは2000年代以降、子会社のBS-TBS(旧:BS-i)限定放送作品も含めてかなり力を入れている。MBSやCBCも力を入れており、2006年にはTBSで両局制作作品の逆ネットも開始している[60]。
フジテレビ
「フジテレビ系アニメ」も参照
フジテレビは、在京4大キー局で『鉄腕アトム(第1作)』・『銀河鉄道999』・『Dr.スランプ アラレちゃん』・『ドラゴンボールシリーズ』など数々の人気作品や長寿番組・シリーズ作品を制作するなど「テレビアニメの雄」的存在であったが、1990年代後半以降から徐々にトーンダウンしゴールデンタイム帯放送作品が消滅するに至った(日曜夕方6時台は残っている)。
FNS系列局制作作品は極めて少なく、在阪準キー局の関西テレビ(KTV)が深夜アニメを含めて4本制作したに過ぎない。2009年7月期にはKTVと東海テレビ(THK)が共同制作[61]の短編アニメ『くるねこ』が放送されている(2010年7月からの第2シーズンでは関東圏では独立局でネット)。
深夜アニメは2000年代前半に放送トラブルが相次いだ教訓から生まれた『ノイタミナ』枠が深夜枠としては高視聴率を誇り、一部作品では全日枠での再放送を行い、2010年4月度からは時間枠拡大が行われ好調な状態を維持している。
テレビ東京
「テレビ東京系アニメ」も参照
テレビ東京は以前からアニメに力を入れている局であり、放送時間帯を問わず在京キー局の中で最も放送本数が多くその半数以上を占めているほど。重大な事件・事故が発生しても放送を休止することはほとんどない(参考記事)。
しかし1990年代後半頃から表現規制の節でも取り上げたように、それを先鋭的に行ったことに対して制作側が同局での放送を敬遠する動きも見られるようになり、それが尾を引いたのか以前ほどの活気は見られなくなった。
特に現在の『アニメ530』枠のうち前半枠の低迷が深刻であり、その一部曜日を実写作品枠として『ドラマ530』に再編成したこともあったが、テコ入れ効果は余り見られず2008年4月改編ではアニメ再放送枠を拡充した。現在前半枠ではすべてのアニメ番組が再放送となっている。『アニメ530』後半枠および週末の午前帯枠は比較的堅調であるが、他局の子供向け番組との競合や一部枠の廃止・再放送化など苦戦しつつある。
深夜アニメに関しても近年では一部が深夜特撮枠や通販枠に振り替えられるなど、放送枠が減少傾向にある(全日枠でも同様に一部枠がテレビドラマ・バラエティ番組枠に振り替えられる動きが見られる)。
全ての系列局がテレビアニメ制作に関わった実績を持つ(TVQ九州放送以外は単独制作の実績があるが、テレビ北海道 (TVh)は本放送時には道内ローカル放送作品のみ)。そのうちテレビ愛知 (TVA)・テレビせとうち (TSC)は全国ネットレギュラー枠を持っている(過去にはテレビ大阪 (TVO)もレギュラー枠を持っていたが、2011年3月期をもって休止)。特にTSCは現在東名阪地区以外で唯一の30分レギュラー枠を持ち、TXNアニメとしてもテレビ東京制作の『ポケットモンスターシリーズ』を凌ぐ長寿シリーズを制作している(『しまじろう』アニメシリーズ)。
全日枠と深夜枠とでフレキシブルに放送枠を変更する作品が他系列に比べて多く存在する(詳細記事)。
準キー局(在阪局)・在名局
- 在阪局
- 古くから、毎日放送(MBS、JNN)や讀賣テレビ放送(ytv、NNS)では、キー局並にアニメ制作がされている[62]。朝日放送(ABC、ANN)も前記の2局には及ばないが制作実績もある。関西テレビ放送(KTV、FNS)[63]以外の局はレギュラー制作枠を持っている[64]。
- 在名局
- 名古屋テレビ放送(メ〜テレ・NBN、ANN)・テレビ愛知(TVA、TXN)もレギュラー制作枠を持っている(中部日本放送(CBC、JNN)も深夜アニメを制作)。メ〜テレとCBCは深夜アニメの制作実績も持つ[65]。2009年7月期には関西テレビとの共同制作にて東海テレビ(THK、FNS)も短編アニメで参入。
ローカル局
TXN系列局のテレビせとうち (TSC)は『しまじろう』シリーズ以降も同作品の版元である地元企業のベネッセとの関係を維持している[66]。
その他にもテレビ北海道 (TVh)やTVQ九州放送がテレビ東京との共同制作の形で制作実績を持っており[67]、また、JNN基幹局のRKB毎日放送 (RKB)・北海道放送 (HBC)や、東北放送 (TBC)・中国放送 (RCC)の各局も、CBCとの共同制作の深夜アニメという形で制作参加実績を持つ。
短編作品では北海道テレビ放送(HTB、ANN)が2008年1月より『ユメミル、アニメ「onちゃん」』を北海道ローカル放送で制作[68]したほか、単発番組での放送実績があったり[69]、『フジログ』の製作委員会に参加している[70]。また、テレビ静岡(SUT。FNS)や北海道文化放送(uhb。FNS)は『くるねこ(第2シーズン)』より製作委員会に参加、九州朝日放送(KBC。ANN)は『怪盗レーニャ』[71]で、仙台放送(OX、FNS)も『むすび丸』と言った短編アニメで参入している。
自局制作ではないが札幌テレビ放送(STV。NNS)も、『チビナックス』を北海道ローカルで放送している(第1期の本放送終了後に関東圏などの独立局にネット。2007年4月からは第2期の『2.0』を放送し、2007年10月から関東圏ではTOKYO MXにネット)。
2011年7月現在、南関東の独立局(TOKYO MX・tvk・テレ玉、チバテレビ)でも新作アニメが多数放送されているが、これらの多くは深夜帯放送かつ製作委員会方式で放送されている(TOKYO MXやtvkが若干数ながら自社制作アニメを放送している[72])。
一部には在阪もしくは在名局製作の深夜アニメが関東圏ではキー局ではなく独立局での放送となる事例もある。近年ではBSデジタル局もしくはアニメ専門チャンネルが製作委員会に加わる作品もある。キー局と比べると表現規制が緩いなどの理由から2000年代前半から放送本数が急増している。
一方で北関東の独立局(群馬テレビ・とちぎテレビ)は南関東4局と比べると放送実績が大きく水をあけられている。また前述のように、茨城県には県域民放局自体が存在しない。
なお関東圏外でこれらの作品のネット形態はキー局もしくはその系列局製作のものと比べて非常に複雑なものとなっているが[73]、ここでは詳細は割愛する。
「UHFアニメ一覧」も参照
民放BS局・CSチャンネル
かつてWOWOWはWOWOWアニメと呼ばれるアニメ作品を多数輩出していたが、2008年以降は休止状態にある。
その他のBSデジタル局では事例こそ少ないが、オリジナルテレビアニメが制作・放送されている。かつてBS-TBSでは旧BS-i時代に同チャンネル限定放送のアニメが存在していた。
CSアニメ専門チャンネルでもオリジナルテレビアニメが制作・放送の事例がある。
脚注
- ^ NHK教育、独立局(旧アナログ放送時代の独立UHF局)系、民放キー局、『おはスタ』『おはコロシアム』『アニメロビー』など。
- ^ TBS制作の深夜枠の『トンデモネズミ大活躍』、『生徒諸君!』や日本テレビ系列『金曜ロードショー』の『ルパン三世TVスペシャルシリーズ』や『はじめの一歩』など。
- ^ 業界関係者が本音を明かした「オタク文化の10年」PD(明大アニ研シンポ後編part1)アキバ総研編集部 http://akiba.kakaku.com/column/1001/17/120000.php
- ^ リア充ではなく厨二病と歩んだ「オタク文化の10年」(明大アニ研シンポ前編)アキバ総研編集部http://akiba.kakaku.com/column/0912/23/153000.php
- ^ 同一の登場人物が複数年に亘って登場する作品でも1年ごとにタイトルを改題し別作品として商業展開することもある。
- ^ ここでは『マシュマロ通信』の本放送版を基本にして記述する。
- ^ TBS・MBSなど。
- ^ わかさ生活が提供のTOKYO MX・KBS京都・テレビ大阪の全日枠放送作品など。
- ^ ゴールデンタイムに放送される作品を中心として、特別番組扱いで不定期に1時間枠で放送される作品もあるが、ここでは除外している。
- ^ 終了直後から続編を放送して放送期間延長が行われる人気作品シリーズも多い。
- ^ 『手塚治虫のドン・ドラキュラ』は、広告代理店の倒産が原因で1クールも持たずに打ち切られた。また、『サイボーグクロちゃん』はアニメ制作会社が倒産したために未完のまま終了している。
- ^ 『魔法のプリンセスミンキーモモ』第1シリーズ(1982年)では、打ち切りが決定されたが、最終回まで制作され、さらに急遽再延長が決定された例もある。
- ^ 最近では『結界師』が全国ネットゴールデンタイム帯枠から各局ローカルセールス枠に格下げされ、関西圏と関東圏などでは深夜帯へ移動している。
- ^ 例としてNHK教育『メジャー』、MBS制作『コードギアス 反逆のルルーシュ』『機動戦士ガンダム00』が挙げられる。
- ^ 一例として、かつてTBS系列の土曜夕方枠作品が、MBSの『アニメシャワー』やCBCでの深夜帯で遅れネットとなることがまま見られた。また、日本テレビ制作版『HUNTER×HUNTER』は、ネット局の多くで深夜帯での遅れネットである。
- ^ 一例として、TBS制作『ああっ女神さまっ(第1期)』が地上波で唯一のネット局であった北海道放送(HBC)では日曜朝6時枠での放送(途中で土曜日の同時間帯に移動)であった。また、TBS・MBS共同制作で2007年4月から2クール放送の『おおきく振りかぶって(第1期)』は、MBSでは全放送局で唯一土曜夕方5時30分枠の全日枠放送であった。
- ^ 第1期が深夜アニメとして放送され、第2期が全日枠で放送された事例としては、TBS系列で放送された『コードギアス 反逆のルルーシュ』シリーズ(MBS制作)や、『戦国BASARA』シリーズ(第1期はMBS・CBC共同制作、第2期はMBS制作)が挙げられる。また、テレビ東京制作アニメにおいては、シリーズによって全日枠と深夜枠が入れ替わった事例が幾つかある。
- ^ 『超時空要塞マクロス』.vol3、(DVD版)、バンダイビジュアル、マクロスの航績-第3回-氷川竜介。
- ^ 登場時はハイビジョン対応の制作・放送機材が高価で、NHK BS-hiの作品以外はSD画質をアップコンバートするものがほとんどであった。
- ^ 長期にわたって放送されている作品の場合、放送途中からハイビジョン制作に移行したものも少なくない。
- ^ 第4シーズンと傑作選の『よりぬき銀魂さん』。
- ^ 6thシーズンと傑作選の『深・ケロロ軍曹』。7thシーズンからは16:9のワイド画面に移行した。
- ^ a b 放送倫理・番組向上機構#目的と立場より抜粋と要約。
- ^ テレビ東京 アニメ番組などの映像効果に関する製作ガイドライン http://www.tv-tokyo.co.jp/main/yoriyoi/eizoukouka.html
- ^ 深夜枠の『巌窟王』以降緩和される傾向にある。
- ^ 漫画・アニメで当該のシーンが書かれるとページの欄外にまたは放送後に「未成年者の飲酒・喫煙は法律で禁止されている」旨の注意書きが表示されるようにもなっている。
- ^ 「恐怖のポケモンチェック」『TVアニメ資料館』2002年10月2日。
- ^ 「テレビ東京の倫理規制とは?」『TVアニメ資料館』2001年1月10日。
- ^ 作品の設定上、性的刺激が強い場面を多用する作品の場合、当初の意図通りの内容を「ディレクターズカット版」などのパッケージ化販売が前提になっており、自主規制ではなく意図的にそのようなシーンをカットして露骨にパッケージ版に誘導する作品もある。購買意欲向上のため表現修正・お色気シーンのカット・尺の調整などは、その他のアニメでも同様に行なわれており、テレビ放映版編集に掛かるコストはわずかである。
- ^ a b http://www.style.fm/as/05_column/animesama24.shtml
- ^ 「アニメの門 場外乱闘編」VOL.7 極私的アニメブーム論。出演:藤津亮太(アニメ評論家)、小川びい(ライター)、Mr.T(元ライター)。藤津亮太の同イベント報告『宇宙世紀大全』とイベントのお礼などおよび、そのページよりリンクされている同イベントの内容を報告している個人ブログより。
- ^ a b c 渡辺由美子 「アニメの制作、それぞれの思惑」『アニメ批評』創刊準備号、マイクロマガジン社、1999年2月9日、10-11頁。
- ^ 2007年4月11日の『東京新聞』。
- ^ 『ハヤテのごとく!』。
- ^ 『グリーングリーン』、『はっぴぃセブン〜ザ・テレビまんが〜』『狂乱家族日記』など。
- ^ 山崎一幸 「結末はDVDで……テレビアニメに“あのね商法”が流行か?」『INTERNET Watch』2006年4月6日、インプレス。
- ^ 民放のチャンネル数とは別に、山村や離島などの過疎地において地上デジタル放送が受信できない問題もある。
- ^ 近年における関東ローカル作品として、『エル・カザド』や『ケロロ軍曹乙』がある(なお後者は終了直後にTXN全局での再放送を実施)。また、テレビ北海道・テレビせとうち・TVQ九州放送の全局もしくは一部局で放送されないことが多い。更に一部TXN系列局で未放送で系列外(主にびわ湖放送やぎふチャンなど)で放送されるなど、枚挙に暇がない。
- ^ これはテレビ東京側が内容面で地上波放送を拒否したためそうなっただけでしかなく、地上波による地方間の格差を意図したものではない。
- ^ 過去にMBS制作の『フォーチュン・クエストL』が異系列のテレビ東京にネットされた事例がある。これはMBSが腸捻転時代にテレビ東京の前身である東京12チャンネルとネット関係があり、その名残で現在もテレビ東京の大株主であることも影響している。
- ^ MBSは、同一系列のTBS・CBC制作深夜アニメよりも、独立局系アニメを優遇する傾向が強い。
- ^ 過去には『宇宙戦艦ヤマト』と『アルプスの少女ハイジ』、特撮番組ではあるが『SFドラマ 猿の軍団』が同じ時間に放送されていたこともあった。
- ^ 遅れネットで、けいおん!!(2期)がJNN全28局で放送など(一部の人気作品で)例外的な事例が散見される。
- ^ 主な例としては、沖縄県が舞台の『あそびにいくヨ!』や熊本県が舞台の『夏目友人帳』シリーズなどがある。
- ^ アニメシアターX(AT-X)の場合、同チャンネル限定で放送し、「テレビ東京(系)」および「独立局」での放送がなかったアニメは20作品程度しかなく、大半がテレビ東京(系)や独立局などの再放送で占められている。
- ^ ベランダ等にBS/CSアンテナを設置する事を禁じる管理者がいたり、古いBSアンテナの場合にはBSデジタルやCS110度放送が受信出来ない事がある。また、ケーブルテレビ設備の取付が困難な場合もある。
- ^ a b http://www.dotbook.jp/magazine-k/2010/01/21/illegal_distribution_of_japanese_manga_and_anime/
- ^ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0901/28/news115.html
- ^ 一部放送局や一部番組を除いて実施されている。
- ^ 「UHFアニメ」方式を初めて採用したのは、2002年10月期に放送された『りぜるまいん』で、ポニーキャニオン・m.o.e.レーベル内の公式サイトにて実施されていた。
- ^ キー局での本放送日から1週間だけ最新話を無料で配信しているのが多いが、最初の1話目のみを常時無料で配信している作品もある。
- ^ テレビ放送局より先にニコニコ動画での公開が決定する事例も出てきている。
- ^ 福岡放送(FBS)は「放映(再開)の予定はありません」と公式サイトで発表している。
- ^ アニメ!アニメ!ビズ「創通第2Q決算 ガンダム30周年好調もアニメ企画苦戦」
- ^ Business Media 誠「デジタル化した世界で、人の嗜好はアナログ化する――『東のエデン』に学ぶ、単館上映ビジネス」
- ^ 2009年10月期には約25年ぶりとなる火曜19時台枠を復活させたが、1年半で撤退した。
- ^ 番組開始当初は火曜18:55 - 19:24枠だったが、視聴率不振で枠降格およびローカルセールス化。
- ^ 系列局のMBSや中部日本放送(CBC)では深夜帯の放送。
- ^ CBCも全日帯アニメを手掛けていたが、『ウルトラマンネクサス』以降はMBSと入れ替わり平成ウルトラマンシリーズ製作担当局となった関係で休止状態にある。
- ^ 2011年10月現在、MBS制作作品を2本、CBC製作作品を1本逆ネットしている。また、MBSは関東圏独立局ネット作品を断続的に制作・放送している。2011年7月期にはこれらを合わせて4本と過去最多を記録。
- ^ 第2シーズンからはテレビ静岡(SUT)と北海道文化放送(uhb)も製作委員会に参加。
- ^ 「月刊ニュータイプ」の取材記事によると、ytv東京制作局東京制作部エグゼクティブプロデューサー・諏訪道彦は、「在阪局がアニメ制作に力を入れる背景としては、在阪局が持つ、プライムタイムの制作枠が在京キー局ほど多くないためにタレントのブッキング能力が落ちてしまいがちであり、その中でタレントに頼らずにキー局と伍することができる番組がテレビアニメであった」と語っている。
- ^ 関西テレビ放送のテレビアニメ制作実績は深夜帯も含めて4本のみである。
- ^ ただし2011年4月期にはテレビ大阪(TVO、TXN)でのアニメ枠は休止状態にある。
- ^ 名古屋テレビは、1969年、史上初の準キー局の制作の深夜アニメの『六法やぶれクン』を制作している。当時はクロスネットの日テレ系で放送された。
- ^ 現在は月曜朝の『しまじろうヘソカ』を制作。参入当初は暫く月曜18:00 - 18:30枠を担当していた。
- ^ TVhに関しては一部地域放送の単独制作作品あり(『ヘイ!ヘイ!シュルーム』)。
- ^ 後にBS11でも遅れネット。
- ^ 『onちゃん夢パワー大冒険!』『白い恋人』など。いずれも北海道ローカルで先行放送の後、道外のANN系列局・BS朝日などで放送。なお、前者は自社制作だが、後者は石屋製菓制作である。
- ^ とちぎテレビ・テレ玉・tvk・KBS京都・サンテレビと言った独立局との共同制作である。
- ^ 後にとちぎテレビやキッズステーションで遅れネット。
- ^ tvkを含む東名阪ネット6での共同制作作品などもある。
- ^ 例としては関西・中京圏では独立局ではなく、キー局系列局で放送される事例が多数ある点など。




