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福岡銀行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

福岡銀行のデータ
統一金融機関コード 0177
SWIFTコード FKBKJPJT
店舗数 国内:167店舗(本支店159、出張所8)
従業員数 3,821人(平成21年3月31日現在)
資本金 823億円(2009年3月31日)
総資産 8兆5642億56百万円(2009年3月31日)
貸出金残高 6兆2115億67百万円(2009年3月31日)
預金残高 7兆0250億47百万円(2009年3月31日)
設立日 1945年3月31日
所在地
〒810-8727
福岡県福岡市中央区天神二丁目13番1号
外部リンク 福岡銀行 公式サイト (日本語)
特記事項:
営業部以外の本店機能は、2008年6月16日に大手門一丁目8番3号に移転。
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ファイル:ふくぎん.jpg
福岡銀行周船寺支店(福岡市西区

株式会社福岡銀行(ふくおかぎんこう、英称THE BANK OF FUKUOKA, LTD.)は、福岡県福岡市中央区に本店を置く地方銀行。通称「福銀」(ふくぎん)。金融持ち株会社ふくおかフィナンシャルグループ完全子会社である。 総資産で静岡銀行に次ぐ、第4位の地方銀行である。(2009年3月期)

目次

概要

第十七国立銀行として創業し、戦時統制により福岡県内の銀行を統合する形で設立、発足当時は地銀最大手であった。

その後、県の基幹産業であった炭鉱産業の衰退とともに一時停滞を余儀なくされたが、不良債権比率の低さと財務基盤の強固さにより、後述のふくおかフィナンシャルグループを設立するなど、現在でも全国屈指の有力地銀である。

福岡県福岡市、および北九州市の指定金融機関(北九州市はみずほ銀行との輪番制)。

2006年10月13日長崎県に本拠をおく九州親和ホールディングスと業務・資本提携を結び、親和銀行不良債権処理と経営の健全化を支援している。

2007年4月2日熊本県に本拠をおく第二地方銀行熊本ファミリー銀行とともにふくおかフィナンシャルグループ (FFG) を設立し、その傘下に入った。

北九州戦略

福岡市に本店を置く福岡銀行は、福岡都市圏を主体とした経営となっていたこともあり、北九州地域では西日本シティ銀行が最大のシェアをもち、また山口フィナンシャルグループの影響も強まっていた。

同グループが「北九州銀行」の設立構想を発表すると、その対抗策としての北九州地域への役員常駐、北九州本部・営業部ビルの建て替え、および山口銀行の主力拠点である山口県宇部市への宇部支店開設を急遽表明した。宇部支店は、2010年12月6日に同じふくおかフィナンシャルグループである親和銀行宇部支店(2008年9月22日に小倉支店に統合)の建物を利用し開設した[1]。なお、同支店が最初に開設されたのは1953年9月であり、1998年2月に下関支店に統合する形で1度閉鎖されている[2]。このため、宇部市にはふくおかフィナンシャルグループとして2年ぶり、福岡銀行としては12年ぶりの再進出となった。

沿革

システム

同じく地方銀行である広島銀行と「共同利用型基幹システム」を利用している(なお、2009年1月にはFFG傘下の熊本ファミリー銀行がシステムバンキング九州共同センター<SBK>から離脱して本システムへ移行し、また2010年1月には同じFFG傘下の親和銀行が本システムへ移行し、それぞれ稼働を開始している)。

ATM

ATMは「九州ATMネットワーク」提携金融機関(筑邦銀行佐賀銀行十八銀行親和銀行肥後銀行大分銀行宮崎銀行鹿児島銀行西日本シティ銀行)のほか、広島銀行・福岡中央銀行・熊本ファミリー銀行・福岡ひびき信用金庫・福岡県内の農業協同組合JA福岡信連及びイオン銀行のキャッシュカードが他行利用手数料無料で利用できる。

セブン銀行E-netと提携しているが、入出金とも手数料がかかる(ただし、ポイントくらぶ「マイバンク」による手数料優遇がある)。また、ゆうちょ銀行のATMでは出金は平日日中のみ無料、入金は全日全時間帯無料。ただしマイバンクの優遇対象外。

am/pmからファミリーマートへブランド転換したファミリーマート店舗内のATMは他行手数料を要す。(福岡県内の管理が西日本シティ銀行のため)

2006年7月3日より、ATMでも硬貨による入出金が可能になった(ただし、支店営業時間内に限る)。

2010年9月21日より、FFG3行(福岡・熊本ファミリー・親和)間のATM(3行以外を幹事行とする共同ATM等およびコンビニATMを除く)において、FFG3行間のキャッシュカードによる相互入金サービスを開始した(平日、土曜・日曜・休日とも、利用可能な時間帯なら終日無料で入金可能)。

コンビニATMの展開には積極的で、大分県内のE-netの管理行は現在も福岡銀行であるほか、熊本県内のE-netもサービス開始当初は管理行であった(現在は熊本ファミリー銀行に移管)。ただしローソンATMとの提携はなし(FFGグループの親和銀行は提携あり)。

キャッシュカード・クレジットカード

生体認証ICキャッシュカード「アレコレ (arecore) カード」を発行する。JCB、マスターカード、VISAのブランドのクレジットカードを付帯する。かつては子会社の福岡カードがクレジットカード発行業務を行っていたが、アレコレカードの発行から福岡銀行本体がクレジットカード発行を行うようになっている(VJAに加盟し、JCBのフランチャイジーになっている)。また、arecoreカードにnimoca機能をセットにした「arecore nimoca」を2010年12月から発行を開始した。定期券機能を搭載できるほか、オートチャージなどにも対応している。「arecore nimoca」の申し込みは福岡銀行が窓口となる。既存のアレコレ (arecore) カードからの切り替えは一旦解約が必要。

なお、当行の完全子会社として、現在はFFGカード(本部機構・福岡市西区)があるが、これは、上述の福岡カードの銀行本体への吸収後、熊本ファミリー銀行の子会社であった旧熊本カードを福岡銀行が買収(2008年1月1日付、その後、同年4月1日付で商号改称)し(この経緯から、本社は熊本市に所在)、熊本ファミリー銀行のアレコレカードのクレジット部分の発行主体(後に、親和銀行のアレコレカードのクレジット部分もFFGカードが発行主体となっている)となっている。また、現在は、福岡銀系のVJAUCカードのプロパーカードは、福銀本体ではなく、FFGカードが手がけている。

本店

現在の福岡銀行本店は、建築家の黒川紀章により設計されたものである。外観上の最大の特徴ともなっている直方体の一部を切り取ることで生まれた大きなピロティは、公共空間として利用されることを意図したものであり、竣工した1975年当時は画期的な試みであった。ただし、ピロティは2方に向かって大きく開口しているにもかかわらず、そのうち一方は狭小な道路に面していることから、建築計画が敷地に整合していないとの指摘もある。また、ケヴィン・ローチ設計のフォード財団ビルとの類似性も、かねてから指摘されている。

本店の地下には775席の福岡銀行本店大ホールがあり、室内楽やピアノ、小編成のオーケストラの演奏が行われている。ここでは福岡銀行吹奏楽団の演奏会が開かれるほか、福岡市九州交響楽団(九響)がモーツァルトの全交響曲と協奏曲を演奏する《モーツァルトをあなたに!》と題した演奏会を9年間かけて1991年まで開催した。この演奏会シリーズへの評価は高く《続…モーツァルトをあなたに!》と題した演奏会を2009年より開催している。このホールは1975年の開設以来、九響の演奏会が多く行われており、九響を育てたホールとも言える存在である。ふくおかフィナンシャルグループの設立記念式典は、2007年4月1日にこの大ホールで行われた。

2008年6月16日、中央区大手門に建設された新本部ビル(福岡フィナンシャルグループ大手門ビル)に本部機能が移され、本店は営業部のみの機能をもつ建物となった。 本部移転後、老朽化した各階の補修工事が順次行われ、2009年10月19日に、リニューアルオープン。  新しい本店営業部は、1階に外貨両替窓口・個人顧客専用預金窓口・個人顧客専用資産運用相談窓口を配置した個人顧客専用の「本店コンサルティングフロア」を設置するとともに、2階には、福岡ローンセンター、個人顧客専用振込・税金納付窓口、法人専用窓口を設置した2フロア構成とした。また、1階ロビーには入口に総合受付を設置するとともにフロアマネージャーおよびフロアアテンダントの常駐、休日営業の開始(毎週土曜日、予約制による個人のローン・資産運用相談のみ)、公開空地であるピロティには1階ロビー側からも利用できるカフェショップ「CAFE FADIE'S」の併設(九州初)等の新しい取組みを実施した。従来は2階で営業していた本店コーポレート営業部(法人融資部門)は3階に移設するとともに、4階にはVIP専用応接室やセミナールームを新設するなど、営業部門のフラッグシップ店舗として生まれ変わった。 さらに2階の一部にはグループ会社である前田証券天神営業部が、9階には同証券本部が入居。銀行商品以外に証券取引も提供できる体制を整え、幅広く資産運用相談ができる金融のワンストップサービス拠点となった。

設備面では、新築当時黒川紀章がデザインした黄金色を基調とした内装什器を一新し、茶や黒を多用した落ち着いた雰囲気に改装。1階ロビー壁面には55型大型ディスプレイを3台取付、高さ7mを超える天井照明は全て省エネ・環境に配慮したLED照明を採用、2階フロアに直接アクセスできるよう1階フロア中央に「大型エスカレータ」を新設。また、階段部分には車椅子昇降機を新設するとともに、音声案内付触知図の設置など、バリアフリー対応も強化している。

現在、5階には株式会社FFGビジネスコンサルティング、6階にはふくおか債権回収株式会社 (いずれも福岡銀行100%出資)、8階にはダイレクトバンキングセンター(本部)が入居している。

広告

テレビCM

法令等の改正でテレビCMが解禁されてから当初は、竹内海南江酒井美紀らを起用していた。

しかし、その後「地元密着」の姿勢に転じるとともに、タレントの起用を控え、新たに制定したマスコットキャラクター“得田福之助”を使ったCMに切り替えた。

近年は、旧福岡ダイエーホークス時代から、城島健司捕手起用していた。2006年は城島選手の大リーグ移籍により、権利金支払いの問題もあって野球選手姿ではない形で出演。城島選手自身の発言から生まれた「ジョージ・マッケンジー」という異名から始まる歌いだしで「住宅ローン」「インターネットバンキングサービス」「独自発行のクレジットカード等付き多機能キャッシュカード」をそれぞれ宣伝していた。

2007年も引き続き城島健司を起用。野球のユニフォーム姿での出演が復活したものの、やはり権利関係の問題から、無地のユニフォームによる出演である。また、城島を使わない広告活動では、経営統合したこともあり、得田福之助は姿を消した。

2009年からは出演者を一新。バリアフリー化の取り組みなどを前面に押し出し、従来と異なるスタイルとなっている。 また城島選手が2010年より日本球界への復帰に際して、阪神タイガースを選んだため、「住宅ローン」「インターネットバンキングサービス」「独自発行のクレジットカード等付き多機能キャッシュカード」で同選手を使っていた宣伝広告は打ち切られた。

2010年12月よりアレコレカードにnimocaカード機能を搭載した多機能カード「アレコレnimoca」を発行したのを機に、地元タレント・モデルである内村麻美を起用した。

福岡ドームの広告

ファイル:Fukuokadome ground.jpg
画面右端の白い楕円が福岡銀行賞

福岡ドーム(2005年からはヤフードーム)のライトスタンドポール際に広告を出しており、企業名の右側に描かれた白い楕円に囲まれたラッコ(名前は得田福之助〈とくだ・ふくのすけ〉)のイラストに打球をダイレクトで当てた打者には、福岡銀行から賞金100万円が贈呈される。

当初はラッコのグラブに当てたら100万円だったが、まったく当たらないためラッコ全体、さらにラッコを囲む楕円と範囲を広げていった。

現在のイラストは「キャッチボールをする親子」になっている(賞金100万円は変わりない)。

これまで賞金を獲得したのは、2004年8月1日北海道日本ハムファイターズ戦で楕円に当てた柴原洋福岡ダイエーホークス)、2006年3月26日辻俊哉千葉ロッテマリーンズ)、2007年5月26日広島東洋カープ戦の田上秀則(福岡ソフトバンクホークス)の3名だけである。

グループ企業

経営統合に伴い、今後整理・再編が行われる可能性がある。

消滅したグループ企業

福岡カード
「アレコレカード」発行開始により、クレジットカード業務一本化のため銀行本体に吸収合併。またこれに伴い「バンクカード」取り扱いも止めた。ただし、熊本ファミリー銀行傘下だったUCカードのブラザーズカンパニーであり、VJA加盟の熊本カードを直接傘下に収め、FFGカードとして、系列クレジット会社が復活している。なお、熊本ファミリー銀行(後に、親和銀行も熊本ファミリー銀行と同様の発行形態で「アレコレカード」を発行している)の「アレコレカード」のクレジット部分の発行会社は、FFGカード(VJAのライセンシーによる)となっている。

関連項目

脚注

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  1. ^ 福岡銀行プレスリリース (2010-11-2), “宇部支店の開設について” (HTML), プレスリリース, http://www.fukuokabank.co.jp/news/h2010/h11-02/tenpo.htm 2011-11-23閲覧。 
  2. ^ 新築移転し営業 福岡銀行宇部支店, 山口新聞, (2011-08-30), http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2011/0830/8p.html 2011-11-23閲覧。 
  3. ^ 「FFGグループ3行間のATM相互入金」の開始について (PDF, ふくおかフィナンシャルグループ:2010年9月15日付けニュースリリースより) (日本語)

外部リンク