ヒメツチグリ科
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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ヒメツチグリ科(Geastraceae)は真正担子菌綱、スッポンタケ亜綱、ヒメツチグリ目に分屡次される菌類。英名はearthstarsであり、中国語では直訳した地星科という名前が取られている。GeastrumやMyriostoma 等の属を含んでいる。約60種類がこの科に分類されており、8属に分けられている。古い分類体系では、この科は菌じん網、ホコリタケ目に分類されていた。
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形態
多くのヒメツチグリ科の菌類は、幼時は厚い外皮に包まれた球体状の外観をなし、その外に皮の部分(外皮)、中に袋に入った胞子塊という構造になっている。幼い子実体の先端はくちばし状に突出するものとそうでないものとがあり、種レベルでの同定の手掛かりとなる。成熟時、外皮は放射状の裂け目を生じて"花びら"のような裂片として広がることが出来、これが開いた際に星状に見えることからearthstarsの名がついたと思われる。一方日本のヒメツチグリの名は中身の栗のような胞子の入った袋を指していると考えられる。ただしツチグリの方が普通種である。なお、ヒメツチグリ属では、一般に外皮は二種の層で構成されるが、タマハジキタケ属やツチグリ属では三種の層からなっている。
生態
ツチグリ属のほぼすべての種とヒメツチグリ属の一部の種では、子実体が乾燥すると、星状に裂けた"花びら"が反転し、柔らかい胞子塊を包んだ内皮の周囲に巻き上がり、それを護る働きをする。 しばしば、この状態で子実体の全体が地面からはずれ、タンブルウィードのように地上を転がりまわる。湿度が高い日は、"花びら"が湿って開いてくる。時には花びらが著しく反り返って胞子塊を持ち上げることもある。おそらく、この状態で雨か動物が胞子塊の含まれた袋状の内皮を叩いた場合に胞子が叩き出されて吹き出し、それが胞子の発芽によい湿度の高い時に胞子散布を促すことになっているのだと考えられる。タマハジキタケ属は枯れ草や木屑などを分解して栄養源とする腐生菌で、人工培養することも比較的容易である。ヒメツチグリ属の菌も、その多くが腐生菌であろうと推定されているが、人工培養は一般に難しい。ツチグリ属は、おそらくは樹木の細根と共生する外生菌根形成菌であると考えられており、培養は困難である。
人生との関係
タマハジキタケ(Sphaerobolus stellatus)は、観光地などでは嫌われる生物である。これは木質の地表被覆に出現することがあり、黒い胞子を含んだ塊を近くの壁に飛ばして汚してしまうからである。このためショットガンタケあるいはキャノンボールタケ(和名は”弾はじき茸”の意味)などの別名で知られている。いっぽうツチグリ属の多くの種は、東アジアでは食用にされており、東南アジアでは商業用の水煮缶詰品が市販されているほどである。日本でも、東北地方の一部の地域では食用にされており、炊き込みご飯や汁物の素材として使われるという。ヒメツチグリ属に所属する種類については、人生との密接な関係はほとんどない。
参照
- Alexopolous, C.J., Charles W. Mims, M. Blackwell et al., Introductory Mycology, 4th ed. (John Wiley and Sons, Hoboken NJ, 2004) ISBN 0-471-52229-5
- Arora, David. (1986). "Mushrooms Demystified: A Comprehensive Guide to the Fleshy Fungi". 2nd ed. Ten Speed Press. ISBN 0898151694




