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自助論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

(西国立志編 から転送)

自助論(Self-Help) は、1859年発行のサミュエル・スマイルズ著の成功伝集である。300人以上の欧米人の成功談を集めたものである。

目次

概要

1859年にジョン・マレー社より出版された。序文の「天は自ら助くる者を助く」という言葉は有名である。

西国立志編

当時幕府の留学生だった中村正直が自助論を翻訳、『西国立志編』として1871年(明治4年)7月に日本で発売された[1]。これは明治時代の終わりごろまでに100万部以上を売り上げた。

構成

  1. 邦国および人民のみずから助くることを論ず
  2. 新械器を発明創造する人を論ず
  3. 陶工三大家、すなわちパリッシー、ベットガー、ウェッジウッド
  4. 勤勉して心を用うること、および恒久に耐えて業をなすことを論ず
  5. 幇助、すなわち機会を論ず、ならびに芸業を勉修することを論ず
  6. 芸業を勉修する人を論ず
  7. 貴爵の家を創めたる人を論ず
  8. 剛毅を論ず
  9. 職事を務むる人を論ず
  10. 金銭の当然の用、およびその妄用を論ず
  11. みずから修むることを論ず、ならびに難易を論ず
  12. 儀範(また典型という)を論ず
  13. 品行を論ず、すなわち真正の君子を論ず

教科書への使用

1872年に学制が公布されると、『西国立志編』は教科書として使用されるようになった。しかし1880年に当時の文部省が翻訳書を不適当とする。そして1883年に文部省が教科書を許可制にしたため、『西国立志編』は教科書として使用できなくなった。

単行本

脚注

  1. ^ なお翻訳したのは初版ではなく、1867年の増訂版だった。

関連項目

外部リンク