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第二地方銀行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

第二地方銀行(だいにちほうぎんこう)とは、社団法人第二地方銀行協会The Second Association of Regional Banks)の会員であり、金融庁の「免許・登録業者一覧」に於いて「地域銀行/第2地方銀行」とされた銀行である。

目次

概要

協会の会員の資格は、協会定款第5条「平成元年(=1989年2月1日以降、金融機関の合併及び転換に関する法律昭和43年法律第86号)第6条第5項の規定に基づいて銀行法により免許を受けたとみなされた銀行及び会員から営業を譲り受けることを目的として新たに免許を受けた銀行であって、主たる営業基盤が地方的なもの」である。以下本項では前者を「銀行法により免許を受けたとみなされた銀行」、後者を「新たに免許を受けた銀行」とする。

その成り立ちから規模が小さく、中には信用金庫よりも小規模なものもあった。このため、経営基盤が強くないこともあって兵庫銀行を皮切りに徳陽シティ銀行東京相和銀行中部銀行石川銀行などバブル崩壊後に経営破綻したところが相次いだ。経営破綻した第二地方銀行はその多くが同族経営だった。

現存する第二地方銀行

2011年(平成23年)10月1日時点で42存在する。内訳は次の通り。

  • 相互銀行から普通銀行に転換したもの…40
  • 信用金庫から普通銀行に転換したもの…1
  • 営業を譲り受けることを目的として新たに免許を受けたもの…1

銀行法により免許を受けたとみなされた銀行

1989年2月1日以降、金融機関の合併及び転換に関する法律(昭和43年法律第86号)第6条第5項の規定に基づくものを挙げる。商号は現在のものを記載。「株式会社」の表記は省略(括弧内は普通銀行に転換する直前の商号又は名称。転換後に合併した銀行については、存続法人の普通銀行に転換する直前の商号を記載)。

地域銀行名旧名称本店所在地登録先財務局  地域銀行名旧名称本店所在地登録先財務局
北海道 北洋銀行北洋相互銀行北海道札幌市北海道財務局 近畿 関西アーバン銀行関西相互銀行大阪府大阪市近畿財務局
東北 北日本銀行北日本相互銀行岩手県盛岡市東北財務局 大正銀行大正相互銀行大阪府大阪市
きらやか銀行殖産相互銀行山形県山形市 みなと銀行阪神相互銀行兵庫県神戸市
仙台銀行振興相互銀行宮城県仙台市 中国 島根銀行松江相互銀行島根県松江市中国財務局
福島銀行福島相互銀行福島県福島市 トマト銀行山陽相互銀行岡山県岡山市
大東銀行大東相互銀行福島県郡山市 もみじ銀行広島相互銀行広島県広島市
関東 栃木銀行栃木相互銀行栃木県宇都宮市関東財務局 西京銀行山口相互銀行山口県周南市
東和銀行大生相互銀行群馬県前橋市 四国 徳島銀行徳島相互銀行徳島県徳島市四国財務局
京葉銀行千葉相互銀行千葉県千葉市 香川銀行香川相互銀行香川県高松市
東日本銀行ときわ相互銀行東京都中央区 愛媛銀行愛媛相互銀行愛媛県松山市
八千代銀行八千代信用金庫東京都新宿区 高知銀行高知相互銀行高知県高知市
神奈川銀行神奈川相互銀行神奈川県横浜市 九州沖縄 福岡中央銀行正金相互銀行福岡県福岡市福岡財務支局
甲信越 大光銀行大光相互銀行新潟県長岡市 佐賀共栄銀行佐賀相互銀行佐賀県佐賀市
長野銀行長野相互銀行長野県松本市 長崎銀行長崎相互銀行長崎県長崎市
北陸 富山第一銀行富山相互銀行富山県富山市北陸財務局 熊本ファミリー銀行熊本相互銀行熊本県熊本市九州財務局
福邦銀行福井相互銀行福井県福井市 豊和銀行豊和相互銀行大分県大分市
東海 静岡中央銀行静岡相互銀行静岡県沼津市東海財務局 宮崎太陽銀行宮崎相互銀行宮崎県宮崎市
中京銀行中京相互銀行愛知県名古屋市 南日本銀行旭相互銀行鹿児島県鹿児島市
愛知銀行中央相互銀行愛知県名古屋市 沖縄海邦銀行沖縄相互銀行沖縄県那覇市内閣府
沖縄総合事務局財務部
名古屋銀行名古屋相互銀行愛知県名古屋市
第三銀行第三相互銀行三重県松阪市
岐阜銀行岐阜相互銀行岐阜県岐阜市

新たに免許を受けた銀行

会員から営業を譲り受けることを目的として新たに免許を受けた銀行を挙げる。

地域銀行名譲渡元本店所在地登録先財務局
関東 東京スター銀行東京相和銀行東京都港区関東財務局

現存しない第二地方銀行

埼玉県山梨県においては、1989年時点で元々旧相互銀行自体が存在していなかった。また青森県では1976年に、当時の弘前相互銀行が青和銀行(普通銀行:(第一)地方銀行)を存続行として合併し、みちのく銀行が発足したことでやはり相互銀行の無い県となった。

第二地方銀行の制度が発足して以降は、吸収合併や経営破綻により、秋田県茨城県石川県滋賀県京都府奈良県和歌山県鳥取県の各府県で、本店を有する第二地方銀行が消滅した。こうした再編はその後も続いている。

都市銀行となったもの

新たに免許を受けた銀行
会員から営業を譲り受けることを目的として新たに免許を受けた銀行を挙げる。
地域銀行名譲渡元本店所在地登録先財務局その後
関東 わかしお銀行太平洋銀行東京都千代田区関東財務局いわゆる“逆さ合併”により三井住友銀行旧社を吸収合併し同名に改称

吸収合併によって消滅したもの

銀行法により免許を受けたとみなされた銀行
1989年2月1日以降、金融機関の合併及び転換に関する法律(昭和43年法律第86号)第6条第5項の規定に基づくものを挙げる。
地域銀行名旧名称本店所在地登録先財務局その後
北海道 札幌銀行北海道相互銀行札幌市中央区北海道財務局北洋銀行と経営統合の後同行を存続行として合併
東北 秋田あけぼの銀行秋田相互銀行秋田県秋田市東北財務局羽後銀行((第一)地方銀行)に吸収合併され、北都銀行
山形しあわせ銀行山形相互銀行山形県山形市殖産銀行と経営統合の後同行を存続行として合併し、きらやか銀行
関東 つくば銀行東陽相互銀行茨城県下妻市関東財務局
茨城銀行茨城相互銀行茨城県水戸市
近畿 びわこ銀行滋賀相互銀行滋賀県大津市近畿財務局2010年3月1日関西アーバン銀行が吸収合併
近畿銀行近畿相互銀行大阪府大阪市中央区
奈良銀行三栄相互銀行奈良県奈良市
和歌山銀行和歌山相互銀行和歌山県和歌山市紀陽銀行((第一)地方銀行)と経営統合の後同行が吸収合併
中国 ふそう銀行扶桑相互銀行鳥取県鳥取市中国財務局山陰合同銀行((第一)地方銀行)に吸収合併される
せとうち銀行呉相互銀行広島県呉市広島総合銀行と経営統合の後同行を存続行として合併し、もみじ銀行
九州 福岡シティ銀行福岡相互銀行福岡県福岡市博多区福岡財務支局(第一)地方銀行に転換した西日本銀行を存続行として合併し、西日本シティ銀行
九州銀行九州相互銀行長崎県佐世保市親和銀行と経営統合の後同行が吸収合併
肥後ファミリー銀行肥後相互銀行熊本県熊本市九州財務局熊本銀行を存続行として合併し、熊本ファミリー銀行
東海 岐阜銀行岐阜相互銀行岐阜県岐阜市東海財務局
  • 2010年12月に十六銀行完全子会社化された
  • 2012年9月に吸収合併される予定
新たに免許を受けた銀行
会員から営業を譲り受けることを目的として新たに免許を受けた銀行を挙げる。
地域銀行名譲渡元本店所在地登録先財務局その後
近畿 関西さわやか銀行幸福銀行大阪府大阪市近畿財務局関西銀行の子会社化された後同行を存続行として合併し、関西アーバン銀行に
みどり銀行兵庫銀行兵庫県神戸市中央区阪神銀行に吸収合併され、みなと銀行に

経営が破綻したもの

関連項目

外部リンク