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ワールドメイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ワールドメイトは、深見東州が創設した神道系の新宗教団体[1]

目次

概要

「宗教団体としての、弱者救済の立場に立った、慈悲慈愛の実行」「人道的見地に立った、会員や社会への対応」「社会良識に基づく誠実な対応」を3大スローガンとし、組織運営の根幹に置いている[2]

「来るもの拒まず、去るもの追わず」の民主的なあり方を心がけ、会員に布教義務を負わせたり、神事や講演会への出席を強いることはない[3]。小集団での長時間の指導を中心に行う閉鎖的な教団とは一線を画し、会員が必要な範囲で、団体が提供する情報を摂取してもらえばいいという大学の任意サークル[3]のような自由なスタンスをとる[4]。情報源は、メールマガジン、郵送物、電話、ホームページ書籍カセットCDビデオDVD等から自由に選択できる[5]組織への強い忠誠心を求めるというよりは[4]、会員一人ひとりの進歩向上、つまり、会員一人ひとりが、常に明るく安定した心理状態を保てる人間性を獲得する等[6]、心ある会員への善導を目指す。常に、会員本人の意志を尊重しており、他宗教、他宗派の信者・信徒でも入会でき、強要や退会の妨害などは一切ない[3]。刑事事件も起こっていない。また、脱俗的、出家的なあり方を否定し、社会生活の中で人格を磨く必要性を説いており、仕事(生業)や家庭生活との調和を重んじている[3]。既存の神道さらには宗教の枠を越えた、現代にマッチした宗教団体たらんという志向性がうかがわれる[7]

活動

皇大神御社による、神社としての宗教活動のほか、全国各地の神社参拝、大祓神事、エンターテインメント的な要素が強い講演会[1]、神人合一を目指した神法伝授、先祖供養や救霊、コンサートなどの芸術活動、チャリティーなどの慈善事業、広く国内外で行っている福祉活動や公益活動、神道研究等への援助活動等を行っている[1]。リーダーは新宗教の教祖としては、きわめて博識であり[7]、数百回を超える講演会は、一つとして同じ内容のものはない。また、苦難に対する救済のための宗教はすでに数多く存在するため、喜び、楽しみ、感動を創っていく新しい宗教を目指したいという、リーダーの意向と天啓により、従来にはなかったユニークな活動形態をとっている[7]。特に、「ホープ・ワールドワイド(Hope Worldwide)」(キリスト教系国際チャリティー組織)やカンボジア王国と協力し、24時間診療の無料病院(シアヌーク病院)への支援を継続的に行っている。

シアヌーク病院の建設と支援

1996年12月、カンボジアのプノンペンにワールドメイトの資金提供と、カンボジア王国政府の土地提供により、シアヌーク病院(24時間無料救急病院)が建設される。カンボジアでは20年近い内戦により、医師や設備が極度に不足しており、その現状に心を痛めた深見東州は、24時間無料診療の救急病院の必要性を感じ、建設を決意。呼びかけに応じた人々の協力により、近代的な病院を完成させ、「ホープ・ワールドワイド(Hope Worldwide)」(キリスト教系国際チャリティー組織)とともに、今日まで共同で運営に当たる。

2010年11月まで109万人以上が治療を受け、年間数1000人以上の命が救われている。また、最先端の医療技術を教育するなど、カンボジア全体の医療技術の前進にも貢献している。2003年1月に第2病棟、さらに2004年11月には第3病棟が完成。カンボジアのNO.1の医療レベルと総合教育を行うセンターとして、エイズマラリアの撲滅や医療を進めている[8][9]

クメールルージュの犠牲者へ義捐金

深見東州はワールドメイトを代表し、クメール・ルージュによって虐殺された犠牲者の遺族3万世帯に、義捐金を渡す援助活動を行っている。1970年代後半、クメール・ルージュは知識層を中心に当時のカンボジア国民の半数(300万人)を虐殺したと言われており、被虐殺者の未亡人子供たちは心にトラウマを持ち、最貧生活を送る者が多い。その中の2割の未亡人は身寄りや生活資金がないがゆえに寺院に居住し、僧侶の食べ残しで生活することを余儀なくされている者も多い。そのような社会的弱者を対象に、ワールドメイトはカンボジアの平均的年収の半分にあたる金銭と米を義捐金として寄付している。遺族への義捐金の寄付は、傷つき、生きる望みを失いかけた人々を励ます大きなメッセージになるものとして、代表の深見東州自らが手渡しで行い、義捐金を送るだけではない物心両面からの救済活動となっている[10]

沿革

リーダー・深見東州は、母が信仰していた世界救世教に幼少時から親しみ、その後、 大本教に転向する。同志社大学を卒業後、大和ハウス工業営業マンだった1977年に、大本教と提携している銀座の道院紅卍字会で、根本宏に師事をする。その後、道院で、真光に接していたこともある植松愛子と出会う。植松愛子・深見東州それぞれが、霊的能力により、この出会いを神秘的なものと受け止める[1]

1977年、深見が植松の内弟子となって、宗教的生活を開始する[7]。当初は、多くの仲間とともに、「ご神業の会」として[11]宗教活動を行っていた。1984年、小規模な集まりに名称をつけ、宗教団体コスモコアを設立し、宗教的活動を発展させる[1]。そして、講演会活動を開始し[1]、神道をベースとし[1]、幅広い知識を織り込んだ講義と[1]、会員の心理を読んだ接心等で人気を博した[1]1985年、リーダーの深見東州が『神界からの神通力』を出版すると、会員が増加し、宗教活動が活発化した[1]

1988年、皇大神御社(すめらおおかみおんやしろ、旧称 皇大神社 すめらおおかみやしろ)を建立して総本部に定め[7]、皇大神御社を中心に、会員参加型の祭祀・祭事()や神事を行うようになる。団体名は、コスモコア、コスモメイト、パワフルコスモメイトという旧称も使用していた[7][1]。団体名の改称は、団体自身の器が大きくなるにつれ、さらなる救済力や普遍性を発揮する組織に生まれ変わるという意味がある[7]。また、リーダー・深見東州は、以前は深見青山と称していた[7][1]。現在、日本国内15ヶ所のエリア本部と182ヶ所の支部、ニューヨーク、ロンドン他10ヶ所の海外支部などがある。会員は約7万人(2011年2月時点)。

団体名称を「皇大神社」としていた1991年当時に静岡県に対して宗教法人認証の申請を行い、県側と適格性を巡って事前相談を行なっていたものの認証は下りず(静岡県は団体の実態などについて疑問を呈示し、提出された認証申請書を受理していない[11])、1996年には長期にわたって認証が下りないため損害を被ったとして静岡県と当時の県学事課長を相手取った損害賠償請求訴訟を静岡地裁に提起した[12][13]。その後、宗教法人法改正により認証申請の管轄が文化庁になったため同庁に対して認証の相談を続行するが、少なくとも2006年5月時点で認証を受けることができていない[11][14]

ワールドメイトの教え

「実在の神を掌握し、神を行じ、神人合一の道が降りている」ことをワールドメイトの特色と定義している[3] 。会員は、絶対神に向かって謙虚に己を見つめ、働きが自在なる顕現神とともに、無限の神徳を社会や人々に取り次げる神人合一の人を目指し[7]、社会生活の中で[3]、御魂磨きの日々を送ることを重要視している[7]。社会生活で生き抜いていくバイタリティー、エネルギーを、神なる御魂の輝きと捉え、「いのち」の輝きこそが「神なるもの」としている[3] [15]

ミロクの世の五箇条

神人合一の人には、5つの要素(ミロクの世の五箇条)が備わっているとしている[7]

  1. 信仰心---神が持っている真(学問)・善(宗教・福祉)・美(芸術)を憧れ敬い、会得しようとする姿勢を宗教心とする。その宗教心を、一生涯をかけて、貫き通す精神こそが信仰心であり、貫き通す精神のない人は、宗教心はあっても、信仰心はないということになる。また、宗教的分野に限らず、学問や芸術を一生涯かけて、貫き通す精神も「信仰心」としている。
  2. 愛念---隣人愛のような、普遍的なの念、思慕の念を指す。「相手よし、我よし」の相互の幸福と発展を願う心でもある。
  3. 秩序---善因善果、悪因悪果の法則という大秩序が我々の運不運に強く影響を及ぼしている。
  4. 調和---秩序が極まると、調和の心となる。秩序は縦、調和は横のつながりでもある。調和の心により、別々の物事が、互いに長所を発揮して、活かし合うことができる。
  5. 平和の心---上記の心を全て持ち合わせていても、平和の心がないと、戦争が起こる可能性がある。世界の国々の為政者や国民が、平和の心を前に立てて、手を取り合うときに、初めて戦争のない世界がやってくる。
死生観

人間は、死んで肉体の衣を脱ぎ、49日が過ぎると、生前の行動と想念によって積まれた、功徳と業の相殺決算により、適合した霊界へ旅立つとする。大別すると、天国界、中有霊界、地獄界の三つに分けられる。天国界は第一天国、第二天国、第三天国というふうに別れ、さらに、ランクが細分化されている。また、ほかにも、死後に人間の魂が行く世界は、兜率天、霊国界、最奥人天界等があり、人間の個性が様々であるのと同様、霊界、神界のあり方も様々であるとする[7]

他宗教との共存共栄

宗教は、棲み分けの理論で、共存共栄していくとし、世界中が一つの宗教に統一されることはないとしている。また、ミロクの世が訪れる頃には、世界中の人々に、自ずから宗教心(ミロクの世の五箇条)が備わっているため、宗教が普通となり、各国や、各宗派、各教団のイデオロギーが対立することはなくなるとしている。それを、逆説的に「世界中から宗教がなくなる」という大本教出口王仁三郎の言葉を引用して表現することもある[15]

ワールドメイトの用語説明

神には、絶対神(主神)と顕現神(八百万の大神)がいるとする。絶対神は、宇宙創造の主神のことであり、無限絶対、無始無終、全智全能の主神のことである。人智を越えているため、有限なる人間には、到底、全てを理解することも、知覚することも難しいが、絶対神を思慕し敬うのである。顕現神は、絶対神(主神)の一部の働きを司る神であり、個別の働きや個性を持った神格をもち、人間を守護したり導くとする。各宗教の神や、神社の神は、顕現神であるという位置づけであり、ワールドメイトの神だけではなく、自分の願いに応じた働きがある顕現神への積極的な祈願も勧めている。仏や龍神、天狗等は顕現神の一部や顕現神の眷属であるとする。こうした教えは、神道のみならず、仏教儒教道教や、天理教黒住教金光教、大本教、世界真光文明教団等の天啓宗教とも重なる部分がある[7]

神道

ワールドメイトの教えのベースとなっている「神道」とは、古くからの「神ながらの道(精神)」(古神道)の流れを組んでおり[15]、自然と神霊と人との融和の道のことである。つまり、日本人の国民性となり、日本の文化を形成している、古くからの日本人固有の「生成化育進歩発展」の意識(精神的支柱)を指す[16]国学国家神道とは路線が異なる。教派神道の一派であるが、「人は祖に基づき、祖は神に基づく」という古くからの日本人特有の民族的な信仰体系に基づき、祖先霊の大祖先が神社の神であると考えており、神社神道に近い[7][15]。そのため、全国の有力神社や、産土神社への参拝を勧めており、毎年、ワールドメイトが主催をして、神社への団体参拝も行っている[3]

ミロク(弥勒)の世

来るべきミロクの世(理想の世)が訪れる前には、巷で言われているような世界の崩壊とは言わないまでも、数々の困難や問題が世界中で吹き出してくるという。その困難を乗り越える過程で、世界の人々が一致団結し、世界連邦政府が樹立されると、ミロクの世の礎ができるのである。ワールドメイトは「和を以て貴しと為す」という精神をもって、他宗教との共存共栄を図り、世界平和に貢献しようとする立場を貫いている[7]

皇大神御社(すめらおおかみおんやしろ)

「宗教団体を創ってはならない」「神は伽藍には降りない」という天啓に基づき、団体としてのあり方を模索した結果、神社という「来る者は拒まず、去る者は追わず」の形態こそが、神道のあるべき姿だと確信するにいたり、建立された。古くからある神社と同様、神職が日々奉仕しており、会員はご祈祷等を受けることが出来る[7]

人形形代(ひとがたかたしろ)

神社が年末に大祓にてお焚き上げをする「人形(ひとがた)」と基本的には、同じである。人形とは、人の形に切られた紙に、住所と名前を書き込み、燃やす(お焚き上げ)ことによって、過去の穢れが清められると同時に、願いが成就するとしている。大祓え神事は、毎年、夏越(なごし)と年越(としこし)の2回行われ、リーダーを先達とし、何千人もの会員による祈りを結集して、お焚き上げがなされる。

形代は、家や会社のビル、車の形をしたもの、産着に似せた安産形代など、バリエーションに富んでいる[17]

祈誓文(きせいぶん)

寄付御玉串(寄付)をする者が、寄付をする際に記入し、寄付である旨の宣言をするための用紙。すべての寄付が、物品の販売等とは違う、対価代償を求めることがない、宗教的な真心から出た「寄進」であることを、毎回心新たに誓うためのもの。

寄付御玉串(きふおたまぐし)

ワールドメイトで受け付けている寄付・寄進は、慈善的要素のある「寄付」と神に捧げる「御玉串」の両方の意味合いがあるということを表すために、定義した用語。

後継者について

深見東州は不犯を守り続けているため、実子はおらず、かねてから、「親類や係累からではなく、下から奉仕活動を積み重ねてきた、人望と天運と実力がある人が後継者となることが、会員にとって一番良い」という考えであった[17]。2007年に、古くからのお弟子の娘であり、幼い頃から奉仕活動を行っていた、若手の中で最も神業歴が古い女性が、天啓により、二代目の後継者に指名されている。

分派活動

1993年、元幹部が脱退する際に相当数のスタッフを引き連れて分派活動を行い、マスコミや東京国税局(マルサ)に、悪質なタレコミを宣伝するという組織内部の混乱があった。元幹部らは、ワールドメイトを快く思わぬ勢力のバックアップを受け、反ワールドメイトの運動を大々的に展開した[18]

深見東州は、マスコミにどれほど叩かれても、この先の神業が弥栄えるように、一回りも二回りも大きく甦るための試練であると受け止め[16]、社会規範を守りつつ、世の中を良くしていこうという当初からの運営方針[17]を、いっそう明確に定義づけるきっかけともなった。

経緯と終息

ワールドメイトで分派騒動が起きた1993年当時、分派活動の首謀者らが、ワールドメイトや関連会社などが「4億円を隠している」という架空の筋書きを、税務当局関係者に情報提供した。しかし、東京国税局査察部(マルサ)によって、全国77箇所に2度の強制調査が行われても、隠し現金も金塊も不正な証拠も一切存在しなかった。後に、分派騒動の首謀者ら自身が、真実でない情報を提供していた旨、記者会見で述べるに至り、1997年には東京地検も、本件の刑事告発を見送った。

分派活動の一環として起こされた民事提訴

  • セクハラ行為損害賠償請求事件
1993年3月17日、ワールドメイトの元会員と名乗る女性2名(下記の分派活動首謀者の、部下だったことが後日判明[18]。)は、セクシャルハラスメントを受けたとして、ワールドメイトリーダーに損害賠償を求める訴訟を横浜地方裁判所に提起した。 しかしその後、分派騒動を展開していた首謀者が、ワールドメイトリーダーの信用失墜を画策して企てた訴訟と判明[19]。首謀者自筆の活動証拠文書も発見された[20]。 1993年11月17日、ワールドメイトリーダーが原告に対し解決金を支払うこと、謝罪文や謝罪広告等一切ないこと、双方口外をしないこと等を定めた訴訟上の和解が成立。現在では分派活動の一環と分類されるこの訴訟では、首謀者に利用されて職を失った形の原告2名の今後を見かねて、請求額より多い解決金が支払われるという措置が取られた[21]。司法筋によると、ワールドメイトリーダーはセクハラについて全面否定している[19]。分派活動の終息以後、同様の事件は起きていない。
  • 玉串料返還請求訴訟
1994年5月、病弱な息子を持つ夫婦が、ワールドメイトに、10年間にわたり救霊代等として合計7000万円以上を支払わされたとして、損害賠償を求めて提訴した。1996年、原告側が訴えを取り下げ、被告もこれに同意する旨の口頭弁論が行われた。

分派活動に起因する2次被害

13年間、税務当局は「関連会社の一部」だとし「ワールドメイトが脱税した」とする報道などがおこなわれた。2006年、東京高裁は「脱税は全く行っていない」旨の判決を下している[22]

荻窪税務署

分派騒動の首謀者ら自身が、真実でない情報を提供していた旨を記者会見で述べたにもかかわらず、1996年5月、荻窪税務署が、虚偽のタレコミに基づき、「ワールドメイトは存在せず、その所得は関連会社のもの」として課税処分を行った。 関連会社は、全く誤った課税であることを訴え続け、ついに10年後の2006年(査察部の強制調査からは13年後)、東京高裁において、事実と異なる「違法」課税だったことが判明。課税取消し判決が確定し、13年にわたる濡れ衣が晴らされた。 この濡れ衣が晴らされるまでの間、ワールドメイトとその関連会社は、脱税しているかのような前提で報道されているという点で、大きな報道被害を受けている。下に列挙された裁判でも、あたかもワールドメイトが脱税したかのような、誤った報道を基に下された裁判所判断があり、これも報道被害の一種である[22]

報道被害に起因する民事提訴

  • インターネット掲示板書き込み損害賠償請求事件
R(男性)は、2000年頃、複数のインターネットサイトの掲示板に、ワールドメイトリーダーを中傷する記載をした。この記載に対して、ワールドメイト及びワールドメイトリーダーは、名誉毀損による損害賠償を求めて、平成14年に東京地裁に提訴。2004年、東京地方裁判所民事第37部(裁判長・近藤壽邦)は、原告ワールドメイト・ワールドメイトリーダーの請求をいずれも棄却した。
  • プシコ裁判
冬樹社の雑誌「PSIKO」の記事に対して、ワールドメイトは名誉毀損で損害賠償請求の提訴を行った。一審東京地裁は、記事が原告らの名誉感情を害したことを認めたが、本件各記事における論評の表明が論評としての域を逸脱したものでないとして、ワールドメイト側の請求をいずれも棄却した。ワールドメイト側はこれを不服として東京高裁に控訴。2003年10月、双方に裁判所の勧告が行われ、被告が原告に謝罪をして和解し、「謝罪」に満足したワールドメイトは、マスコミの「表現の自由」を認め、それ以上の損害賠償の請求などをやめて訴えは取り下げられた。
  • 岩波「世界」
ワールドメイトは、岩波書店の雑誌世界の記事の内容をめぐり、岩波書店・藤田庄市を名誉毀損で損害賠償請求の提訴をした。2003年9月の一審判決に引き続き、2004年1月28日、東京高等裁判所第15民事部(裁判長・赤塚信雄)は、記事について、ワールドメイトが他人に害を及ぼしたように読むことは出来ない旨の判断を示し、原告ワールドメイト側の請求をいずれも棄却した。
  • T夫妻裁判
T夫妻が、ワールドメイトの支部において、入会した娘を説得して辞めさせようと言う意図の下に行われた、一連の会話に対して、ワールドメイトが名誉毀損で東京地裁に提訴した。元々親子喧嘩であったが、T夫妻がワールドメイトの某支部を訪れ、娘の夫らと大声で言い合いをするという事件がおきた。その際、T夫妻が支部玄関で論争しながら言った内容が、名誉毀損にあたる・あたらないということで訴訟となったもの。2005年1月28日、東京地裁は、中傷発言は支部の人らの耳に届いたと推認されるが、原告の名誉を毀損するなど社会的に見て相当な範囲を逸脱した違法なものと認めることはできないと判断し、原告ワールドメイト側の請求を棄却した。[23]

総本部・エリア本部

全国のエリア本部や支部は、ユニークな名前であることが特徴である。これは暗いイメージや閉鎖的な宗風にならないよう、地域にふさわしい名前を命名したものであるという。

  • 世界中に愛をワールドメイト総本部
  • 本タラバ毛ガニ手足バタバタ・忍者走り!!北海道エリア本部
  • ジャンジャン行けそんなこと言ったらマッキンリーまで行きますよ東北エリア本部
  • バッチバッチグー千葉エリア本部
  • みんなひょうきん東京エリア本部
  • 完熟トマトあちらにポロリこちらにポロリ、結局畑はトマトだらけ何て真っ赤な幸せ新宿エリア本部
  • 稲びかり!恋びかり!金びかり!イケメンびかりの横浜エリア本部
  • 終わらないお値打ちとの出会い君との出会い人物金(ひとものかね)との出会い!名古屋エリア本部
  • 岐阜トボックスエリア本部
  • 戎が笑う大黒が笑うみんなが笑うわっはっはっはっはっはエリア本部
  • あれもしんさいこれもしんさい心斎橋エリア本部
  • マンマル発展森の宮エリア本部
  • ナスビー誕生キュウリ誕生玉ネギ誕生ニンジン誕生ゴボウ誕生キャベツ誕生高松エリア本部
  • おこぼれいかが天国いっぱい九州エリア本部
  • 熊蜂ぶんぶん蜜蜂ぶんぶんロイヤルゼリー熊本エリア本部
  • ハーリーハーリー、飲んで歌って大集合!沖縄エリア本部

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 井上順孝対馬路人、西山茂他『新宗教 教団・人物事典』弘文堂、1996年、323-324、559頁。
  2. ^世界中に愛をワールドメイト3つのスローガン 」(公式サイト)。
  3. ^ a b c d e f g h 磯崎史郎 『深見青山 その天才の秘密をさぐる』勁文社、1991年。
  4. ^ a b 島薗進 「情報化と宗教 ー現代宗教の変容ー」『思想』NO.817、岩波書店1992年、192-193頁。
  5. ^ 島薗進 「シンポジウム記録・情報化社会と人間」『社会情報研究所 紀要』 NO.48、東京大学、1994年12月20日、75頁。
  6. ^ 島薗進「ポストモダンの新宗教」 東京堂出版、2001年9月25日、45頁。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 沼田健哉 『宗教と科学のネオパラダイム』創元社、1995年、246-313頁。
  8. ^SIHANOUK HOSPITAL CENTER OF HOPE 公式サイト
  9. ^シアヌーク病院」在福岡カンボジア王国名誉領事館(公式サイト)。
  10. ^世界中に愛をワールドメイトの主な公益活動」(公式サイト)。
  11. ^ a b c 東京地裁平成17年7月28日判決(税資255号順号10090)
  12. ^ “宗教団体が損害賠償提訴 県など相手取り/静岡”. 朝日新聞朝刊(静岡面) (朝日新聞社). (1996-04-19) 
  13. ^ “宗教団体「ワールドメイト」関連会社が60億円申告漏れ 玉ぐし料を所得と認定”. 読売新聞東京夕刊 (読売新聞社): p. 15. (1996-05-22) 
  14. ^ 東京高裁平成18年5月25日判決(税資256号順号10408)
  15. ^ a b c d 吾郷清彦・松本道弘・深見東州 『古神道入門』 たちばな出版、2000年。
  16. ^ a b 島薗進「国家神道よりも大本の路線に近い」『神道を知る本』 宝島社、1993年、152-153頁。
  17. ^ a b c 大原一浩 『なぜ、人は神を求めるのか』 詳伝社〈NON・BOOK〉、1992年。
  18. ^ a b 『新雑誌21』 1993年7月号
  19. ^ a b 「一方的な情報に踊るマスコミとそれを演出する陰謀集団 コスモメイト訴訟劇にみる原告たちの『正体』」『ゼンボウ』1994年2月号
  20. ^ 「サンデー毎日に見るコスモメイト攻撃の背景と”黒い人脈”(下)」『ゼンボウ』1993年7月号
  21. ^ 『微笑』1994年1月
  22. ^ a b ワールドメイトの実態と真実
  23. ^T氏夫妻に対する訴訟が終結いたしました。 」。


外部リンク