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原りょう

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

本来の表記は「原尞」です。この記事に付けられた題名は記事名の制約から不正確なものとなっています。

原 尞(はら りょう、1946年12月18日 - )は、日本作家小説家。本名は原 孝。佐賀県鳥栖市出身。

福岡県立福岡高等学校九州大学文学部美学美術史科卒。福岡高校の同期に医師の中村哲 (医師)がいる。大学卒業後上京、ジャズピアニストとして活躍し、高木元輝などとも共演した。その後帰郷し執筆に専念、1988年に第2回山本周五郎賞候補作、新宿に事務所を構える中年私立探偵・沢崎を主人公とした『そして夜は甦る』で作家デビュー。

作品は自身も愛読したレイモンド・チャンドラーの作品群に影響を強く受けており、原はその事やチャンドラーへの憧れ、敬意を表明している。また、「そして夜~」の「あとがきにかえて」では『ひとつのハードボイルド論――マーロウという男』という沢崎と同作に登場したライター・佐伯とがマーロウについて語り合う内容のものを執筆している。

「そして~」から第2作「私が殺した少女」発表まで1年半、「私が~」から第3作「さらば長き眠り」発表まで(短編集を挟んで)6年、「さらば~」から第4作「愚か者死すべし」発表まで9年を要しており、デビュー以来19年で長編4作、短編集1冊、エッセイ1冊(文庫化にあたり2分冊化)と、自他ともに認める寡作、遅筆作家。(「私が~」を発表したのが「そして~」から1年半後であったことに対して)「我ながら驚くほどの遅筆ぶり」であるとあとがきで述べている。

2008年に第二期「沢崎シリーズ」第二作を刊行予定とのことだったが、2010年現在まだ刊行されていない。

なお主人公である「沢崎」の、下の名前は著者しか知らず、発表の予定も公表するつもりもないらしい。

目次

略歴

著書

  • 『そして夜は甦る』(早川書房 1988)のち文庫 
  • 『私が殺した少女』(早川書房 1989)のち文庫 
  • 『天使たちの探偵』(早川書房 1990)のち文庫 
  • 『さらば長き眠り』(早川書房 1995)のち文庫 
  • 『ミステリオーソ』(早川書房 1995)
    • 『ミステリオーソ』『ハードボイルド』ハヤカワ文庫
  • 『愚か者死すべし』(早川書房 2004)のち文庫 

海外への翻訳

中国大陸(簡化字)

  • 暗夜闻一叹 (刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)-そして夜は甦る
  • 我杀了那个少女 (刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)-私が殺した少女
  • 天使们的侦探 (刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)-天使たちの探偵
  • 拜别长眠 (刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)-さらば長き眠り
  • 莫之能测 (刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)-ミステリオーソ
  • 致命神探 (刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)-ハードボイルド
  • 愚者正须死 (刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)-愚か者死すべし

台湾(正體字)

  • 暗夜的嘆息 (尖端文化)-そして夜は甦る
  • 我殺了那個少女 (尖端文化)-私が殺した少女

関連項目