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太平洋戰爭史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

太平洋戰爭史[1](たいへいようせんそうし)又は太平洋戦争史は、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の占領下にあった日本で、昭和20年(1945年)12月8日より約10回に亘(わた)り連合国司令部記述として全国の新聞紙上に連載された宣伝記事である。

目次

概要

「国民は完全なる歴史を知るべきだ」、「軍国主義者の行った侵略を白日に」、などというGHQの趣意により、―奉天事件よりミゾリー號(戦艦ミズーリ降伏調印まで―という副題に掲げられた期間を対象として記述された、GHQによる宣伝占領政策の一つ。

「太平洋戰爭史」は翌年4月、高山書院から聯合軍總司令部民間情報教育局資料提供[1]中屋健弌訳として刊行された。副題は―奉天事件より無條件降伏まで―に換えられている。また、譯者のことばとして当局の厳密なる校閲を仰いだことが記されている。然しこの譯者のことばは民間検閲支隊による検閲により「大東亜戦争」の語が削除され、「太平洋戦争」へと書き換えられた。

これらの宣伝に対して、GHQに対する批評の禁止などプレスコード等によって言論統制されていたために、批判や反論、検証などは許されず、他の占領政策と相俟(あいま)ってこれらの考えが次第に国民の間に押し広められていった。[2]

同様の宣伝政策としてラジオ放送による「眞相はかうだ」や眞相箱などがある。

脚註

  1. ^ a b 正字旧字
  2. ^ 櫻井よしこ、GHQ作成の情報操作書「眞相箱」の呪縛を解く-戦後日本人の歴史観はこうして歪められた-小学館文庫、平成14年

参考文献

関連項目