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新日本石油精製水島製油所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

新日本石油精製株式会社 水島製油所(みずしませいゆしょ、Mizushima Refinery)は、岡山県倉敷市にあった新日本石油精製製油所である。

水島臨海工業地帯に位置し、根岸製油所に次ぐ規模を有する新日本石油グループの拠点であった。各種燃料油潤滑油石油化学製品の生産を行い、製品は西日本一円に出荷されるほか、コンビナートを形成する周囲の工場群にも供給される。

2010年7月1日、JXホールディングス傘下である新日本石油精製新日本石油ジャパンエナジーの3社が合併・事業統合した「JX日鉱日石エネルギー株式会社」の発足に伴い、同じ水島臨海工業地帯にあったジャパンエナジー水島製油所とともに「JX日鉱日石エネルギー株式会社 水島製油所」となった。

目次

概要

データ

  • 所在地 - 岡山県倉敷市水島海岸通四丁目2番地
  • 敷地面積 - 152万7000m²[1]
  • 従業員数 - 492人(2007年3月31日現在)[1]
  • 原油処理能力 - 250,000バレル/日

主な生産品


主要設備

括弧内は1日あたりの処理能力(2007年4月1日現在)。[2]

  • 常圧蒸留装置 (250,000バレル)
  • 減圧蒸留装置 (77,000バレル)
  • 接触分解装置 (46,000バレル)
  • 水素化分解装置 (13,000バレル)
  • アルキレーション装置 (7,600バレル)
  • 接触改質装置 (22,640バレル)
  • 水素化脱硫装置
    • ナフサ脱硫装置 (47,640バレル)
    • 分解ガソリン脱硫装置 (33,000バレル)
    • 灯軽油脱硫装置 (87,170バレル)
    • 直接脱硫装置 (45,000バレル)
    • 間接脱硫装置 (37,000バレル)

沿革

  • 1961年(昭和36年)5月16日 - 三菱石油水島製油所として操業開始。
  • 1974年(昭和49年)12月18日 - 重油流出事故発生。
  • 1999年(平成11年)4月1日 - 三菱石油と日本石油が合併し日石三菱に社名変更。
  • 1999年(平成11年)7月 - 水島製油所が日石三菱から日石三菱精製に移管。
  • 2002年(平成14年)4月1日 - 日石三菱精製が新日本石油精製に社名変更。
  • 2004年(平成16年)10月 - プロピレンの製造を開始。
  • 2010年(平成22年)7月1日 - 新日本石油・新日本石油精製・ジャパンエナジーの3社が合併・事業統合した「JX日鉱日石エネルギー株式会社」の発足に伴い、同社の水島製油所となる。

事件

三菱石油時代の1974年12月18日午後9時12分、タンク(高さ24メートル、直径52メートル)が破損し、大量の重油流出した。強風や引き潮などの悪条件が重なり、流れ出た重油は瀬戸内海東方へと拡散、対岸の香川県坂出市高松市、さらには鳴門海峡にまで到達、ノリハマチの養殖などの漁業に壊滅的な打撃を与えた。漁業補償などの被害総額は536億円にのぼった。この事件が契機となって、翌1975年に石油コンビナート等災害防止法が成立・施行された。

その他

関連項目

外部リンク

脚注

  1. ^ a b 『新日本石油2007年3月期有価証券報告書』による
  2. ^ 石油連盟の統計資料『会社・製油所別主要石油精製設備一覧』による