恩賜上野動物園
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| 恩賜上野動物園 Ueno zoo | |
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| 施設情報 | |
| 愛称 | 上野動物園 |
| 専門分野 | 総合 |
| 事業主体 | 東京都 |
| 管理運営 | 公益財団法人東京動物園協会 |
| 園長 | 土居利光 |
| 頭数 | 3264頭(2008年3月時点)[1] |
| 種数 | 508種(2008年3月時点)[2] |
| 開園 | 1882年3月20日 |
| 所在地 |
〒110-8711 東京都台東区上野公園9-83 |
| 位置 | |
| アクセス |
池之端門 根津駅(東京メトロ) |
| 公式サイト | 東京ズーネット |
東京都恩賜上野動物園(とうきょうとおんしうえのどうぶつえん)は、東京都台東区上野公園の上野恩賜公園内にある東京都立の動物園である。通称上野動物園(うえのどうぶつえん)。指定管理者制度により公益財団法人東京動物園協会に管理委託している。
目次 |
概要
開園は、1882年3月20日で、日本で最も古い。東京都建設局が管理していたが、2006年4月1日より指定管理者制度の導入に伴って、多摩動物公園・葛西臨海水族園・井の頭自然文化園とともに「公益財団法人東京動物園協会」が管理する。
上野恩賜公園内にあり、上野駅(公園口)から徒歩5分の場所にゲートがある。敷地は西園と東園に分かれており、両園を結ぶ都営モノレール(上野懸垂線)は日本初のモノレールである。
スマトラトラ、ニシローランドゴリラ等の希少動物をはじめ、500種あまりの動物を飼育している。この飼育動物の種類は日本で最も多い。
日本一の入園者数を記録する動物園である。旭川市旭山動物園が月間入園者数で上回る月もあるものの、年間入園者でみると当園が日本1位である。ただし、2006年度では上野動物園が350万人であったのに対し、旭山動物園は304万人(前年比98万人増)、また、2008年度は後述のパンダの死亡の影響等もあり、約290万人にまで急減。旭山動物園が約277万人となり、差が急激に縮まっている[3]。
1990年代以降は、多摩動物公園で行われたような、飼育環境をできるだけ自然な状態に近づける取り組みが行われている。スマトラトラのコーナーでは密林の雰囲気が演出されている。また、同コーナーにはトラが泳げる水槽がある。
多摩動物公園、井の頭自然文化園等の都立動物園とともに「ズーストック計画」(動物保管計画)を実施。この計画により、恩賜上野動物園で飼育していたライオンは1991年に多摩動物公園に移され、ライオンがしばらく不在となった。しかし来場者の要望に応え、2002年3月27日からは横浜市のよこはま動物園ズーラシアから貸与を受けて、インドライオン(メス)を公開している。
1950年代に、コウテイペンギンなどの飼育が行われた。以来1970年代頃まで、南極産ペンギンを飼育する数少ない動物園の1つであった。
1936年、園内からクロヒョウが逃げ出し問題となった(上野動物園黒ヒョウ脱走事件)。この事件は阿部定事件、二・二六事件とあわせて「昭和11年の三大事件」[4]と呼ばれている。このヒョウは排水溝に隠れていたところを捕獲されたが、後の戦時中における園飼育動物の殺害決定にはこの事件が影響したと言われている[5]。
ジャイアントパンダ、オカピ、コビトカバと世界三大珍獣が飼育されている。
施設・動物一覧
- 東園
- ゴリラ・トラのすむ森(1996年春オープン)
- 主な動物 - ニシローランドゴリラ、スマトラトラ、インドライオン、シロテテナガザル等
- ドール放飼場
- 夜の森
- 主な動物 - デマレルーセットオオコウモリ、ベンガルヤマネコ、ヨタカ、ミミセンザンコウ、スローロリス等
- クマたちの丘(2006年4月28日オープン)
- バードハウス(1984年完成)
- バードケージ
- アフリカクロトキ舎
- ツル舎
- 主な動物 - ホオカザリヅル、オグロヅル、シュモクドリ、ヘビクイワシ、クロエリセイタカシギ等
- サル山(1931年10月15日完成)
- サル舎
- ホッキョクグマとアザラシの海(2011年10月28日オープン)
- 主な動物 - ホッキョクグマ、カリフォルニアアシカ、ゼニガタアザラシ、スバールバルライチョウ、シロフクロウ
- 前身のホッキョクグマ舎は1927年に完成した日本初の無柵放養式飼育場。
- ゾウのすむ森(2004年オープン)
- 日本の動物(1995年完成)
- 旧寛永寺五重塔(重要文化財、周囲の掘割にガン類を飼育)
- 日本の鳥I
- 日本の鳥II
- バイソン舎
- 主な動物 - アメリカバイソン、クビワペッカリー、オグロプレーリードッグ
- ラマ舎
- エミュー放飼場
- いそっぷ橋下放飼場
- 西園
- こども動物園
- カナダヤマアラシ舎
- レッサーパンダ舎(2011年6月13日オープン)
- 小獣館
歴史
- 1882年3月20日 - 農商務省博物局付属の動物園として開園。
- 1883-1901年 - アジアゾウ、トラ、ヒョウ、シフゾウ、ハリモグラ、ニホンオオカミ、アホウドリ、ウシウマ、トキ、シマフクロウなどが来園。
- 1902年 - ドイツ帝国ハンブルクのハーゲンベック動物園からライオン、ダチョウ、ホッキョクグマなどが来園。
- 1903-1935年 - キリン、カバ、チンパンジー、ゴールデンライオンタマリン、テングザル、メガネザル、レッサーパンダ、ナマケモノ、センザンコウ、タイマイ、クロツラヘラサギ、モリバトなどが来園。
- 1924年2月1日 - 管理者が東京市となる(皇太子御成婚記念による特旨)。
- 1936年7月25日 - クロヒョウ脱走、14時間後に無事捕獲。
- 1937年 - 日本で初めてキリンが繁殖する(ただし、この時点で繁殖賞は存在しない)。
- 1938年 - 日本で初めてカバが繁殖する。
- 1943年8-9月 - 東京都長官・大達茂雄の命により、ゾウ、ヒグマ、ツキノワグマ、ライオン、ヒョウ、クロクマ、トラ、チーター、ホッキョクグマ、ガラガラヘビ、ニシキヘビ、マレーグマ、アメリカバイソンなど14種27頭が戦時猛獣処分される。1944-1945年には餌不足により一部動物が処分される[7]。
- 1949年 - ゾウ「インディラ」と「はな子」来園。
- 1950年 - 国内で初めてノドジロオマキザルの繁殖に成功する(これ以降、繁殖賞を受賞)。
- 1952年3月20日 - 海水水族館完成。
- 1959年 - アフリカ生態園完成(1979年まで)。
- 1961年 - 国内で初めてオランウータン、カリフォルニアアシカの繁殖に成功する。
- 1962年 - 国内で初めてジャガー、コビトカバの繁殖に成功する。
- 1972年
- ジャイアントパンダ「カンカン」と「ランラン」来園。パンダブームが起こる(以下、特筆の無い“パンダ”はジャイアントパンダを指す)。
- 世界で初めてニシアフリカコビトワニの繁殖に成功する。
- 1977年 - 国内で初めてマナヅルの人工授精に成功する。
- 1985年 - 国内で初めてチンパンジーの人工授精に成功する。
- 1986年 - パンダ「トントン」が誕生。
- 1989年 - ズーストック計画実施。
- 1990年 - 国内で初めてアムールヤマネコ、ベルツノガエルの繁殖に成功する。
- 1996年春 - ゴリラ・トラのすむ森完成。
- 1997年 - 世界最高齢のゴリラの雄「ブルブル」(推定44歳)が死亡。
- 1999年7月20日 - 両生爬虫類館完成。
- 2001年 - アイアイ、オカピ来園。
- 2002年 - 国内で初めてアカガシラカラスバト、ハダカデバネズミなどの繁殖に成功する。
- 2003年 - 国内で初めてアイアイ、タテガミオオカミの繁殖に成功する。
- 2004年 - ゾウのすむ森完成。国内で初めてオグロヅルの繁殖に成功する。
- 2006年4月28日 - クマたちの丘完成。
- 2008年4月30日 - パンダ「リンリン」慢性心不全により死亡(22歳)、最大5頭飼育されていたパンダがいなくなる。
- 2009年5月23日 - アイアイのすむ森オープン。
- 2010年 - 東京都が、上野動物園で2011年にもパンダを復活させると公表。
- 2011年
- 2月21日 - 中国からの借り受けにより、パンダの雄「比力(ビーリー)、5才5か月」と雌「仙女(シィエンニュ)、5才7か月」が来日。およそ3年振りにパンダが復活。
- 3月9日 - 東京都が、パンダの日本名と一般公開日を発表。雄は「リーリー(力力)」、雌は「シンシン(真真)」に、公開日は3月22日の13時。
- 3月17日 - 東北地方太平洋沖地震の影響などにより、カバの「サツキ」が4月16日に死亡[8]。また、この日より当分の間休園。これにより、22日のパンダ一般公開も無期限延期となった。
- 4月1日 - 動物園が再開(節電のため開園時間は当分の間通常より1時間半短縮)。延期していたパンダ2匹の一般公開開始。
関連人物
- 歴代園長 - 古賀忠道(1937-1962年)・増井光子(1992-1995年)・小宮輝之(2004-2011年)
- 石川千代松 - 魚類学者。動物園が東京帝室博物館の付属施設だった頃、海外から動物を輸入する際に力量を発揮。
- 西山登志雄-東武動物公園初代園長・名誉園長。上野動物園ではカバの担当飼育員だったため、後に「カバ園長」として有名になる。
参考文献
- 上野動物園(編) 『上野動物園百年史』本編・資料編 東京都恩賜上野動物園、1982年。
脚注
- ^ 東京都恩賜上野動物園 TOKYOおでかけガイド
- ^ 東京都恩賜上野動物園 TOKYOおでかけガイド
- ^ [1][リンク切れ]
- ^ <文化環境研究所 News> 第41号
- ^ 上野動物園(1982年)、本編。
- ^ 繁殖のためシンガポール動物園に貸し出し中
- ^ Starving the elephants; Asia-Pacific Journal, 38-3-09, 2009
- ^ 上野動物園のカバの「サツキ」“被災死” スポーツニッポン 2011年4月23日閲覧。
関連項目
- かわいそうなぞう
- 象のいない動物園
- トンキー物語
- おサル電車 - かつて上野公園にあった、猿が運転する電車に乗車するアトラクション。
- 博物館動物園駅 - 過去に存在した京成本線の駅。本園の最寄り駅だった。
- 藤堂高虎 - 園内に墓所が残されている(関係者のみ立ち入り可能)。なお、墓所を管理する寒松院は公園隣接地に移転。
外部リンク
- 東京ズーネット(公益財団法人東京動物園協会が運営する都立動物園の情報サイト)
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