1. TOP
  2. Kiraku辞典
  3. メインページ

鵜戸口哲尚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鵜戸口哲尚(うどぐちてつひさ、 (?)年 ‐2004年?or2005年?(平成16年?~17年?))は、日本の翻訳家、時事批評家(評論家)、東南アジア研究家、作家である。本名は藤田徹雄(ふじたてつお)。


目次

人物・来歴

1970年代~2000年まで

高校在学中から商業雑誌で書き始め、1970年代には精神障害者問題、東ティモールカンボジア問題、1980年代にはエイズ問題などの政治運動に取り組んだ。 彼が著している雑誌には、『新日本文学』、『経済評論』、『現代の眼』、『雲遊天下』など多数に及ぶ。中でも代表的論文に、「カンプチア-ベトナム戦争と(大虐殺)問題」、「資本主義の"化身(アブアタール)"としての"狂人"--二重の偏見と差別の中で」、「東チモールの独立と革命」、「東南アジアにおける共産主義の生成と展開」などがあり、文学関係では「ヘンリー・ミラー論」、「埴谷的文体の起源」など、編訳書には、『カンボジアの悲劇』、『カンボジアはどうなる』など多数。 翻訳活動よりほか、評論においては、時事問題や文芸批評に留まらず、映画の批評も手掛けた。

晩年

チャールズ・ブコウスキー著の翻訳、『パンク、ハリウッドを行く』『オールドパンク、哄笑する』がある。

左翼新聞である「人民新聞」に於いても、彼の時事批評が多数。独自の歯に衣着せない文体で、世の中の実態を暴露した。中でも、『〔シリーズ〕アメリカ国家の犯罪とアメリカ市民の闘い  ~我々がアメリカ国家と闘わなければならない理由』では、「日本への原爆投下」と題した評論(2002年、通巻1112・1115)のなかで、原爆関係の当事者たちの様々な議事録・回想録・日記類から見える、アメリカ政府の実態を暴露した。それによると、原爆実験が成功するまでは、それなりに理性的な判断をしていた人間たちの判断が、急速にまるで悪魔に取り憑かれたように倨傲な自身に変化して行く……とある。尚、この文章は人民新聞のwebサイトに於いて見ることができる。<人民新聞、(2003年以前)、(特集)より>

他、主な人民新聞の記事に、「グローバリズムとポストモダン」「オウムの見た夢、酒鬼薔薇の見た夢―トラウマから見たバブルの正体」「日朝友好の隘路の突破に向けて ~再び、拉致問題に寄せて~」「大人と子供の今」などがある。

bookish

2002年4月に、ビレッジプレス社発行の、『雲遊天下』の姉妹誌、『bookish』を立ち上げた。鵜戸口自身が編集長になり、編集委員には、村元武、藤原龍一郎、松永節などを迎えた。創刊に当たって、グーテンベルグ銀河系の終焉を告げる声が喧しくなって久しいが、「書物」への執着は20世紀的郷愁ではないと、我々は断固として信じる。かくて、「本の永遠―ブッキシュ」を創刊する。との、強い意気込みではあったが、3号目で鵜戸口編集長は務めを終え、次の代に編集長を譲っている。3代目まで続いたが、bookishは既に廃刊になっている。彼はこの雑誌では、前田河広一郎や、木山捷平の紹介をしている。

晩年、…訃報

雲遊天下10では、17歳で自殺した18世紀のイギリスの詩人・トーマス・チャタートンを全面的に紹介している。彼を紹介するのは、日本の雑誌では異色の出来事である。<雲遊天下30p136の(む)の記述によると…>

彼の訃報は、「人民新聞」や「雲遊天下」で明らかになった。「人民新聞」の編集一言で、山田洋一編集長は、「追悼/本と酒、そして人を深く愛した藤田さん」と題した記事の中に、"2004年の八月に舌癌喉頭癌の再発が発覚した"と書いている。<人民新聞ピープルズニュースより>

著書

  • 『カンボジアの悲劇・飢えと戦争』D・ボゲット、鵜戸口哲尚編,成甲書房,1979年
  • 『カンボジアはどうなる』
  • 『さよなら三角また来て四角』

雑誌

  • 『bookish』初代編集長・鵜戸口哲尚、ビレッジプレス

シナリオ

  • 愛の行方

関連項目

people@jimmin.com <people@jimmin.com>

参考文献

  • bookish
  • 雲遊天下30