フレデリック・フォーサイス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| フレデリック・フォーサイス Frederick Forsyth | |
|---|---|
| 誕生 |
1938年8月25日(73歳) イギリス、ケント・アシュフォード |
| 職業 | 小説家 |
| 国籍 | ファイル:Flag of the United Kingdom.svg イギリス |
| 活動期間 | 1969 - |
| ジャンル | 犯罪小説、スリラー |
| 公式サイト | http://www.frederickforsyth.co.uk/ |
| ファイル:Portal.svg ウィキポータル 文学 | |
フレデリック・フォーサイス(Frederick Forsyth 1938年8月25日 - )はイギリスケント州アシュフォード生れの作家、小説家。スパイ小説や軍を舞台にした作品が多く、世界各国で読まれている。
目次 |
略歴
19歳でイギリス空軍に入隊後、1956年から1958年まで勤務。その後、イースタンディリープレスのレポーターとしてジャーナリズムの世界に入り、1961年にロイター通信社の特派員としてパリ、西ドイツ、チェコスロバキアで過ごす。1965年にBBC放送入りし、1967年にナイジェリア内戦(ビアフラ独立戦争)取材の特派員として現地入りした。
そして1970年に、フランスのシャルル・ド・ゴール大統領暗殺未遂事件を書いた処女作『ジャッカルの日』を世に送り出した。
フォーサイスを語る上で欠かせない逸話として赤道ギニアのクーデター支援がある。『ジャッカルの日』の印税により、ナイジェリアでの独立戦争に敗れ祖国を失ったビアフラ人のために傭兵部隊を雇い、赤道ギニア共和国に対しクーデターによる政権転覆を1972年に図った。
しかし、計画は船への武器積み込み予定地であるスペインで、事前に買収していたスペイン国防省の役人の裏切りにより傭兵隊長がスペインで身柄を拘束され頓挫した。この実話を下地にして、執筆されたのが第3作目にあたる『戦争の犬たち』で、この物語では作戦は成功している。後年、アカデミー賞俳優のクリストファー・ウォーケン主演で映画化された。ただし朝日新聞の取材には、作戦会議を取材させてもらっただけで、傭兵達が自分を首謀者だと思い込んだのだと計画への関与を否定している(「AK-47 カラシニコフ」より)。
また、ロシアの危機を描いた『イコン』(1996年)は、現在のロシア情勢と照らし合わせてもリンクするところが多く、再評価されている。フォーサイスは同作で執筆活動の終結を宣言。そのため、直後の来日時のサイン会(東京・八重洲ブックセンターなど)では、多くのファンが詰めかける結果となった。
結局、絶筆宣言は覆され8年ぶりにスパイ小説『アヴェンジャー』を発表した。その後、アンドリュー・ロイド=ウェバーと共に『オペラ座の怪人』の続編となる『マンハッタンの怪人』のミュージカル脚本を上梓し、アルカーイダやタリバンなど複雑な思惑の絡み合うイスラム社会とテロリズムを描いた『アフガンの男』(2008年)を発表する。
主な著作
- 『ビアフラ物語』 角川選書
- 『ジャッカルの日』(角川書店) 角川文庫で全て再刊されている
- 『オデッサファイル』(角川書店)
- 『戦争の犬たち』(角川書店)
- 『シェパード』(角川書店)
収録作品:- 「ブラック・レター」
- 「殺人完了」
- 「シェパード」
- 『悪魔の選択』(角川書店)
- 『第四の核』(角川書店)
- 『ネゴシエイター』(角川書店)
- 『神の拳』(角川書店)
- 『イコン』(角川書店)
- 『ハイディング・プレイス』(フジテレビ出版) 日本が舞台の短編作品
- 『カリブの失楽園』(角川書店)
- 『戦争の犠牲者』(角川書店)
- 『売国奴の持参金』(角川書店)
- 『帝王 (角川書店)』
収録作品:- 「よく喋る死体」
- 「アイルランドに蛇はいない」
- 「厄日」
- 「免責特権」
- 「完全なる死」
- 「悪魔の囁き」
- 「ダブリンの銃声」
- 「帝王」
- 『戦士たちの挽歌』(角川書店)
収録作品:- 「戦士たちの挽歌」
- 「競売者のゲーム」
- 「奇蹟の値段」
- 「囮たちの掟」
- 「時をこえる風」
- 『フレデリック・フォーサイス 翼を愛した男たち』 (原書房、伏見威蕃訳)、短編集の編著
- 『マンハッタンの怪人』(角川書店)
- 『アヴェンジャー』(角川書店)
- 『アフガンの男』(角川書店)
関連事項
外部リンク
- 非公式サイト(英語)




