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栗原小巻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

くりはら こまき
栗原 小巻
本名 栗原 小巻(同じ)
生年月日 1945年3月14日(67歳)
出生地 ファイル:Flag of Japan.svg 日本東京都世田谷区
職業 女優
ジャンル 舞台映画テレビドラマ
活動期間 1967年 - 現在
活動内容 1963年俳優座養成所入所(15期生)
家族 父:栗原一登
主な作品
映画
戦争と人間(第一部、第二部)
いのちぼうにふろう
忍ぶ川
サンダカン八番娼館 望郷
八甲田山
テレビドラマ
三姉妹
樅ノ木は残った
黄金の日日
関ヶ原
初婚・再婚

栗原 小巻(くりはら こまき、本名同じ、1945年3月14日 - )は、東京都世田谷区出身の女優である。父は劇作家の栗原一登。

桐朋女子を経て東京バレエ学校を卒業し後、1963年劇団俳優座に入った。1968年の『三人姉妹』(チェーホフ)で注目を浴び、以降、舞台、テレビドラマを中心に活動している。未婚

目次

人物・来歴

テレビでは1967年NHK大河ドラマ三姉妹』における主人公の妹役で知られるようになり、その後の大河ドラマ『樅ノ木は残った』(1970年)で精神崩壊する悲運のヒロインを好演。迫真の名演技は話題となり、大河ドラマ『黄金の日日』(1978年)でも好演した。

映画女優としても『ゴメスの名はゴメス』(1967年)で初出演。1972年の『忍ぶ川』で、加藤剛相手に大胆なベッドシーンを見せた(毎日映画コンクール女優演技賞)。映画では他にも、『戦争と人間(第一部、第二部)』(1970年1971年)、『いのちぼうにふろう』(1971年)、『サンダカン八番娼館 望郷』(1974年)、『八甲田山』(1977年)などがあり、『男はつらいよ』シリーズでは、『新・男はつらいよ』及び『柴又より愛をこめて』でマドンナ役を演じている。

ロシア(旧ソ連)との繋がりも深く、1981年には日本で初めてソ連の演出家(A・エーフロス)を招いて行った舞台公演『櫻の園』に主演した。日ソ合作映画にも主演(『モスクワわが愛』(1974年)、『白夜の調べ』(1978年)、『未来への伝言』(1990年))。『未来への伝言』では企画も担当した。読書アンケートでも、愛読書の一つにレフ・トルストイ戦争と平和』を挙げている。

イギリスの作曲家、ベンジャミン・ブリテンの作曲の「青少年のための管弦楽入門」の年少者向けクラシック音楽の解説も行う。(楽器の紹介をしながら作品のナレーションを行う日本語版作品)

1991年の中国映画『乳泉村の子』(謝晋監督、中国題名『清涼寺鐘聲』)にも主演し、日本中国文化交流協会代表理事も務めるなど中国との繋がりも深い。

クラシック・バレエを特技とし、映画の中でもその姿が見られる。また、ダークダックスと共にロシア・ソ連の歌を紹介するテレビ番組に出演したことがあり、ソロでLPレコードを発売したこともある。

吉永小百合ファンが「サユリスト」と呼ばれたのに対し、栗原小巻ファンは「コマキスト」と呼ばれた。奇しくも吉永とは誕生日が1日違い。アイドル的存在として人気を分けたが、中年以降吉永が女優としての活動の主軸を映画に据えているのに対し、栗原はもともとのフィールドである舞台を中心としながらもテレビドラマの出演も少なくない。

主な出演

映画

  • ゴメスの名はゴメス・流砂(1967年5月27日、俳優座
  • ボルネオ大将 赤道に賭ける(1969年6月28日、東京映画
  • 尻啖え孫市(1969年9月13日、大映京都) - 小みち
  • 新・男はつらいよ(1970年2月27日、松竹大船) - 春子
  • 明日また生きる(1970年5月27日、俳優座)
  • 戦争と人間 第一部 運命の序曲(1970年8月4日、日活) - 趙瑞芳
  • 愛と死(1971年6月5日、松竹大船)
  • 戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河(1971年6月12日、日活) - 趙瑞芳
  • いのちぼうにふろう(1971年9月11日、俳優座映画放送=東宝) - おみつ
  • 出所祝い(1971年10月30日、東京映画)
  • 忍ぶ川(1972年5月25日、俳優座=東宝)
  • 忍ぶ糸(1973年7月7日、東宝映画=俳優座)
  • モスクワわが愛(1974年6月29日、東宝映画=モスフィルム
  • サンダカン八番娼館 望郷(1974年11月2日、東宝=俳優座映画放送) - 三谷圭子
  • わが青春のとき(1975年6月7日、大映=俳優座映画放送) - 上条圭子
  • 化石(1975年10月4日、俳優座映画放送=四騎の会)
  • スリランカの愛と別れ(1976年5月29日、東宝映画=俳優座映画放送) - 井上慶子
  • 喜劇 百点満点(1976年10月2日、東宝映画) - 左木和子
  • 八甲田山(1977年6月4日、橋本プロ=東宝映像=シナノ企画) - 神田はつ子(神田大尉の妻)
  • 白夜の調べ(1978年1月21日、東宝映画=モスフィルム)
  • 水戸黄門(1978年12月23日、東映京都) - 由美
  • 子育てごっこ(1979年1月20日、五月舎=俳優座映画放送)
  • 配達されない三通の手紙(1979年10月6日、松竹) - 次女・紀子
  • ひめゆりの塔(1982年6月12日、芸苑社) - 宮城先生
  • 菩提樹の丘(1985年2月9日、東宝=集英社
  • 男はつらいよ 柴又より愛をこめて(1985年12月28日、松竹) - 真知子
  • 花の季節(1990年2月27日、東京ビジュアルネットワーク)
  • カンバック(1990年10月20日、ガッツエンタープライズ) - 節子
  • 未来への伝言(1990年11月24日、仕事=モスフィルム)
  • 戦争と青春(1991年) - モントリオール世界映画祭エキュメニカル賞
  • 清涼寺的鐘聲1992
  • ミラーを拭く男(2004年8月7日、日本スカイウエイ=パル企画=イエス・ビジ) - 紀子

テレビドラマ

バラエティー・教養番組

他多数

書籍

  • 『ソビエト研究』第3号(1990年4月25日) 栗原小巻「ペレストロイカとソ連の芸術」
  • 『ロシアを友に 演劇・文学・人』 舞台公演『櫻の園』の立役者、宮澤俊一の著作。ISBN 4-905821-39-8

レコード

  • 『愛は蜃気楼のように』 (1984年, クラウンレコードGGA-109。2007年にBRIDGEレーベルからCDとして復刻された)

外部リンク