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ブルー・リッジ級揚陸指揮艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ブルー・リッジ級揚陸指揮艦
ファイル:USS Blue Ridge (LCC 19).jpg
艦級概観
艦種揚陸指揮艦
艦名山の名。一番艦はアパラチア山脈ブルー・リッジ山脈に因む。
建造期間1967年 - 1970年
就役期間1970年 - 就役中
前級アディロンダック級揚陸指揮艦
性能諸元
排水量満載:18,400トン
全長194m
全幅32.9m
吃水
機関 1軸推進
ギヤード蒸気タービン(22,000hp1基
最大速力23ノット
航続距離
乗員士官52名、下士官兵790名
兵装 Mk 38 25mm単装機銃2基
Mk 15 20mmCIWS2基
M2 12.7mm単装機銃8基
Mk 36 SRBOC チャフ・ロケット
Mk33 3インチ連装砲
※就役時装備、後に撤去
2基
シースパロー短SAM8連装発射機
※就役時装備、後に撤去
2基

ブルー・リッジ級揚陸指揮艦(ブルー・リッジきゅうようりくしきかん、Blue Ridge class command ship)はアメリカ海軍揚陸指揮艦。同型艦は2隻。艦隊の指揮を取るための専用艦であり、武装は軽微であるが、充実した指揮・通信設備を搭載している。

概要

海上における軍事行動においては、各艦・各部隊などにおける指揮・統制およびそれを可能にするための通信の確保は重要な問題である。特に水上艦船のほか、陸上部隊、航空部隊が交錯する揚陸戦においては、指揮・統制の徹底、通信の確保は作戦の成否の鍵を握る重要な問題である。アメリカ海軍は、戦艦巡洋艦航空母艦輸送船などの大型艦に司令部人員を搭乗させ、指揮にあたらせてきた。特に多くの司令部要員を必要とする揚陸戦の指揮艦については、戦闘艦艇の限られた司令部区画では手狭であるため、輸送船改造の指揮艦を用いていた。

1960年代において、アメリカ海軍が使用していた揚陸指揮艦は第二次世界大戦中に建造されたものであり、旧式化が進んでいた。それらを更新するために、本級は建造された。1963年から検討が開始され、1967年に1番艦が起工。1970年から就役した。

本級の特徴として、イオー・ジマ級強襲揚陸艦を母体としており、艦の中央に船橋があり、前甲板・後甲板とも原則としてフラットであることにある。これは、電波障害の原因になる構造物を極力排したもので、甲板上には各種通信アンテナが設置されている。

方面艦隊の情報の配信、統御を司る本艦は、艦内に小規模な出版社と印刷所並みの設備を持ち、広報誌等も自力で発行している。2009年現在、同設備室内で媒体編集に使われているコンピュータは最新のiMacである。

同型艦

艦番号 艦名 発注 起工 進水 就役 母港
LCC-19ブルー・リッジ
USS Blue Ridge
1964年
12月31日
1967年
2月27日
1969年
1月4日
1970年
11月14日
横須賀
LCC-20マウント・ホイットニー
USS Mount Whitney
1966年
8月10日
1969年
1月8日
1970年
1月8日
1971年
1月16日
ガエータ

関連項目