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リキッド・スネーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

リキッド・スネークLiquid Snake)は、コナミ(現、コナミデジタルエンタテインメント)のアクションゲームメタルギアソリッド』シリーズに登場する架空のキャラクター。同シリーズの主人公であるソリッド・スネークの「兄弟」であり、彼とは深い因縁に結ばれたライバル同士でもある。日本語版の声優は銀河万丈、英語版はカム・クラークが担当している。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


目次

人物

身長183cm。IQは180。アメリカ生まれだが、生後まもなくイギリスへ渡りイギリス国籍となっている。顔はソリッド・スネークと瓜二つで体格もほぼ同じだが、肌の色はソリッドよりやや浅黒く、頭髪は金色。長髪で左耳にピアスをつけ、首にはドッグタグを下げている。左肩には剣に蛇が絡みついたデザインの刺青を入れている。若干イギリス訛りがある英語を母語とする。スペイン語、フランス語、マレー語など7ヶ国語に堪能。特にアラビア語はほぼ完璧に扱える。

他のFOXHOUND隊員達とは異なり、コードネームの下の「スネーク」ではなく「リキッド」で呼ばれる。また、ソリッド・スネークの事は「ソリッド」ではなく「スネーク」と呼んでいる。

1972年、恐るべき子供達計画ビッグボスクローンとして誕生。優性遺伝子のみを受け継いだ個体だが、オリジナルであるビッグボスを倒したのがソリッド・スネークだったため、ソリッドこそがオリジナルを超える存在で、自分は劣性部分の遺伝子を受け継がされたと思い込んでいた。[1]

十代で湾岸戦争に従軍し、SISの長期潜入工作員として中東に潜伏した。その後イラクで捕虜となり、消息を絶つ。 1994年、アメリカ軍に保護され、そのままアメリカへ渡る。ザンジバーランド騒乱の翌年にあたる2000年にFOXHOUNDに入隊し、その戦闘能力を買われて同部隊の実戦部隊リーダーとなった。 本名は不明。産みの親であるビッグ・ママからもスネークと違い、本名が語られる事はなかった。

シャドー・モセス事件

メタルギアソリッド』(1998年発売)

アラスカの孤島、シャドーモセス島をFOXHOUNDと次世代特殊部隊を率いて占拠。メタルギアREXを奪取し、米政府にビッグボスの遺体の引渡しを要求した。その目的はビッグボスの遺志でもあるOUTERHAVENの再建であったとされる。

ソリッド・スネークとはハインドDを用いるなどして死闘を繰り広げていた。その一方で、部下のリボルバー・オセロットDARPA局長のドナルド・アンダーソンを拷問の最中に殺害、核発射コードを入力できなくなった為、マクドネル・ミラーを暗殺して彼に成りすまし、作戦進行を操っていた。

ハインドDの墜落の際はローターに切断される危険性を顧みずにパラシュートで脱出し、ビル5~6階分の高さに相当するメタルギアの機体上部から落下しても戦闘を継続するなど超人的な頑強さを持っていた。最後の局面でソリッド・スネーク達を追い詰めたが、暗殺用ウィルスFOXDIEの発作により死亡する。

タンカー・プラント編

メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』(2001年11月29日発売)

シャドー・モセス事件の際に片腕を失ったオセロットがリキッドの腕を移植しており、ソリッド・スネークがオセロットに近づくと、腕に宿ったリキッドの意識が覚醒してオセロットの身体を乗っ取ろうとする演出があった。腕以外の遺体はある研究機関が保存していたが、オタコンの手により、タンカー編で死亡したとされたソリッド・スネークの墓に身代わりとして埋葬されている。

ゲーム終盤でオセロットの体を完全に支配したかのような描写とともに、ソリダス・スネークに対して「蛇は一匹でいい、ビッグボスは一人で十分だ!」と自らの思いを語っている。その後、メタルギアRAYを奪い、マンハッタンの海へと消えた。

ガンズ・オブ・ザ・パトリオット

メタルギアソリッド4 ガンズ オブ ザ パトリオット』(2008年6月12日発売)

リボルバー・オセロットの肉体を完全に支配したとされており、民間軍事会社OUTER HAVENの設立や愛国者達への反抗を画策する「リキッド・オセロット」と名乗って活動していたが、これはオセロット自身が「愛国者達」に抗するためにナノマシンや催眠暗示[2]などで作り上げた架空の人格である事が明かされている。少なくとも『MGS4』以降にオセロットに現れていたリキッドの人格はリキッド本人との直接的な関係は無く、リキッドはシャドー・モセス事件の時点で完全に死亡していた。オセロットに移植された彼の右腕は、本作では機械式の義手に置き換えられている。リキッドの遺体は保存されており、ビッグ・ボスを復活させる際、一部が利用された。

今作の海外版のリキッド・オセロットの声は前作からのオセロットの声を担当していたパトリック・ジマーマンが出演しており、前作までのリキッドの声を担当していたカム・クラークは今作ではフラッシュバックのみの出演となっている。

脚注

  1. ^ 現実の科学における遺伝子の優性、劣性とは、異なる対立遺伝子がもつ遺伝形質が子において発現するか否かを指した表現であり、受け継いだ個体の能力の優劣とは結びつかない。
  2. ^ この催眠暗示は『MGS2』のS3計画から生まれたもの