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ABCお笑い新人グランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ABCお笑い新人グランプリ(エービーシーおわらいしんじんグランプリ)とは、毎年成人の日朝日放送主催で行われる、関西の若手芸人の登竜門的コンクールの名称。その模様は同局の生放送でOAされる。また、愛媛朝日テレビへネットされている。

目次

概要と歴史

  • 本大会の始まりは1980年4月朝日放送が創立30周年を記念して放送された番組「朝日放送創立30周年記念スペシャルワイド第1部 ABC漫才・落語新人コンクール」の記念番組の一環としてABCホールから生放送された。最優秀新人賞は漫才の部で前田一球・写楽、審査員奨励賞に海原さおり・しおり、落語の部では桂雀三郎が受賞している。翌年の1981年から1988年まで「ABC漫才・落語新人コンクール」というタイトルで放送されていたが1989年の第10回大会からは、名称と授賞スタイルを現在のものに改めた。
  • 出場資格はコンビ結成5年以内(2年以上という条件があった時期もあった)、落語家・講談師は初舞台より10年以内。過去の最優秀新人賞受賞者はエントリー資格を失う、過去には優秀新人賞や審査員特別賞受賞者もエントリー出来なかったが、現在はその規定は廃止された。しかし参加制限があった時代も、過去に一例の特例があり、第17回大会(1996年)に審査員特別賞を受賞した高僧・野々村は、審査員判断で翌年以降にも参加資格が与えられた。しかし第30回大会(2009年)より、このルールが変更され、最優秀新人賞受賞者のみがエントリー資格を失うことになったため、第28回大会(2007年)に優秀新人賞を受賞したいがわゆり蚊と、審査員特別賞を受賞した恋愛小説家、第29回大会(2008年)に優秀新人賞を受賞した銀シャリが予選にエントリーし、三組とも決勝大会に選考された。
  • その後銀シャリは、第29回大会(2008年)、第30回大会(2009年)、第31回大会(2010年)と3年連続で最終決戦三組に残るという珍しい記録を残している。
  • 予選を通過して決勝10組に残った芸人には、新人賞として賞金10万円と記念のトロフィーが贈られていたが、現在は廃止されている。また賞金も近年は大幅に減額されていた。
  • 審査方法は基本的に審査員五人による合議制によるが、第17回から第19回の五人の著名人からなる特別審査員と一般審査員の合計点数を出す形で行われたこともあった。以前は出場者が一回ずつのネタ披露のみで、最優秀新人賞が一組、優秀新人賞が二組、審査員特別賞が一組から二組が選出された。しかし後に同局で後に放送されるM-1グランプリと同じ番組構成に変更となり、まず一回戦を行って、上位三組を選出した後に最終決戦を行い、その勝者を最優秀新人賞、敗れた二組を優秀新人賞とし、審査員特別賞は最終決戦に残れなかった七組の中から選出、という方式に改められた。
  • 第17回から第19回大会まで、著名人による特別審査員投票に加えて一般審査員による投票も加味されたが、一部の所属事務所の芸人へのファンの組織票、知名度のない芸人が大きな不利を受けるなどといった事が重なり、複数の審査員が絶賛した芸人が上位三位へ入賞しない(例:アメリカザリガニ、コントーズ)など、不評が重なる結果となった為に中止となった。(「M-1グランプリ」では第1回のみ実施したが、視聴者から不評により撤廃された。)
  • これまでに最優秀新人賞を受賞したのは、宮川大助・花子ダウンタウン桂小枝ナインティナインますだおかだ中川家フットボールアワーキングコングなど、受賞を逃した中にも雨上がり決死隊よゐこ陣内智則メッセンジャーチュートリアルジャルジャル等、現在も活躍している芸人は多い。
  • 一方で、大賞受賞者や審査員特別賞受賞者の中にはヤンキース月亭かなめ・ぜんじろうTEAM-0、やるじゃねぇかーずなど、受賞後2~3年で解散に至ってしまうコンビが続出していた時期があった。そのため当時は、芸人の間では「この賞を取ると大ブレイクするか消えるかどちらか」とも言われていた。他の在阪放送局主催による新人賞がある程度の人気と実力をもった若手漫才師に贈られるのに比べ、この賞はかなり知名度の低いキャリアの短い新人が選ばれることが多いのが特徴である(エントリー制限が、他の放送局主催の賞レースが、キャリア10年以内という基準が多い中、当番組では漫才・コントは5年以内)。それが、大賞受賞者の顔ぶれに後に振り返って波がある、年による当たり外れが多い、という特徴を生んでいる。
  • 最優秀新人賞の賞品が2006年の第27回大会から、それまでの50万円と海外旅行から、倍の100万円と海外旅行(今回は4泊6日ハワイペア旅行)になった(受賞者はとろサーモン)。2009年の第30回大会からは優秀新人賞が廃止され、最終決戦で敗退した二組への賞金30万円とトロフィーなどの記念品の贈呈が無くなった。その代わりに審査員特別賞の賞金が、10万円より20万円に増額された。2011年より、優秀新人賞が復活し、10万円の賞金が贈られることになり、審査員特別賞の賞金も10万円に戻されることとなった。
  • 又、司会者は2007年の第28回までは桂三枝が担当していたが年齢ギャップを理由に自ら辞退。代わって翌年の2008年の第29回大会以降は藤井隆が担当する事になった。尚、この年の三枝は総合司会の立場となり、ゲームコーナーの司会に廻っていたが、2009年からは総合司会やコーナー出演からも完全に降板した。
  • 2000年の第21回では出場芸人の本芸終了後のグランプリ発表の際に当時審査員だった新野新が優勝候補のキングコングに対し「来年頑張って欲しい」と発言し本大会で優勝したのは同じ優勝候補のフットボールアワーがグランプリを獲得した。翌年の第22回大会では去年受賞を逃したキングコングが念願のグランプリを獲得した。
  • 2009年より、予選で惜しかった芸人、本戦向きではないが、短いネタ時間なら輝く芸人が出演する、1分ネタ披露の「あいはらコレクション(司会進行・メッセンジャーあいはら)」のコーナーが設定された。

歴代受賞者

過去のおもな審査員

スタッフ

2008年

  • ナレーション:畑中フー
  • 構成:かわら長介、ハスミマサオ
  • TD・SW:玉木雅之(ABC)
  • VE:山村哲士(ABC)、大橋慎哉(東通)
  • CAM:岡田光司・田中康彦・西田慶仁・池嶋理人・有利貴紀・河村成仁・芝田幸司(ABC)
  • MIX:岩橋貞成(ABC)
  • AUD:小西剛生・和三晃章(ABC)
  • LD:道本啓介(ABC)
  • SE:衛藤恒明(戯音工房)
  • TK:東野未有希
  • 番宣:岡崎由記・川井真紀・荒川美幸・多田香奈子(ABC)
  • 庶務:関由子・田村圭・服部八壽子(ABC)
  • AD:佐藤真澄・森裕喜・山下浩司(ABC)
  • FD:細谷尚広(フィーノ)、紺田啓介(ITS)、石原朋子(東通企画
  • ディレクター:梶原英明・佐々木匡哉・矢野政臣(ABC)
  • チーフディレクター:森和樹(ABC)
  • プロデューサー:岩城正良藤田和弥(ABC)
  • 技術協力:東通、東通ライティング、甲子社エー・ブイ・シー、マウス戯音工房アイネックス
  • 美術協力:つむら工芸、まいど、高津商会、京阪商会、デンコー、ジー・マックス、特効
  • 製作著作:ABC

関連項目

外部リンク

  • 吉本興業 - ABCお笑い新人グランプリ受賞者一覧
  • geinin.jp - ABCお笑い新人グランプリ