備蓄
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備蓄(びちく)とは、将来の需要の逼迫に備えて物資(資源)を蓄えること。
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概要
備蓄は、将来的に予測される・あるいは発生すると大問題に発展しかねない需要と供給のバランスが崩れる事態に備えて、所定の重要物資を蓄えることである。なお流通においても、生産側から消費側に物資が流通する過程で、在庫の形により一定の変動に対応可能なシステムが備わっているが、備蓄と表現する場合には、より積極的にそれら物資を貯蔵し、異常事態に備えることを指す。
個人や集団で行うことも指すが、国家的なレベルで行うものを指すことが多い。古くは飢饉や飢餓・天災に備えた食糧備蓄が、近代では経済に不可欠な戦略物資や衛生物資などの備蓄が進められている。また最近では、2000年問題やインフルエンザの流行に備えて国家が食料などの備蓄を国民に呼びかける例もある。
こういった備蓄では、保存性の高いものほど長期間の貯蔵が可能ではあるが、逆に重要な物資では、コストさえ見合えば保存性の低い物資でもそれなりの保存方法を利用して備蓄が行われる。また、備蓄し続ければ保存性の大小に関わらず物資は次第に劣化するため、大抵は先入れ先出しの方法で、備蓄された物資の順次入れ替えが行われるが、備蓄物資を総入れ替えできるだけの予算がある場合は、定期的に総入れ替えすることも行われる。例えば防災用の非常食は、総入れ替えされる傾向が顕著である。
なお、こういった備蓄が行われる一端には、対象となる物資の欠乏が致命的な問題を起こす傾向が存在するためである。必要となる物資の備蓄は基本的な生存戦略であるため、多くの国・組織・集団(=社会)では何らかの形で必要物資の調達と備蓄を進める傾向がある。
個人レベルでの備蓄に伴う問題点として、1973年の日本のトイレットペーパー騒動や洗剤騒動のように、なにかのきっかけで全国民がいっせいに個人的備蓄行動を始めると、それが買い占め同然に作用し、まさにそのことによって供給不足やパニックが引き起こされてしまうという例がある。




