1. TOP
  2. Kiraku辞典
  3. メインページ

吉田都

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ファイル:Sugar Plum Fairy.jpg
くるみ割り人形』 で金平糖の精を踊った吉田都。2009年12月、ロイヤル・オペラ・ハウスにて。

吉田 都 (よしだ みやこ、1965年10月28日 - ) は東京都国立市出身のバレリーナ都立北多摩高校卒。1988年より2010年まで22年間にわたって英国の2つのロイヤル・バレエ団でプリンシパルを務めた。

目次

来歴

地方公務員の父親、専業主婦の母親の次女として[1]国立市に生まれる。

1974年、9歳で石沢秀子にバレエを習い始める。1981年全国舞踊コンクール・ジュニア部門で第1位[2]。その後石沢の勧めで松山バレエ学校に移籍した。松山在籍中の2年間にはコール・ド・バレエとして松山バレエ団の公演にも出演した[3]

1983年ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップ賞を受賞し、英国ロイヤルバレエ・スクールに入学。1984年サドラーズウェルズ・ロイヤル・バレエ団 (現バーミンガム・ロイヤル・バレエ団) に入団。4年後の1988年に最高位プリンシパルに昇格した。

ロンドンを本拠地とする姉妹カンパニーのロイヤル・バレエ団にはプリンシパルとして度々客演していたが、1995年にバーミンガムから正式に移籍した[4]。移籍の理由は家族的な雰囲気のバーミンガムに居続けることで成長が止まってしまうことを恐れたためと後に説明している[5]

イギリスでは 『眠りの森の美女』、『白鳥の湖』、『くるみ割り人形』、『ジゼル』、『ドン・キホーテ』 といった代表的な古典の主役のほか、アシュトン振付 『シンデレラ』、ニネット・ド・ヴァロア振付『コッペリア』、マクミラン振付『ロミオとジュリエット』などの少女役・妖精役を得意とした。

2006年9月、ロイヤルでの籍をゲスト・プリンシパルに変更し、熊川哲也率いる日本のKバレエカンパニーに移籍した。熊川自身もロイヤルの元プリンシパルであり、二人は十数年来の友人。

2009年9月にKバレエを除籍[6]。その2か月後の11月、ロイヤル・バレエ団からの引退公演が発表された[7]。2010年6月29日、東京文化会館で同バレエ団の来日公演 『ロミオとジュリエット』 のジュリエット役を踊り、26年間に及んだイギリスでのキャリアを終えた。

ロイヤル退団後は日本を拠点にフリーランスとして活動している。2011年5月には東京で古巣バーミンガム・ロイヤル・バレエ団での最後の客演が予定されている[8]

私生活では2005年に日本人の遠藤貴と結婚した。

バレエ以外の活動と受賞

動画

文献

  • 吉田都 『吉田都 終わりのない旅』 阪急コミュニケーションズ、2005年5月、ISBN 4484052091
  • ビル・クーパー (Bill Cooper) 『MIYAKO 英国ロイヤルバレエ団の至宝・吉田都の軌跡』 文藝春秋、2001年8月、ISBN 4163577203

脚注

  1. ^ 『こころの玉手箱(2)』 日本経済新聞 2008年2月26日夕刊
  2. ^ 『全国舞踊コンクール50年史』 (東京新聞社、1994年)p.101。同書によると吉田は同コンクールで1979年に入賞(このときの部門名は「バレエ第2部」)、1980年 第2位、1981年 第1位であり、3年目にしての優勝だった(pp.97-101)。
    なお 『MIYAKO 英国ロイヤルバレエ団の至宝・吉田都の軌跡』 (文藝春秋、2006年 ISBN 9784163577203) および 『バレエのプリンセス 吉田都の世界』 (新書館、1997年 ISBN 4-403-32003-1)では誤って「1980年 第1位」と記述されている。
  3. ^ 前掲 『…吉田都の世界』、p.53。
  4. ^ 1995年以前には米国のバレエ団への移籍を考えていたが、バーミンガムの監督だったP・ライトに本家ロイヤルへの移籍を勧められたという。cf. Miyako Yoshida & Kevin O'Hare - The Ballet Association, 14 April 2004.
  5. ^ *『丸の内キャリア塾 No.76』 日本経済新聞東京版夕刊・特集広告、2008年10月21日(火)
  6. ^ 実際には2008年11月の 『コッペリア』 以後、Kバレエ公演には出演しておらず、除籍についても明示的な公式発表は無かった。cf. パフォーマンス情報(Kバレエ公式サイト)
  7. ^ "Royal Ballet Guest Principal announces her final performances with the Company." - ROH
  8. ^ 2011年公演ラインナップ - 日本舞台芸術振興会
  9. ^ 日本人ではバイオリニストの二村英仁に次いで2人目。
  10. ^ Richard Sherrington Award for Best Female Dancer 2006.
  11. ^ バレリーナ吉田都氏特別客員教授就任 - 神戸女学院大学

外部リンク

公式サイト

  • 吉田都 - ブルーミングエージェンシー(ロイヤル退団後の吉田の代理人事務所による公式サイト)
  • 吉田都 - 公式サイト
  • Miyako Yoshida - Royal Opera House

その他のサイト