大井競馬場
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ファイル:Ooi Racecourse Paddock and L-WING.jpg 大井競馬場のパドックとL-WING | |
| 施設情報 | |
|---|---|
| 通称・愛称 | 東京シティ競馬(TCK) |
| 所在地 | 東京都品川区勝島2-1-2 |
| 座標 |
北緯35度35分36.4秒 東経139度44分35.9秒座標: 北緯35度35分36.4秒 東経139度44分35.9秒 |
| 開場 | 1950年5月2日 |
| 所有者 | 東京都競馬株式会社 |
| 管理・運用者 | 特別区競馬組合 |
| 収容能力 | 62,000人 |
| コース | |
| 周回 | 右回り |
| 馬場 | ダート(1400m(内回り)・1600m(外回り)) |
大井競馬場(おおいけいばじょう)は、東京都品川区勝島二丁目にある地方競馬のための競馬場である。愛称は「東京シティ競馬(TCK)」。SPAT4加盟。大井競馬場の管理者は東京都競馬株式会社。競馬の主催者は特別区競馬組合である。
目次 |
歴史
1950年に八王子競馬場の代替として開場され、同年5月12日に初開催された。1954年から大井オートレース場も併設していたが1973年に廃止され、群馬県伊勢崎市に移転して伊勢崎オートレース場となっている。
また特別区(23区)のほかに東京都も競馬を主催していたが、1973年、東京都は当時の東京都知事美濃部亮吉の政策により、競馬やオートレースなど公営競技から撤退[1]し、現在は特別区のみが主催している。
1974年(昭和49年)6月6日、地方競馬では初の「中央競馬招待競走」を実施した。優勝はゴールドイーグル号(愛知所属、大井出身)
1986年7月31日に全公営競技を通じて日本で初めてナイター競走が開催された。
1996年スーパーオトメが厩舎から逃走。首都高速道路を走ってしまった。一部新聞は「首都高ステークス」と皮肉っていた。
1997年には白毛馬のハクホウクンが白毛馬としては初勝利を収めた。
2006年にTCK夢プロジェクトと題した企画で、大井競馬場を所有する東京都競馬株式会社の持ち馬の馬名をファン投票で命名するという企画が行われた。その結果、同馬はトゥインクルバードと命名された。
2007年、イナリワンの里帰りが8月18日に開催される予定で企画された。おりしも、この日中央競馬は馬インフルエンザ蔓延に伴う開催中止のため、大勢のファンが詰め掛けてにぎわう予定だった(但し、予定通り開催してもイナリワンの里帰りなど一部を除いて馬との交流イベントは自粛することになっていた 出典1)が、その日に出走を予定していた競走馬の一部から馬インフルエンザの疑いがもたれた可能性があったため、公正な競馬開催が確保できないとして競馬の開催を中止、イナリワンの里帰りも含めた全ての馬事イベントも完全中止となった。(出典2)その後ファン有志がイベントの開催を熱望したため12月28日に改めて行われた。
2011年度より年末の大一番「東京大賞典」が地方競馬において初めて国際競走・国際GIとして行われることになった。これは、競走のレベルアップ及びダート競馬の発展を鑑みてのことで、日本グレード格付け管理委員会に対し、国際格付けの申請をした結果、国際GI格付けの認可がおりた。
コース概要
コースは1周ダート1600mの右回り。3コーナーの手前から4コーナーの出口までは内回りと外回りに分岐しており、内回りの場合は1周1400mとなる。競走用のコースの内側に調教用のコースも設けられている。4コーナー出口からゴールまでの直線の長さは、内回りコースで286m、外回りコースで386mである。
現在の施行距離は1000m、1200m、1400m、1500m、1600m、1700m、1800m、2000m、2400m、2600m。このうち1500mと1600mのみ内回りを使用し、他は全て外回りである。また2400mは東京記念、2600mは大井記念のみで使用される。
最大出走頭数(フルゲート)は通常は16頭。但し、特別競走・重賞競走を行わない平場競走では14頭であったが、2009年11月30日からは平場競走でも16頭で行われている。なお、1000m、1500mではフルゲート14頭である。
以前は2500mと2800mと3000mの距離設定もあったが、現在は使用していない。
開催概要
大井競馬場では、3月下旬から12月上旬の間トゥインクルレースとしてナイター競馬が施行されている。2010年は上記の期間に加え12月24日・25日の2日間もナイター競馬が施行された。[2]
2009年11月現在、ナイター期間中における最終競走発走予定時刻は20時50分で、全国の公営競技場の中でも川崎競馬場と並んで日本で2番目に遅い(最も遅いのは高知競馬場で20時55分)。
また、年末開催では薄暮競走(プチ・トゥインクル)を実施している[3]。
競馬開催時の入場料は100円。
トゥインクルレース開催期間中の開催概要
勝馬投票券発売開始時刻 12:00 - 大井競馬場・各場外・在宅投票共通。なお重賞競走前日[開催日に限る]において、当該競走の前日発売を実施する発売場では、同時刻に前日発売を開始する。但しSPAT4等の在宅投票システムでは前日発売は行わない。
大井競馬場開門予定時刻 14:40 - 但し12レース制がとられる日など、第1競走の発走予定時刻が15:20より前になる場合は開門時刻はその40分前となる。 最終競走発走予定時刻 20:50 - 2002年8月から2006年3月までのトゥインクルレース開催日の場合は20:55であったが、2006年4月より5分早まった。
2011年は3月28日からの予定であったが東日本大震災の影響により3月28日から4月1日までの開催は中止、4月18日から4月22日までは昼間開催となったため、5月9日から12月2日までの13開催・71日間となる。
施設
現在のスタンドはL-WING、2号スタンド、3号スタンド、4号スタンドの4つからなる。
4号スタンドには、食事をとりながら競馬もみられるレストラン(ダイアモンドターン)が設置されており、ギャンブルだけではなく、アミューズメントスポットとして提供している。
2003年12月28日には新スタンド「L-WING」がオープンし、勝馬投票券自動発払機(馬券の発売と払戻が同時にできる端末)の導入なども行われている。
正門2階にはばんえい競馬・ホッカイドウ競馬・名古屋競馬場(うつのみや競馬が廃止されてから名古屋のレースを発売)(2005年10月17日から)の場外発売を行う「ふるさとコーナー」が2003年7月26日から設置されている。
場内実況は耳目社が担当しており、及川暁・大川充夫・辻村健次・山中寛・泉悠介が担当。厩舎は競馬場内と小林牧場(千葉県印西市)にある。
大井競馬場では、認定競走や条件級の中央との交流戦が行われていないなど独自の施策を貫いていたが、2004年6月より条件級の中央との交流戦が行われるようになった。また、JRAと共同のプロモーションイベントも定期的に開催されるようになった。馬券の「ワイド」(拡大馬番号二連勝複式)という名称は、大井競馬場とJRAとの共同で公募され、決定したものである。
サンタアニタパーク競馬場と友好交流提携を結んでおり、大井競馬場では「サンタアニタトロフィー(G3、1996年に「関東盃」を改称)」、サンタアニタパーク競馬場では「東京シティカップ」が交換競走として行われている。
地方競馬としては唯一、全競走での馬名入りゼッケンが導入されている(なお中央競馬では、1991年より全競馬場・全競走で馬名入りゼッケンが導入されている)。また、2005年5月より、重賞以外の競走において、ゼッケンの片サイドに同競馬場のスローガンである「NO GUTS, NO GLORY.」が記載されるようになった。通常、重賞競走では片側に馬名が、もう一方には当該重賞競走名と回号(例:第29回帝王賞)が記載されている。また、「東京プリンセス賞」などの牝馬限定重賞競走では、馬番・馬名・競走名及び回号の文字がピンク色で記載される。
会員制の「TCKカード」を発行し、来場ポイントに応じて抽選で景品がもらえるサービスも行っている。
年間スローガン
- NO GUTS, NO GLORY.(2005年)
- NO GUTS, NO GLORY. 100円の心意気(2006年)
- 今年は×(カケル)TCK(2007年)
- 知るほど!行くほど!ケイバはワンダー!(2008年)
- 走れ、ドラマ。TCK(2009年-2010年)
- Come On! TWINKLE RACE 25th ~もっと輝け!東京の夜~(2011年)
発売する馬券の種類
大井競馬場では馬券を9種類発売しており、これは中央・地方通じて最も多い。 ○…発売 ×…発売なし
| 単勝 | 複勝 | 枠番連複 | 枠番連単 | 馬番連複 | 馬番連単 | ワイド | 3連複 | 3連単 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
3連単で日本の地方競馬史上上位5位中2位から5位までの高額配当が飛び出した事でも知られている。まず2002年8月17日に開かれた第8競走「千代田区特別」で975万9280円の当時日本の中央競馬・地方競馬を通して競馬史上最高額配当が飛び出したが、それから3年後の2005年5月13日の第2レース(平場)では更にそれを上回る1300万0390円という地方競馬史上初の1000万円馬券が発生した。この年の4月に福島競馬場で1014万9930円が出たばかりだったが、それをわずか1か月で300万円以上上回る、当時の日本競馬史上最高配当となった。その後2007年10月29日の第6レースでは989万5990円と1000万円間近となる超高額配当となり、さらに2008年12月25日の第1レース「ポインセチア賞」(2歳、1400m、13頭立て)で当時の地方競馬史上最高配当記録を更新する1523万6020円が発生した。さらに、2010年4月6日の第7レース(平場・C2)で今までの1911万円を遥かに上回る2488万720円の配当が飛び出した。
主な競走
以下は2011年度施行予定の重賞。
統一グレード競走
- 東京大賞典(GI)
- 帝王賞(統一JpnI)
- ジャパンダートダービー(統一JpnI)
- JBCスプリント(統一JpnI)
- JBCクラシック(統一JpnI)
- 東京盃(統一JpnII)
- TCK女王盃(統一JpnIII)
- 東京スプリント(統一JpnIII)
重賞競走
- 羽田盃 (SI)
- 東京プリンセス賞 (SI)
- 東京ダービー (SI)
- JBCレディスクラシック(SI、中央・地方交流重賞競走)
- 東京2歳優駿牝馬 (SI)
- 金盃 (SII)
- マイルグランプリ (SII)
- 大井記念 (SII)
- 黒潮盃 (SII)
- 東京記念 (SII)
- ハイセイコー記念 (SII)
- 京浜盃 (SII)
- レディスプレリュード(SII、TCKディスタフからの名称変更。中央・地方交流重賞競走)
- 東京スプリング盃 (SIII)
- 優駿スプリント (SIII、2011年度から新設)
- サンタアニタトロフィー (SIII)
- アフター5スター賞 (SIII)
- 東京シンデレラマイル (SIII)
- 勝島王冠 (SIII)
準重賞
- 桃花賞(3歳牝馬限定オープン)
- ウインタースプリント(古馬オープン)
- 雲取賞(3歳限定オープン)
- ブリリアントカップ
- メトロポリタンジューンカップ(中央交流)
- スターライトカップ
- シーサイドカップ
- アデレードシティカップ(牝馬限定)
- ゴールドジュニアー(2歳限定オープン)
- ムーンライトカップ(オープン)
- メトロポリタンノベンバーカップ(中央交流)
所属騎手
- 赤嶺亮
- 有年淳
- 安藤洋一
- 石川駿介
- 上田健人
- 遠藤健太
- 柏木健宏
- 小平健二
- 小林拓未
- 坂井英光
- 高野誠毅
- 高野毅
- 達城龍次
- 千田洋
- 戸崎圭太
- 中村尚平
- 早田功駿
- 早田秀治
- 早見多加志
- 東原悠善
- 本村直樹
- 真島大輔
- 松崎正泰
- 的場文男
- 御神本訓史
- 矢野貴之
- 山崎良
- 横川怜央
- 吉井竜一
- 和田譲治
かつて所属していた騎手
- 内田博幸 2008年3月に中央競馬移籍
ハイセイコー像と名馬レリーフ
1970年代のアイドルホースハイセイコーのデビュー地であり、大井競馬では6戦6勝(重賞・青雲賞も含む)。死去後に青雲賞はハイセイコー記念と改称し、あわせて馬像が作成され、大井競馬場の場内に設置されている(他に中山競馬場、新冠町)。
またハイセイコー以外の大井競馬場に所属し、活躍した名馬を称えて、以下の14頭14枚のレリーフが大井競馬場内に飾られている。
- ダイゴホマレ
- オンスロート
- ヒカルタカイ
- ゴールデンリボー
- ハツシバオー
- アズマキング
- スズユウ
- サンオーイ
- テツノカチドキ
- ハナキオー
- イナリワン
- チャンピオンスター
- コンサートボーイ
- オリオンザサンクス
期間限定企画
- 2002年4月には吉本興業とのタイアップで、内馬場に雨上がり決死隊の蛍原徹が店長を務めるバイキングレストラン『ホトチャンキッチン』をオープンした(同年11月閉店)。
- 2003年より「うまたせ君」がイメージキャラクターになっており、テレビCMでは舘ひろしが声優を務めていた。
- 2005年は、トゥインクル開催期間中の重賞開催日と東京大賞典開催日にアイドル予想師「もも子&まどか」が場内の特設ステージで予想を公開した。
- 2007年は「TCKアンバサダー」として陣内孝則と鷲巣あやのがイメージキャラクターを務めた。
- 2008年は動画サイト「TCK.tv」を開設、山本モナがキャスターを担当し、TCKの最新ニュースや重賞競走についての情報、騎手との対談、場内のグルメリポートなど、TCKに関する話題や情報を発信した。(2009年1月末まで、山本が不倫に伴う不祥事により出演を見合わせ、同年8月より江口ともみが代打キャスターとして担当した。)
場外発売所
各地で場外発売を行っており、地方競馬としては幅広く展開している。
特に記述のない発売所では、大井競馬場の他、浦和競馬場・川崎競馬場・船橋競馬場の場外発売も行っている。
詳細は場外勝馬投票券発売所#地方競馬の場外勝馬投票券発売所や、「南関東4競馬場共同サイト」内の場外発売案内ページ[1]を参照。
東京地区
- offt後楽園(東京都文京区)
- 帝王賞・ジャパンダートダービー・JBC・年末の東京大賞典・東京シンデレラマイルおよび東京2歳優駿牝馬の施行日当日は、隣接するJRAウインズ後楽園C館(38窓)でも発売する。払戻についてはウインズ後楽園(施行日当日のみ)南関東4競馬場と南関東場外(各offt・新潟地区・益田場外も含む)で可能。
- offt汐留(東京都港区)
- ウインズ汐留の7階に併設。JRAが管理する8階有料フロアも開放される場合がある。
- 大井競馬のみ発売し、浦和・川崎・船橋の場外発売は行わない。
関東地区
- 浦和競馬場(非開催日に場外発売)1993年1月、相互場外発売開始
- 川崎競馬場(非開催日に場外発売)1998年9月、相互場外発売開始
- 船橋競馬場(非開催日に場外発売)1995年10月、相互場外発売開始
- offtひたちなか(茨城県ひたちなか市)
- BAOO高崎(群馬県高崎市、旧高崎競馬場)
北海道・東北地区
- ホッカイドウ競馬(発売箇所などの詳細は当該記事を参照)
- ばんえい競馬(発売箇所などの詳細は当該記事を参照)
- ニュートラックかみのやま(山形県上山市、旧上山競馬場)
- ニュートラック松山(旧上山競馬の場外発売所)
- ニュートラックいいたて(旧上山競馬の場外発売所)
- offt大郷(宮城県黒川郡大郷町)
新潟地区
いずれも廃止された旧新潟県競馬から引き継いだ施設。
- offt新潟(新潟県新潟市北区)
- 新潟県競馬の「新潟場外発売所」として使用していた施設を東京都競馬が買収。その後、全面リニューアルを行った。
- 三条場外発売所(新潟県三条市、旧三条競馬場)
- オープス中郷(新潟県上越市中郷区)
- オープス磐梯(福島県耶麻郡磐梯町)
中国・四国地区
アクセス
- 東京モノレール羽田線大井競馬場前駅から徒歩2分。
- 京急本線立会川駅から徒歩約10分。
- 目黒駅・白金台駅・品川駅から都営バス品93系統(路線バス)。(開催日及び場外発売日は復路無料)
- 開催日および場外発売日のみ臨時無料送迎バス
- 開催日のみ臨時無料送迎バス
- なお競馬場から徒歩10分の距離に平和島競艇場があり、スタンドのコース側からは平和島競艇場のスタンドが見える。平和島競艇の開催は昼間開催が基本ながら大井競馬のスケジュールに合わせることが多いこと、他場でのナイター競走を場外発売する場合があることなどから、トゥインクル期間中は競艇と競馬のハシゴをする観客もいる。
参考文献
- 「大井競馬の歩み-特別区競馬組合50年史-」平成13年9月発行
脚注
外部リンク
- 大井競馬場公式サイト
- 東京シティ競馬中継(東京MXテレビ)
- 京浜急行バス
- 東京リサイクル運動市民の会(フリーマーケット主催者)
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