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占星術殺人事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

占星術殺人事件』(せんせいじゅつさつじんじけん)は、1981年に発表された島田荘司推理小説。著者のデビュー作であり、同作家の人気シリーズである御手洗潔シリーズの第一弾である。

島田荘司の持ち味ともいえる猟奇的な事件と、事件関係者の手記で始まる構成などによって、推理小説ファンをとりこにした。なおトリックの価値観の尊重、及び、主人公御手洗を真に理解できる役者にしか彼を演じることは難しいという理由から、島田荘司は映像化を許可していない。

あらすじ

1936年2月26日二・二六事件が発生したその日、猟奇的で難解を極める事件が起きた。画家の梅沢平吉が自宅の密室状態のアトリエで殺された。そして現場に残された遺書には怪奇な内容が記されていた。

それは若い6人の処女からそれぞれの星座に合わせて体の一部分を切り取り、それらを合成して完璧な肉体を持つ女性「アゾート」を作成するというものだった。

その後、6人の姉妹が全員殺され、それぞれ頭、肩、胸、腰、大腿部、下足部が切り取られた状態で発見された…。はたしてアゾートは作成されたのか? また、アゾートはどこにあるのか? そして犯人は誰なのか? 幾多の謎は解かれることなく、占星術殺人と名づけられたこの事件はやがて迷宮入りとなった。

それから約40年後の1979年。御手洗潔は、石岡和己からこの事件のあらましを聞き珍しく興味を示した。すると文献などから事件を調査する二人のもとへ思わぬ来訪者が現れた…。

登場人物

御手洗潔
占星術師。かなりの変わり者。
石岡和己
御手洗の親友。御手洗に占星術殺人の事を教える。

関連項目