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森雅之 (俳優)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

もり まさゆき
森 雅之
ファイル:Masayuki Mori 2.jpg
羅生門』(1950年
本名 有島 行光
ありしま ゆきみつ
生年月日 1911年1月13日
没年月日 1973年10月7日(満62歳没)
出生地 ファイル:Flag of Japan.svg 日本北海道上白石村
(現:北海道札幌市白石区
職業 俳優
ジャンル 演劇映画テレビドラマ
活動期間 1931年 - 1973年
配偶者 あり
家族 父:有島武郎
母:有島安子
叔父:有島生馬
叔父:里見弴
妾:梅香ふみ子
娘:中島葵
主な作品
安城家の舞踏会』、『羅生門
雨月物語』、『白痴
浮雲』、『悪い奴ほどよく眠る

森 雅之(もり まさゆき、1911年1月13日 - 1973年10月7日)は、北海道上白石村(現在の札幌市白石区)生まれ、東京都出身の俳優。父は小説家有島武郎。本名は有島 行光(ありしま ゆきみつ)。

目次

略歴

1911年、当時札幌で教職を勤めていた有島武郎と、陸軍大将・男爵神尾光臣の娘でもある母安子のもとに、長男として生まれる。他に弟が2人いた。

3歳まで札幌で過ごし、1914年、旧旗本屋敷だった東京麹町の有島邸に家族揃って転居。1916年には母を結核で、1923年には父を心中で失い、弟二人と共に叔父の有島生馬らの下で育てられる。

1922年に番町小学校から成城小学校に転校し、1931年に旧制成城高等学校(成城学園)を卒業、1931年に京都帝国大学哲学科美学美術史専攻に入学するが中退。

成城高等学校時代から舞台俳優を志し、1930年築地小劇場の『勇敢なる兵卒シュベイクの冒険』にエキストラ出演する。

1931年、慶応仏文の金杉惇郎、フランス帰りの長岡輝子を中心に都会派のモダンな学生劇団「テアトル・コメディ」が結成され、成城高校の有島行光(森雅之)も参加。第1回公演から芸名の森雅之を名乗る。『芝居は誂向き』などの演技で将来を嘱望されるが、胸部のカリエスのため、1932年から4年間ほど闘病生活を送った。

1937年、岩田豊雄らの文学座の結成に加わり、本格的に役者で身を立てる決心をする。コメディや恋愛劇の洗練された演技で注目を浴び、北里柴三郎を演じた『怒濤』の老け役で絶賛された。1940年に杉村春子三津田健と文学座の常任委員に就くが、1944年に文学座を退座。

戦後は1945年に戦後初の新劇『桜の園』に出演した後、東京芸術劇場(東芸)の結成参加を経て、1947年劇団民藝の前身の「民衆芸術劇場」(第一次民藝)の結成に加わる。滝沢修宇野重吉らと戦後の新劇界を牽引するが、1949年、思想的な内紛に嫌気がさして「民衆芸術劇場」を退団。その後の劇団民藝(第二次民藝)にはフリーとして公演に参加。


当初、映画出演に消極的だったが、1942年、31歳のとき、文学座が提携出演した東宝作品『母の地図』で映画デビューを果たす。

1947年、松竹映画『安城家の舞踏会』の没落華族の長男役で注目され、本格的に映画界に進出、1950年代を中心に『雨月物語』『浮雲』など数々の文芸映画作品に出演、主役を務めた。 演劇界では、1950年代以降はフリーの立場で文学座などの新劇の舞台に立ち、また、新劇の枠をこえて劇団新派や東宝現代劇などの芝居にも積極的に出演した。

1956年、芸術祭奨励賞受賞作『勝利者』でテレビに初出演し、以降はテレビドラマにも活躍の場を広げた。

1973年、慈恵医大付属病院で直腸癌のため死去。享年62。1973年の東宝現代劇の新春特別公演『女橋』の父親役が最後の舞台出演、同年9月8日放送のNHKドラマ『コチャバンバ行き』が遺作となった。両作出演時には、既に病魔に冒されており、その身を押しての仕事であった。

出演映画が米国アカデミー賞と世界3大映画祭(カンヌヴェネツィアベルリン)のすべてで受賞しており、4冠を達成している(下記参照)。


舞台出身の名優として、黒澤明監督と溝口健二監督の国際映画祭受賞作品(『羅生門』、『雨月物語』)で主役を務め、また、成瀬巳喜男監督の『浮雲』での演技によって第1回のキネマ旬報主演男優賞を受賞した。生涯、役者としての芸を、ジャンルを問わず貪欲に追い求めた。

1995年、キネマ旬報が行なった「日本映画オールタイム・ベストテン」の「男優部門」で第1位に選出されている。

人物

知的で彫りの深い端整な顔立ちながら、憂いと翳りを含んだ独特の存在感で人気を博し、日本映画黄金期を代表する名優の一人に数えられている。映画では、準主演ながら主演俳優・女優の引き立て役にまわることもあったが、彼の存在がその映画作品の評価をあげることとなった。作家を父に持ったためなのか、硬派な文学作品の主役級の役がまわってくることが多く、父の同名小説を映画化した『或る女』でも主役級の役を演じている。ちなみに、幸田文の同名の自伝小説を映画化した『おとうと』では、文の父で作家の幸田露伴を演じている。また、家柄の良さとインテリジェンスから、小柄ながら上品かつ迫力ある役作りのできる俳優だった。特に老け役を得意とし、舞台『怒濤』や映画『悪い奴ほどよく眠る』等で高い評価を得ている。

虎の尾を踏む男達』『續姿三四郎』『羅生門』『白痴』『悪い奴ほどよく眠る』など、黒澤明の映画作品に欠かせない演技派二枚目俳優でもあった。三船敏郎と共演する場合は対照的な役柄を演じることが多く、また、野性味豊かな演技の「動の三船敏郎」に対し、堅実で理知的な演技の「静の森雅之」と呼ばれることもあった。

私生活では、1939年に文学座の堀越節子と結婚したが、宝塚歌劇団卒業生梅香ふみ子との不倫関係、森と梅香の間に中島葵が生まれたことも話題となった。その後堀越との離婚や梅香との離別を経て1946年に日劇ダンシングチームの女性と再婚した。

青春ドラマの名わき役で知られる森川正太は、著書『売れない役者 あなたの知らない芸能界サバイバル』の中で、駆け出しの若手の頃、あるドラマの撮影中、スタジオの前で何時間も待たされ、イライラが募り「俺を何時間待たせるんだ!!」と周りに当たりちらしていたところ、同じように出番を待っていた年配の役者に「役者は待つのも仕事の内だから」とやさしく諭されたことがあると記している。スタジオ入りすると、普段は現場に顔を出さないようなテレビ局の重役や監督、現場の撮影スタッフから、その年配の役者が最上級の扱いを受けている様子を不思議に思い、帰宅後、母親に事の顛末を話し、キャストの名前が記載されたシナリオを見せたところ、そこには森雅之の名前があり、母親は不世出の名優の前でさらした息子の悪態に絶句してしまったという。

主な出演作品

映画

※太字の題名はキネマ旬報・ベストテンにランクインした作品(戦後のみ)

  • 母の地図(1942年 東宝=文学座 監督:島津保次郎) - 桐江の恋人 北野二郎 役 - 共演:原節子、杉村春子
  • 進め独立旗 (1943年 東宝 監督:衣笠貞之助 /※ビデオ化) - インドからの留学生 ラジ・キショール 役 - 共演:長谷川一夫
  • 雷撃隊出動 (1944年 東宝 監督:山本嘉次郎 /※DVD発売) -参謀 川上少佐 役 - 共演:藤田進
  • 續姿三四郎 (1945年 東宝 監督:黒澤明 /※DVD発売) - 柔術四天王 壇義麿 役
  • 虎の尾を踏む男達 (1945年 東宝 監督:黒澤明 /※DVD発売) - 亀井 役
  • 明日を創る人々 (1946年 東宝=東芸 監督:山本嘉次郎ほか) - 電車の運転士 堀誠三 役
  • 安城家の舞踏会 (1947年 松竹 監督:吉村公三郎 /※DVD発売) - 安城家の長男 安城正彦 役 - 共演:原節子、滝沢修津島恵子
    ※ 第一次民藝(民衆芸術劇場)仲間との映画出演、第2回毎日映画コンクール男優最高演技賞を受賞
  • 幸運の椅子 (1948年 東宝=日映 監督:高木俊郎)
  • われ泣きぬれて (1948年 松竹 監督:芦原正) - 石川啄木の親友 宮崎郁雨 役
  • 受胎(1948年 松竹 監督:渋谷実 /※ビデオ化) - 不良学生 高木雄二 役 - 共演:田村秋子
    ※ 「映画世界社」の優秀演技賞を受賞
  • わが生涯のかがやける日 (1948年 松竹 監督:吉村公三郎 /※ビデオ化) - 元青年将校のギャング 沼崎敬太 役 - 共演:山口淑子、滝沢修、宇野重吉
    ※ 山口淑子との接吻シーンが話題となった
  • 四人目の淑女 (1948年 松竹 監督:渋谷実 /※ビデオ化) - 復員兵 吉田和夫 役 - 共演:浜田百合子
  • 不良少女 (1949年 東横 監督:成瀬巳喜男) - 新興成金 榊原 役 - 共演:久我美子
  • 今日われ恋愛す 第一部・愛欲編/第二部・争闘篇 (1949年 CAC=民藝 監督:島耕二) - 雑誌「大都会」社長 野々宮正 役 - 共演:轟夕起子
  • グッドバイ (1949年 新東宝 監督:島耕二) - 雑誌「オベリスク」編集長 田島周二 役 - 共演:高峰秀子
    太宰治の遺作を映画化したライト・コメディ
  • 大都会の丑満時 (1949年 大映 監督:西村元男) - 国家警察特別捜査班主任 河田賢一 役 - 共演:小杉勇
  • 痴人の愛 (1949年 大映 監督:木村恵吾 /※ビデオ化) - 金持息子 熊谷政太郎 役 - 共演:京マチ子、宇野重吉
  • 破れ太鼓 (1949年 松竹 監督:木下恵介 /※DVD発売) - 津田家の長男 太郎 役 - 共演:阪東妻三郎
  • 魔の黄金 (1950年 大映 監督:谷口千吉) - 山師 岩木源次 役
  • 火山脈 (1950年 大映 監督:安達伸生) - 細菌学者 野口英世 役 - 共演:田村秋子
  • 羅生門アカデミー賞名誉賞(最優秀外国語映画)受賞作品。ヴェネツィア国際映画祭グランプリ(サン・マルコ金獅子賞)、イタリア批評家賞受賞作品。1950年 大映 監督:黒澤明 /※DVD発売) - 武士 金沢武弘 役 - 共演:三船敏郎、京マチ子
  • 戦火の果て (1950年 近代映画協会=大映 監督:吉村公三郎 /※ビデオ化) - 雛倉 役 - 共演:滝沢修
  • 東京のヒロイン (1950年 新東宝 監督:島耕二) - 雑誌記者 館実 役 - 共演:轟夕起子、香川京子
  • 奥様に御用心 (1950年 田中プロ=松竹 監督:中村登) - 画家 辰野龍介 役
  • 宮城広場 (1951年 大映 監督:久松静児) - 元華族 木島文彦 役
  • 善魔 (1951年 松竹 監督 木下恵介 /※ビデオ化) - T新報社の社会部長 中沼茂生 役 - 共演:三國連太郎桂木洋子
  • 白痴 (1951年 松竹 監督:黒澤明 /※DVD発売) - 亀田欽司 役 - 共演:原節子、三船敏郎、久我美子
  • 盗まれた恋 (1951年 新東宝 監督:市川崑) - 銀行の専務 阿久根隆 役
  • 純白の夜 (1951年 松竹 監督:大庭秀雄) - 楠 役 - 共演:木暮実千代
  • 武蔵野夫人 (1951年 東宝 監督:溝口健二 /※DVD発売) - フランス文学者 秋山忠雄 役 - 共演:田中絹代
  • 東京悲歌 (1951年 大映 監督:田中重雄) - 主人公の友人 田沼慎吾 役
  • 毒蛇島綺談 女王蜂 (1952年 大映 監督:田中重雄 /※ビデオ化) - 速水欣造 役
  • 花荻先生と三太 (1952年 民藝=大映 監督:鈴木英夫) - 神主 役
  • 瀧の白糸 (1952年 大映 監督:野淵昶 /※ビデオ化) - 村越欣弥 役 - 共演:京マチ子
  • 美女と盗賊 (1952年 大映 監督:木村恵吾) - 盗賊 黒木の太郎 役 - 共演:三國連太郎、京マチ子
  • あの手この手 (1952年 大映 監督:市川崑 /※DVD発売) - H大の万年助教授 鳥羽さん 役 - 共演:久我美子
  • 千羽鶴 (1953年 大映 監督:吉村公三郎 /※ビデオ化) - 茶の師匠 三谷菊治 役 - 共演:乙羽信子
  • 妖精は花の匂いがする (1953年 大映 監督:久松静児) - 私立女子大助教授 丹下規矩雄 役 - 共演:久我美子
  • 雨月物語ヴェネツィア国際映画祭サン・マルコ銀獅子賞、イタリア批評家賞受賞作品。1953年 大映 監督 溝口健二 /※DVD発売) - 陶工 源十郎 役 - 共演:田中絹代、京マチ子
  • 再会 第一部・かりそめの逢瀬 / 第二部・相寄る魂 (1953年 大映 監督:木村恵吾) - 津村修 役 - 共演:久我美子
  • あにいもうと (1953年 大映 監督:成瀬巳喜男 /※DVD発売) - 石工 伊之吉 役 - 共演:久我美子、京マチ子
  • 蟹工船 (1953年 現代ぷろ 監督:山村聰 /※DVD発売) - 船医 谷口 役
  • 浅草物語 (1953年 大映 監督:島耕二) - ブローカー 赤木 役
  • 恋文 (1953年 新東宝 監督:田中絹代) - 復員兵 真弓礼吉 役 - 共演:久我美子
  • 燃える上海 (1954年 現代ぷろ 監督:今泉善珠) - 上海の文化人 玉露樺 役
  • 或る女 (1954年 大映 監督:豊田四郎) - 船の事務長 倉地三吉 役 - 共演:京マチ子
    ※ 父・有島武郎の小説の映画化
  • 愛 (1954年 富士プロ 監督:若杉光夫) - 杉千之助 役 - 共演:安西郷子
  • 緑の仲間 (1954年 大映 監督:森一生) - 実業家 青戸杏太郎 役
  • 悪の愉しさ (1954年 東映 監督:千葉泰樹) - ブローカー 脇坂昌雄 役
  • 浮雲 (1955年 東宝 監督:成瀬巳喜男 /※DVD発売) - 富岡兼吾 役 - 共演:高峰秀子
    ※キネマ旬報第1回主演男優賞を受賞
  • 楊貴妃 (1955年 大映 監督:溝口健二 /※DVD発売) - 玄宗皇帝 役  -共演 京マチ子
  • 夏目漱石のこころ (1955年 日活 監督:市川崑 /※DVD発売) - 先生 役 - 共演:新珠三千代
  • 婦系図 湯島の白梅 (1955年 大映 監督:衣笠貞之助) - 恩師 酒井俊蔵 役 - 共演:鶴田浩二
  • 乳房よ永遠なれ (1955年 日活 監督:田中絹代) - 森卓 役 - 共演:月丘夢路
  • 風船 (1956年 日活 監督:川島雄三 /※DVD発売) - 会社社長 村上春樹 役 - 共演:芦川いづみ
  • 色ざんげ (1956年 日活 監督:阿部豊 /※ビデオ化) - 画家 湯浅譲二 役  -共演:北原三枝
  • 愛は降る星のかなたに (1956年 日活 監督:斎藤武市) - 坂崎秀美 役
  • 人間魚雷出撃す (1956年 日活 監督:古川卓巳 /※DVD発売) - 艦長 橋爪 役 - 共演:石原裕次郎
  • あらくれ (1957年 東宝 監督:成瀬巳喜男 /※ビデオ化) - 旅館の若旦那 浜屋 役 - 共演:高峰秀子
  • 今日のいのち (1957年 日活 監督:田坂具隆 /※ビデオ化) - 政界の黒幕 花屋京四郎 役 - 共演:北原三枝
  • 挽歌 (1957年 松竹 監督:五所平之助 /※ビデオ化) - 建築技師 桂木節雄 役 - 共演:久我美子
  • 女であること (1958年 東京映画 監督:川島雄三) - 弁護士 佐山貞次 役 - 共演:原節子、久我美子
  • 白い悪魔 (1958年 日活 監督:斎藤武市) - 洋装店主 牟田口克介 役 - 共演:野添ひとみ
  • 夜の鼓 (1958年 現代ぷろ 監督:今井正 /※ビデオ化) - 鼓師 宮地源右衛門 役 - 共演:三國連太郎、有馬稲子
  • すずかけの散歩道 (1959年 東宝 監督:堀川弘通 /※ビデオ化) - 編集長 野呂貞三 役 - 共演:司葉子
  • 第三の死角 (1959年 日活 監督:蔵原惟繕) - 産業界の黒幕 青山礼之助 役
  • 吹雪と共に消えゆきぬ (1959年 歌舞伎座映画 監督:木村恵吾) - クラブ経営者 森五郎 役 - 共演:高峰三枝子
  • 女ごころ (1959年 東宝 監督:丸山誠治) - 大学講師 小城朝吉 役 - 共演:原節子
  • ある落日 (1959年 松竹 監督:大庭秀雄 /※ビデオ化) - 第一金属社長 小杉荒太 役 - 共演:岡田茉莉子
  • コタンの口笛 (1959年 東宝 監督:成瀬巳喜男) - 畑中イヨン 役
  • 貴族の階段 (1959年 大映 監督:吉村公三郎) - 貴族院議長 西の丸秀彦 役 - 共演:叶順子
  • 夜霧の決闘 (1959年 宝塚映画 監督:井上梅次) - 麻薬密輸の首領 陳元昌 役 - 共演:鶴田浩二
  • 女が階段を上る時 (1960年 東宝 監督:成瀬巳喜男 /※DVD発売) - 銀行の支店長 藤崎信彦 役 - 共演:高峰秀子
  • 娘・妻・母 (1960年 東宝 監督:成瀬巳喜男 /※DVD発売) - 坂西家の長男 勇一郎 役 - 共演:原節子
  • がめつい奴 (1960年 東宝 監督:千葉泰樹) - ポンコツ屋 平熊吉 役
  • 悪い奴ほどよく眠る (1960年 黒澤プロ=東宝 監督:黒澤明 /※DVD発売) - 土地開発公団副総裁 岩淵 役 - 共演:三船敏郎
  • おとうとカンヌ国際映画祭フランス映画高等技術委員会表彰受賞作品。1960年 大映 監督:市川崑 /※DVD発売) - 父親 役 - 共演:田中絹代、岸惠子川口浩
    ※ 『悪い奴ほどよく眠る』『おとうと』の演技で第15回毎日映画コンクール男優助演賞を受賞
  • 女は夜化粧する (1961年 大映 監督:井上梅次) - 建設会社社長 橋田五郎 役 - 共演:山本富士子
  • 妻として女として (1961年 東宝 監督:成瀬巳喜男) - 建築科の大学講師 河野圭次郎 役 - 共演:高峰秀子、淡島千景
  • 愛と炎と (1961年 東宝 監督:須川栄三) - 極東興産社長 沢田 役
  • 女の勲章 (1961年 大映 監督:吉村公三郎) - フランス文学教授 白石 役 - 共演:京マチ子
  • 三味線とオートバイ (1961年 松竹 監督:篠田正浩) - 外科医 畔柳 役 - 共演:桑野みゆき
  • 女房学校 (1961年 大映 監督:井上梅次) - 金魚研究家 山村浩介 役 - 共演:山本富士子
  • 武士道残酷物語 (第13回ベルリン国際映画祭グランプリ(金熊賞)受賞作品。1963年 東映 監督:今井正) - 殿様 堀丹波守宗昌 役 - 共演:中村錦之助
  • 太平洋ひとりぼっち (1963年 石原プロ=日活 監督:市川崑 /※DVD発売) - 父親 役 - 共演:石原裕次郎
  • 光る海 (1963年 日活 監督:中平康 /※ビデオ化) - 父親 矢崎庄二郎 役 - 共演:吉永小百合
  • 男嫌い (1964年 東宝 監督:木下亮 /※ビデオ化) - 紳士 井沢雅之 役
  • 帰郷 (1964年 日活 監督:西河克己) - 日本人活動家 守屋恭吾 役
  • 春らんまん (1968年 東宝 監督:千葉泰樹) - 山部 役
  • カモとねぎ (1968年 宝塚映画 監督:谷口千吉) - 詐欺師 石黒信吉 役 - 共演:緑魔子
  • 連合艦隊司令長官 山本五十六 (1968年 東宝 監督:丸山誠治 /※DVD発売) - 総理大臣 近衛文麿
  • 狙撃 (1968年 東宝 監督:堀川弘通 /※DVD発売) - 殺し屋 片倉譲二 役 - 共演:加山雄三
  • 日も月も (1969年 松竹 監督:中村登) - 朝井家の家長 朝井 役 - 共演:岩下志麻
  • あゝ海軍 (1969年 大映 監督:村山三男) - 江田島海軍兵学校校長 井口少将 役 - 共演:中村吉右衛門
  • 座頭市あばれ火祭り (1970年 勝プロ=大映 監督:三隅研次) - 闇公方 役 - 共演:勝新太郎
  • 剣と花 (1972年 松竹 監督:舛田利雄 /※ビデオ化) - 退役軍人 石津武一郎 役 - 共演:渡哲也
    ※ 最後の映画出演

テレビドラマ

  • 勝利者 (芸術祭奨励賞受賞作品。1956年、KRテレビ) - 音楽家志望だった銀行家 役 - 共演:淡路恵子
  • 氷柱〔つらら〕(1958年、日本テレビ) - 共演:丹阿弥谷津子
  • 東芝日曜劇場(KRテレビ → TBS
  • 赤い雲 (1959年、日本テレビ) - 共演:水戸光子 
  • 鬼の泪 (1959年、日本テレビ) - 共演:岡譲二
  • 併殺〔ダブル・プレー〕 (1959年、日本教育テレビ) - 共演:村瀬幸子
  • 執念 (1959年、日本テレビ) - 作:川内康範/共演:水戸光子
  • こぞことし (1959年、日本教育テレビ) - 作:久保田万太郎/共演:水谷八重子
  • のんき夫婦 (1960年、日本テレビ) - 共演:越路吹雪
  • 恋人の魅力 (1960年、日本テレビ) - 共演:丹阿弥谷津子
  • 熱帯魚 (1960年、日本テレビ) - サラリーマン 役 - 作:八住利雄/共演:高峰三枝子
  • 兄いもうと(1960年、日本教育テレビ) - 伊之 役 - 脚本:金子洋文/共演:水谷八重子
  • マラヤに死す (1960年、日本教育テレビ) - 海軍大佐 役 - 作:江上照彦/共演:高橋とよ
  • 私の選んだ人 (1960年、日本テレビ) - 清宮婚約取材を任されたデスク 役 - 作:野口久光ほか/共演:芳村真理
  • 寂しい人 (1960年、日本テレビ) - 団地住まいの会社員 役 - 共演:大塚道子
  • 美しき日々 (1960年、日本テレビ) - 医師 役 - 共演:高峰三枝子
  • 絆 (1960年、日本テレビ) - 明治初期の旅商人 役 - 共演:宝生あやこ
  • 雨のち雨 (1960年、NHK) - 作:松山善三/共演:乙羽信子
  • 家の皇后さま (1960年、日本テレビ) - 美術学校出の職人 役 - 作:池田忠雄/共演:轟夕起子
  • 父 (NHK、1960年) - 萩原朔太郎 役 - 原作:萩原葉子/共演:英百合子 
  • 間違いで始まった (1960年、日本テレビ) - 売れっ子デザイナー 役 - 作:松木ひろし/共演:鳳八千代
  • 多ぜいの妻 (1960年、日本教育テレビ) - 7人の妻を持つテレビ俳優 役 - 作:村山知義/共演:山田五十鈴
  • 黄金術の覇者 (1960年、日本テレビ) - 共演:池内淳子
  • 傷痕 (1960年、日本教育テレビ) - 経理部次長 役 - 共演:沢村貞子
  • 磐石夫婦 (1961年、日本テレビ) - 脚本:八田尚之/共演:轟夕起子
  • ウエディング・マーチ (1961年、日本テレビ) - 作:和田夏十ほか/営業部長 役 - 共演:大塚道子
  • 嘘 (1961年、日本テレビ) - 料理番の嘉平次 役 - 共演:岩崎加根子
  • 中年 (1961年、日本テレビ) - さえない舞台の裏方 役 - 共演:根岸明美
  • 妻こそわがすべて (1961年、日本テレビ) - 日本画家 役 - 共演:桂木洋子
  • 黒い蝶 (1961年、日本教育テレビ) - ペテン師 役 - 原作:井上靖/共演:月丘夢路
  • 罠 (1961年、日本テレビ) - 女に復讐する男 役 - 作:川内康範/共演:月丘千秋
  • 分散屋篤造 (1961年、NHK) - 原作:城山三郎/共演:築地あけみ
  • 落城 (1961年、フジテレビ) - 主席家老 役 - 脚本:久板栄二郎/共演:北村和夫
  • 同級生交歓 (1961年、日本テレビ) - 財界人森川 役 - 共演:炎加世子
  • 女経 (1961年、フジテレビ) - ドンファンのような男 役 - 原作:村松梢風/共演:藤間紫
  • 離婚学入門 (1961年、フジテレビ) - 製薬会社研究所長 役 - 共演:岸田今日子
  • 盆の月 (1961年、日本教育テレビ) - 火消し組頭の息子友吉 役 - 作:久保田万太郎/共演:市川翠扇
  • 或る晴れた日に (1961年、日本教育テレビ) - 売れない独身画家 役 - 共演:水谷八重子
  • 朝子の子供たち (1961年、フジテレビ) - 共演:左幸子
  • 冷えた茶 (1962年、TBS) - 大学教授 役 - 原作:佐野洋/共演:奈良岡朋子
  • 指紋を追う男 (1962年、NHK) - 指紋係主任柏木 役 - 共演:河野秋武
  • 木犀 (1962年、日本テレビ) - 原作:小沼丹/共演:淡路恵子
  • 旅路 (1962年、日本教育テレビ) - 養老院の老人 役 - 共演:赤木蘭子
  • 早春 (1962年、日本教育テレビ) - 音楽家 役 - 作:水木洋子/共演:月丘夢路
  • 夜は海だ 私の愛した魔女 (1962年、日本テレビ) - 私 役 - 共演:横山道代
  • 高瀬舟 (1962年、日本テレビ) - 罪人の護送役人 - 脚・演:吉村公三郎/共演:北上弥太郎
  • 素晴らしき女 (1962年、フジテレビ) - 老人 役 - 共演:淡路恵子
  • 女優の座 (1962年、日本教育テレビ) - 老映画監督 役 - 共演:細川ちか子
  • 萩すすき (1962年、NHK) - 仕立て屋幸三 役 - 作・演:久保田万太郎/共演:大矢市次郎
  • 男はいらない (1962年、日本教育テレビ) - エセ文士 役 - 作:茂木草介/共演:山田五十鈴
  • 恋文 (1963年、フジテレビ) - 医師 役 - 作:北条秀司/共演:乙羽信子
  • 夫を成功させる法 (1963年、日本教育テレビ) - 定年退職を控えた平社員 役 - 共演:宝生あやこ
  • 嫁ぐ日まで (1963年、フジテレビ) - 共演:佐々圭子
  • 幻のタンゴ (1963年、日本教育テレビ) - ダンサー 役 - 共演:淡島千景
  • 闖入者 (1963年、日本テレビ) - 共演:高峰三枝子
  • 男嫌い (1963年、日本テレビ) - 共演:越路吹雪 ※連続ドラマに特別出演
  • 桃熟れる頃 (1963年、日本テレビ) - 共演:設楽香乃
  • 山の宿 (1963年、関西テレビ) - 会社重役 役 - 作:茂木草介/共演:荒木雅子
  • 悪魔 (1963年、NHK) - 老人 役 - 原作:遠藤周作/共演:藤山寛美
  • 私の幽霊さん (1963年、フジテレビ) - 幽霊 役 - 作:飯沢匡/共演:水谷良重
  • 浮舟 (1963年、日本テレビ) - 薫太将 役 - 原作:北条秀司/共演:淡島千景
  • 冬 (1963年、NHK) - 料亭の主人 役 - 作:久保田万太郎/共演:水谷八重子
  • 海の虹 (1964年、NHK) - 作:八木隆一郎/共演:小林千登勢
  • 初恋物語 (1964年、フジテレビ) - 木材工場の社長 役 - 原作:源氏鶏太/共演:十朱幸代
  • 橋の女 (1964年、フジテレビ) - 画家 役 - 脚本:田中澄江/共演:水谷八重子 ※新派で上演された演目のドラマ化
  • 若き日の信長 (1964年、フジテレビ) - 平手政秀 役 - 共演:市川猿之助
  • 悪名高き女 (1964年、日本教育テレビ) - 共演:月丘夢路
  • 刺身とビフテキ (1965年、フジテレビ) - 共演:宇野重吉
  • 香華 (1965年、日本教育テレビ) - 原作:有吉佐和子/共演:山田五十鈴
  • 黄水仙 (1966年、関西テレビ) - 共演:藤間紫
  • 鉛筆の家 (1966年、NHK) - 飲み屋の主人 役 - 原作:上林暁/共演:永井智雄
  • ああ!夫婦 虚々実々 (1966年、TBS) - 旅回りの役者 役 - 共演:沢村貞子
  • 停年退職 (1966年、NHK) - 定年間近のサラリーマン 役 - 原作:源氏鶏太/共演:姿三千子
  • 愛しき哉 (1966年、日本教育テレビ) - 総務部長 役 - 原作:源氏鶏太/共演:芦川いづみ
  • 横堀川 (NHK、1966年-1967年) - 出版社社長 役 - 原作:山崎豊子/共演:長門裕之
  • 人情夜話 心のともしび (1966年、フジテレビ) - 傘張り浪人 役 - 共演:島田正吾
  • 春のぼたん雪 (NHK、1967年) - 作:松山善三/共演:乙羽信子
  • まじめに行こうぜ ザ・サービスマン (1967年、日本教育テレビ) - 部長 役 - 共演:藤田まこと
  • 銀婚式 (1967年、NHK) - 養子の父 役 - 原作:立原正秋/共演:加東大介
  • 竜馬がゆく (NHK大河ドラマ、1968年) - 吉田東洋
  • レモンの涙 (1968年、日本教育テレビ) - 大学教授 役 - 脚本:松山善三/共演:松原智恵子
  • ある女の四季 (NHK、1968年) - 無能な夫 役 - 共演:乙羽信子 
  • おもんの愛 (1968年、日本教育テレビ) - 老画家 役 - 原作:水上勉/共演:倍賞千恵子
  • お吟さま (1968年、日本教育テレビ) - 豊臣秀吉 役 - 原作:今東光/共演:佐久間良子
  • てれびじょん'69(1969年、毎日放送) 
  • 別れて生きるときも (1969年、NHK) - 原作:田宮虎彦/共演:小林千登勢
  • 球形の荒野 (1969年、NHK) - 戦争で祖国を喪失した男 役 - 原作:松本清張/共演:山本陽子
  • 樅ノ木は残った (1970年、NHK大河ドラマ) - 伊達安芸 役 - 原作:山本周五郎/共演:平幹二朗
  • ふたりぼっち (1970年、フジテレビ) - 共演:若尾文子
  • 寒椿 (1971年、日本教育テレビ) - 父 役 - 脚本:向田邦子/共演:藤純子
  • 時間ですよ 第2シリーズ(1971年 - 1972年、TBS)
  • 新・平家物語 (1972年、NHK大河ドラマ) - 藤原忠実 役 - 原作:吉川英治/共演:新珠三千代
  • 霧の旗 (1972年、NHK) - 弁護士 役 - 原作:松本清張/共演:岡田茉莉子
  • 赤ひげ 第2話「狂女」(1972年、NHK) - 越後谷寅吉 役 - 共演:大谷直子
  • 氷壁 (1972年、NHK) - 脚本:倉本聰/共演:原田芳雄
  • らっこの金さん (NHK、1972年) - 村の相談役 役 - 作:水木洋子/共演:北林谷栄
  • 花は花よめ (1973年、日本テレビ) - 虚業家 役 - 共演:吉永小百合、児玉清 ※連続ドラマに特別出演
  • 恋は大吉 (1973年、日本テレビ) - 神主 役 - 共演:和泉雅子 ※病気で倒れたため、途中で中村伸郎に交代
  • コチャバンバ行き (1973年9月8日、NHK) - 定年退職したサラリーマン 役 - 原作:永井龍男/共演:滝沢修、殿山泰司 ※新劇時代の仲間と共演した遺作 

舞台 記録

1930年代

1930年-1939年(19歳-28歳)
  • 劇団築地小劇場公演 「勇敢なる兵卒シュベイクの冒険」 - 病院の患者、囚人、兵卒 役(1930年6月-7月、市村座
    演出:北村喜八
  • テアトル・コメディ第一回公演 「アメデと靴磨き台上の諸君」 - 第三の客 役 / 「ジャン・ド・ラ・リュンヌ」 - リシャア 役(1931年2月、仁寿講堂)
    作:ジュウル・ロマン、訳:岩田豊雄、演出:金杉惇郎、共演:金杉惇郎 / 作:マルセル・アシャール、訳・演出:長岡輝子、共演:溝口恵吉
  • テアトル・コメディ第四回公演 「世界で一番美しい瞳」 - ナポレオン 役(1931年10月、仁寿講堂)
    作:ジャン・サルマン、訳:長岡輝子、演出:金杉惇郎、共演:岡照子
    ※ 三角関係の恋愛劇、森の演技が注目された
  • テアトル・コメディ一周年記念第五回公演 「アメデと靴磨き台上の諸君」 - アメデ 役 / 「英語の先生」 - パスカル 役(1932年2月、仁寿講堂)
    作:ジュウル・ロマン、演出:松山崇、共演:江竜信雄 / 作:レジ・ジニエ、訳:長岡輝子、演出:金杉惇郎、共演:金杉惇郎
  • 東京演劇集団第一回公演 「乞食芝居(三文オペラ)」 - 太吉、ぽん助、羅卒 役(1932年3月、新歌舞伎座
    作:ブレヒト、演出:土方与志、共演:千田是也
    ※ 金杉惇郎、長岡輝子とともに初日のみ出演
  • テアトル・コメディ第六回公演 「恋愛株式会社航路」 - ジャン・ジャック 役(1932年4月、仁寿講堂)
    作:クロオド・アンドレ・ビュチェ、訳:長岡輝子、演出:金杉惇郎、共演:金杉惇郎
  • テアトル・コメディ第七回公演 「芝居は誂向き」 - シャンドオル・ツライ 役(1932年6月、仁寿講堂)
    作:フェレンツ・モルナール、訳:鈴木善太郎、演出:金杉惇郎、共演:北沢彪
    ※ 老作家役、森雅之のテアトル・コメディ時代の代表作
  • 文学座第一回勉強会 「紙風船」 - 夫 役(1938年1月、神田錦橋閣)
    作:岸田國士、共演:竹河みゆき
  • 文学座第一回試演 「みごとな女」 - 弘 役 / 「クノック」 - 広目屋、第二の村の若者 役(1938年3月、飛行館)
    作:森本薫、演出:辻久一、共演:堀越節子 / 作:ジュウル・ロマン、訳:岩田豊雄、演出:阿部正雄、共演:仲みどり
  • 文学座第二回試演 「父と子」 - 太郎 役 / 「魚族」 - 工夫 役(1938年6月、飛行館)
    作:ポオル・ジェラルディ、翻案:辰野隆、演出:岩田豊雄、共演:徳川夢声 / 作:小山祐士、演出:岸田國士、共演:三津田健
  • 文学座第三回試演 「ゆく年」 - 三男繁造 役(1938年10月、飛行館)
    作・演出:久保田万太郎、共演:徳川夢声
  • 文学座公演・新劇協同公演 「秋水嶺」 - 篤の友人矢飼三郎 役(1938年12月、有楽座)
    作:内村直也、演出:岸田國士/阿部正雄、共演:徳川夢声
  • 文学座第二回勉強会 「ブウセット」 - モオリス 役(1939年1月、神田錦橋閣)
    作:シャルル・ヴィルドラック、訳:内藤濯、演出:戌井市郎、共演:月野道代
  • 文学座第五回試演 「蒼海亭」 - マリウス 役(1939年2月、飛行館)
    作:マルセル・パニョル、演出:岩田豊雄/田中千禾夫、共演:三津田健
  • 文学座第三回勉強会 「崖」 - 冬近 役(1939年4月、神田錦橋閣)
    作:原千代海、演出:内村直也、共演:荒木道子
  • 文学座第六回試演 「はる・あき」 - 若い将校 役(1939年6月、飛行館)
    作:田中澄江、演出:田中千禾夫、共演:小阪菊子
  • 文学座第四回勉強会 「警鐘」 - ボッブ 役(1939年7月、神田錦橋閣)
    作:ジョージ・S・カフマン、演出:田中千禾夫、共演:宮口精二
  • 文学座第七回試演 「太陽の子」 - 広木少年 役(1939年9月-10月、飛行館)
    作:真船豊、演出:久保田万太郎、共演:徳川夢声
  • 文学座第六回勉強会 「落伍者の群」 - モンドルドン 役(1939年11月、神田錦橋閣)
    作:アンリ・ルネ・ルノマン、訳:岸田國士、演出:菅原太郎、共演:宮口精二
  • 文学座第八回試演 「売られる開墾地」 - 良作 役(1939年12月、飛行館)
    作:栃沢冬雄、演出:久保田万太郎、共演:杉村春子

1940年代 前半

1940年(29歳)
1941年(30歳)
  • 文学座第十四回公演・文学座第一回大阪公演 「七福神」 - 恵比須 役 / 「パスツール」 - 学生、弟子 役(1941年1月:国民新劇場・2月:大阪朝日会館)
    作:武者小路実篤、演出:岩田豊雄、共演:中村伸郎 / 作:サッシャ・ギットリィ、訳:林孝一、演出:久保田万太郎、共演:徳川夢声
  • 文学座第十回勉強会 「結婚申込」 - チユブコーフ 役(1941年3月、国民新劇場)
    作:アントン・チェーホフ、訳:米川正夫、演出:長岡輝子、共演:賀原夏子
  • 文学座第十五回公演 「陳夫人」 - 陳清文 役(1941年4月-5月、国民新劇場)
    作:庄司総一、脚色:森本薫/田中澄江、演出:久保田万太郎、共演:三津田健、東山千栄子
  • 文学座第二回大阪公演 「ファニー」 - マリウス 役 ※ブラン氏 兼役(1941年6月、大阪朝日会館)
  • 「パスツール」(1941年6月、早稲田大学大隈講堂
  • 文学座第十一回勉強会 「わが町」 - 新聞記者ウエブ 役 / 「弥太五郎源七」 - 入墨新三 役(1941年7月、国民新劇場)
    作:ワイルダー、訳:森本薫、演出:長岡輝子、共演:三津田健 / 作:久保田万太郎 、演出:戌井市郎、共演:龍岡晋
  • 東京市主催 「驟雨」 - 譲 役(1941年7月、日比谷公会堂)
    作:岸田國士、演出:戌井市郎、共演:荒木道子
  • 移動演劇 「おふくろ」 / 「結婚の申し込み」 - 地主秩父番助 役(1941年8月、川崎マツダランプ工場ほか)
    作:北條秀司、演出:田中千禾夫 共演:小野松枝 / 作:アントン・チェーホフ、訳:米川正夫、翻案・方訛:伊賀山昌三、演出:長岡輝子、共演:賀原夏子
  • 文学座第十六回公演・文学座第三回大阪公演 「わが町」 / 「砂の上」 - 信也 役(1941年9月、国民新劇場/11月、大阪朝日会館)
    作:ワイルダー、訳:森本薫 / 作・演出:久保田万太郎、共演:徳川夢声
  • 「わが町」(1941年11月、東京商科大学講堂)
  • 文学座第十七回公演 「佐宗医院」 - 鶴野一郎 役 / 「結婚の申込み」 - 地主秩父番助 役(1941年12月、国民新劇場)
    作:植草圭之助、演出:長岡輝子、共演:三津田健 / 作:アントン・チェーホフ、演出:戌井市郎、共演:宮口精二
1942年(31歳)
  • 文学座第十八回公演 「黄塵」 - 陳子文 役(1942年3月、国民新劇場)
    作:上田廣、脚色:伊賀山昌三、補訂:森本薫、演出:田中千禾夫、共演:三津田健
  • 文学座第十二回勉強会 「ゆりかごの唄」 - 医者 役 / 「洋杖」 - 玄山老師 役(1942年4月、国民新劇場)
    作:マルティネス・シエルラ、訳:永田寛定、演出:長岡輝子、共演:梅香ふみ子 / 作:飯沢匡、長岡輝子、演出:戌井市郎、共演:小野松枝
  • 文学座第十九回公演 「富島松五郎伝」 - 吉岡大尉、熊吉 役(1942年5月、国民新劇場)
    作:岩下俊作、脚色:森本薫、演出:里見弴、共演:丸山定夫
  • 文学座第二十回公演・文学座第四回大阪公演 「鶉」 - 遠山大助 役(1942年10月、国民新劇場/大阪朝日会館)
    作:真船豊、演出:久保田万太郎、共演:杉村春子
  • 文学座第二十一回公演 「女ばかりの村」 - アドルフォ 役 / 「町の音」 - 藤吉 役(1942年12月、国民新劇場)
    作:セラフィン・アルバレス・キンテーロ/ホアキン・アルバレス・キンテーロ、訳:菅原卓、演出:長岡輝子、共演:荒木道子 / 作・演出:久保田万太郎、共演:東山千栄子
1943年(32歳)
  • 文学座第十四回勉強会 「病院船」 - 原田上等平 役(1943年1月、国民新劇場)
    作:岡田禎子、演出:鈴木英輔、共演:宮口精二
  • 慰問公演 「驟雨」 - 譲 役 / 「結婚の申込み」 - 地主秩父番助 役(1943年1月、牛込第一陸軍病院)
    共演:杉村春子 / 演出:長岡輝子、共演:賀原夏子
  • 文学座第二十二回公演 「北京の幽霊」 - 兵士の幽霊春二 役(1943年2月、国民新劇場)
    作:飯沢匡、演出:長岡輝子、共演:三津田健
  • 地方巡演 「結婚の申込み」 - 地主秩父番助 役 / 「驟雨」 - 譲 役(1943年2月、秋田陸軍病院/3月、盛岡陸軍病院)
    演出:戌井市郎 / 共演:杉村春子
  • 地方巡演 「お豊さん」 - 健太郎 役(1943年2月、秋田松竹劇場/3月、能代高等女学校講堂)
    作:渡辺喜恵子、脚色:戌井市郎、演出:田中千禾夫、共演:杉村春子
  • 地方巡演 「鶉」 -遠山大助 役(1943年3月、秋田鷹巣国民学校ほか)
    共演:長岡輝子
  • 文学座第二十三回公演・文学座第五回大阪公演 「勤皇届出」 - 松前藩執政蠣崎安芸 役(1943年4月、国民新劇場/大阪朝日会館)
    作:丹羽文雄、脚色:森本薫、演出:岩田豊雄、共演:三津田健
  • 文学座第二十四回公演 「終身年金」 - ヴェルデュロオ氏 役 / 「寿の町」 - 森茂造 役(1943年6月、国民新劇場)
    作:ガブリエル・デルヴィリエ、訳:原千代海、演出:田中千禾夫、共演:管文代 / 作:田口竹男、演出:久保田万太郎、共演:三津田健
  • 文学座第二十五回公演・文学座第六回大阪公演 「田園」 - 渡瀬久三 役(1943年10月、国民新劇場/大阪朝日会館)*: 作・演出:真船豊、共演:杉村春子
  • 文学座第十六回勉強会 「ほとけ」 - 宗平 役 / 「太平洋の嵐」(1943年12月、神田錦橋閣)
    作:栃沢冬雄、演出:戌井市郎、共演:賀原夏子 / 作:[[[八木隆一郎]]、演出:田中千禾夫、共演:中村伸郎
1944年(33歳)
  • 移動演劇 「太平洋の嵐」(1944年1月-2月、中国・四国・九州地方)
  • 文学座第二十六回公演 「怒濤」 - 北里柴三郎 役(1944年5月、国民新劇場)
    作:森本薫、演出:久保田万太郎、共演:杉村春子
    ※ 森雅之の文学座時代の代表作、細菌学者の北里柴三郎を演じて絶賛された
  • 文学座第二十七回公演 「鳥獣合戦」 - ブンク博士の息子ゾンブ、鼠篤農家オリザ 役(1944年10月-11月、国民新劇場)
    作:飯沢匡、演出:戌井市郎、共演:中村伸郎
  • 朗読劇 「客」 - 民蔵 役 / 「棒倒し」 - 次男鉄二 役(1944年11月、国立商大学園講堂)
    作:シャルル・ヴィルドラック、翻案:辰野隆、共演:杉村春子 / 作:亀屋原徳、演出:戌井市郎、共演:三津田健
  • 文学座第七回大阪公演 「怒濤」 - 北里柴三郎 役(1944年11月、大阪朝日会館)

1940年代後半 戦後

1945年-1949年(34歳-38歳)
  • 新劇合同公演 「桜の園」 - ヤーシャ 役(1945年12月、有楽座
    作:アントン・チェーホフ、翻訳:米川正夫、演出:青山杉作、共演:東山千栄子
  • 東京芸術劇場第一回公演 「人形の家」 - ランク 役(1946年3月、有楽座)
    作:ヘンリック・イプセン、訳:島村抱月、演出:土方与志、共演:滝沢修
  • 東宝製作 「真夏の夜の夢」 - シーシヤス 役(1946年6月-7月)
    作:ウィリアム・シェイクスピア、訳:坪内逍遥、演出:土方与志、共演:桃園ゆみか/藤原歌劇団
  • 東京芸術劇場第二回公演 「林檎園日記」 - 正義 役(1947年3月、帝国劇場
    作・演出:久保栄、共演:滝沢修/芥川比呂志
  • 東宝製作・新劇合同公演ミュージカル・ドラマ 「ケンタッキーホーム」 - 恋敵ロビンソン 役(1947年4月、帝国劇場)
    作:八住利雄、演出:白井鉄造、共演:山口淑子
  • 東宝製作・新劇合同公演 「復活」 - ネフリュードフ 役(1947年6月-7月、帝国劇場)
    作:レフ・トルストイ、翻訳:土方敬太、総指揮:土方与志/岡倉士朗、共演:滝沢修
  • 民衆藝術劇場第一回公演・新協劇団賛助出演 「破戒」 - 校長 役(1948年1月、有楽座/2月、大阪朝日会館)
    作:島崎藤村、脚色:村山知義、演出:村山知義/岡倉士朗、共演:滝沢修
  • 民衆藝術劇場第二回公演 「たくみと恋」 - ヴルム 役(1948年5月、帝国劇場/6月、道頓堀角座
    作:フリードリヒ・フォン・シラー、演出:岡倉士朗、共演:宇野重吉
  • 民藝第四回公演 「山脈」 - 原山作太 役(1949年4月-5月、三越劇場ほか)
    作:木下順二、演出:岡倉士朗、共演:山本安英

1950年代

1950年-1959年(39歳-48歳)

1960年代 前半

1960年-1962年(49歳-51歳)
  • 歌舞伎・映画・新劇合同公演 「オセロー」 - イアゴー 役(1960年6月、サンケイホール
    作:ウィリアム・シェイクスピア、訳・演出:福田恆存、共演:松本幸四郎/新珠三千代
    ※ ジャンルの垣根を越えた初のプロデューサーシステム公演、歌舞伎の八代目松本幸四郎と共演する。森のチンピラのような悪役の演技が賛否両論を呼ぶ
  • 新装開場記念・新派公演 「十三夜」 - 車夫高坂録之助 役 / 「窓」 - 作家 役(1961年10月、新橋演舞場
    原作:樋口一葉、脚本・演出:久保田万太郎、共演:花柳章太郎 / 原作:ノエル・カワード、翻案:川口松太郎、共演:水谷八重子
    ※ 花柳章太郎に請われて再び新派の舞台に立ち、「十三夜」で心酔する花柳との初共演が叶う
  • 歌舞伎座・三月特別公演 「息子」 - 手先と呼ばれた捕吏 役 / 「たのむ」 - 為吉 役 / 「落城秘聞・血笑記」 - 島村仙吉 役 / 「和蘭陀お蝶」 - メリケン屋文次郎 役 (1962年3月、歌舞伎座)
    原作:小山内薫、演出:久保田万太郎、共演:大矢市次郎 / 作・演出:里見弴 / 作:真山青果、共演:中村勘三郎 / 作:川口松太郎、演出:村山知義)
  • 秋の新派まつり 「滝の白糸」 - 村越欣弥 役 / 「銀次をめぐる女たち」 - 仕立屋銀次 役(1962年9月、新橋演舞場)
    原作:泉鏡花、脚色:高田保、演出:久保田万太郎、共演:花柳章太郎 / 作:川口松太郎、演出:戌井市郎、共演:阿部洋子
    ※ 花柳演じる白糸の相手を務め、以降、新派の世界で芸を磨く
  • 劇団新派公演 「歌行燈」 - 喜多八 役 / 「鹿鳴館」 - 影山伯爵 役(1962年11月、新橋演舞場)
    原作:泉鏡花、脚色・演出:久保田万太郎 / 作:三島由紀夫、演出:戌井市郎、共演:水谷八重子
    ※ 水谷八重子に請われて新派初演「鹿鳴館」に出演、新派の「鹿鳴館」は文学座初演と異なり、作者の三島由紀夫の要望で完全上演。森は暗殺の陰謀者の陰りを体現したという。また、「歌行燈」では花柳の持ち役・喜多八を演じる
  • 新派大阪公演 「楊貴妃」 - 高力士 役 / 「鹿鳴館」 - 影山伯爵 役(1962年12月、新歌舞伎座)
    作:大佛次郎、演出:里見弴 / 東京公演と同じ
1963年(52歳)
  • 新派二月名作公演 「不如帰」 - 川島武男 役(1963年2月、新橋演舞場)
    原作:徳富蘆花、脚色:川口松太郎、演出:里見弴
  • 新派三月公演 「松井須磨子」 - 島村抱月 役(1963年3月、新橋演舞場)
    作・演出:川口松太郎
  • 春の新派祭 「兄いもうと」 - 伊之 役 / 「憂愁平野」 - 巽魚次郎 役(1963年4月、明治座
    原作:室生犀星、脚色・演出:金子洋文 / 原作:井上靖、劇化・演出:川口松太郎
  • 喜多村緑郎追悼公演 「多情多恨」 - 大学教授鷲見柳之助 役(1963年5月、新橋演舞場)
    原作:尾崎紅葉、脚色・演出:里見弴、共演:中村勘三郎
  • 新派公演 「燈台」 - 黒川祐吉 役 / 「夢の女」 - 小田辺半造 役 / 「風林火山」 - 山本勘助 役(1963年9月、新橋演舞場)
    作:三島由紀夫 / 作:永井荷風、脚色・演出:久保田万太郎 / 原作:井上靖、脚色:依田義賢、演出:久保田万太郎
1964年(53歳)
  • 新派公演 「つや物語」 - 玉川清 役 / 「金色夜叉」 - 間貫一 役(1964年1月、新橋演舞場)
    作:泉鏡花、演出:大江良太郎、共演:花柳章太郎 / 原作:尾崎紅葉、脚色:川口松太郎、演出:松浦竹夫、共演:水谷八重子
  • 水谷八重子舞台生活五十周年記念・新派公演 「富島松五郎伝」 - 吉岡大尉 役 / 「橋の女」 - 林虎次郎 役 / 「金色夜叉」 - 間貫一 役(1964年2月、新橋演舞場)
    原作:岩下俊作、脚色:森本薫、演出:戌井市郎、共演:阿部洋子 / 作:田中澄江、演出:田中千禾夫、共演:水谷八重子 / 1月の続演)
  • 文学座第九十五回公演 「三人姉妹」 - 軍医チェプトイキン 役(1964年3月-4月、朝日生命ホールほか)
    作:アントン・チェーホフ、訳:神西清、演出:戌井市郎、共演:杉村春子
    ※ 20年振りに文学座の舞台に出つ。分裂が続く文学座にとって再起となる公演で、森の客演は協力の約束が実現したもの
  • 花柳十種披露特別公演 「小暴君」 - 伊沢敏朗 役 / 「機関士ナポレオンの退職」 - 丸山咲平 役 / 「あぢさゐ」 - 〆蔵 役(1964年5月、新橋演舞場)
    作・演出:里見弴、共演:大矢市次郎 / 原作:清水寥作、脚色・演出:村山知義、共演:市川翠扇 / 原作:永井荷風、演出:久保田万太郎、共演:花柳章太郎
  • 新派水谷八重子舞台生活五十周年記念 「富島松五郎伝」 - 吉岡大尉 役 / 「鹿鳴館」 - 影山伯爵 役 (1964年6月、名古屋御園座)
    2月公演に同じ / 作:三島由紀夫、演出:戌井市郎
  • 日生劇場世界名作シリーズ 「椿姫」 -アルマン 役(1964年7月、日生劇場)
    作:アレクサンドル・デュマ、翻訳・潤色:大岡昇平、演出:今日出海、共演:水谷八重子
  • 新派公演 「東京妻」 - 大倉義雄 役 / 「道頓堀涼みばなし」 - 卯之吉 役(1964年9月、新橋演舞場)
    作:川口松太郎、演出:大江良太郎、共演:阿部洋子 / 作・演出:中野実、共演:嵯峨三智子
  • 新派公演・秋の新派祭 「船宿の女」 -寺沢八郎 役 / 「ある空の出来事」 - 京極肇 役(1964年10月、明治座)
    作・演出:川口松太郎、共演:花柳章太郎 / 作・演出:中野実、共演:草笛光子
  • 新派・芸術祭参加公演 「深川年増」 - 伊之吉 役 / 「冬」 - 政吉 役 / 「舞妓」 - 望月保 役(1964年11月、新橋演舞場)
    作・演出:北條秀司、共演:伊志井寛 / 作:久保田万太郎、演出:里見弴、共演:水谷八重子 / 作:川口松太郎、演出:松浦竹夫、共演:水谷八重子
  • 新派十二月公演 「不如帰」 - 川島武男 役 / 「東京妻」 - 大倉義雄 役 / 「金色夜叉」 - 間貫一 役(1964年12月、新歌舞伎座)
    原作:徳富蘆花、脚色:川口松太郎、演出:里見弴、共演:市川翠扇 / 作:川口松太郎 / 原作:尾崎紅葉、脚色:川口松太郎、共演: 水谷八重子

1960年代 後半

1965年(54歳)
  • 新派初春公演 「寒菊寒牡丹」 - 浅野 役 / 「不如帰」 - 川島武男 役(1965年1月、新橋演舞場)
    作・演出:川口松太郎、共演:花柳章太郎 / 演出:里見弴、共演:水谷八重子
    ※ 尊敬していた花柳章太郎が公演中に倒れて逝去、最後の共演となる。1967年まで本格的に新派に活動の場を移す
  • 花柳章太郎追悼・春の新派祭 「うすゆき川」 - 信次郎 役 / 「河の女」 - 能登茂 役 / 「命なりけり」 -鳥居正直 役(1965年2月、明治座)
    作・演出:北條秀司、共演:市川翠扇 / 作:田中澄江、演出:田中千禾夫、共演:水谷八重子 / 原作:丹羽文雄、脚色:川口松太郎、演出:程島武夫、共演:水谷八重子
  • 演舞場四十周年記念公演 「己が罪」 - 桜戸隆弘 役 / 「つきぢ川」 - 石黒徹 役 / 「風流深川唄」 - 長蔵 役(1965年3月、新橋演舞場)
    演出:大江良太郎 共演:市川翠扇 / 作・演出:川口松太郎、共演:山田五十鈴 / 作:川口松太郎、演出:大江良太郎、共演:山田五十鈴
    ※ 入院した水谷八重子の代役として新派に出た山田五十鈴と共演
  • 新派五月公演 「春の嵐」 - 唐沢貞夫 役(1965年5月、新橋演舞場)
    作:水木洋子、演出:梅本重信、共演:京マチ子(特別出演)
  • 新派公演 「割れしのぶ」 - 良観 役 / 「女将」 - 貞次郎 役 (1965年7月、明治座)
    作・演出:花登筺、共演:水谷良重 / 作・演出:北條秀司、共演:山田五十鈴
  • 新派水谷八重子全快記念公演 「にごりえ」 - 源七 役 / 「名妓勝負」 - 南郷文夫 役(1965年9月、新橋演舞場)
    作:樋口一葉、脚色:真山青果、共演:花柳喜章 / 作:川口松太郎、演出:松浦竹夫、共演:水谷八重子
  • 新派十月公演・水谷八重子全快記念 「炎と土と」 - 青木填一 役 / 「女人哀詞 唐人お吉」 - 鶴松 役 / 「浅草の灯」 - 山上七郎 役(1965年10月、新橋演舞場)
    作・演出:中野実、共演:伊志井寛 / 作:山本有三、演出:松浦竹夫、共演:水谷八重子 / 作:浜本浩、脚色:中野実、演出:高田保、共演:長本幸子
  • 秋の新派祭 「あざやかな女」 - 小椋正一郎 役(1965年11月、明治座)
    脚本:秋元松代、演出:松浦竹夫
1966年(55歳)
  • 新派初春公演 「新篇 すみだ川 花ぐるまの巻」 - 山岡俊之 役 / 「上陸第一歩」 - 坂田市太郎 役 / 「新篇 すみだ川 春うたげの巻」 - 山岡俊之 役(1966年1月、新橋演舞場)
    作:川口松太郎、演出:榎本滋民、共演:水谷八重子 / 作:北村小松、演出:村山知義、共演:水谷良重 / 作:川口松太郎、演出:榎本滋民
  • 花柳章太郎追悼公演 「女難花火」 - 花柳章太郎 役 / 「浮気の手帖」 - 久保田章三 役(1966年3月、新橋演舞場)
    原作:花柳章太郎、脚色:川口松太郎、演出:里見弴、共演:花柳喜章 / 作・演出:花登筺、共演:水谷良重
    ※ 花柳章太郎の伝記「女難花火」で花柳を演じる
  • 鴈治郎特別出演・新派文芸公演 「氷点」 - 辻口啓造 役(1966年5月、新橋演舞場)
    原作:三浦綾子、脚色:田中澄江、演出:田中千禾夫
  • 新派大阪公演・花柳章太郎追悼公演 「老夫婦」 - 三田村小五郎 役 / 「氷点」 - 辻口啓造 役(1966年6月、新歌舞伎座
    作:川口松太郎、共演:大矢市次郎 / 5月公演と同じ
  • 新派公演 「女と沓下」 - 藤本泰彦 役 / 「夜の鶴」 - 朝蔭信 役(1966年9月、新橋演舞場)
    作・演出:菊田一夫、共演:山田五十鈴 / 原作:芝木好子、脚色:村山知義、演出:松浦竹夫、共演:阿部洋子
  • 新派公演 「白鷺」 - 稲木順一 役 / 「明治の雪 樋口一葉の生涯」 - 半井桃水 役(1966年11月、新橋演舞場)
    原作:泉鏡花、脚本・演出:川口松太郎、共演:水谷八重子 / 作・演出:北條秀司、共演:水谷八重子
1967年-1969年(56歳-58歳)
  • 新派公演 「花の生涯」 - 長野主膳 役(1967年3月、新橋演舞場)
    原作:舟橋聖一、演出:今日出海、共演:水谷八重子
  • 新派五月特別興行 「女舞」 - 西川昌三 役(1967年5月、新橋演舞場)
    原作:円地文子/秋元松代、脚本・演出:北条誠、共演:淡島千景
    ※ 恋に溺れる能楽師の退廃さを好演
  • 東宝現代劇 「浮雲」 - 富岡兼吾 役(1967年11月-12月、芸術座
    原作:林芙美子、脚本:八住利雄、演出:菊田一夫、共演:有馬稲子
    ※ 新派を離れて東宝現代劇と専属契約を結んだ第1作。映画から13年振りに富岡を演じる
  • 東宝現代劇 「腕くらべ」 - 吉岡 役(1968年1月-2月、芸術座/3月、名鉄ホール)
    原作:永井荷風、演出:観世栄夫、共演:岡田茉莉子
  • 東宝現代劇・名作公演 「第七天国」 - ブリサック 役(1969年4月-5月、芸術座)
    作:オースチン・ストロング、演出:戌井市郎、共演:横沢祐一
  • 「癩王のテラス」 - 宰相スールヤバッタ 役(1969年7月、帝国劇場)
    作:三島由紀夫、演出:松浦竹夫、製作:菊田一夫、共演:北大路欣也/山田五十鈴/岸田今日子

1970年代

1970年-1973年(59歳-62歳)
  • 東宝現代劇・陽春公演 「女坂」 - 白川行友 役(1970年3月-4月、芸術座)
    原作:円地文子、脚本・演出:菊田一夫、共演:山田五十鈴
    ※ 自由民権運動を弾圧した好色な官吏を好演する
  • 劇団NLT公演 「マカロニ金融」 - ファブリッツィ氏 役(1970年10月、紀伊國屋ホール
    作:アルベール・コッソン、演出:飯沢匡、共演:黒柳徹子
    ※ 久方振りの新劇に出演、演出はテアトル・コメディ時代の仲間・飯沢匡
  • 東宝現代劇公演 「とりかへばや秘文」 - 條郷之助 役(1970年11月-12月、芸術座)
    原作:舟橋聖一、脚本・演出:菊田一夫、共演:島田正吾
    新国劇の島田正吾と共演する
  • 明治座・春の演劇祭 「彼岸ざくら 月の輪お熊」 - 伝三郎 役(1971年2月、明治座)
    作・演出:榎本滋民、共演:山田五十鈴
  • 明治座・特別公演 「三遊亭円朝」 - 立花屋円太郎 役(1971年7月、明治座)
    作・演出:福田善之、共演:中村賀津雄
    ※ 病で倒れた有島一郎の代役を務め、自堕落な老人を演じる
  • 新派公演 「智恵子抄」 - 高村光太郎 役 / 樋口一葉生誕百年記念「十三夜」 - 録之助 役(1971年11月、新橋演舞場)
    作・演出:北條秀司、共演:水谷八重子 / 原作:樋口一葉、脚色:久保田万太郎、共演:水谷八重子
    ※ 久し振りに新派に特別出演。最後の新派出演となる
  • 劇団民藝公演 「三人姉妹」 - トゥーゼンバフ 役(1972年9月、東横ホール
    作:アントン・チェーホフ、演出・台本:宇野重吉、共演:奈良岡朋子
    ※1951年の「炎の人」以来、約20年振りに民藝の舞台に立つ。新劇俳優にはない上手さと評される
  • 東宝現代劇・新春特別公演 「女橋」 - アヤ子の父準造 役(1973年1月-2月、芸術座)
    原作:溝口健二/依田義賢、作・演出:菊田一夫、共演:若尾文子
    ※ 最後の舞台出演、溝口健二の映画「浪華悲歌」の舞台化

参考文献

  • 『森雅之〜知性の愁い、官能の惑わし』(フィルムアート社、1998年、ISBN 9784845998814