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バーモントカレー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

バーモントカレー
販売会社 ハウス食品
種類 即席固形カレールー
販売開始年 1963年
完成国 ファイル:Flag of Japan.svg 日本
関係する人物 いしだあゆみ西城秀樹東山紀之イチローKinKi Kids堂本剛堂本光一)、長瀬智也TOKIO)、相葉雅紀)など
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バーモントカレーは、ハウス食品が販売する即席固形カレールーの商品名で、同社の登録商標(日本第1944326号)である。

目次

概要

原材料にリンゴ蜂蜜を使用し、まろやかでコクのある味わいが特徴である[1]。辛味は甘口・中辛・辛口の3種類で、「甘口」はハウスにおける5段階評価の辛味順位[1]では一番下の「1」となっており、辛口は中間の「3」であるが同社の「ジャワカレー」の甘口、「こくまろカレー」の中辛、「ハウス印度カレー」と同じ程度の順位である。内容量は125グラム(6皿分)・250グラム(12皿分)、1kg入りの業務用パッケージがある。希望小売価格は125グラムが180円、250グラムが295円(2010年4月時点、各税別)[2]。箱入りで、賞味期限は1年6ヶ月(開封後は冷蔵保存で約3ヶ月)。日本全国で発売。辛味の種類別における売上では、中辛・甘口・辛口の順になっており、日本全国のスーパーマーケットにおける即席固形カレールーの銘柄売上2010年)では、本品中辛が第1位、本品甘口が第2位、本品辛口が第6位で、3種類合わせた売上額は約200億円であった[3]

出荷量は、2003年までの40年間で約122万トンを記録している。

日本国外にも展開されており、輸出はアメリカや韓国など約70か国に行われ、現地生産は2004年に中華人民共和国で開始され、現地の味覚に合わせた味付けや風味に変更している[4]。また、台湾では同社とセブン-イレブンが共同開発を行い、バーモンドカレーを使用した弁当「佛蒙特咖喱飯」がセブン-イレブン限定で販売され人気を得ている[5]

姉妹品としてルーに含まれる脂肪分をおよそ半分にカットした低カロリー版『プライム バーモントカレー』(当初は内容量200グラム・10皿分、2010年2月以降より内容量160グラム・8皿分に変更された)、幼児にも食べやすい『バーモントカレー キッズ』(フレークタイプ)、バーモントカレーのハッシュドビーフ版とされる「バーモントハヤシ」がある。業務用製品として、カレーパンフィリングも製造されている。

歴史

1960年代初旬頃、家庭の食事は子供を中心に回り始めていたが、カレーは辛さや刺激から「大人の食べもの」という認識が強く、子供まで対象となったカレールー商品は存在しておらず[4][6]、子供用は別の鍋で味付けを調整するなど、子供のいる家庭には必要以上に手間の掛かる料理とされていた[6]。そこでカレーの辛さを抑え手軽に「子供も大人も一緒に美味しく食べられる」とのコンセプトで開発が始まった[4][6]

開発当時日本で流行していた米国バーモント州に伝わる民間療法でりんご酢とはちみつを使った「バーモント健康法」が由来となる[4][6]。当時でも同社商品の一部では原材料としてリンゴと蜂蜜を使用してコクを出していたが、今回は「バーモント健康法」を応用してリンゴと蜂蜜を中心に取り入れ、できるだけ香辛料の持つ辛さを抑えつつも子供から大人まで幅広い世代が一緒に楽しめるカレーを探求し試作品が多数作られた末に、リンゴの酸味とハチミツによってコクのあるマイルドな風味を特徴とする味付けとなった[4][6]

開発を率いたのは当時副社長だった浦上郁夫(後に社長となる)。

1963年(昭和38年)発売開始。当時の価格は1箱120g(6皿分)が60円、1箱240g(12皿分)が120円だった[6]。パッケージにはリンゴとカレーライスの写真を大きく配置しており、当時としては斬新なデザインであった[4][6]CMや店頭での試食宣伝活動が奏功し数か月後には生産が間に合わなくなる程の大ヒット、当初販売店にあった「甘い(辛くない)カレーなんて売れるはずがない」との見方を覆し、瞬く間に同社を代表する定番商品となった[6]

辛味の種類は当初甘口のみだったが、好みの変化応じて「辛口」「中辛」と増やした[4]

1989年に製法のリニューアルが行われた[4]

2010年春にリニューアルが行われ、「新・濃縮加熱製法」を取り入れてコクと香りを高めながらも油脂約10%とカロリー約6%を減らしており、ヘルシー度を増した[1][4]

CM

CMソングは作詞山上路夫・作曲いずみたくのゴールデンコンビが生んだ『バーモントカレーの歌』[6]。歴代のCMタレントに歌い継がれバージョンが変わるも健在である。

中でも西城秀樹1973年 - 1985年出演)が歌ったフレーズは印象的で、「ハウスといえばバーモントカレー」のイメージを広く浸透させた[6]キャッチコピーの“ヒデキ、感激!!”はパロディや定番ネタとして多く流用されている。

リンゴに蜂蜜が垂れる印象的な映像[6]は傘の骨のような器具を作り回しながら広げることで撮影した。制作は電通関西支社。

名称

バーモントカレーのバーモントとは、アメリカのバーモント州からとったもの。

一部の人達からは、バーモンカレーとも言われている。

脚注

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  1. ^ a b c バーモントカレー - ハウス食品
  2. ^ 2007年9月19日、ハウス食品は小麦など原料の高騰を理由に、バーモントカレーを含む家庭用・業務用のルー / レトルト類112品目について約10%の値上げを発表、同年11月1日出荷分から実施した。それまでの本品の価格は125グラムが165円、250グラムが270円。
  3. ^ 2011年3月23日放送「DON!」(日本テレビクイズ! 1番人気はなぁーに!?ファイナル
  4. ^ a b c d e f g h i [ブランド列伝]バーモントカレー(ハウス食品)”. YOMIURI ONLINE. 読売新聞 (2010-06-29). 2010-07-02時点のオリジナルよりアーカイブ。2011-11-07閲覧。
  5. ^ 台湾セブンイレブン限定のバーモントカレー弁当 - ロケットニュース24 2011年3月25日
  6. ^ a b c d e f g h i j k ハウスのカレー物語:バーモントカレー - ハウス食品

関連項目

外部リンク