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プリペイドカード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

プリペイドカードとは、予め入金して積み立てておく形(前払い)で一定金額の価値を有し、商品やサービスを提供してもらう権利のあるカード型の有価証券金券)である。前払式証票の一種。

クレジットカードではない。

目次

概要

事前に代金を支払って購入するため、この名前がついており、商品券と異なり、残額がゼロになるまで繰り返し利用できる。発行者側には、全額使われないままに終わるカードがあること、使用完了までの間に資金運用が可能などの利点があり、利用者は、小銭を持ち歩く必要がなく、軽くて持ち歩きやすい、カードによってはプレミアム(おまけ)がついている、などの利点がある。

日本では1982年旧電電公社テレホンカードを作ったのがはじまり。日本では「前払式証票の規制等に関する法律」によって、通常、発行主体は内閣総理大臣財務局)への届出か申請を必要とし、毎年3月・9月末時点で発行したカードの未使用残高が1000万円を超える場合、残高の半分以上の発行保証金を供託しておく義務などを負う。但し、交通機関回数券などは別の制度によって保全され、ハイウェイカードなどのような特殊法人が発行するものは、法律の適用から除外されている。

基本的には磁気で記録するカードであるため、記録するデータ量がさほど多くなく、また市販のカードリーダ/ライタで偽造が行ないやすい。そのため、偽造カードの流通が大きな社会問題となっており、高額カードの発売停止(オレンジカードテレホンカードハイウェイカードなど)や、さらにプリペイドカードシステムそのものが廃止(ハイウェイカードふみカードなど)されたものもある。

偽造対策のために開発されたICカードの一部では、繰り返し代金を追加して利用できるカードもあり、一部の電子マネーと近い機能を持っている。

また、モバイラーズチェックのように、磁気式ではなく、スクラッチカード印刷で一意の番号を記入したカードもある。これらのカードは、購入後、一意の番号を携帯電話等に登録して購入金額分の利用権を登録する形で利用する。また、これらのカードは、コンビニでは、カードではなくチケット用紙ないしは感熱式のレシートなど、シートに登録用の番号を印字して発行するものも存在する。

なお、使用済みプリペイドカードは、援助団体[1]に寄付することで発展途上国への援助活動や援助団体の活動資金として活用される。更に、一部のプリペイドカード採用事業者では、使用済みカードを特定枚数集めると、特定金額のカード1枚がもらえるシステムを実施している事業者がある。

代表的なプリペイドカード

汎用型リロードタイプ

  • Visa トラベルプリペイドカード Global Money(トラベルバンク[2] - 2009年7月、JTBグル-プのトラベルバンクが発売。日本国外のVisa加盟店、Visa提携ATMで利用ができ、トラベラーズチェックに替わる商品であり、電子マネー的性格を持つ。

通信

公衆電話用
携帯電話用
主に国際電話
リチャージ式国際電話カード
  • CosmoGold コスモゴールドカード
  • SkyWorld スカイワールド
  • Vivaplus ビバプラス
  • Brastel ブラステルスマートフォンカード
  • 東方インターナショナル
PIN販売方式国際電話カード
  • KDDI-OKカード
廃止

交通

ファイル:Highwaycard5200-omote1.jpg
ハイウェイカード(廃止)
ストアードフェアシステム
廃止

物品購入用

廃止

その他

局所的に使用されるプリペイドカード

  • 社員食堂や売店などの特定の会社の社内でのみ通用するカード
  • 洗車機コインランドリーゲームセンター病院など特定場所の機器を使用する際、使用料を支払うための専用カード
    • 病院に設置してあるテレビの視聴用カードは通常1枚1,000円で20時間テレビ視聴可能で度数式が主流である。1枚1,000円で4日間使用できる「定期券式テレビカード」も存在する。病室のテレビ以外に冷蔵庫洗濯機等に使用できる場合もある。退院時には精算機で精算できるところが増えてきた。
  • アメリカ軍兵士が使用している軍用カード、軍用手票の代わりとして1990年代から導入されている。

脚注

関連項目

外部リンク