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戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV
ジャンル ロボットアニメ
アニメ
シリーズディレクター 新田義方
シリーズ構成 星山博之
キャラクターデザイン 金田益実、まがみばん
音楽 石田勝範
アニメーション制作 東映動画
製作 タカラ東映
放送局 日本テレビ
放送期間 1989年3月14日 - 1989年12月19日
話数 全44話
コピーライト表記 ©TOMY東映アニメーション
テンプレート使用方法 ■ノート
ウィキプロジェクト アニメ
ポータル アニメ

戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV』(たたかえ!ちょうロボットせいめいたい トランスフォーマービクトリー)は、トランスフォーマーシリーズのアニメ作品第5弾。東映動画(現東映アニメーション)制作。1989年(平成元年)3月14日~同年12月19日まで日本テレビ系列で放映。全44話。日本テレビが制作に携わった最後のトランスフォーマーシリーズである。

目次

概要

本作はトランスフォーマーシリーズの第5作目にあたり、日本オリジナル展開のトランスフォーマーとしては3作目となる。シリーズでは平成に入って初めての作品、かつ日本テレビで放送された最後の作品である。

総司令官が主人公となり、場面転換シーン(エンブレムの交代)の復活や一話完結のエネルギー争奪戦という第1作目への原点回帰を目指しつつ、サブタイトル前にはその回のハイライトシーンを流すアバンタイトルが挿入され、アイキャッチやエンディングテーマにちびキャラ化したキャラクターを用いるなどの新要素が導入された。バンクシーンの多さや総集編の回が多いなどの欠点を持ちつつも、作画は高い水準を維持した。さらに前作までは銃器による射撃が多かったのに対して接近戦用の武器を重視し、射撃もそれらの武器から発するエネルギー波で行っているのも特徴的である。また主要な登場トランスフォーマーのほぼ全員が合体ロボの一部を構成する。これらの要素は後の勇者シリーズに影響を与えている。

玩具は大半が日本オリジナルアイテムとして発売され、前作まででメインだった海外版の仕様変更品は恐竜戦隊等の一部製品に留まった。

その作風は、従来の東映巨大ロボットアニメのパターンを踏襲し、サイバトロン側のヒロイックな活躍に重点が置かれた。特に主人公スターセイバーの「スーパーロボット」としての魅力が前面に押し出される事になったが、その代わりこれまでのトランスフォーマーシリーズが持っていた「集団劇」的な側面はやや薄れた。商業的には成功を収め、タカラはその後、本作の長所である「スーパーロボットアニメ」としての特徴を受け継ぎつつもトランスフォーマーの要素を持った新しいロボットアニメ・『勇者エクスカイザー』を企画するに至った。

ただし、世界観が地続きの作品が5作品もの長期に渡るシリーズとなった関係からか視聴率は振るわず、本作を以て第1作から5年間続いていた日本でのTVアニメシリーズは休止する。続編の『トランスフォーマーZ』はOVAとして展開され、TVシリーズは8年後の『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』まで休止となった。

ストーリー

マスターフォース戦争の終結後、完全な超ロボット生命体へと変化したゴッドジンライと邪悪なオーバーロードの戦いは宇宙を舞台に繰り広げられていた。またサイバトロン本部はそれらデストロンの脅威に対抗すべく、平和を愛する様々な惑星の生命体と共に宇宙平和連合を結成。V惑星にその本部を置き、総司令官にサイバトロン最強の戦士であるスターセイバーを任命する。

一方、デストロンでは破壊大帝デスザラスが、スターセイバーによって暗黒星雲に封印された自らの要塞を復活させるため、地球のエネルギーを強奪しようと企て動き始める。その危機を察知したスターセイバーは、みなしごであった地球人の南風ジャンと自らの部隊を率いて地球へと向かう。

果たしてスターセイバー率いるサイバトロンは地球を、そして宇宙をデストロンの脅威から守ることが出来るのか。

主な登場人物

サイバトロン戦士

本作でのサイバトロンは、宇宙全土に及ぶ非常に巨大なネットワークを持つ組織として描かれている。無論、彼らの任務は宇宙の平和を守る事である。またかつてサイバトロンにおけるリーダーは、歴代のリーダー達の叡知の結晶である「マトリクス」を受け継いだただ一人の「総司令官」のみであったが、本作の時代においては与えられた管轄のエリアを防衛する部隊のリーダーとして複数の「司令官」と呼ばれる人物が存在する。

ブレインマスター

乗り物がロボットのボディに変形、操縦者の小型ロボ(ブレイン)を体内に「ブレインセット」する事で顔が現れ完成する。宇宙にスターセイバー達4人しか存在しない。

総司令官スターセイバー
- 田中秀幸
サイバトロン最強の戦士であり、銀河第1方面軍、V戦争での総司令官。シリーズ初のジェット機に変形する総司令官。「勇気のブレイン」を持つ。
究極総司令官ビクトリーセイバー
スターセイバーとビクトリーレオが合体した姿。
副官騎士ブラッカー
声 - 戸谷公次
サイバトロンの副官で第1方面軍前司令官。「力のブレイン」を持つ。レーシングバギーに変形。ベテラン戦士であり、その判断力は時にスターセイバーを上回る[1]。マルチ戦隊の教官でもあり、それ故に未熟な彼らを「坊や」と呼ぶ。スターセイバーにとってブラッカーは部下でもあり、僚友関係である。ロードシーザーに合体する際には上半身に変形する。
デスザラス達との決着をつけた後はラスターやブレイバーと共に銀河第1方面軍総司令官に復帰する。
技能騎士ラスター
声 - 拡森信吾
「技のブレイン」を持つ技術騎士。ランボルギーニ・カウンタックに変形。様々な技を使いこなす、メカにも詳しい技術者でもあり、Vスターの整備やイルミナIIの設計を行っていた。性格は少々皮肉屋。ロードシーザーに合体する際には右手と右脚に変形する。
作戦騎士ブレイバー
声 - 掛川裕彦
「知恵のブレイン」を持つ作戦騎士。フェラーリ・F40に変形。知力で相手を倒す事を好む。普段は穏やかな性格だが、窮地に陥っても諦めない忍耐強さを併せ持つ。いつも工作室で新しい武器の製作に取り掛かっている。アメリカのシェイパーエネルギーコンビナートの技術開発プロジェクトのメンバーでもある。ロードシーザーに合体する際には左手と左脚に変形する。
三銃合体騎士ロードシーザー
声 - 戸谷公次
ブラッカー、ラスター、ブレイバーのブレインマスター三銃士が合体して誕生する三銃合体騎士。武器は3人の剣が合体した巨大剣ロードブレード。合体の掛け声は「力と!知恵と!技の合体!!!」。尊敬する地球人は「三矢の教え」で知られる毛利元就。ロードシーザーに合体した際の性格は基本的にはブラッカーであるが、ラスターとブレイバーが意見する時もある。

マルチ戦隊

別種の乗り物から変形する2体の小型ロボが上下半身となって中型ロボに合体し、上下を入れ替えることで2種類の姿を持つ[2]。V惑星にある宇宙戦士訓練学校を卒業したての新人戦士で人間で言うなら高校生ぐらいであるとされる[3]。「マルチオン」、「マルチアウト」の掛け声で合体・分離する。全員が合体してランドクロスになる。

玩具は2003年末、マイクロマスターDXとして復刻され、コンビニで限定発売された。

マルチ戦隊リーダー ウイングウェーバー
声 - 広中雅志
戦隊長(キャプテン)。ウイングウェーバーが合体した戦士。
当初はV惑星に勤務していたが、2話にてスターセイバーに招集をかけられ共に地球に行く。
風の戦士ウイング
声 - 広中雅志
血気盛んな性格の持ち主。皆に認められるために前線に出ようとするが、未熟なのでブラッカー達にたしなめられ反発することも多い反面、失敗に際しての責任感は強い。ジェット機に変形する。ランドクロスに合体する際には胸部に変形する。
水の戦士ウェーバー
声 - 平野義和(23話)、里内信夫(31話)
副リーダー。ホバーボートに変形する。ランドクロスに合体する際には腰部に変形する。ウイングがブラッカー達に反発していることについては(普段からウイングウェーバーに合体していることが多いこともあってか)、口を挟んだり見解を述べたりすることは見られない。
陸上戦士ダッシュタッカー
声 - 平野義和
ダッシュタッカーが合体した戦士。
太陽の戦士ダッシュ
声 - 平野義和
せっかちな性格。スーパーカー(アニメでのモチーフはスカイライン・シルエットと思われる)に変形する。ランドクロスに合体する際には右腕に変形する。
火の戦士タッカー
ハーフトラックに変形する。ランドクロスに合体する際には右脚に変形する。
空陸戦士マッハタックル
声 - 佐藤浩之
マッハタックルが合体した戦士。
月の戦士マッハ
声 - 佐藤浩之
行動派で目立ちたがり屋。スペースシャトルに変形する。ランドクロスに合体する際には左腕に変形する。
地の戦士タックル
声 - 里内信夫
慎重な性格。一度後先を考えないマッハとの考えの違いによりタックルマッハとなったが、経験不足から苦戦を強いられた。4WD(アニメでのモチーフはD21型ダットサントラック)に変形する。ランドクロスに合体する際には左脚に変形する。
マルチ合体戦士ランドクロス
声 - 広中雅志
マルチ戦隊6体が合体して誕生するマルチ合体戦士。武器は剣と6人の武器が合体したハイブリードガン。後にベガ星域支部に転属、支部長へと昇進した事がジャンによって語られている。

レスキュー部隊

マイクロ星出身のマイクロトランスフォーマー。全員が少年といった出で立ちで、救助活動を主な任務としている。玩具は続編の『戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーZ』において、レスキューパトロールチームとして販売。

救助戦士ホーリー
声 - 頓宮恭子
南風ジャンの親友であるマイクロTF。レスキュー部隊のリーダー。少々軽率でお調子者な性格だが、救助活動においては的確な行動を見せる。また、ジャンの反重力ボードを作る等技術者の一面も持つ。パトカーに変形。
救助戦士ファイヤー
声 - 丸尾知子
甘えん坊で泣き虫であり、前線での戦いを好まない。消火活動が任務。消防車に変形し、その消火能力を生かして仲間のピンチを幾度となく救っている。
救助戦士ピーポー
声 - 金丸日向子
困った人を助けるのが生きがい。負傷者の運搬が任務。救急車に変形。
救助戦士ボーター
声 - 久川綾
せっかちでそそっかしい。自分のスピードに自信を持っている。海上救護活動が任務。ポリスボートに変形。

シックスチェンジャー

隠密参謀グレートショット
声 - 池水通洋
シックス一族出身。一匹狼の流れ者だが(かつてブラックシャドーやブルーバッカスと組んでいた時期はあったものの、彼らに裏切られたとの事)、ならず者の自分を戦士として、友として扱ってくれるスターセイバーに惚れ込み、サイバトロン側についた。ロボット、レーザーガンジェット機装甲車戦車怪獣の6つの形態を持つ。劇中では二刀流グレート剣法を奮って戦う。ゴッドジンライ亡き後、「辞めたくなったらいつでも辞めさせてもらう」との条件で第2方面軍総司令官となる。その実力からホーリー達からは信頼されている。本編終了後のエピローグにて、傭兵に戻ってシルバルト戦域で消息不明となった事がジャンによって語られる。
玩具は『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』に登場したシックスショットの仕様変更品で、声優や口調もシックスショットと同様のもの。

サイバトロン基地

星間輸送戦士ギャラクシーシャトル
声 - 広森信吾
仲間の輸送を主な任務とする巨大戦士。スペースシャトルに変形し、普段はサイバトロン移動基地・ロケットベースにセットされている。ロボットモードは当初はシャトルロボと呼ばれていた。

その他のサイバトロン

最高総司令官ゴッドジンライ
声 - 竹村拓
前作で地球方面サイバトロンの総司令官を務め、ゴッドマスターであったジンライから分離して独立した意思を持つようになったロボット生命体で、今作では第2方面軍司令官。人格と声は人間であるジンライのそれを受け継いでいる。ゴッドマスターであった頃の強さはなく、スターセイバーと同等の力しかないためにライオカイザーやデスザラスには苦戦を強いられるが、ライオカイザーを相手に素手で戦い、金属生命破壊砲の直撃に耐え続けるなど、かつてのガッツは健在。地球方面をスターセイバーに任せ、前作の最終回で独立した悪のロボット生命体となり宇宙に逃れたオーバーロード一派を追っていた。その決着を付けるとすぐスターセイバーの応援に駆けつけるが、デスザラスの金属生命破壊砲を受けて戦闘不能になる程の重傷を負う。
本作ではゴッドボンバーを分離させて、ジンライ・スーパージンライやビークルモードの姿を取る事は無かった。
武装騎士ビクトリーレオ
声 - 竹村拓
デスザラスによって戦闘不能になったゴッドジンライのスパークとその動力炉であったウルトラマトリクスのみを残し、「ビクトリー計画」によって新たなボディで転生した武装騎士。転生後間もない頃は回路が不安定で精神に異常を来していたが、危機に陥ったジャンの声を聞いた時、ゴッドジンライであった頃の正義を愛する心が蘇った。ライオン型ロボットとジェットブースターに変形し、スターセイバーと合体してビクトリーセイバーとなる。単体でもかつてのゴッドジンライを彷彿とさせるほどに戦闘力は高く、ダイノキングやブレストフォースを一蹴するほど。最終決戦でもライオカイザーを撃破し、スターセイバーを要塞から救出するといった活躍をみせた。
漫画版ではビクトリーレオとゴッドジンライは全くの別人という設定。
科学者パーセプター
声 - 佐藤正治
初代トランスフォーマー』と『2010』に登場した科学者。「ビクトリー計画」の第一人者として登場。かつての学者肌で理詰めな性格は薄くなり、人生経験豊富な老医師のような風情になっていた。
技術者ホイルジャック
声 - 里内信夫
パーセプターと同じく『初代トランスフォーマー』に登場した技術者で、旧作と異なり声も若く、パーセプターを「先生」と呼ぶ。なお旧作のホイルジャックは、『ムービー』で死亡しているため、本作のホイルジャックが何らかの手段で蘇生した本人なのか、それとも同タイプの別人であるのかは不明。
救急看護戦士ミネルバ
声 - 丸尾知子
前作である『超神マスターフォース』に登場したヘッドマスターJr。恐らくジンライと同様に人間の少女であるミネルバの人格を受け継いでいると思われる。今作ではパーセプターの助手を務める。
クリッパー
声 - 青羽美代子
居丈高にもなるが信頼関係にある、ホーリーのガールフレンド。デザインの元になったのはスーパーカーパトロールチームのギンガム。
ライクル
声 - 阪脩
マイクロ星の支部長。本編ではロボットモード以外のモードには変形しなかった。

デストロン軍団

本作に登場するデストロンはかつての破壊大帝メガトロンが指揮を取っていた時代のような一つのまとまった軍団ではなく、複数の勢力が宇宙全体に点在し、サイバトロンとの抗争を繰り広げている。前作までに比べ、全体的にメンバーが小柄で、かつ小回りが利く面々が中心となっている。

ブレストフォース

ヘッドマスター、プリテンダーなどと同様に、トランスフォーマー種族内に発生した特殊な一族のひとつ。ブレストフォース族は動物を模した頭部を持ち、胸部が分離して小型動物メカ及び武器になる「ブレストアニマル」となる。

破壊大帝デスザラス
声 - 青野武
本作におけるデストロンのリーダー。イーグルタイガーのブレストを持ち、自身もドラゴン型ロボットに変形する。
以下の6体はブレストフォースを参照。
攻撃副官レオザック
声 - 難波圭一
航空兵士ガイホーク
声 - 大塚芳忠
スパイ兵士ヘルバット
声 - 塩屋翼
電脳兵士ジャルガー
声 - 掛川裕彦、里内信夫(10話)
工作兵士キルバイソン
声 - 田中和実
作戦兵士ドリルホーン
声 - 岸野幸正(4話)→佐藤浩之(5、10、12、14、16、29、35話)、平野正人(8、11、15、18-19、33、36話)
重機動合体兵士ライオカイザー
声 - 難波圭一

恐竜戦隊

恐竜サイボーグの中に潜む人型ロボットが分離(トランスアウト)し、二体一組で戦うことができる。人型ロボットの方はモンスター形態にも変形可能だが、アニメではモンスター形態への変形は描写されず。破壊活動などの荒事・力仕事を主な任務としていた。今作ではサイバトロン側の恐竜部隊であるダイノボットは登場しなかったため、両者の対決も実現しなかった。SD頭身でのコミカルな言動が多く、中でもゴウリュウとカクリュウの掛け合いが多い。鈍重ながら信頼し合う主従関係にある。最後は生き残り、デストロンを去って工事現場や遊園地に就職した模様。元になった海外版玩具は、モンスター型のシェルを持つプリテンダーとして販売された。

恐竜戦隊長ゴウリュウ
声 - 郷里大輔
恐竜戦隊のリーダー。暴れ者だが仲間思いの親分肌。副官ではあるが若く自意識が過剰であるレオザック及びブレストフォースを快く思っておらず、反発しあっている。ティラノサウルスの恐竜サイボーグを持ち、普段からトランスアウトして恐竜に騎乗していることが多い。ダイノキングに合体する際には左脚に変形する。
意外にも要塞攻略に優れた手腕を発揮しており、第2話ではサイバトロン第一方面軍の宇宙基地と防衛線を大破させ、デストロンの地球再侵入を成功させている。また、一度デスザラスに案内されただけで暗黒要塞の構造や防衛システムを理解しており、攻略方法も見抜いている。
暗黒要塞が復活した際、地球に置き去りにされ隕石爆弾で負傷したのを機にデスザラスを裏切り、ジャンに要塞の弱点を伝えた。その後は工事現場の親方となる。
防衛兵ガイリュウ
声 - 佐藤浩之、広森信吾(31話)
防御に優れ我慢強い。アンキロサウルスの恐竜サイボーグを持つ。ダイノキングに合体する際には左腕に変形する。
突撃兵カクリュウ
声 - 平野正人
のろまで間の抜けた性格であるが、努力家。サボっていたり、ドジを踏んではゴウリュウに叱られている。トリケラトプスの恐竜サイボーグを持つ。ダイノキングに合体する際には胸部に変形する。
最後は他の恐竜戦隊のメンバーが工事現場で働いていた中、彼だけは遊園地に就職し人気者となった。
陸王兵ドリュウ
声 - 広中雅志、緑川光(31話)
怖い者知らず。ステゴサウルスの恐竜サイボーグを持つ。ダイノキングに合体する際には右脚に変形する。
光速兵ヨクリュウ
声 - 竹村拓(1話)、掛川裕彦(7、36-37話)、佐藤浩之(21、31、35話)
根気がなく楽をしたがる。恐竜戦隊の中では唯一飛行可能。プテラノドンの恐竜サイボーグを持つ。ダイノキングに合体する際には右腕に変形する。
海魔兵ライリュウ
声 - 里内信夫
真面目で計算して行動するタイプ。ブロントサウルスの恐竜サイボーグを持つ。ダイノキングに合体する際には腰部に変形する。
恐竜合体兵ダイノキング
声 - 郷里大輔
恐竜戦隊の6体が合体して誕生する合体兵士。性格はゴウリュウのものを受け継ぐ。ランドクロスのライバル。合体の際にリーダー格が頭部、胸部のいずれにも変形しないのはデバスター以来。ジャベリンが武器だが、ビクトリーセイバーとの戦いではゴウリュウがエネルギーを密かに横領して作り上げた「ダイノブラスターキャノン」を使用。
パワータイプの兵士で粗暴な言動も目立つが、デストロンの合体兵士としては画期的な知能の高さを有しており、第2話ではダイノキングがスターセイバーを引き付けている間に恐竜サイボーグの急襲でサイバトロンの宇宙基地を陥落させるという作戦を独力で立案・実行している。

クロスフォーマー

第17話にて、マイクロ星の高純度プラズマエネルギー強奪を独断で画策したヘルバットが個人的に雇った傭兵。グレートショットはかつて彼らと組んでいたが裏切りにあったらしい。2人とも残忍な性格で破壊主義者。本体は小型ロボットだが、エネルギーが生む強化ボディ「マイティクロス」と合体する。劇中では第17話のみの登場。また、アニメでは本体のロボットモードは描写されなかった。

宇宙ギャング ブラックシャドー[4]
声 - 幹本雄之
ジェット機に変形。
玩具は海外版メガプリテンダー・サンダーウイング/ThunderWing の仕様変更品。
宇宙ガンマン ブルーバッカス
声 - 田中亮一
ヘリコプターに変形。
玩具は同じくメガプリテンダー・クロスブレイズ/CrossBlades の仕様変更品。

その他

デスコブラ
声 - 西村知道
第19話のみの登場。合体要員としてレオザックに呼ばれたブレストフォースの傭兵。誠実な性格であり、レオザックの信頼も篤かったが、自分の立場を脅かされるのを恐れたヘルバットと口論の末に殺されてしまう。Mi-24に変形する。胸にはコブラのブレストを装備している。

デストロン基地

サンダーアロー
デスザラスが暗黒星雲に封印されたかつての居城を覚醒させるために必要なエネルギー資源を集めるための、飛行艇型デストロン移動基地。
玩具は海外でSKYSTALKERの愛機として発売され、基地にも変形する(アニメでは未登場)。国内では放映中は発売されず、翌年に通販のみで入手可能だった。

地球人

南風(みなかぜ)ジャン
声 - 遠藤みやこ
幼少時、恐竜戦隊の略奪によって両親(声 - 平野正人、小口久仁子)を亡くし、V惑星でスターセイバー達に育てられた日本人とフランス人の混血児である少年。彼らと共に星を渡り歩き、地球に戻って来た。ラスターに作ってもらった変形メカ「イルミナII」に乗り活躍した。また、Vスターも操縦出来る。スターセイバーを親のように慕う一方、ゴッドジンライとも仲が良く、ゴッドジンライがビクトリーレオに転生する事には反対していた。
漫画では中盤にパティという姉がビクトリーレオと共に登場。
イルミナ
声 - 冬馬由美
学校で知り合った、ジャンのガールフレンド。
ジョイス
声 - 久川綾
イルミナのクラスメイト。
ラミ
声 - 丸尾知子
イルミナのクラスメイト。
メービル院長
声 - 山田礼子
シスターにしてジャンが転入した学校の運営者。
フランク
声 - 佐藤正治
「潜入…ウラン鉱山」に登場した。
サム
声 - 佐藤智恵
「潜入…ウラン鉱山」に登場した。
バーンズ市長
声 - 佐藤正治
「タンカー強奪作戦」に登場した。
トム
声 - 滝雅也
「マッハとタックル」に登場した。
クランプ
声 - 冬馬由美→上村典子
ジャンの友人。
「死闘!!南極の攻防戦」と「ジャン 学校を守れ」に登場した。
クランプの父
声 - 銀河万丈
「死闘!!南極の攻防戦」に登場した。
ナレーター
声 - 広中雅志
前作と同じく冷静な語り口で場の状況やキャラクターの心情を解説。総集編ではそれまでのストーリーを解説した。

放映リスト

第22、28、39 - 44話は関東未放映。第39話、第44話の予告編は映像マスター紛失の為、視聴不能になっている。

2007年7月から11月まで、東映チャンネルの「スーパーロボット列伝」にてニューマスター版で再放送された(第39 - 44話を除く)。

タイトルコールは田中秀幸が担当した。

話数サブタイトル脚本演出作画監督
1宇宙の勇者スターセイバー星山博之新田義方八幡正
藁谷均
2奇襲!ダイノキング安藤豊弘松浦錠平星越賢次
3襲撃!レオザック荒木芳久又野弘道永木龍博
4合体!!マルチ戦隊鈴木肇佐々木勝利上村栄司
5出勤!レスキュー部隊荒木芳久吉沢孝男林和男
6潜入…ウラン鉱山安藤豊弘金山通弘鉄羅紀明
7爆破!!エネルギー基地星山博之新田義方八幡正
藁谷均
8大都会 地下の恐怖荒木芳久松浦錠平星越賢次
9激突!二大英雄(総集編)安藤豊弘新田義方大島城次
10新兵士 ヘルバット荒木芳久又野弘道永木龍博
11シャトル基地を狙え!!星山博之佐々木勝利山口聡
12タンカー強奪作戦安藤豊弘吉沢孝男林和男
13出撃!!ブレストフォース(総集編)荒木芳久新田義方星越賢次
14ジャンを救出せよ!!鈴木肇金山通弘大島城次
15マッハとタックル新田義方八幡正
藁谷均
16激戦!!アステロイド安藤豊弘松浦錠平星越賢次
17マイクロ星 謎の戦士荒木芳久又野弘道永木龍博
18奪還!ガイホーク鈴木肇佐々木勝利山口聡
19合体!ライオカイザー星山博之吉沢孝男林和男
20勢揃い!合体戦士(総集編)安藤豊弘金山通弘八幡正
藁谷均
21復活!?デストロン要塞荒木芳久又野弘道大島城次
22怒りのバトルアップ!!安藤豊弘新田義方八幡正
藁谷均
23死闘!!南極の攻防戦鈴木肇松浦錠平星越賢次
24危機!砂漠の待ち伏せ荒木芳久又野弘道永木龍博
25死を賭けた激闘佐々木勝利上村栄司
26ジンライ死す!!星山博之吉沢孝男林和男
27戦え!!ビクトリーレオ安藤豊弘金山通弘大島城次
28絶体絶命!!サイバトロン(総集編)鈴木肇新田義方
29めざめよ!ビクトリーレオ安藤豊弘八幡正
藁谷均
30逆転!必殺のビクトリー合体荒木芳久松浦錠平星越賢次
31ジャン 学校を守れ鈴木肇又野弘道大島城次
32謎?!基地爆破の罠荒木芳久佐々木勝利上村栄司
33死を呼ぶ宇宙昆虫!!安藤豊弘吉沢孝男林和男
34最強!ビクトリーセイバー(総集編)鈴木肇金山通弘星越賢次
35巨大津波の恐怖荒木芳久新田義方大島城次
36巨大要塞怒りの復活!安藤豊弘松浦錠平星越賢次
37激突!要塞VSビクトリー合体星山博之又野弘道大島城次
38サイバトロンは永遠に(総集編)荒木芳久新田義方
39輝け!勝利の星(総集編)金田益美(構成)金田益美
40破壊大帝に勝て!(総集編)
41SOS!地球防衛指令(総集編)
42マイクロトランスフォーマー!(総集編)
43友情のビクトリーアタック!(総集編)
44銀河にひびけ!愛の鐘!!(総集編)大島城次

スタッフ

  • プロデューサー:奥出信行、横山賢二、吉田竜也
  • 企画:トランスフォーマーステーション、藤田誠、中野隆幸、大野光仁、貝塚秀仁
  • 原案・キャラクターデザイン協力:金田益実、まがみばん
  • シリーズ構成:星山博之
  • 音楽:石田勝範
  • 製作担当:目黒宏
  • 美術デザイン:行信三
  • 美術:佐貫利勝、渡辺佳人、東潤一、松本健治
  • 総作画監督:大島城次
  • シリーズディレクター:新田義方
  • 日本テレビプロデューサー:清水篤
  • 特殊効果:山本公、前川孝
  • 撮影:沖田英一
  • 編集:花井正明
  • 録音:市川修
  • 効果;伊藤道広
  • 選曲:宮下滋
  • オーディオディレクター:小松亘弘
  • 演出助手:遠藤卓司、宇田鋼之介、磯村剣詩
  • 製作進行:本間修、三渡堅吾、松田喜明、遠藤卓司、宇田鋼之介
  • 美術進行:中村実
  • 仕上進行:本間修、小山信吾、菅野玲子
  • 制作:株式会社タカラ東映

主題歌

『トランスフォーマーV(ビクトリー)』
作詞 - 藤公之介 / 作曲 - 渡辺宙明 / 編曲 - 石田勝範 / 歌 - 茅弘二森の木児童合唱団
オープニングテーマ。往年のスーパーロボットアニメ的なヒロイックな曲が特徴。
『サイバトロンばんざい』
作詞 - 藤公之介 / 作曲 - 渡辺宙明 / 編曲 - 石田勝範 / 歌 - こおろぎ'73、森の木児童合唱団
エンディングテーマ。子供達のちょっととぼけた呼びかけや問いにスターセイバーが答える、という形で展開されるコミカルな内容が特徴。

海外玩具展開

本年は日本国内と海外とで最もラインナップの異なる展開が行われた。海外では前年から続くプリテンダーと小型TFマイクロマスターが主力となっている。

プリテンダー/Pretender

  • AutoBots
ピンチャー/Pincher
サソリに変形。
ダブルヘッダー/DoubleHeader
ジェット機に変形。双頭のアウターシェル。
ロングトゥース/LongTooth
装甲車に変形。アウターシェルはセイウチに似た獣人。
  • Decepticons
オクトパンチ/OctoPunch
カニに変形。アウターシェルはタコに似た獣人。
ストラングルホールド/StrangleHold
サイに変形。アウターシェルはレスラーでモデルは
ブラジオン/Bludgeon
戦車に変形。髑髏の顔の武者姿のアウターシェルでコミックスでは指揮官として登場。

クラシックプリテンダー/ClassicPretender

グリムロック/Grimlock
声 - グレッグ・バーガー(テレビCM)
バンブル/BumbleBee
マイスター/Jazz
声 - フランク・ウェルカー(テレビCM)
スタースクリーム/StarScream
声 - ビクター・カロリー(テレビCM)
初代TFの人気キャラクター。変形モチーフは当時の物と同様。彼らは過去のそれと同一人物という設定である。
日本においては本体のみを1つにパッケージングして「ヒーローセット」の名称で販売。

メガプリテンダー/MegaPretender

アウターシェル自体が変形し、本体と合体する。

ヴルーム/Vroom
本体は自動車に変形。バイクに変形するアウターシェルと合体してサイドカーに変形できるサイバトロン。
クロスブレイズ/CrossBlades
本体はドラッグスターに変形。ヘリコプターに変形するアウターシェルと合体して攻撃ヘリになるサイバトロン。日本では仕様変更したものがブルーバッカスとして販売された。
サンダーウイング/ThunderWing
本体は小型ジェット機。異星人型アウターシェルと合体し巨大ジェット機になるデストロン。日本では仕様変更したものがブラックシャドーとして販売された。
マーベルコミック版ではこの時期のセイバートロン星の破壊大帝であり、コンボイの体から離れ行方不明となっていたマトリクスの奪取を企み成功するも、悪の力への興味を抱いて暴走したマトリクスに意識を乗っ取られてしまう。

ウルトラプリテンダー/UltraPretender

変形する本体、それを乗せるビークルになるアウターシェル、さらにそれを格納出来る大型ビークルのセット。

スカイハマー/SkyHammer
サイバトロン。本体は自動車、アウターシェルはホバージェットに変形。大型ビークルは戦闘艇。
ロ-ドブロック/RoadBlock
デストロン。本体は自動車、アウターシェルは飛行クルーザーに変形。大型ビークルは装甲車。

プリテンダーモンスター/PretenderMonsters

モンスターに変形するデストロン。日本では本体の色を塗り替え、アウターシェルをモンスターから恐竜に変更したものが恐竜戦隊として販売された。

スカウル/Scowl
岩石に似た怪物のアウターシェル。日本では仕様変更品がゴウリュウとして販売された。
ブリスルバック/BristleBack
四足獣のアウターシェル。日本では仕様変更品がガイリュウとして販売された。
スロッグ/Slog
長い鉤爪を持った怪物のアウターシェル。プリテンダーモンスターのリーダーである。日本では仕様変更品がカクリュウとして販売された。
アイスピック/IcePick
カニに似たモンスターのアウターシェル。日本では仕様変更品がドリュウとして販売された。
ワイルドフライ/WildFly
翼竜に似たモンスターのアウターシェル。日本では仕様変更品がヨクリュウとして販売された。
バードブレイン/BirdBrain
鳥に似たモンスターのアウターシェル。日本では仕様変更品がライリュウとして販売された。
モンストラクター/Monstructor
プリテンダーモンスターの6体が合体した兵士。

マイクロマスター/MicroMaster

国内では翌年『トランスフォーマーZ』で発売された。詳細はそちらの項にて。

脚注

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  1. ^ とは言え、第二話ではダイノキングの能力を彼が低く見積もったことが原因で、サイバトロン第一方面軍の宇宙基地を陥落させられデストロンの地球再侵入を許すと言う戦略的な大失態を演じている。
  2. ^ 玩具では全員の組み合わせにより30種類のバリエーションが可能。
  3. ^ 「トランスフォーマー ひみつのひみつ ひみつ13 マルチ戦隊の特徴はなんですか?」『戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV大百科』講談社、1989年8月17日、ISBN 4-06-177764-5、114頁。
  4. ^ EDクレジットではブラックシャドウと表記。
日本テレビ 火曜17:00枠
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戦え!超ロボット生命体
トランスフォーマーV