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津村記久子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

津村 記久子
(つむら きくこ)
ペンネーム 津村 記久子
誕生 1978年1月23日(34歳)
大阪府大阪市
職業 作家
国籍 ファイル:Flag of Japan.svg 日本
教育 学士
最終学歴 大谷大学国際文化学科
ジャンル 小説
代表作 『ポトスライムの舟』(2008年)
主な受賞歴 太宰治賞(2005年)
野間文芸新人賞(2008年)
咲くやこの花賞(2008年)
芥川龍之介賞(2009年)
織田作之助賞(2011年)
処女作 『君は永遠にそいつらより若い』(2005年)
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津村 記久子(つむら きくこ、1978年1月23日[2] - )は、日本小説家大阪府出身。大阪府立今宮高等学校大谷大学文学部国際文化学科卒業。『ミュージック・ブレス・ユー!!』で第30回野間文芸新人賞受賞。『ポトスライムの舟』で第140回(2008年下半期)芥川賞受賞。

目次

経歴

幼少時には児童書をまねて文章を書いていたが、中学生のころからは音楽に親しむようになって執筆活動を中断。大学入学後に再び読書に目覚め、大学3年から本格的に小説を書き始める[1]2005年に「津村記久生」名義で投稿した「マンイーター」(単行本化にあたり「君は永遠にそいつらより若い」に改題)で第21回太宰治賞を受賞し、小説家デビュー。2008年には「カソウスキの行方」で初めて芥川賞候補(第138回)となり、続く第139回でも「婚礼、葬礼、その他」がノミネートされる。同年、『ミュージック・ブレス・ユー!!』で第30回野間文芸新人賞を受賞。同年、咲くやこの花賞を文芸その他部門で受賞。2009年、「ポトスライムの舟」で第140回芥川賞受賞。2011年、『ワーカーズ・ダイジェスト』で第28回織田作之助賞受賞。

人物

日中は土木関係のコンサルティング会社に勤務し、帰宅後に一眠りした後、深夜から未明にかけて執筆活動に取り組んでいる。9歳の時に両親が離婚。大学を卒業して初めて勤めた会社では、上司のパワーハラスメントを苦にして9ヶ月で退社した経験をもつ[3]

好きな作家としてカート・ヴォネガットギルバート・ケイス・チェスタートンを挙げている[4]。他にR・A・ハインライン『ラモックス』やアラン・ムーアウォッチメン』などのSFも愛好する[5]

作品リスト

単行本

  • 君は永遠にそいつらより若い(筑摩書房、2005年11月)のち文庫 
  • カソウスキの行方(講談社、2008年2月)
    • カソウスキの行方(『群像』2007年9月号)
    • Everyday Write A Book.(『小説すばる』2006年7月号)
    • 花婿のハムラビ法典(『群像』2006年5月号)
  • 婚礼、葬礼、その他(文藝春秋、2008年7月)
    • 婚礼、葬礼、その他(『文學界』2008年3月号)
    • 冷たい十字路 (『文學界』2007年6月号)
  • ミュージック・ブレス・ユー!!(角川書店、2008年6月)のち文庫 
  • アレグリアとは仕事はできない(筑摩書房、2008年12月)
    • 『ちくま』2007年7月-2008年1月連載「コピー機が憎い!」を改題
  • 八番筋カウンシル(朝日新聞出版、2009年)
  • ポトスライムの舟(講談社、2009年)のち文庫 
    • ポトスライムの舟(『群像』2008年11月)
    • 十二月の窓辺(『群像』2007年1月号)
  • ワーカーズ・ダイジェスト(集英社、2011年3月)
  • まともな家の子供はいない 筑摩書房、2011 

単行本未収録作品

  • サバイブ(『webちくま』2006年3月 - 8月)
  • 炎上学級会(『小説すばる』2007年3月号)
  • バイアブランカの活断層(『野性時代』50号・2008年1号)
  • バンドTシャツと日差しと水分の日(『Papyrus』VOL.20)
  • とにかく家に帰ります(『新潮』2009年3月号)

脚注

  1. ^ a b 「ポトスライムの舟」で芥川賞受賞 津村記久子(つむらきくこ)さん(30)”. MSN産経ニュース. 2009年1月15日閲覧。
  2. ^ 「母親に「ウソちゃうで」と報告…津村記久子さんに芥川賞:社会:スポーツ報知」 2009年1月16日
  3. ^ 「芥川賞に津村記久子さん、直木賞は天童荒太さん・山本兼一さん」『読売新聞』2009年1月16日付朝刊、第14版、第34面
  4. ^ 「【芥川賞一問一答】津村記久子さん「私の小説なんてまだ生ぬるい」MSN産経ニュース、2009年1月15日
  5. ^ 『SFマガジン』2009年5月号「大森望の新SF観光局」

外部リンク