ピロ亜硫酸カリウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| Potassium metabisulfite | |
|---|---|
| ファイル:Potassium-metabisulfite-2D.png | |
| 別称 メタ重亜硫酸カリウム | |
| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 16731-55-8 ファイル:Yes check.svg |
| PubChem | 28019 |
| RTECS番号 | TT4920000 |
| 特性 | |
| 化学式 | K2O5S2 |
| モル質量 | 222.32 g mol−1 |
| 外観 | 白色の結晶性粉末 |
| 密度 | 2.34 g/cm3 (固体) |
| 融点 |
190℃(分解) |
| 水への溶解度 | 可溶 |
| 溶解度 | エタノールに不溶 |
| 危険性 | |
| MSDS | ICSC 1175 |
| 主な危険性 | 刺激性、喘息リスク |
| NFPA 704 | |
| 関連する物質 | |
| その他の陰イオン | 亜硫酸水素カリウム 亜硫酸カリウム |
| その他の陽イオン | ピロ亜硫酸ナトリウム |
| 特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。 | |
ピロ亜硫酸カリウム(ピロありゅうさんカリウム、英: Potassium metabisulfite)は化学式K2O5S2で表される無機化合物。亜硫酸の二量体であるピロ亜硫酸のカリウム塩で、メタ重亜硫酸カリウムとも呼ばれる。性質や用途はピロ亜硫酸ナトリウムに類似している。
目次 |
性質
二酸化硫黄の刺激臭がある白色の粉末で、単斜晶系の結晶構造を持つ。190℃で酸化カリウムと二酸化硫黄とに分解する。
- <math>\mathrm{K_2S_2O_5 \longrightarrow K_2O + 2SO_2}</math>
用途
E番号224の食品添加物として、保存料や酸化防止剤、漂白剤として用いられる[1]。ワインでは酸化防止や微生物の繁殖防止の目的で、発酵前に添加される。ビールでは野生酵母や雑菌の繁殖防止、原料水中のクロラミンの除去に使用される。家庭での醸造が認められている地域では、「カムデン錠 (Campden tablets) 」の名称で販売されている。写真化学の領域では、定着液の酸性化に使われる[2]。
安全性
皮膚に対する刺激性があり、吸入すると喘息のような発作を引き起こす[3]。




