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マーシー級病院船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

マーシー級病院船
ファイル:090411-A-1786S-088 - USNS Comfort (T-AH-20) in Hati.jpg
艦級概観
艦種病院船
艦名
建造期間1974年~1976年
就役期間1986年~就役中
前級ヘヴン級病院船
次級
性能諸元
排水量69,360トン
全長272.6m
全幅32.2m
吃水
機関ゼネラル・エレクトリック蒸気タービン2基, 1軸, 24,500hp (18.3MW)
最大速力17.5kt
航続距離
乗員通常時・民間人12名, 軍人58名
活動時・民間人61名, 軍人1,214名
活動準備期間5日間
行動期間約90日間

マーシー級病院船(マーシーきゅうびょういんせん Mercy class hospital ship)は、2009年時点でアメリカ海軍が保有している世界最大の病院船である。

目次

概要

原形は、1976年に就役したサン・クレメンテ級タンカーであり、それをアメリカ海軍が買い取り、1986年1987年に病院船として改装し、再就役させたものである。2009年現在の時点で、アメリカ海軍が運用している病院船はこの2隻のみである。

基本的な船型は、タンカー時代のものを踏襲しているものの、上部構造物は大幅に追加されている。艦橋は、船体前部に移動し、船の中央部には大型ヘリコプターが着陸可能な発着甲板が設けられた。船体は白色に塗装され、各所に赤十字マークが付けられている。医療設備として、1,000床のベッドと12室の手術室を持つ。

通常はアメリカ東海岸西海岸に一隻ずつ配備されて少数の民間人スタッフで維持されており、基本的に岸壁に係留されるか港湾内に停泊して待機し、外洋には機関の整備と点検のために年7日ほど航海するのみである。出動の際は別途医療スタッフや支援スタッフを招集・乗船させる手はずとなっており、出航まで5日ほどかかる予定となっている。物資と人員を満載した場合、任務の状況にもよるが約90日間の行動が可能となっている。

医療設備

  • ベッド数 1,000床
    • うち、重篤者用 80床
  • 手術室 12室
  • 部署・区画
    • 受け入れ室
    • 放射線治療室
    • 殺菌室
    • 薬剤室
    • 外傷・火傷室
    • 歯科室
    • 眼科室
    • 遺体安置室
    • 洗濯室
    • 酸素発生室

同形艦

1986年11月8日就役
1987年12月1日就役

関連項目