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6羽のかもめ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

6羽のかもめ』(ろくわのかもめ)は1974年10月5日から1975年3月29日までフジテレビ系列で放送されたテレビドラマ。全26回。

目次

概要

団員の大量脱退により崩壊の危機を迎えた劇団かもめ座の残存メンバー6名が、芸能界で生き残ろうと悪戦苦闘するストーリー。放映当時のキャッチコピーは「悲しいコメディ」。

原案は倉本聰。NHK大河ドラマ『勝海舟』を巡るトラブルによるテレビメディア不信がもとになっている。札幌市転居後、偽名で発表した[1]ペンネームの“石川俊子”は、NHKとのトラブルのそもそもの起因となった渡哲也の、奥さんの結婚前の名前。[要出典]

低視聴率に終わったが、テレビ業界や芸能界の内幕を描いているため、同業界内で話題となった。その後再放送されるたびに視聴者からの高い評価を得ている。放送終了後の1977年には、本作品のスタッフおよび出演者にエランドール賞特別賞が授与された。ただし、倉本が執筆した回と他の脚本家の回とでは、質的な落差が激しいという批判もある。[要出典]

ちなみに当時の裏番組は、日本テレビ傷だらけの天使』、TBS必殺シリーズ』(当時準キー局朝日放送制作。作品では『暗闇仕留人』後半から『必殺必中仕事屋稼業』前半)、NETテレビ土曜映画劇場』。

高橋英樹のテレビドラマ現代劇初出演作品。また、加東大介の遺作でもある。加東は本作品の撮影中に体調を崩して入院したが、医師から許可を得て病院から番組収録に通った。しかし、それは家族やマネージャーの山崎洋子が加東の余命が短いことを知らされ、最後の仕事をさせたいと医師に頼みこんで実現したものだった。
テレビ局の制作局長を演じる中条静夫は、この作品でコミカルな味わいを出し従来とは異なる役柄に挑戦して話題となった。本作品と前後して出演した『雲のじゅうたん』でお茶の間の人気者となる。

エピソード

最終回『さらばテレビジョン』は、国民の白痴化を防ぐために政府がテレビ禁止令を出すという劇中劇がメイン。クライマックスでは、倉本が自身をモデルにしたと思われる放送作家(山崎努)がカメラに向かってテレビへの愛情と失望を語る。この場面は、テレビ業界が視聴率競争に明け暮れるあまり番組の質が低下し俗悪化するという、テレビメディアが抱える病根を鋭く指摘した名シーンとして、今もなお人気が高い。また、このサブタイトルは倉本自身の重要なテーマとして、彼の著書などにも引用されている。

演出の富永卓二、美術制作の的場忠など、この作品のスタッフの多くは『北の国から』のテレビシリーズに参加している。

スタッフ

  • 脚本:石川俊子(=倉本聰)(第1回~第3回、第5回、第7回~第11回、第13回、第14回、第16回、第20回、第25回、第26回)、高際和雄、宮川一郎、斎藤憐、土橋成男
  • 演出:富永卓二、大野三郎
  • 主題歌:加藤登紀子『かもめ挽歌』

キャスト

ほか

受賞

  • エランドール賞(1977年・出演者および製作スタッフ)

脚注

  1. ^ この理由について倉本は、『勝海舟』の降板が公式には病気のためとされていたからだと後年述べている(『獨白 2011年3月』フラノ・クリエイティブ・シンジケート、2011年)。
フジテレビ 土曜22時台(一部地域を除く)
前番組 番組名 次番組
21:30 - 22:25:
土曜劇場・アドベンチャーコメディ 夏の家族
22:25 - 22:30:各局別ミニ番組
(フジテレビでは『スタートピックス』)
22:30 - 23:25:大盗賊
土曜劇場・6羽のかもめ
女刑事ペパー・アンダーソン
(外国テレビ映画)
フジテレビ 土曜劇場(本作のみ22時台の放送)
アドベンチャーコメディ 夏の家族
※21:30 - 22:25
6羽のかもめ
赤ちゃんがいっぱい(5.3 -)
※21時台に移行
時間枠上の後番組は『がんじがらめ』
テレビ西日本制作。1975.2.1-4.26)