発車メロディ
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発車メロディ(はっしゃメロディ)とは鉄道駅において乗降中の利用者に列車が発車することを発車ベルに代えて伝える音楽あるいはそのシステムである。
ファイル:Hassya switch.jpg JR東日本(首都圏)の代表的な発車ベルスイッチ |
列車発車時に使用されるメロディ・チャイム・ブザーなどを一まとめにして発車ベルと呼ぶこともある。車両によっては、車両の車外に案内用スピーカーを搭載し、乗務員の押しボタン操作により、発車メロディ(乗降促進音、乗降促進放送)を鳴らせるものもある。これについては乗車促進音を参照のこと。
歴史
発車メロディの嚆矢については諸説あるが、1970年代には一部の大手私鉄で使用されていた(1971年8月より京阪電気鉄道で使用開始[1])。
発車メロディの種類
JR旅客各社
北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 旅立ちの鐘
- 函館本線函館駅で導入されている。『旅立ちの鐘』は1990年頃から昼間の特急「北斗」・「スーパー北斗」、「はつかり」、快速「海峡」の発車時に使用されていた。ただし1997~2002年の3~10月頃は快速「海峡」が「ドラえもん海底列車」として運行され、発車の際に『ドラえもんのうた』が用いられた。設備の関係上「北斗」「はつかり」発車の際も同曲が使用された。2004年と2005年の間は特急「ドラえもん海底列車」の発車の際に使用された。
東日本旅客鉄道(JR東日本)
現在一番多くのメロディを使用する東日本旅客鉄道(JR東日本)では旧・日本国有鉄道(国鉄)時代の1970年代後半から電子音化したベル(「ピロピロピロ」という音)を使用していたが、多数の駅利用客から耳障りであるなどと不評であった。そのため1988年の千葉駅での発車ベル廃止を経て女性社員らが主導となりプロジェクトを立ち上げ音響機器・楽器メーカーとして知られるヤマハに新しい発車メロディ放送システムの開発を依頼、1989年3月11日に新宿駅と渋谷駅に導入した[2]。この際にピアノや鈴、ハープといった音色と人の心を落ち着かせる雰囲気のメロディを採用した。現在、両駅は別のメロディを使用している。
1990年代に入り初期の発車メロディが好評を博したことを受けて他駅でも導入の機運が高まったが、以後の導入に関してはコストダウンを図ったシステムが採用された。採用された代表的な会社が音響機器メーカーのUNI-PEX(ユニペックス)で、オカリナ奏者・宗次郎のメロディ『清流』や『雲を友として』などの他にオリジナル曲を採用した。これらのメロディは同社が製造した自動放送装置と合わせるようにしてコストダウンを図ったと思われる。なお、これらのメロディは東京近郊の駅で導入していたが宗次郎の曲は著作権の関係で同社横浜・八王子・東京・大宮支社管内の駅では2005年3月頃相次いで変更された。2010年現在、宗次郎のメロディが使用されている駅は上越線高崎問屋町駅のみである。
1990年代後半から蒲田駅で『蒲田行進曲』が使われたり高田馬場駅や新座駅で『鉄腕アトム』のテーマ曲を使うなど、駅に関連する曲が使われる機会(いわゆる「ご当地ソング」)が増えた。
2010年7月からおよそ1ヶ月の間、新橋駅の発車メロディが『ウイスキーが、お好きでしょ』に替わったが、これは発車メロディを使ったサントリーの広告という位置付けであり、JR東日本として初の試みであった。
総じてJR東日本エリアではほとんどの駅の在来線ホームと一部の駅の新幹線ホームが旧来の発車ベルから発車メロディへ変更されている(元々発車ベルがなかった駅を除く)。よって在来線ホームが未だに発車ベルのままとなっているのは少数に限られる[3]。一方で、長野支社管内などでは元々発車メロディを採用していた駅が放送設備更新によりベル化したという事例もある。なお、JR東日本の支社で発車メロディを全く使用していないのは新潟支社のみである。
なお、E233系とE721系には、車両側に車外メロディが設置されており、現在、東北地区で使用されている(一時期、実験的に吉祥寺駅で、車外メロディのみ作動させていた)。
- 汎用メロディ
- 別項に述べるご当地メロディを除いて、以下の製作所のメロディを使用している。
- ユニペックス製 詳しくは日本電音へ
- 初期から参加しているメーカーで、認知度の高いメロディが多い。
- 東洋メディアリンクス製 詳しくは東洋メディアリンクスへ
- 東日本のエリア全般で広く使用されている。
- 櫻井音楽工房製 詳しくはテイチクエンタテインメント、又は櫻井音楽工房へ
- 名前が付いているのが大きな特徴(『小川のせせらぎ』、『海岸通り』など)。
- 五感工房製 詳しくは五感工房へ
- 途中で転調するものが多いのが特徴。JR-SH(番号)という名前の付け方。調違いのヴァージョンも存在する。
- サウンドファクトリー製 詳しくはサウンドファクトリーへ
- 名前の付け方が、SF-番号という方法。
- 永楽電気製 詳しくは永楽電気へ
- 童謡、唱歌などのアレンジが多い(『アマリリス』、『牧場の朝』など)。
- カンノ製作所製 詳しくはカンノ製作所へ
- 曲名、整理番号等は特にない。どちらかと言えばベルに近い。
- スイッチ製 詳しくはスイッチ (音楽制作会社)へ
- 最近新曲が多数導入されている。1駅でしか使われていない曲が殆ど。
- ユニペックス製 詳しくは日本電音へ
- 以上の製作所は主な製作所であり、上記以外の会社も製作している。
- 駅や周辺の歴史的経緯・祭り
- 2010年6月1日より上尾駅と北上尾駅に導入されたメロディーで、上尾駅のメロディーが前半部分、北上尾駅が後半部分を採用している。
- 応援歌・テーマソング
- 魔法の鍵〜The Dream Goes On(上下とも)(石井竜也&高杉さと美)
- Zip-A-Dee-Doo-Dah(下り)/It's a small world(上り)(ディズニー)
- 2004年6月から京葉線舞浜駅に導入された。東京ディズニーランド・東京ディズニーシーなどの東京ディズニーリゾート最寄り駅のためである。当初はウォルト・ディズニー・カンパニーが発車メロディの採用に難色を示していたが、利用者からの要望に応える形で採用に至った経緯がある。2008年4月には東京ディズニーランド開園25周年を記念して、イメージソングの『魔法の鍵〜The Dream Goes On』に1年間の限定で変更されていた。
- 2005年3月の開幕戦から京葉線海浜幕張駅に導入された。プロ野球パシフィック・リーグ球団である千葉ロッテマリーンズの本拠地・千葉マリンスタジアムの最寄り駅であることによる。
- 2007年9月から、大宮アルディージャのホームタウンである大宮駅2番線(京浜東北線)ホームで導入されている。
- 首都圏(上記に挙げたものを除く)
- 雨のステイション
- 2006年3月末から青梅線西立川駅で試験使用されている。荒井由実(松任谷由実)の代表曲の1つで、3rdアルバム「COBALT HOUR」に収録されている。当初は同年6月末までの使用予定だったが、好評だったため翌2007年6月末までの使用に延長された。しかし、2010年6月現在でも継続使用されている。
- 雨のステイション
- ちなみに現在のSuicaのCMソングも松任谷の楽曲である。
- 2006年から青梅線奥多摩駅に導入された。
- 2008年6月より使用開始。
- 2010年7月より8月20日まで、新橋駅にて、企業コマーシャルとして導入。
- 東北地区
- 共に地元出身デュオ「ダックスムーン」の曲をアレンジしたもの。2007年12月使用開始。導入当初は3番線は『ハチ公物語』であったが、12月下旬に『きりたんぽ物語』に切り替えられた。
- 東北(青森県)出身の石坂洋次郎原作ゆかりの楽曲。2011年10月1日使用開始。
補足
- 多くの曲には正式なタイトルがないため通称として「JR-SH○(番号)」や「近郊○番」などと表記されているが、『せせらぎ』や『春』などタイトルがある曲もある。なお、櫻井音楽工房製のものは『スプリングボックス』や『海岸通り』『光と風と』『すすきの高原』『twilight』などすべてタイトルが付けられている。
- その中でも五感工房のものは調違いのものも多く、通称で「JR-SH○-1」のように表される。
- 首都圏のほとんどの駅が発車ベルを廃止している中で、上野駅だけは特急専用ホームを除いて発車メロディを導入せず発車ベルを使い続けている。これは、東北地方などから集団就職で上京した人にとって、発車ベルにこそ思い入れがあるからだという。この他、横須賀・総武快速線の新日本橋駅・馬喰町駅でも、発車ベルを使い続けている。
- 駅によっては『ムーン・リバー』や『アマリリス』『牧場の朝』『浜千鳥』『すみれの花咲く頃』などの童謡や唱歌が用いられることもある。ただし特に駅にちなんで採用されたというものではないことが多い。
- サザンオールスターズの桑田佳祐の出身地である神奈川県茅ヶ崎市の茅ヶ崎駅では2000年に開催した凱旋コンサートを契機にその楽曲を発車メロディに導入しようという計画が浮上したが、スムーズな乗降に支障をきたすとして却下された。代案としてコンサートの翌2001年の夏季に駅構内でサザンオールスターズ楽曲をオルゴールによるBGMとして流した。
東海旅客鉄道(JR東海)
- 東海道新幹線を含めて駅での発車メロディ導入には消極的であるが、313系に車外スピーカーから発する車外メロディ(乗車促進メロディ)を搭載している(全番台共通)。
- 東海道新幹線東京駅では2003年11月まで使われていた「のぞみ」の始発駅・終着駅到着前の車内メロディが発車メロディとして14・15番線が2008年9月下旬より、16 - 19番線が2008年12月中旬より使用されている[1]。
西日本旅客鉄道(JR西日本)
- ご当地メロディとして金沢駅は琴、高岡駅はお鈴のメロディが流れる。糸魚川駅は詩人の相馬御風が糸魚川市出身ということがあってか自身が作詞した童謡の『春よ来い』と『夏の雲』が特急列車の発車メロディに使用されている(普通列車の発車の際は流れない)。また過去に富山駅では民謡の『こきりこ節』のアレンジ曲・福井駅では日本唯一のハープ産地なのでハープの曲が使用されていたが、CTC導入を機に現在はその他の自動放送導入駅と共に短めのメロディに統一されている。
- 京都支社
- 京都駅在来線各線のホームでは、1997年の新駅ビル完成時より使用されていた(西武鉄道などで使用されている曲)が、現在は使用されていない。
- 大阪支社・和歌山支社
- 関西空港線関西空港駅で使われている。関空快速と関空特急「はるか」とはメロディーが異なる。関空快速の発車、接近メロディーは北陸地区のものと同じものを使用している。
- 大阪環状線では1999年のダイヤ改正時から2003年12月まで各駅で発車メロディが流れていたが、列車遅延の原因になるとして使用停止された。
- 福知山支社
- 豊岡駅ではコウノトリにちなんだメロディーが一部の列車の発車時に流れている。到着時に『約束の空へ』(作曲:大西しんぎょう)が、発車時に『輝いてコウノトリ』(作曲:西田武生)が流れている。
- 城崎温泉駅では『いい湯だな』のサビの部分が使用されている。特急「北近畿」のみに使用されていたが、現在ではすべての列車に使用されている。到着時にも同じメロディが流れる[4]。
九州旅客鉄道(JR九州)
- 九州新幹線の博多駅を除く全駅で向谷実作曲の発車メロディが使用されている。新鳥栖駅 - 新玉名駅・新八代駅 - 川内駅間ではオリジナルのメロディ(後に『The Journey』として編曲される)が、熊本駅と鹿児島中央駅では民謡『おてもやん』・『おはら節』をイメージした曲がそれぞれ使用されている。
- 九州新幹線が全線開業するまでは、新八代駅 - 鹿児島中央駅間で向谷作曲の別のオリジナルのメロディ(後に『風は南から』として編曲される)が使われていた。
私鉄・公営交通・第三セクター
仙台空港鉄道
仙台空港駅では、JR東日本で広く使用されている櫻井音楽工房製の『twilight』が使用される。また、車両にも車外メロディが搭載されている。
東武鉄道
かつては始発駅のみで使用していたが、2005年頃より中間駅にも発車メロディを使用を開始し、本線(主要駅と一部の中間駅)・野田線(全駅)・東上線(小川町以南)に導入を進めている[5]。発車メロディ用のスピーカーは、駅員放送用のスピーカーと別に設置されている。
- PASSENGER
- 夜のストレンジャー
- CITY
- 東上線
- 野田線
- 2007年3月10日より柏駅・船橋駅、27日より大宮駅にそれぞれで導入された。この3駅(大宮のみ2番線)とも上記の2つと異なる発車メロディが導入されており、途中でフェードアウトする仕様となっている。中間駅にも2008年4月1日の岩槻駅など4駅を皮切りに順次導入され、2009年3月23日をもって全ての駅で導入を完了した。中間駅の一部メロディは遠州鉄道鉄道線新浜松駅のものと同一である。また春日部駅と流山おおたかの森駅では、他の中間駅とは異なるメロディが使用されている。
- 2009年2月26日より北海道日本ハムファイターズのファイターズスタジアムがある鎌ヶ谷市の鎌ヶ谷駅・新鎌ヶ谷駅の発車メロディが、ファイターズオフィシャルソング『ファイターズ讃歌』に変更された[6]。
- 伊勢崎線・日光線
- 2010年3月17日より西新井駅に導入され、その他の駅でも順次導入が進められている。2011年12月現在で、曳舟駅・北千住駅・西新井 - 草加間の各駅及び新越谷 - 久喜・南栗橋間の各駅で使用が開始されている。上り副線のメロディは同線で初めて導入されたものであり、その他のメロディは東上線と同じメロディを使用している。なお、東上線・野田線と異なり、車掌のリモコン操作によりメロディを扱っている。
- 2011年1月21日に導入された東武動物公園駅では、伊勢崎線ホーム(3・5番線)には本線のメロディを、日光線から直通する上り伊勢崎線ホーム(2番線)と下り日光線ホーム(4番線)には副線のメロディがそれぞれ使用されている。
- その他、桐生線・伊勢崎線・小泉線・佐野線・日光線・宇都宮線の一部の駅(ワンマン列車の始発が存在する駅)でも電子音系のメロディが使用されている。ただしこれは発車メロディとして設置されたのではなく運転士に信号の開通を知らせるものであり、列車が発車しても信号が変わるまで鳴り続ける。
西武鉄道
1994年から1998年頃は主に優等列車が停車する駅のみで50種類程用意されていたがその当時の発車メロディが残るのは多摩湖線の萩山駅1番ホーム・国分寺駅7番ホーム・西武遊園地駅、西武秩父線の西武秩父駅、多摩川線の白糸台駅(始発列車のみ)と是政駅のみとなっている。他の駅は路線毎に統一されて6種類のみとなり、さらに各駅停車のみ停車する駅にも導入している。多摩川線の武蔵境駅はかつて旧メロディを使っていたが、その後オリジナルのものになっている。
東京地下鉄(東京メトロ)
多くの路線では「営団ブザー」と通称されるブザーを使用している。ただし、ワンマン運転を実施している下記の路線では発車メロディを使用している。また東京地下鉄ではこれを「発車サイン音」と称している。
- 南北線
- 開業時より使用している。A線・B線でメロディが異なるが、白金高輪駅のみ組み合わせが逆である。南北線に走行するすべての車両にも同じメロディが搭載される。
- 丸ノ内線
- 副都心線(地下鉄成増駅 - 渋谷駅間)
- 有楽町線(地下鉄成増駅 - 小竹向原駅間、要町駅 - 護国寺駅間)
- 2011年2月より使用開始。ホームドア未稼働駅では、終日ブザーの使用となる。地下鉄成増駅 - 小竹向原駅間は副都心線と同じメロディを使用している。副都心線と同様、和光市駅では使用されていない。
東京都交通局(都営地下鉄)・東京急行電鉄・埼玉高速鉄道
都営地下鉄三田線・東急目黒線・埼玉高速鉄道線は、南北線とシステムを統一するため、同線と同じ発車メロディを使用している。なお、都営三田線はワンマン運転開始直前の2000年8月から使用を開始している。
なお浦和美園駅では2007年11月から埼玉スタジアム2002で浦和レッズの試合が開催される日に限り、浦和レッズの応援歌である『Keep On Rising』が発車メロディとして使用されるようになった。
小田急電鉄
元々は2000形の2次車以降、3000形に搭載する乗車促進メロディである。2004年5月から車掌がPHSを操作して駅ホーム上のスピーカーからも流すようになった。ただし、鳴らさないことや放送の部分だけ流すことも多い。
東京臨海高速鉄道りんかい線
- 東京テレポート駅では2008年7月よりフジテレビの全面協力により『踊る大捜査線』のテーマソングをアレンジしたものを使用している。
- 大井町駅では、2011年6月21日より、劇団四季のミュージカル『美女と野獣』のテーマ曲が採用され、上り線(新木場方面行き)は「ビ アワ ゲスト(おもてなし)」、下り線(大崎方面行き)は「美女と野獣」がいずれも11秒間流れる。[7]
- 東京テレポート駅・大井町駅以外はJR東日本で使用されているものと同じである(東洋メディアリンクス製)。
横浜高速鉄道
- みなとみらい線
- 横浜を除く全駅で同じ発車サインが鳴る。
横浜市交通局(横浜市営地下鉄)
首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線
全駅で使用されている。ただし開業以前は現在使用しているのとは異なるメロディを使用していた。
関東鉄道
上信電鉄
高崎駅で、テレサ・テンの『美酒加珈琲』をアレンジしたものを使用している。
箱根登山鉄道
富士急行
- 富士山(文部省唱歌)
- 大月駅・河口湖駅で使用されている。
しなの鉄道
屋代駅・戸倉駅・上田駅・小諸駅・軽井沢駅でJR東日本と同じものが使用されている(東洋メディアリンクス、GK、カンノ製作所製)。
万葉線
高岡駅前駅で列車入線時と発車時に「お鈴」のメロディを使用している。なおJR高岡駅においてもお鈴のメロディを使用しているがアレンジが異なる。
えちぜん鉄道
福井駅では笠松泰洋作曲のハープを使用したメロディが流れる。勝山永平寺線と三国芦原線の2種類のメロディがある。
遠州鉄道
名古屋鉄道・名古屋市交通局
瀬戸線を含む全線で車載のメロディを使用している(名古屋市交通局は上飯田線以外ベル)。
近畿日本鉄道
- けいはんな線
- 生駒 - 学研奈良登美ヶ丘間開業に合わせて既存区間(旧東大阪線)も含め導入。
- 名古屋線近鉄名古屋駅(特急発車ホームのみ)
- 「ウェストミンスターチャイム+ドナウ川の漣」(電子音)が流れる。
これ以外では全面的にブザーが使用される。
京阪電気鉄道
列車運行管理システム(ADEC)の更新完了に伴い2007年6月から京阪本線・鴨東線・宇治線・交野線で、2008年10月からは中之島線で向谷実作曲による新メロディが導入されている。
上下別に特急・快速特急とそれ以外の種別とでメロディが分かれており、京阪本線・鴨東線のメロディはつなげると1つの曲になるというユニークな試みがなされた。さらに、平日夕ラッシュ時に運転の快速特急では京橋駅で『朝靄の京橋で乗り換え』をアレンジしたものが使用されている。また、宇治線・交野線・中之島線では京阪本線・鴨東線の発車メロディを基調とした専用の発車メロディを使用している。
この他、淀駅では臨時特急発車時にフィガロの結婚をアレンジしたもの(初代の特急用メロディ)が流れる。また、出町柳駅では臨時快速特急発車時に『出町柳から』をアレンジしたものが使用される。
なお、2008年11月に京阪線の主要駅で向谷作曲の発車メロディを収録したCD「京阪電車発車メロディcollection」が発売された(現在は、京阪主要駅での購入は不可能だが京阪エージェンシーから通信販売がされている)。
それ以前は特急の場合は京都にちなんで「牛若丸」、それ以外の場合はオリジナルメロディとなっており基本的には列車の始発駅にて流れていた(一部除く)。1995年12月まで使用された特急用のメロディは、1971年の初導入(「歴史」の節を参照)時に制作されたオリジナルであった。このメロディは、当時の村岡四郎社長の発案で導入されたもので、曲を制作したのは発車ベルの設備担当だった木村陸朗である[8]。
また、K特急が運転されていた頃は京橋駅の『朝靄の京橋で乗り換え』の他に出町柳駅で『出町柳から』を、私市駅では普通列車と異なる特急用のメロディを使用していた。
叡山電鉄
出町柳駅で使用されている。かつては鞍馬線方面電車のみメロディで八瀬比叡山口駅行電車はブザーと使い分けていた時代があったが、現在はメロディで統一されている。
京福電気鉄道
2008年4月から四条大宮駅・帷子ノ辻駅・嵐山駅・北野白梅町駅で岡野弘幹作曲のメロディが使用されている。
阪急電鉄
神戸線・宝塚線・京都線梅田駅で、それぞれ神戸・宝塚・京都をイメージした曲が使われる(およそ15秒で、うちメロディはおよそ9秒)。終電の時は各改札で客の通過が終わったことを確認するまで鳴らされるのでメロディの最後の音が長くなり、1分ぐらい鳴る。また、深夜0時前から終電の発車まで駅全体に終電間際であることを知らせる『第三の男』(オリジナルアレンジ曲)が流れる。
阪神電気鉄道
1990年から使用されており、この時は西浦達雄が作曲していたが、2009年1月頃から向谷実作曲のものに変更された。接近時の音楽も西浦→向谷が制作している。
- 梅田駅・三宮駅の全ホーム、武庫川駅の武庫川線ホーム、武庫川団地前駅で予告用と発車用、元町駅、桜川駅で予告用のみを使用している。これ以外の駅ではドーム前駅などなんば線の新設駅も含めた主要駅にてブザーが使われる。
- 阪神なんば線開業前までは尼崎駅の旧西大阪線ホーム(3番線)、西九条駅でも使用されていた。
大阪府都市開発(泉北高速鉄道)
京都市交通局(京都市営地下鉄)
東西線のみ採用しており、古都・京都をイメージさせる三味線や鼓を用いた音楽であり制作は櫻井音楽工房である。なお、御陵駅では京阪京津線方面ホーム専用のメロディも存在する。
大阪市交通局(大阪市営地下鉄)
長堀鶴見緑地線では開業時から採用している。その他の路線でも1990年頃から採用しているが、長堀鶴見緑地線のものとは違うタイプであり、同じリニア地下鉄でも今里筋線は普通の発車メロディーである。
北大阪急行電鉄
千里中央駅で、発車放送の開始時に季節ごとに違うメロディ(4種類)が流れる。発車放送の後にベルまたはブザーが別途鳴る。
神戸市交通局(神戸市営地下鉄)
海岸線で開業時から使用されている。
神戸新交通
- ポートアイランド線
- 西武秩父駅やJR京都駅で使用されているメロディの音色違いのものが使用されている。
広島電鉄
広島港電停のA~C番線や横川駅電停、広島駅電停で使われている。 広島港・宇品駅はホームごとに異なるメロディーで,広島駅・横川駅は同じものが使われている。
高松琴平電気鉄道
- 瓦町駅で使われている。
- 1番線は『オブラディ・オブラダ』、3番線は『It's a small world』が使用されている。
伊予鉄道
松山市駅で使われている。2001年までは各線に1種類ずつあったが統一された。
沖縄都市モノレール
沖縄民謡をモチーフにしたメロディが使用されている(首里駅・那覇空港駅のみ、その他は車内メロディになっている)。
備考
- 発車メロディが利用客から好評である反面、「うるさい」や「騒音だ」などと訴える利用客や駅周辺住民も存在する[誰?]。「発車の合図は従来のベルや笛、もしくは何もなくてもいいのではないか」などの意見も挙がっている。このため、早朝・深夜の時間帯にはメロディの音量を下げている駅もある。また発車メロディーを流すことによって駆け込み乗車を誘発しているのではないか意見もあり、JR東日本では一部の駅で試験的に発車メロディを省略したり短い曲を使用している駅もある。[9]
- 「車掌DJ曲」で知られるグループ「SUPER BELL''Z」の『MOTO(e)R MAN』シリーズでも特に最近のものには発車メロディを本物に近いように再現しており、独自に歌詞を付けていることもある。
- 2005年秋に行われた第57回高円宮杯全日本中学校英語弁論大会で全国3位になったスピーチ『Hidden within our culture』でも取り上げられている。
- JR東日本・東京メトロなど一部の放送システムでは発車ベルを一回止めた後に自動でドアが閉まる旨のアナウンスが流れるが、そこで再び発車ベルを鳴らすとベルにアナウンスが重なる。また時間の都合で発車メロディを鳴らした後すぐに切ることがある。
接近メロディ
接近メロディ(せっきんめろでぃ)とは鉄道駅の利用者に列車の接近を音楽によって伝えるための放送手段、あるいはそのシステムであり日本全国に普及している。
数音程度のシンプルなチャイムを使用している例が多い一方で、既存のよく知られた曲やご当地ソングをメロディとして使用している駅もある。
JR旅客各社
JR東日本
- ATOS導入前の山手線、京浜東北線、中央線でそれぞれ独自の接近メロディが使われていた。ATOS導入後は基本的に使われていないが、装置の不具合などでまれに復活することがある(早朝・深夜の水道橋駅の東京方面ホームでは東京止まりを強調するために中央線の独自接近メロディが復活する)。ATOS放送の接近メロディは、山手線の独自の接近メロディをアレンジしたものである。2010年に外房線の一部の駅の接近メロディにATOS導入前の山手線の接近メロディと同じものが導入された。
- 横浜線の一部の駅(橋本駅など)では電車の接近を示す電光掲示板に接近メロディを流す装置が併設され、電車の接近時には『メリーさんのひつじ』が接近放送とは別に流れる。
- 東北本線の北上駅では櫻井音楽工房製の『スプリングボックス』(池袋駅・秋葉原駅などでも発車メロディとして使用)が、長野新幹線の軽井沢駅ではサウンドファクトリー製の『海の駅』(品川駅・大崎駅でも発車メロディとして使用)が流れる。
JR東海
JR西日本
- JR神戸線では列車接近時に予告メロディ - 列車案内の後、オリジナルの接近メロディ『さざなみ』[10]が流れる(下記の駅を除く)。
- 大阪駅(JR神戸線・京都線を含めた全てのホーム)・大阪環状線・大和路線・JRゆめ咲線・おおさか東線・JR宝塚線(塚口駅~新三田駅)・JR東西線(尼崎駅を除く)・学研都市線で接近メロディが流れている。ただし、メロディそのものは同じであるが津田英治・向山佳比子(大阪環状・大和路線運行管理システム)による案内放送の駅と、村山明・よしいけいこ(JR宝塚・JR東西・学研都市線運行管理システム)による案内放送の駅で音程やテンポが少し異なる。なお、おおさか東線は開業時から運行管理システムの本格稼働までは独自の接近メロディが使用されていた。
- 京都駅では、西武鉄道西武秩父駅(かつては同社池袋駅でも使用)で用いられているものと同じメロディが使用されている。
- JR京都線の島本駅では小林亜星原曲の『人間みな兄弟~夜がくる』を接近メロディとして使用している。
- 2011年からJR宝塚線(広野駅~篠山口駅)でオリジナルの接近メロディが流れている。このメロディは、湖西線・きのくに線・嵯峨野線・JR奈良線・桜井線・和歌山線(いずれも一部の駅)や糸崎駅などでも順次導入されている。
- 阪和線では2000年から全駅で接近メロディが流れている。また、関西空港線関西空港駅では独自の接近メロディが流れる(関空快速と関空特急はるかでメロディは異なる)。
- 岡山支社管内(主要駅)の各路線では列車接近時に童謡や唱歌、ご当地ソングが自動放送と共に流れる。
- 広島支社管内の各路線では、オリジナルの接近メロディが多数使用されている。また、JR東日本で発車メロディとして使用されている『せせらぎ』や『春』といったメロディも使用されている。
- 米子支社管内については、山陰本線・因美線の一部の駅にてオリジナルの接近メロディが使用されている。ただし出雲市駅ではご当地ソングとして「オロチ太鼓踊り」の一部分が使われている。
- 金沢支社管内(小 - 中規模駅)の各路線では、接近表示器から電子音の童謡やクラシックの曲の接近メロデイが流れる(草津線の寺庄駅でも、同様に電子音の『アニーローリー』が使用されている)。
- 草津線の油日駅では、オルガンの音色の『春が来た』が流れる。
JR四国
- JR四国予讃線の主要駅では『瀬戸の花嫁』が流れる(JR西日本岡山支社管内で流れているメロディと同じ)。
- 高知駅では高知県香美市出身のやなせたかし原作のテレビアニメ「それいけ!アンパンマン」のテーマソングである「アンパンマンのマーチ」が流れる(車内チャイムと同一アレンジ)。
JR九州
私鉄・公営交通・第三セクター
京浜急行電鉄
- 京浜急行電鉄の大半の駅ではモーツァルトの『6つのレントラー舞曲』、羽田空港国内線ターミナル駅では同社のCMソングであったくるりの「赤い電車」をオルゴール調にアレンジした曲が流れる。また2008年7月に主要16駅を対象に「京急駅メロディ大募集」としてそれぞれの駅にあったご当地ソングを一般公募、同年11月に決定し順次対象駅に導入されている[11]。駅メロディの楽曲アレンジは、スイッチの塩塚博(品川駅・羽田空港国内線ターミナル駅以外)とくるりの岸田繁(品川駅・羽田空港国内線ターミナル駅)が担当している。
- 駅メロディ採用曲は以下の通り[11]。
- 品川駅 - 『赤い電車』 くるり
- 青物横丁駅 - 『人生いろいろ』 島倉千代子
- 立会川駅 - 『草競馬』
- 平和島駅 - 『いい湯だな』 デューク・エイセス
- 京急蒲田駅 - 『夢で逢えたら』 ラッツ&スター
- 羽田空港国際線ターミナル駅 - 『世界に一つだけの花』 SMAP(2010年10月21日使用開始)
- 羽田空港国内線ターミナル駅 - 『赤い電車』 くるり
- 京急川崎駅 - 『上を向いて歩こう』 坂本九
- 生麦駅 - 『若いってすばらしい』 槇みちる(2009年8月1日使用開始)
- 横浜駅 - 『ブルー・ライト・ヨコハマ』 いしだあゆみ
- 上大岡駅 - 『夏色』 ゆず
- 金沢文庫駅 - 『MY HOME TOWN』 小田和正
- 金沢八景駅 - 『道』 EXILE
- 新逗子駅 - 『LIFE』 キマグレン
- 横須賀中央駅 - 『横須賀ストーリー』 山口百恵
- 堀ノ内駅 - 『かもめが翔んだ日』 渡辺真知子
- 浦賀駅 - 『ゴジラのテーマ』
- 京急久里浜駅 - 『秋桜』 さだまさし、山口百恵
- 三崎口駅 - 『岬めぐり』 山本コウタローとウィークエンド
- 駅メロディ採用曲は以下の通り[11]。
その他
- 京王電鉄の一部の駅では下りホームで『野ばら』、上りホームで『牧場の朝』が流れていたが、最近はオリジナルメロディに変更されている。また京王八王子駅では地元出身のFUNKY MONKEY BABYSの楽曲『ヒーロー』・『あとひとつ』を使用している。
- 小田急電鉄小田原線の祖師ヶ谷大蔵駅では駅の近くに円谷プロダクションがあることから、「ウルトラマンまちづくり」の一環として『ウルトラマン』『ウルトラセブン』をオルゴール調にアレンジした接近メロディが使用されている。また、海老名駅・本厚木駅では2010年11月3日より、地元出身グループいきものがかりの楽曲『SAKURA』『YELL』をオルゴール調にアレンジした接近メロディが使用されている[12]。
- 静岡鉄道では、新静岡駅と新清水駅以外の途中駅で上下線別にオルゴール調のオリジナルメロディが採用されている。
- 遠州鉄道では接近放送(自動放送)を行う駅(ホームのみ・コンコースのみ・両方の3通り。接近放送を行わない駅もある。)の全てで接近メロディが採用されている。これは東武東上線の一部駅(和光市駅1番線など)にて採用されている発車メロディと同一のものである。
- 名古屋市営地下鉄では名城線および名港線の各駅でJR東日本で発車メロディとして採用されている曲が使用されていたが、他の路線にも接近メロディが導入された際に各路線のイメージに合ったオリジナルメロディに変更されている。
- 万葉線の高岡駅前停留所では、接近時と発車直後にお鈴のメロディが流れる。但し北陸本線高岡駅のメロディとは別のアレンジとなっている。
- 阪急電鉄では梅田、河原町、宝塚などを除く本線上のほとんどの駅で使われている。停車、上り線通過、下り線通過で違う。京都本線は神戸・宝塚本線と違って河原町方面が上りとなるため通過音の配置が神戸・宝塚本線と逆である。かつては本線上でも旧来の3打点チャイムが鳴る駅が存在したが、2006~2007年にかけての自動放送更新により全て姿を消した(但し支線内の駅ではまだ残っている)。梅田駅・河原町駅・宝塚駅には接近チャイムはない。また案内放送終了後に、これとは別に入線メロディが流れる駅もある。
- 阪神電気鉄道では、梅田駅・三宮駅3番線を除く全駅で停車列車の接近放送開始時に『線路は続くよどこまでも』の一節が流れる。通過列車用のものもあり、音色違いで2種類存在する。2009年1月からは向谷が作曲している。接近放送開始時の『線路は続くよどこまでも』はアレンジを変更のうえ、そのまま使用している。
- 京阪電気鉄道(本線系統)では、2007年6月の発車メロディ導入と同時に接近メロディも導入された。
- 大阪市営地下鉄では、長堀鶴見緑地線で1990年の開業時から独自の接近・入線メロディが開業時から流れている。また、これより先に1989年に入線メロディが他の路線に導入されたが、長堀鶴見緑地線のものとは違うタイプであり、同じリニア地下鉄でも今里筋線は普通の入線メロディである。
- 北大阪急行電鉄では、江坂駅を除く全駅で『フニクリ・フニクラ』の冒頭の一節が用いられている。また、千里中央駅では入線時に『埴生の宿』の一節も併せて流れる。
- 熊本市交通局(熊本市電)では、洗馬橋停留所で『あんたがたどこさ』が流れる他、2011年3月1日より「市電わくわく大作戦~九州新幹線全線開通に向けて~」の取組の一環として、寺嶋民哉作曲の「デジャ・ヴ~初めて来たのになつかしい街~」が一部電停で発車メロディとなっている。
特記事項
- 発車メロディを鳴らすためのスイッチは駅ホーム上の利用客の目に付く場所に設置されている場合が多いがこれを鉄道係員以外が許可無く操作した場合、業務妨害で罰せられる(一部の駅にはその旨の注意書きがスイッチ付近に貼ってある)。
脚注
- ^ 1960年代頃より発車メロディ導入までは00分発の京阪特急は日本放送協会(NHK)の時報を始発駅で流して発車させていた。
- ^ 「駅員と地元の思いが詰まった電車の発車メロディの選曲」 R25
- ^ 山手線では新大久保駅や上野駅が該当。
- ^ 発着時に駅メロ「いい湯だな」 JR城崎温泉駅 - 神戸新聞
- ^ 安全報告書|安全への取り組み|東武鉄道の「4.お客様の安全のために」
- ^ 東武野田線 鎌ヶ谷駅・新鎌ヶ谷駅で「ファイターズ讃歌」を発車案内メロディーに使用開始♪
- ^ 発車ベル:りんかい線・大井町駅の曲「美女と野獣」に(毎日jp、2011年6月22日)
- ^ ひびき紀行 古都と水都 つなぐ旋律 京阪電鉄発車メロディーasahi.com関西2010年8月14日。木村によると、海軍兵学校で体験した起床ラッパで起きてから整列するまでの記憶から、「テンポよく音階があがる」メロディーが生まれたという。
- ^ 新宿駅ではメロディを省略、東京駅では2~3秒ほどの短い曲を使用する実験が2009年1月~3月まで実施されていた(いずれも一部ホームのみ)。
- ^ a b 曲名の出典は神戸新聞NEWS2010年4月14日付「著作権料高かった? さくら夙川駅メロディー廃止」より
- ^ a b 16駅の駅メロディ採用曲が決定いたしました!、京浜急行電鉄、2008年11月14日
- ^ 「海老名駅」「本厚木駅」のホームに列車が接近する際に「いきものがかり」の楽曲が流れます!!(小田急電鉄・2010年10月26日閲覧) (PDF)
関連項目
- 駅自動放送
- 車内放送
- 発車ベル
- 日本電音(UNI-PEX)
- 五感工房
- 東洋メディアリンクス
- 櫻井音楽工房
- テイチクエンタテインメント
- TOA (企業)
- サウンドファクトリー
- 永楽電気
- カンノ製作所




