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柚子湯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

  1. 柚子湯(ゆずゆ)とは、柑橘類の果実である柚子を砂糖で煮て、その香りのついた砂糖湯を熱湯で薄めた飲み物である(柚子茶)。
  2. 柚子湯(ゆずゆ)とは、柚子を浮かべた風呂である。本項では、これについて述べる。

解説

日本では、古来より冬至に柚子の湯に入浴する習慣がある。血液の流れを良くする血行促進効果が高く、古くよりひびあかぎれを治し、風邪の予防になると伝承されてきた。現代でも、銭湯の多くは、冬至の日にちなみ柚子湯を用意する。

柚子湯には冷え性神経痛腰痛などを和らげる効果もある。ある検査では、更湯(普通のお湯)と柚子湯に入浴後のノルアドレナリンを比べたところ、4倍の差が出た[1]。ノルアドレナリンは血管を収縮させる効果のある成分なので、それだけ血管が拡張していたことが分かる。果皮に含まれるクエン酸ビタミンCにより、美肌効果もある。

柚子湯の作り方としては、柚子の果実を5 - 6個輪切りにして、湯に浮かべる。皮膚が弱い人は、輪切りにした柚子の果実を熱湯で20 - 30分蒸らし、その後、布袋に入れて湯に浮かべるとよい。

なお、柚子湯は季語でもある[2]

冬至と柚子との関連は必ずしも明らかではないが、柚子湯の習慣は銭湯の登場以後のことであり、一説に湯治(とうじ)と冬至(とうじ)との語呂合わせで、身体息災であれば融通(ゆうずう)が利くとのこじつけであるという。東京都新宿区穴八幡神社で配られる「一陽来復」のお守りは冬至からであり、金銀融通の利益があるという。

脚注・参考文献

  1. ^ 『東京ガス通信』2007秋冬号 p.6-7
  2. ^ ただし、柚子は秋の季語である。

関連項目