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高階秀爾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

高階 秀爾(たかしな しゅうじ、1932年2月5日- )は、日本の美術史学者・美術評論家東京大学文学部名誉教授。大原美術館館長。

東京大学美術史研究室教授として数多くの著作を著し、啓蒙的役割を果したルネッサンス以後の西洋美術を専門としながら、日本近代美術にも造詣が深くその方面の著作もある。同じく東京大学比較文学教授を務め、京都造形芸術大学名誉学長である芳賀徹とは小学校時代からの友人。また京都大学人文科学研究所准教授で美術史学者の高階絵里加は娘。

目次

経歴

著書

単著

  • 世紀末芸術紀伊国屋書店〈紀伊国屋新書〉、1963年。新版 1981年/ちくま学芸文庫 2008年
  • ピカソ:剽窃の論理』 筑摩書房、1964年。ちくま学芸文庫 1995年
  • 『現代絵画』 保育社〈カラーブックス〉、1964年。
  • 『現代美術』 筑摩書房、1965年。『20世紀美術』と改題、ちくま学芸文庫 1993年
  • 『芸術・狂気・人間:その実態と本質を探る』 番町書房、1966年。
  • フィレンツェ―初期ルネサンス美術の運命』 中央公論社中公新書〉、1966年。ISBN 4121001184
  • 『芸術空間の系譜』 鹿島研究所出版会、1967年。
  • 『美の思索家たち』 新潮社、1967年。青土社 1983年、新版 1993年
  • 『近代美術の巨匠たち』 美術出版社、1969年。青土社 1998年/岩波現代文庫 2008年
  • 『名画を見る眼』正・続、岩波書店岩波新書〉、1898年。ISBN 4004140641ISBN 400414065X
  • 『ルネッサンスの光と闇:芸術と精神風土』 三彩社、1971年。中公文庫 1987年
  • 『日本近代美術史論』 講談社、1972年。講談社文庫講談社学術文庫/ちくま学芸文庫 2006年
  • 『十二人の芸術家:現代を拓いた人々』 講談社〈講談社現代新書〉、1974年。新版青土社 1994年
  • 『近代絵画史―ゴヤからモンドリアンまで』 中央公論社〈中公新書〉、1975年。
  • 『日本近代の美意識』 青土社、1978年。増補版1986年、新版1993年
  • 『歴史のなかの女たち―名画に秘められたその生涯』 文藝春秋、1978年。文春文庫 1984年/岩波現代文庫 2008年
  • 『西欧芸術の精神』 青土社、1979年。増補版 1986年、新版1993年
  • 『ルネッサンス夜話:近代の黎明に生きた人びと』 平凡社、1979年。河出文庫 1987年
  • 『美の回廊:ドラクロワからミロまで』 美術公論社、1980年。
  • ゴッホの眼』 青土社、1984年。新版1993年、2005年
  • 『想像力と幻想:西欧十九世紀の文学・芸術』 青土社、1986年。新版1994年
  • 『世紀末の美神たち』 集英社、1989年。青土社、1997年 
  • 『フランス絵画史―ルネッサンスから世紀末まで』 講談社〈講談社学術文庫〉、1990年。ISBN 406158894X
  • 『日本美術を見る眼』 岩波書店、1991年。同時代ライブラリー、増補し岩波現代文庫 2009年
  • 『19・20世紀の美術:東と西の出会い』 岩波書店〈岩波日本美術の流れ6〉、1993年。
  • モーツァルトの肖像をめぐる15章』 小学館、1995年。改題『肖像画論』青土社、2010年
  • 『日本絵画の近代:江戸から昭和まで』 青土社、1996年。
  • 『西欧絵画の近代:ロマン主義から世紀末まで』 青土社、1996年。
  • 『芸術のパトロンたち』 岩波書店〈岩波新書〉、1997年。ISBN 4004304903
  • 『西洋の眼日本の眼』 青土社、2001年。
  • バロックの光と闇』 小学館、2001年。
  • 『水絵の福音使者-評伝大下藤次郎』 美術出版社、2005年。
  • 『本の遠近法』 新書館、2006年。
  • 『日本の現代アートをみる』 講談社、2008年。
  • 『誰も知らない「名画の見方」』 小学館101ビジュアル新書、2010年。 

共著・編著

  • 『ルーヴル美術館』 中山公男共編著、社会思想研究会出版部〈現代教養文庫〉、1961年。
  • シャガール:人と芸術』 坂崎乙郎共著、社会思想社〈現代教養文庫〉、1963年。
  • 『芸術と思想:シンポジウム』 江藤淳遠山一行共編、講談社、1969年。
  • 『絵の言葉』 対話:小松左京、エッソ・スタンダード石油広報部〈エナジー対話〉、1975年。新版青土社、2009年
  • 『19世紀の文学・芸術:徹底討議』 平島正郎菅野昭正、青土社、1975年。新装版2000年
  • 『芸術の精神史:蕪村から藤島武二まで』 共同討議・芳賀徹共編、淡交社、1976年。
  • ヒエロニムス・ボッス全作品』 中央公論社、1978年。
  • 『近代日本絵画史』 河北倫明共著、中央公論社、1978年。
  • 『共同討議・書物の世界』 中村雄二郎山口昌男、青土社、1980年。
  • 『世界都市の条件』 芳賀徹共編、筑摩書房、1992年。
  • 『世界の中の日本絵画』 平山郁夫共著、美術年鑑社、1994年。
  • 川村清雄研究』 三輪英夫共編、中央公論美術出版、1994年。
  • 『江戸のなかの近代―秋田蘭画と解体新書』 武塙林太郎・養老孟司・芳賀徹ほか、筑摩書房、1996年。
  • 『西洋美術史ハンドブック』 三浦篤共編、新書館、1997年。
  • 『日本の美を語る』 討議集、青土社、2004年。ISBN 4791761405
  • 『江戸への新視点』 田中優子共編、新書館、2006年。
  • 『ミュージアム・パワー』 蓑豊共編、慶應義塾大学出版会、2006年。ISBN 4766413067

翻訳

  • ミッシェル・ラゴン 『抽象芸術の冒険』 吉川逸治と共訳、紀伊国屋書店、1957年。
  • ミッシェル・ラゴン 『現代建築』 紀伊国屋書店、1960年。
  • ベルナール・ドリヴァル 『ルオー』 美術出版社、1961年。
  • ヴィクトール・リュシアン・タピエ 『バロック芸術』 坂本満と共訳、白水社〈文庫クセジュ〉、1962年。
  • ルネ・ユイグ 『見えるものとの対話』1-3、中山公男と共訳、美術出版社、1899年。
  • エドガー・ウィント 『芸術と狂気』 岩波書店、1965年。復刊1994年
  • リオネロ・ヴェントゥーリ 『近代画家論』 坂本満・佐々木英也と共訳、角川書店、1967年。
  • ラゴン 『新しい芸術の誕生:現代芸術の技法と傾向』 紀伊国屋書店、1967年。
  • アンドレ・シャステル 『イタリア・ルネッサンス:1460-1500』 新潮社、1968年。
  • S・T・マドセン 『アール・ヌーヴォー』 千足伸行と共訳、平凡社、1970年。
  • ケネス・クラーク (en) 『ザ・ヌード:裸体芸術論、理想的形態の研究』 佐々木英也と共訳、美術出版社、1971年。ちくま学芸文庫 2004年
  • ルネ・ユイグ 『モナ・リザレオナルド・ダ・ヴィンチルーヴル美術館美術出版社、1974年。
  • ケネス・クラーク 『絵画の見かた』 白水社、1977年。新書:白水Uブックス、2003年
  • ローランド・ペンローズ 『ピカソ:その生涯と作品』 八重樫春樹と共訳、新潮社、1978年。
  • ピエール=ルイ・マチュー 『ギュスターヴ・モロー:その芸術と生涯』 隠岐由紀子と共訳、三省堂、1980年。
  • ロバート・カミング 『ちょっとみてください…:絵画のみかた』 メルヘン社、1980年。
  • ケネス・クラーク 『フェミニン・ビューティ-芸術における女性美』 メルヘン社、1987年。著者クラーク最後の大著
  • ケネス・クラーク 『ロマン主義の反逆:ダヴィッドからロダンまで13人の芸術家』 小学館、1988年。
  • チャールズ・スタッキー 『モネ睡蓮』 松本(高階)絵里加と共訳、中央公論社、1988年。
  • E・H・ゴンブリッチ 『手段と目的:フレスコ画の歴史』 白水社〈白水社アートブックス〉、1988年。
  • スティーヴン・ジョーンズ 『18世紀の美術』 大野芳材と共訳、岩波書店〈ケンブリッジ西洋美術の流れ 5〉、1989年。
  • ドナルド・レノルズ 『19世紀の美術』 松本絵里加と共訳、岩波書店〈ケンブリッジ西洋美術の流れ 6〉、1989年。
  • ローズマリー・ランバート 『20世紀の美術』 岩波書店〈ケンブリッジ西洋美術の流れ 7〉、1989年。

記念論集

  • 高階秀爾先生還暦記念論文集編集委員会編 『美術史の六つの断面』 美術出版社、1992年。