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沖積平野

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

沖積平野(ちゅうせきへいや、alluvial plain)は、第四紀の主に完新世海水準変動に伴う海進期の堆積作用により土砂が堆積することで形成された海成平野や、河川の堆積作用によってつくられ、現在もその作用が継続している河成平野がある。沖積低地沖積地とも言われることがある。

上流から下流に向かって、扇状地自然堤防帯三角州の順に配列される(沖積平野の三分類)。

形成年代が若く締め固まっていないため、軟弱地盤と呼ばれる軟らかい地層が分布する。一般に肥沃で平らであるため、多くの文明が沖積平野で発祥している。

日本においては、狭義の沖積平野だけでなく、完新世において海に土砂が堆積しそれが隆起してできた海岸平野も含めて沖積平野という。

災害に脆弱な沖積平野

沖積平野は災害に対して脆弱な地形であるものの、日本においては人口の大部分が沖積平野に集まっている。

軟弱地盤の発見

はじめて関東平野に大規模な軟弱地盤が拡がっていることが発見・確認されたのは、関東大震災の復興局による調査によるものである。復興局はボーリングマシンを輸入し、「突下数(とっかすう)」といわれる現在の標準貫入試験の原形にあたる調査を実施したことにより、埋没谷(第四紀海水準変動により形成)と沖積層の分布が作成され、それにより初めて軟らかい地層が数十m分布することが確認された。

関連項目