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BØY

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

BØY -ボーイ-
漫画
作者 梅澤春人
出版社 ファイル:Flag of Japan.svg 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ファイル:Flag of Japan.svg ジャンプ・コミックス
ファイル:Flag of the Republic of China.svg 熱門館(大然文化)
ファイル:Flag of the Republic of China.svg 旋風館(尖端出版)
発表号 1992年50号 - 1999年9号
巻数 全33巻
アニメ:HARELUYA II BØY
原作 梅澤春人
監督 江上潔
シリーズ構成 今川泰宏
キャラクターデザイン 岸田隆宏
音楽 小林信吾
アニメーション制作 トライアングルスタッフ
製作 BØY製作委員会、読売広告社
放送局 テレビ東京
放送期間 1997年4月7日 - 9月29日
話数 全25話
テンプレート使用方法 ■ノート
ウィキプロジェクト 漫画・アニメ
ポータル 漫画・アニメ

BØY -ボーイ-』は、梅澤春人による日本の漫画。全33巻、文庫版全20巻。およびそれを原作としたテレビアニメ作品。

目次

概要

週刊少年ジャンプ」(集英社)に1992年50号から1999年9号まで掲載された、ロックンロールケンカアクション漫画。初期から登場するキャラクターの多くは梅澤の前作『HARELUYA』の設定を改変したものであり、本作『BØY』には『HARELUYA II』という副題が付いている。タイトルはロックンロールバンドのBOØWYが元になっている。

女性の人気が高く、読者の半数は女性であるらしい[1]

あらすじ

私立楽園高校に通う1年生日々野晴矢は、世界征服の野望を持つ一度怒らせると止められない無敵の男。晴矢の友達の岡本清志朗は画家志望、同じく友達の一条誠はロックに命を掛けるバンドマン。そんな熱いヤツらが起こす数々のドタバタ劇。

作中の時代背景

作品内の時代は、晴矢が入学した当時は1992年。これは、入学後に新規オープンしたお好み焼き屋「らりるれろ」[2]の窓に「SINCE1992」と表記されていることから判明している。連載が進むにつれ、風俗などが描かれている。1996年頃に流行したコギャルファッションのナオミ(後述)が登場しており、他の登場人物のファッションも新しいものに変化している。背景などにも当時存在しなかった車が描かれている。物語最末期で晴矢達は2年生に進級し、雨宮達が高校に入学したことで、1年が経過した。

登場人物

主要人物

日々野晴矢(ひびの ハレルヤ)
- 三木眞一郎
ケンカの腕は無敵にして不敗、超人的ともいえる戦闘能力と勝負強さを持つ主人公。私立楽園高校1年生→2年生。世界征服の野望を持つ傲岸不遜な性格で、一人称は「オレ様」、仲間を「下僕」と称する。弱い者いじめはしない。
“恐怖”概念を持っていないらしく、どんなに凶悪で凶暴な相手であろうと、たとえ本物のを目の前に突き付けられようと、全く怖れる様子がないどころか逆に相手を挑発して煽り立てるのが趣味。とんでもないお調子者でイタズラ好き。反面、人一倍仲間思いで、仲間を傷付けた者は絶対に許さない。他人の夢も大切にする主義であり、私利私欲のために他人の夢を平気で踏みにじる悪者に対しては激しい怒りを燃やす。意外に繊細な面もあり、赤ん坊が泣き止んだのを素直に涙目で喜んだりしている。女の子への興味は普通にあり、基本的には女の子の顔は殴らない[3]。特に山ノ上春香に対してだけは頭が上がらず[4]、普通の少年らしい奥手で純情な一面もある。
作中では「金がない」理由で一度も日本から出ていない。一条誠が「バイトしろ!」と言っても、「無敵の俺様に努力など不要」と斬り捨てた。記憶力が悪く、5桁以上の数字が嫌いで、頭痛がするらしい。1年生最後の期末テストでは、全力でカンニングしても赤点ギリギリという成績であった。
口癖は自分を称える言葉である「無敵」・「これが日々野晴矢様の実力じゃ!」と掛け声である「うるァー!」。アニメ版では「俺の背中で懺悔しな!」という決め台詞がある。
背中とジャケットの間には、普段は武器として用いる金属バットやフライパンが収納できるような不思議な空間があり四次元背中と呼ばれる。場面によって体育館の仕切りネット・カニ鍋一式・ボウリングのマイボールなど数々のものが収納されている。慣れている者はともかく、背中からこれらのものが出てくる場面では、大方の人物、滅多に感情を表さないような人物でさえも声を上げて驚く。さらに必殺技に素手で金属バットを曲げる秘奥義「金属バット曲げ」や、どんな相手でも全て自白させ、かつ女性相手でも容赦なく失禁させる秘奥義「くすぐり地獄の刑」などがあるが、基本的にネーミングセンスはデタラメかつストレートである。
格闘技や武術は一切習ったことがないが、子供の頃からケンカばかり[5]の日常であり、父の晴霽という最強レベルのケンカ相手が身近に存在する環境に生きている。
楽園高校入学式当日にシメに来た2年生(揉山の子分)を逆にシメ返し、入学初日から停学処分を受ける。停学明けに揉山を子分ごと始末、その後キラーを1人で壊滅させて以来楽高の日々野の名が他校の不良達に知れ渡る。
お好み焼きや味噌ラーメンが好物で常食している。頼み事の報酬や誤解の謝罪としてこれらを要求することもあり、名誉を傷つけるような誤解の謝罪や、自身の人生を左右するような頼み事でも、お好み焼きや味噌ラーメンで手を打つことがある。
マイクなしでアンプからの大音量の楽器の音を掻き消すような超ボリュームで、聴く者を「なんだかよくわからないけどスゴイ」と圧倒することのできる雄叫びを持ち、それを聴いた一条は彼にロックボーカルの才能を見抜き、ライブハウス「エデン」でのみ復活したFIRE GUNSのボーカルとして採用した[6]。物語のラストで一条から正式にバンドに誘われ、一度は「俺様は世界征服で忙しい」と断るも「音楽でも世界征服は出来るんだぜ」の言葉を聞き誘いを受け入れた。
一条誠(いちじょう まこと)
声 - 有馬克明
晴矢と同じ楽高に通う高校1年生。晴矢から「ムッツリスケベ」と呼ばれる。普段は口喧嘩が多いが、強敵との喧嘩では互いに協力して戦っている。
布袋中学に通っていた時代は神崎とつるんでおり、自身もよほど強かったため恐れられていたが、ロックに魅せられてからは、足を洗った。風間憂作や君島祥子とも中学かそれ以前の仲。最終的には伊部麗子と恋人同士になり、彼女を侮辱されたことで激怒したこともある。
ロックに目覚めてからは、FIRE GUNS(ファイヤー・ガンズ)という3人組ロックバンドを結成し、ボーカルギタリストとしてライブハウスで活動、「ツッパルのはステージの上だけ」と自分に誓う。バンド名の由来は「冷めた奴らの魂に火をつけてやる」という意味から。当時のメンバーでは一条が人気があったらしい。神崎に脅された仲間に裏切られたため解散状態に。
サポートメンバー2人を迎えたFIRE GUNSの復活ライブを行うことを考える。レコード会社の人も来るほど注目されていた。マッドサタンの妨害に遭ったためライブ開始が遅れ、レコード会社の人が帰りデビューへの道は消えるが、本人は気にしなかった。
ベースに雨宮、ドラムに椎名、晴矢をボーカルに迎えたFIRE GUNS復活ライブをライブハウス「エデン」で行い、葦怒(アシド)高校の連中を叩きのめし、ライブとしても成功する。それがきっかけで、2年生に進級後、晴矢・雨宮・椎名の4名で本格的にバンド活動を行う。バンド名を変更しようとしたが、DALIマスターから「いい名前だから」という理由で止められたため、「FIRE GUNZ」という表記に変えた。
中学時代の悪名が、楽高入学後も不良界に広く知れ渡っている。数人から、名をあげようと計画的に狙われたり、相手を一条だと気付いて功名心を燃やされたりしている。
特技はギターのピックを投げつけることで、その威力はスチールの下駄箱に突き刺さるほどのものである。
大型二輪免許はないが、大型バイクのカワサキ・ゼファーを所有しており、『マッドマックス』でやっていたマックスターンを得意する[7]。自動車の運転もでき、また飲酒もする。
彼の髪型は連載が進むごとに変化。登場初期、普段はウェーブがかったセンター分けのセミロングで、バンドとして活動する際は髪を立てていた。ミリオン編辺りから、やや茶髪気味のストレートロングヘアーが主となる。一時的に、太郎の行っているゲームの囮となるため金髪を立てた目立つ姿をしていた。連載終盤になると、それにパーマをあてたような趣きになった。
前作『HARELUYA』の「氷室真志」というキャラクターが元。
岡本清志朗(おかもと きよしろう)
声 - 上田祐司
フランスに行き、画家になることを夢見る楽園高校1年生。楽高で晴矢と初めて友達になった人物。一条や山奈みちるとも友人である。
普段は大人しいが、常に自分や仲間の夢を大切にし、正義感が強い。やる時はやるタイプで丸鬼戸と一対一の喧嘩で持っていたヘルメットをかぶり、そのまま頭突きを食らわすなど普段とのギャップが凄い。自分より大柄な不良を持ち上げ引っ繰り返す、タックルした後相手を押さえ込む、ボロボロになっても相手の足を掴み続けるなど、見かけによらず筋力がある。
事実、渡仏資金のために工事現場で力仕事を有するアルバイトをしていた。普段、晴矢からは「へなちょこ小僧」と呼ばれ、対等の存在と認められている。山奈みちるとは恋仲、最終回間際で念願のフランスへ旅立つ。序盤で本人が言うには親は画家になることを反対しており、渡仏の際の見送りにも姿を現さなかった[8]
前作『HARELUYA』から登場している人物であり、それらの中では最も変更点が少ない。名前の由来は岡本太郎忌野清志郎から。[要出典]
山奈みちる(やまな みちる)
声 - みうらうらら
楽高に通う高校1年生。今作のヒロインの一人。
晴矢たちとは友人。初登場時は路上で手作りのアクセサリーを売っていた。アクセサリーの技術はアニキと呼び尊敬する人から習った。晴矢・岡本と話している途中で、アニキの形見のエンブレムをキラーにひったくられるが、晴矢が取り返し揉山を通して[9]返された後、晴矢達と友達になる。以後岡本に好意を寄せ、連載終盤では岡本と両想い。
後に丸鬼戸やシュウなどにさらわれたりと、何度も酷い目に遭っている。
物語の中で原付の免許を取り、アニキのベスパを引き継ぐ。
晴矢・一条・岡本の3人がそれぞれ持つ夢が繰り返し語られるのに対し、ジュエリーデザイナーになるという彼女の夢が語られることはコミックス一巻以来ほぼ皆無であった。
連載が進むにつれてキャラ設定が変化。初期は、大人びた外観で男言葉を使っていた。その後、幼い顔立ちとなり、今時の女の子ふうの喋り方になっていった。
北原俊太朗(きたはら しゅんたろう)
声 - 立木文彦
通称ボブじいさん。似顔絵などで日銭を稼ぐホームレスの老人で70歳前後[10]。かつては偉大な画家であったが、今では地位も名誉も戸籍も捨て、路上生活を営んでいる。
画家だった頃、フランスに妻(マリアンヌ)がいたが、彼女はすでに病死している。病床に臥せっていた妻の傍らで彼が描いた絵は、完成を待たずマリアンヌが息を引き取ったため、彩色が完了していなかったが、「未完の情景」と名付けられたその絵は美術界から莫大な価値が認められてしまい、心無い者によってマリアンヌの墓から暴かれ、絵を取り返す際に北原は犯人の画商に重傷を負わせてしまう。妻の平穏な眠りを願い、かつ「未完の情景」に纏わる騒動を嫌った画伯は、単身「未完の情景」を携え日本で路上生活者として生きることを決める。岡本や日々野達と出会ったきっかけは、もちろん「未完の情景」を巡る騒動。岡本は彼の人柄と技術に惚れ込み、日本にいる間に弟子入りする。
ピカソ
声 - 佐々木菜摘
ボブじいさんの相棒の猫。知能が非常に高く、危機に陥った人々を救うため、的確な処置ができる。
揉山正象(もみやま しょうぞう)
声 - 梁田清之
私立楽園高校3年生で、30歳から40歳ぐらいに見える老け顔の18歳。晴矢に「オッサン」、一条に「モミーのダンナ」、岡本には、番長の座を晴矢に追われた後も「揉山番長」などと呼ばれている。必殺技は拳を瞬間的に3発繰り出す「トリプルパンチ」。物語の当初は楽高の番長だったが、晴矢の停学明け初日に子分ごとやられる。そのような経緯から、当初は晴矢を陥れようと色々と小細工を弄することもあったが、ことごとくやられ、すぐに「敵キャラ」ではなくなった。愛車はシボレー・インパラだが、何度も晴矢のアシ代わりにされたり、破壊されたりしている。不良連中に対して顔が広いため、晴矢たちに裏社会の情報を提供することもある。番長の座を失った後も、数人ほど子分がいる。学年末試験での不正行為が発覚したため、晴矢たちが高校2年生に進級した際は、強制的に留年して卒業を逃した。
全く似てない妹(静花)がおり[11]、妹の高校の学園祭では妹に悪い虫が付かないよう晴矢と一条にボディーガードを頼むなど、強面の番長らしからぬ溺愛ぶりを見せる。
女性に弱く、彼女らを見るとラブリーと口走る。少し卑怯な性格で器が小さいが同時に人間的で、家族想いで、仲間や身内の危機には結局無視できずに頑張る。格好悪いシーンの多いキャラだが、1人でチンピラ3人を倒した魅上明を追い詰めるなど、実際の戦闘力は高い。楽高野球部を闇討ちする肩繰高から本城勇一を連れて逃げて晴矢の教会に逃げ込んだ際、肩繰高の本性をその場にいる者たちに話したが、本城にだけは明かさないように促していた。本城とは中学時代の部活仲間であり、当時キャッチャーを務めていたため、肩繰高との野球戦では途中からキャッチャーを守る。元々本人はサード志望だった。
伊部麗子(いぶ れいこ)
声 - 鶴ひろみ
摩天学院高校(旧摩天女学院高校、通称「マジョガク」)の3年で女首領。初登場時はヒールだったが、再登場時以降はヒロインの一人に昇格した。
木製バット2本を折る蹴り技とトリカブト毒を仕込んだダーツと指輪が必殺技。日本人離れ、女子高生離れした風貌、胸の間に携帯電話や映画のチケットを入れられるほどの巨乳モデル体型を持ち、派手な服装を好み、好色な性格。最初は山奈のベスパを盗んだり、愛原めぐみを苦しめたりするが、一連の騒動を経て一条にベタ惚れし改心。
以降は、一条の味方として晴矢たちと共闘。リアルゲーム編以降は完全に仲間となった。それ以降は無邪気な笑顔を見せたりするなど、こちらが本来の性格なのかすっかり明るく、普通の女の子らしい性格になった。手下(キョーコ、ミナヨ)とよくつるんでいる。下手な男より腕っ節は強く、彼女の本気の上段回し蹴りをまともに喰らえばバラキさえ倒される威力らしい。一条を献身的に、一途に想い続け、後に晴れて相思相愛になった。
意外と手先は器用で、太郎に誘われてのリアルゲームでは、自分でコスプレ衣装(太郎がハマっていた格闘ゲームのヒロインの衣装)を作っていた。最終的にマジョガクを卒業後、SMクラブに女王様役のアルバイトとして就職する(一同曰く「ハマり過ぎ」)。晴矢と山奈からは「エロババア」と呼ばれている(後に山奈とはそれなりに仲良くなったようで、「コムスメちゃん」「巨乳女」と呼び合うようになっている)。
雨宮拓矢(あまみや たくや)
楽園北中学の3年。自称「ロッンローラー」の超お調子者。跳躍力が半端じゃなく、垂直跳びで床上3mほどの天井に頭をめり込ませることができる。FIRE GUNSの一条の大ファン。
最初の頃はその気持ちをうまく受け入れることができなかったが、FIRE GUNS復活ライブでその気持ちに気づき、椎名幹、他の友人二人と共にバンドを組んでいた。ギタリストだったが一条にベースの才能を見抜かれ、ベーシストに転向。晴矢に「ママミヤ」と呼ばれ、常に喧嘩するなど仲が悪い。森下に惚れていたが思いは叶わなかった。
椎名幹(しいな まさし)
雨宮と同じ楽園北中学の3年でバンド仲間、ドラマー。無口で滅多に喋らない。雨宮と共にFIRE GUNSに入る。素手でドラムを叩くのが得意技(レッド・ツェッペリンのドラマー、ジョン・ボーナムを神と崇めており、ドラムを素手で叩くパフォーマンスはボーナムの技)。晴矢に「シイタケ」と呼ばれている。
山ノ上春香(やまのうえ はるか)
晴矢が通う楽園高校の保健室の先生。22~23歳[12]。今作のヒロインの一人。ショートカットで人一倍以上に正義感や責任感の強い女性で、とんでもないお人好し。幾度か敵に拉致されては酷い目に遭わされるが、晴矢達に助けられる。晴矢とは両思いを思わせる描写がある。
前作『HARELUYA』のヒロイン「シスター・クリス」のリボーンキャラ。
日々野晴霽(ひびの はればれ)
声 - 松尾銀三
晴矢の父。年齢不詳。神父。見た目は禿頭に白ヒゲの元気な老人だが、謎が多い。息子を常に「バカムスコ」と呼ぶ。
騙されてクスリを服用した沢村の体から薬を抜いたり、並みのチンピラならやられる晴矢の飛び蹴りを簡単に避けたりする。

各編の主要人物

沢村ナオキ(さわむら ナオキ)
一条のファンである中学生。
神崎に一条も愛用していると騙されて麻薬漬けにされていたが、一条と晴矢に救出され晴霽に薬を抜かれて立ち直る。それ以降もFIRE GUNSのライブがあるごとに入場し、潰そうとする輩がいると知ればアメフト防具などで武装する。
森山(もりやま)、カズ
一条のバンド仲間で、ベーシストの森山とドラマーのカズ。一条からFIRE GUNSのサポートを頼まれ、ライブハウスに向かっていたが、マッドサタン(後述)に拉致される。
マスター(DALI)
一条のいるFIRE GUNSがよくライブを開くライブハウスの店主。モデルはサルバドール・ダリ[要出典]
マスター(おでん屋)
ボブじいさんがよく通うおでん屋屋台の店主。かつて心臓発作で倒れたところをピカソとボブじいさんに救われたことから、恩義を感じている。
本城勇一(ほんじょう ゆういち)
声 - 結城比呂
楽高野球部の主将。3年生。2年生の時に強打者としてチームを牽引し、メンバーと甲子園を目指して予選の決勝に進出するが、野球賭博に絡んでいた対戦相手の肩繰高野球部の氷堂達に妨害され、夢を絶たれる。目の下に傷があり、それは当時の乱闘でついたもの。
君島祥子(きみしま しょうこ)
一条の初恋の相手だったが、思いを告げられずに終わった親友の1人。布袋中学の元スケバンで獄瞑(ごくつぶ)市内の高校に通う。一条のことを「マコっちゃん」と呼ぶ。
風間憂作(かざま ゆうさく)
一条の不良時代からの親友。布袋中学出身。一条にバイクの運転技術やマックスターンを教えた。獄瞑市内の高校に祥子と共に進学し、自動車整備工場で整備士の勉強をしている。君島祥子とは恋人同士。冷静な性格だが、祥子が友達をチンピラから庇って顔を見せたくない怪我をした際には元凶である蛇沼に喧嘩を売り、一発で気絶させるなど激情家の面を見せた。しかし、それが原因でミリオンの後ろ盾を得た蛇沼に足を撃たれた。かつて神埼に喧嘩を売った時の一条の表情を覚えていたりする。昔、一条と一緒に「ニトロブラッズ」という名のバイクチームを旗揚げした。
赤川順平(あかがわ じゅんぺい)
新設校「私立紫怨(しおん)高校」の1年生。超がつくほどギャンブラーの兄がおり、莫大な借金を作りながら勝ちとった1000万円の隠し場所をドラゴンの模様がついたジャケットに隠し、順平に遺して亡くなった。「ラスベガスで一発当てる」という違う意味でのアメリカンドリームを実現したいという兄の遺志を引き継ぐため、金目当てで黒咲に奪われた兄の形見であるドラゴンジャケットを取り返してもらうよう晴矢たちに依頼する。晴矢は彼を「チャパツ小僧」と呼ぶ。
愛原めぐみ(あいはら めぐみ)
声 - 半場友恵
山奈みちるの後輩。親の離婚をきっかけに、学校をサボって街で適当に遊んでいた。ある日、不良に絡まれたところを伊部達に助けてもらい、彼女達と知り合い遊んでいた。伊部達にヌード写真を無理矢理撮られ、それをネタに山奈のベスパを盗ませたり、果てには売春するよう脅される。
青木(あおき)
雨宮の先輩でライブハウス「エデン」の現店主。鮫島率いる葦怒(アシド)高校の連中に逆恨みされ、閉店の危機にある。一条は雨宮の頼みでFIRE GUNS復活ライブをこの「エデン」でやることに決め、後に最終話での晴矢ボーカルデビューへの伏線となっていく。
揉山静花(もみやま しずか)
声 - 白鳥由里
正象の妹で、夢殿(ゆめどの)学院高校の1年生。母親とそっくりの美人で、揉山家の家族写真を見た晴矢と一条に「遺伝子が混ざらないことがあるんだな」と言わせるほど、兄妹は容姿も性格も似ていない。
夢殿学院の学園祭では実行委員をしていたが、魅上に目をつけられ拉致されそうになる。実際に助けたのは兄の正象であったが、晴矢が自分だと嘘をついたため、彼にお礼を言うため楽高に来る。
桃山太郎(ももやま たろう)
声 - 柊美冬
ゲームの好きな小学5年生。格闘ゲームのみでは飽き足らず、実際に人にケンカさせて観客の小学生達に有料で見物させていた。非常に「マセガキ」であり、自分がトランシーバを通して操るキャラが次々と相手を倒していくことで自分も強いと勘違いしていた。当初は伊部と組んで街の不良を相手にしていたが、太郎が偶然に晴矢・一条を敵として連れてきたために伊部からコンビ解消を通告される。代わりに荊木・ナオミ・シンジの3人を見つけてバトルを再開するが、最終的に3人に裏切られ、彼らを倒した一条達と和解する。
森下由紀(もりした ゆき)
雨宮・椎名の通う楽園北中学の後輩で2年生。不良に絡まれているところを雨宮が新品のギターを犠牲にして助けた。後に椎名に一目ぼれする。椎名と二度目のデート後に沖縄に引っ越す。
姫乃木彩(ひめのぎ あや)
花魁高校3年生の女生徒。たまたま街で出逢った鬼頭との間に1児(ユウキ)を産んだが、彼の凶暴な計画を知ったあとはユウキを連れて鬼頭の下から逃げ出し、晴霽の教会にユウキを置いていく。その後すぐヨキに捕まる。
再び鬼門高校に捕らわれた際は、入浴を強要されたときに逃げ出す計画を立てるなど、肝が据わっている[13]。晴矢からは「ヤンママ」と呼ばれる。

敵キャラクター

ブラック・スカルズ
「BS」というアルファベットがトレードマークのチーマー。一部のメンバーが岡本をカツアゲしていたが、そこを晴矢に邪魔される。そのことで逆恨みし、岡本をリンチする形で晴矢の住所を聞き出そうとしたが、岡本が口を割らなかったため、特上の私刑"烙印の刑"を行った。それが原因で晴矢の怒りを買い、壊滅状態にされた。
キラー
かつて悪名高い肩繰(かたくり)高校でアイス・ホッケー部だったグループ。スケートリンクを悪用してリンチしたことがばれて退学になっている。その後ローラースケートに履き替えて窃盗を繰り返していた。だが、山奈みちるの大事にしているバックルを取り戻すために晴矢たちが乗り込み壊滅する。結果、晴矢は「キラーを潰した男」として神崎や氷堂に認知された。アジトは潰れたボウリング場・集英ボウルの地下駐車場。
神崎狂(かんざき きょう)
私立戯堂(げどう)高校を取り仕切る人物。
ドラッグ「ヘルビジョン[14]」を売るチーマーのボス。かつて自身に挑んだ一条をリンチのようなやり方で叩きのめした。自身も商品のヘルビジョンを服用しており、一条に殴られても、蹴られても効かなかった。しかし晴矢のパンチを受けて、一条の攻撃では、感じなかった痛覚を感じ、さらに、短時間にヘルビジョンを大量に服用したための副作用で己の顔や腕が溶けてゆく幻覚を見た後、晴矢のパンチで気絶し、仲間に連れられ気絶したまま逃げる。
その後、晴矢に負けた怨恨からか、行方をくらましていたが、集会所のクラブ「ビヨンド」に不意に戻った後、晴矢を倒すため、ヘルビジョンとの最強の組み合わせのドラッグカクテルである「マッド・カクテル」作りに没頭。チームの1人がその行動に危険を感じ、救急車を呼んだことがきっかけで捕まる。薬を体から抜かれた後、自力で脱走し晴矢と集英ボウル廃墟にて再戦。戦いの最中、駆けつけた一条らや晴矢を前に最強のマッド・カクテルを服用しようとしたが、晴矢の挑発に対して怒りでカクテルを飲まず、怒りの力で晴矢と互角以上の戦いを行うが、敗北。その後、一条に過去の自分のことを吐露し、自分の意思で警察署に入っていった。最終話では仮出所したのか、さりげなくFIRE GUNZのライブに顔を出している。
バタフライナイフの扱いに習熟しており、一条の両脚に突き刺したり、チンピラの手首を切ったりしている。
なお、一条は過去の神崎を「クールなやつ」と思っていたが本人は実際は何にでも熱中していたと語っている。
実力・知名度ともに高く、一条に「日比野にあれだけパンチを打ち込んだのは多分あんたが初めてだ」と言わしめた。また肩繰高校の生徒や後に戯堂高校で幅を利かせるようになった荊木からも、神崎を強く意識しているセリフがうかがえる。
前作『HARELUYA』から登場している人物であるが、容姿が黒髪から金髪へと変わっている。作者が一番気に入っている敵キャラでもある。連載中の人気投票ではメインの晴矢、一条、岡本らに続く4位となっている。
丸鬼戸零二(まるきど れいじ)
声 - 矢尾一樹
楽園高校の晴矢たちのクラスに転校してきた男。丸鬼戸グループの御曹司。
高級な腕時計やネックレスを身に着けて学校にやってくる。美形だが非常に好色。気に入った女はどのような手段を使ってでも手に入れようとする。また、自分の別荘に連れ込んだ女性を子飼いのボディガード達に輪姦させ、その一部始終をビデオ撮影し、コレクションする趣味も持ち、弱い者いじめも大好きという救い難い偏執的な性格の持ち主。これまでの悪行は、全て丸鬼戸グループ総帥である父の力で揉み消され、そのつど何事もなく転校することを繰り返していた。登場直後、山奈みちるを目標に定めるが、豪田をも降した晴矢の圧倒的な力と清志朗の思い、そして父の力を使おうとして失敗したのを晴矢に爆笑されて敗北、漫画ではさらに笑い者にされた屈辱から豪田の傍で悔し泣きした。その後、懲りたのかアメリカの高校へ転校することになる。豪田曰く、少しは改心したらしい。姓の由来はサディズムの語源にもなった作家マルキ・ド・サド[要出典]当然サドな性格であったが、単行本のおまけ漫画ではマゾに目覚めていた。
豪田(ごうだ) 
声 - 石塚運昇
丸鬼戸のボディガードを務める付き人で、元プロボクサー。外見はスキンヘッドでかなりの大男。リング上で人を殺してしまったことで、以後は地下プロレスのレスラーに転向。香港の地下プロレス界のチャンプになる。金属バットを折るパンチ力や、みぞおちへの蹴りに耐えるタフネスさを持ち合わせているが、晴矢に敗北。常識的な性格で零二の行動が社会道徳から著しく逸脱したものだと理解しているものの、倫理観と忠義との間で葛藤が生じ、諫言できないでいる。零二の転校にともなう別れの際、晴矢に「お前とファイト出来てよかった」と清々しい表情で告げている。
アニメでは過去の敵キャラに包囲されるも、まとめて返り討ちにする場面がある。
マッドサタン
マナーが悪いバンドグループ。客のノリが悪いと乱闘を起こしている。ファイヤーガンズの代わりにライブしようとバンド仲間を拉致するが、一条に叩きのめされる。
氷堂純一(ひどう じゅんいち)
声 - 檜山修之
肩繰高校の野球部リーダー。セミロングの金髪に色黒の男。
ポジションはピッチャーで左投左打。実力はあるがマナーが悪く、ライバルであった本城からも「まともに野球をやっていれば」と惜しまれ、本人も多少は気にしていた節がある。
中指だけを立てた持ち方をし、相手をデッドボールさせることを目的とする「ファックボール」を使う。その威力は高く、ヘルメットを粉々に砕く。昨年の甲子園をかけた決勝戦の裏側で行われていた野球賭博が原因で大乱闘を起こし謹慎を食らった挙句、事件の真相がバレて退学の憂き目にあい、逆恨みから本城率いる楽園高校野球部の部員達を闇討ちしていた。日々野たちと野球の試合をし、野球のルールで敗北する。
宮村(みやむら)
声 - 西村朋紘
肩繰高校の野球部員。ポジションはセカンド。小柄で盗塁専門とするバッター。顔は帽子の影で隠れていたが、最後に素顔を出す。得意技は相手の脚をスパイクで怪我をさせて盗塁する「デス・スライディング」。熱くなりやすい氷堂とは対照的に冷静に状況を判断し、無理な戦いを極力避けるブレイン的存在。晴矢の前に敗れ、彼の恐ろしさをいち早く感じ取ったため、復讐しようとする氷堂を制止した。
岩田(いわた)
肩繰高校の野球部員。キャッチャーで4番バッター。巨大な大男で力押しをするタイプ。試合で多くの楽高部員を退場にする。最終的に晴矢に股間を殴られ悶絶することになる。
影野道行(かげの みちゆき)
声 - 龍田直樹
「影野画廊」の代表取締役。容姿はアドルフ・ヒトラーと酷似している。
かつてボブじいさんが描いた名画「未完の情景」を手に入れることに執念を燃やしており、執拗にボブじいさんにつきまとう。当初は金で手に入れようとしていたが、ボブじいさんが首を振らないことに業を煮やして息子のサトシとその仲間の不良を使って力尽くで取り上げようとしたが、サトシらを倒されたうえ、晴矢の機転により未完の情景が燃えたと思い込む。
その後は、帝王病で病院にいたが、そこに来ていた岡本と山奈の会話を盗み聞きし、未完の情景が無事で岡本の手にあることを知って憤慨する。今度は鬼門高校の生徒を手下として使い、岡本に危害を加えることをほのめかしてボブじいさんから絵を買い受けることに成功する。5000万円で買うと言ったが、実際は札束の上下だけが本物で、その間はただの紙であった[15]。しかも後で鬼門高校の生徒に襲わせて金を取り返すつもりだったという悪党ぶり。鬼門高校の生徒への報酬はそこから払うつもりだった。
画廊に乗り込んできた晴矢達の相手を鬼門高校の生徒に任せ自分はロンドンへ絵を競売にかけに行こうとするが、決死の覚悟で追ってきた岡本と激しく争った上、楽園高校の美術室で今度は岡本の機転により未完の情景が燃えてしまったと思い込む。絵がなくなった以上、もはや岡本らには何の価値もないと言い捨てたが、最後のシーンはガードレールにもたれ「日本にいたら成功しないタイプだ」と岡本を評し、彼の可能性を見届けるために酒と煙草を断つことを決め、煙草を投げ捨てて去る。
その後は、鬼門高校理事長の鬼頭烈が開いた美食会に出席している姿が確認できる。
影野サトシ(かげの サトシ)
声 - 拡森信吾
戯堂高校の生徒で影野道行の息子。未完の情景を力尽くで手に入れようとしたが、晴矢に「炎のエリマキトカゲの刑[16]」を喰らい、逃げ惑う。
ミリオンナンバー1
苗字は蛇沼で、獄瞑(ごくつぶ)高校1年生。ミリオンの表のボス。実際にはナンバー15以下の実力しか無い模様。兄のおかげでその立場にいる。卑劣な手段で風間や君島への報復を果たそうとするが、一条に阻止される。最後はくすぐりの刑に遭わされた後悲惨な格好で捕まった。
ミリオンナンバー0
ナンバー1の実兄。ミリオンの真のボス。
弟と違い、己の力とカリスマ性でミリオンを纏め上げた。ミリオンを百万人の超巨大武装集団に拡大し、退屈な日本をメチャクチャにするという野望を持つ。性格は思慮深い人格者であり、晴矢を気に入って仲間に誘ったこともある。洞察力に優れ、晴矢がナンバー2との戦いで実は計算に基づいて戦っていたことを見抜いていた。ナンバー2や3と同じく武闘派で己の肉体を武器とする。集中によって筋肉を硬直させれば銃弾でも打ち抜けないと豪語するほど強靭な肉体を持つが、晴矢にアキレス腱を蹴りで切られ敗北。その後警察に捕まった。
ミリオンナンバー2
ミリオンの幹部。特徴は片目の眼帯で、IIIとともに次期ナンバー1候補である。
劇中で一部のミリオンナンバーズが持つ拳銃の強奪の実行犯と見られる。テコンドームエタイなどあらゆる格闘をこなしてきており、「格闘エリート」と明言している。それが原因で、自分のマニュアルをどう応用しても勝てない状況になると焦りができる。晴矢に一撃で敗北した。
ミリオンナンバーIII(3)
ミリオンの幹部。次期ナンバー1候補。常にニット帽を着用している。ナンバー0やナンバー2と同じように武闘派、パンチ系である。対戦した一条の感想によれば「本物のストリートファイター」。一条を自身の拳で痛めつけたが、クロスカウンターの蹴りをニットの金属パーツ(ナックルダスター)ごと額にモロに喰らい、敗北。
ミリオンナンバー4
ミリオンの幹部。顔面に「4」の文字を塗り、道化師の服装をしており、武器はナイフやレイピアが仕込まれた鞭。小柄な体格をしているが、力が強く絞め技も使う。
熊であるナンバー5を調教し操るが、ナンバー5が晴矢に屈服するとあっさり殺してしまう冷酷な性格。一条をレイピアで刺し苦しめたが、結局一条に倒された。昇格目当てで自分を支援に来たナンバーsixと揉め、一条に放たれたボウガンを足で受け止めるなど、自分の地位を脅かされることを恐れていた。
ミリオンナンバー5
ミリオンナンバー4が手懐けている。元々はナンバー4に飼われていた熊だったのだが、前述のパトカーをひっくり返したことなどで、ミリオンを何度か助けた結果、ナンバー5の地位を貰った。「パトカーキラー」の異名を持つ。極めて獰猛で、かつて調教師を殺したこともあり、ナンバー4がいなければ本来殺処分される運命だったらしい。
パトカーをひっくり返すパワーと警察犬をも凌ぐ敏捷性があるが、晴矢に牙を折られた上に金属バットで叩かれ屈服する。ナンバー4の命令に従わなくなったため、耳を破壊されて、同じ場所を周り続けたあげく、「おしおき」として殺されてしまう。
ミリオンナンバーsix(6)
ミリオンの幹部でボウガン使い。ナンバー4のことを嫌っており、ナンバー4が一条と闘っている際にナンバー1に援護に駆け付けるように言われるが拒否し、ナンバー3への昇格を約束され援護に向かうが、そのことを知ったナンバー4と仲間割れとなる。晴矢に倒された。
ミリオンナンバー7
ミリオンの幹部で3人組。軍事用の暗視装置を着けて暗闇でも軽快にバイクを乗り回し、コンビネーションを駆使して標的を轢く。晴矢がナンバーXから奪った火炎瓶の炎で、些細な光に反応する暗視装置が災いして目が眩み「打ち止め」となる。
ミリオンナンバー8
ミリオンの幹部。風間を捜しに彼の学校へ向かっていたため出番は無し。
ミリオンナンバー9
ミリオンの幹部。風間を捜しに男子寮へ向かっていたため出番は無し。
ミリオンナンバーX(10)
ミリオンの幹部。スクラップ工場に逃げ込んだ風間に火炎瓶で火傷を負わせるなどしたが、それ以外はさほど強くなく、晴矢に一蹴された上アジトの場所を吐かされ、アジトでは尾行に気づかず晴矢達をナンバー0の部屋まで案内してしまうなどいいところがない。
ミリオンナンバー15
ミリオンの幹部。ヘルメットで顔を隠し、爪先と踵にナイフの刃を仕込んだブーツで蹴りを繰り出す。入院している風間を襲撃したが、ブーツの刃がロッカーに食い込んだ隙に一条に脚を蹴り折られる。拳銃まで持ち出すが、一条がピック投げで照明スイッチを切った隙に晴矢に倒される。
黒咲仁(くろさき じん)
声 - 辻谷耕史
新設校、私立紫怨高校の頭。
ひょんなことから赤川順平のドラゴンジャケットに1000万円の隠し場所を書いた地図が隠されていることを知り、ジャケットを奪った上で地図を解読させようと拷問にかける。不意をついて逃げ出し、晴矢と一条につれられて再び姿を現した順平を捕まえ、ついでに晴矢らを倒して不良の間で名を売ろうともくろむ。腕を骨折したふりをして油断させ、右手のギプスに仕込んだエアガンによる目潰し攻撃で一条と岡本を倒すが晴矢には通用せず、逆に目潰しを喰らう。計画を変更し、晴矢を校内の一室に閉じ込めることに成功するが、油断して扉に近づきすぎたところを扉越しの拳を受けて一撃で倒された。
一部のシーンでギプスを持つ手が逆になっているが、これは扉を開ける際に右手だと開けにくいため左手に変えたと、作者が単行本で説明している。
天草鬼郎(あまくさ きろう)
声 - 矢尾一樹
摩天女学院高校が共学化された際に唯一残った男子生徒。
伊部に不良としての素質を見込まれて、愛原に万引きや売春などを強要する。その際一条にやられ、晴矢に秘奥義「くすぐり地獄の刑」で作中最も無様な全裸写真を撮られ、最終的に一条に惚れた伊部にボロ雑巾のように捨てられる。名前の由来は天草四郎とされる。[要出典]
鮫島(さめじま)
葦怒高を率いるロックンローラー。色黒に短髪の男。自分達の音楽がライブハウス「エデン」で受け入れられなかったために、逆恨みし、一条率いる新生FIRE GUNSと対峙することになる。凹凸面を研いだ鍵を、指の間に挟んでナイフ代わりに使うという意外性のある技を披露して晴矢と戦った。晴矢の腕を攻撃し、出血させることに成功したが、最終的には鍵の間を狙った手刀で叩き落とされた挙げ句に蹴り一発で倒された。
薊(あざみ)
声 - 関俊彦
鬼門高校鬼衆の一人。ヘアスタイルは髪を真っ青に染めていて、ハード系の整髪料で立ち上げるという派手なものである。そのために、通称「青鬼」と呼ばれる。
手の中に隠した特殊なワイヤー攻撃と空中殺法を得意とする。影野に雇われ、ボブじいさんから未完の情景を奪うが画廊に乗り込んできた晴矢に狭いエレベーター(アニメでは自動車)の中に誘い込まれ、血みどろになるまで叩きのめされた。そのことが原因で鬼衆から降格させられる。
鬼門高校編で鬼衆復帰を目指して再登場したが、再度晴矢に敗北。さしたる見せ場はなく、晴矢のくすぐり地獄の刑を受けて失神し物語から退場した。
魅上明(みかみ あきら)
医大生。
表向きは医者を目指す好青年で通しているが、裏は「儀式」と称して美女を解剖して内臓を観賞しようと目論む猟奇的な性格を併せ持っている。夢殿学院の学園祭に侵入し、揉山静香を生贄にしようとした。セラミック製メスを持ち込み、金属探知検査を潜り抜けた。強烈なムスクを付けており、それが逆に仇となって晴矢にやられる。
実は多重人格者で、本来の性格をいつの間にか芽生えていた邪悪な人格に乗っ取られてしまっていた。しかし、晴矢の圧倒的な強さのおかげで邪悪な人格は消え、彼の心は解放された。後に医者の道を捨てて小説家を志し、ベストセラー作家となることが描かれている。
アニメでは揉山に敵対する者に雇われた刺客で、晴矢に敗れた後、裸で瓶詰めにされ晒し者にされた。
荊木ケースケ(ばらき ケースケ)
声 - 立木文彦
神崎がいなくなった後の戯堂高のグループの一派のリーダーで、3年生。太郎の誘いにあえて乗り、金稼ぎを目論んだ。
その後、太郎を追ってきた伊部麗子を叩きのめした。そして、一条との「試合」でジャーマンスープレックスを決められ、気絶する。筋骨隆々とした肉体でプロレス系の決め技を使いこなし、強さはかなりのものだが子供達の人気はあまりなく、彼の集金力はいまひとつだった。それでも興行主の立場から売り上げの山分けは譲らなかった。
特徴は金髪アフロヘアーで、それを伊部から聞いた一条はジミ・ヘンドリックスを連想した。常に金的ファールカップを着けて防御している。
連載版では、作者のミスで名前を「荊木真澄」と名乗った。
ナオミ
声 - 麻丘夏未
バラキがゲームの人呼びのために呼んだ花魁高校の女生徒。外見は色黒[17]で金髪、いわゆる渋谷系のコギャル。顔はいいが、性格は悪く非常にがめつい。常に援助交際をして金を巻き上げているが、それなりのプライドは持っている様子。
バラキ曰く「シャネルのためならどんなエロい格好でもする」。実際、ギャラリーに自分の下着を売っていた。決め技はなんでもあり(アルティメット)系。伊部麗子を目の敵にしていたが、最後はその伊部にローリングソバットを受け、気絶する。
シンジ
声 - 檜山修之
ナオミの知り合いで、オールバックの男。
普段はふざけたお調子者といった感じだが、サングラスを掛けると凶暴さを剥き出しに警棒で殴りかかる二重人格の持ち主。その時は、相手が子供でも遠慮容赦が無く、しかもその時のことは本来の彼は何も覚えていない。晴矢との戦いでは、一発で倒されるが、サングラスをかけた状態で起き上がり、再び戦うが結局負ける。
決め技は打撃系で、特技は女の子のパンツを知らない間に脱がすこと。本人曰くソーロー
シュウ
「ヘルタースケルターズ」というスケーターグループのリーダー。卑怯卑劣が服を着て歩いているような。メンバーは悪の名門、肩繰高校を退学になった者が多いが彼の経歴については一切不明。年齢は高校生と同年齢である。
スキンヘッドに稲妻のタトゥーを入れている。女性を攫っては強姦し、それを記録したビデオを作り売りさばいていたが、春香とみちるに手を出したことで晴矢達の怒りを買い、手下を一掃されたうえ自身も晴矢に倒され、春香の告発によって逮捕される。
死んだ目をしている。相当酷い過去を背負っている様子。
非常に卑怯な手を使う男で、仲間を自分のいいように利用する。喧嘩の強さは別として最も晴矢を苦しめた敵でもあり、その分他の卑怯者達より痛めつけられた。「この世には神も仏もありゃしねぇんだよ」が口癖だったが、晴矢に敗北後、死にそうになったところを彼に助けられたため、逮捕されて以降は二度と言わなくなった。
ジョー
バイカー専用店「STYX(ステュクス)」に入り浸る外国人バイカー。常に数人の不良(日本人)を引き連れている。映画館で上映中に爆竹を鳴らし、その後無理やり森下由紀の唇を奪ったため、雨宮の怒りを買った。後に晴矢によって倒される。
カウボーイ
「STYX」にいる外国人バイカーの1人。バイクなしで「STYX」に乗り込んだ雨宮にリンチを加えるが、助けに来た一条に敗北し、その後拳銃を使って椎名を人質に取る。ドラッグ常習者。
シェリー
伊部にちょっかいを出した外国人マイケルの彼女で「STYX」のストリッパー。スケスケ寸前のタイツのコスチュームをしている。元アメリカ女子プロレスのヒール。伊部とどちらが巨乳かで本気のケンカをする。そこそこいい勝負をしたが、制止した一条の顔に引っかき傷をつけたことで彼女の逆鱗に触れ、逆エビ固めでKO負け。
ヨキ
鬼門高校の生徒。鬼頭の命により晴矢の教会に置いてあるユウキを攫いに来た。大柄で教会の机を破壊したり、車のボンネットを一発でへこませるパワーで晴霽を倒すが、後に晴矢にエルボー1発で倒される。
マサキ
鬼門高校「鬼衆」の一人。
未知の毒蜘蛛を飼いならし、噛み付かせて身体の自由を奪った上で嬲るという卑劣な戦い方を得意とする。だが本人の戦闘力は大したことはないようで、蜘蛛への命令方法を見破った晴矢に動きを封じられ、あっさりと倒される。
シキ
鬼門高校「鬼衆」の一人。
普段はローブを纏って死神のような姿をしているが、ローブの中にはトゲ付きの鎧を着ている。ローブの頭の部分は髪(モヒカン状)で、晴矢が殴っても当然ダメージはなく、カウンターを受けた。自分の鎧に絶対の自信を持っており、実際、晴矢も鎧の部分についてはダメージを与えられなかったが、鎧のトゲが命取りとなり、最後は晴矢のバットによるフルスイングで壁に叩きつけられて動きを封じられ、さらに首を折られて敗北。
キスイ
鬼門高校「鬼衆」の一人。
ユウキが連れ去られた通路があるプールをテリトリーにしており、ウナギの脂のようなローションが塗られた特殊なウェットスーツを身に纏っている。その頭部の形から晴矢にドングリと呼ばれた。
泳ぎの能力は凄まじく、相手を水の中に引き込む戦い方を得意とし、必殺技は両手を前に突き出して突進する「ドルフィンアタック」。一条はこれをまともに食らって肋骨を負傷した。同じく晴矢に対しても使用したが、フライパンでガードされて手の甲を痛める結果となった。
プールの水を抜くためのハンドルを賭けて晴矢とダイビングの勝負をし、自身もどこまで潜れるか挑戦することとなる。自分より深く潜る晴矢の妨害を試みるが、彼の狂気に怯む。その後、プールの底(水深100m)からハンドルを持って戻ってきた晴矢に敗北。
リョウキ
鬼頭直属の調理人である、中国人の暗黒シェフ。
かつて、偉大な料理人であった父と比べられ、自信を失いかけていたところを鬼頭に見出され、彼に恩義を感じている。彼の料理法は道具を一切使わず拳法の修行によって刃と化した手刀で調理をするというもので、火の中に手を入れても平然としている。5つの型の手刀により晴矢をも苦戦させた。晴矢に敗北後、鬼頭が倒れたことを知らされ、彼の枕元で朝昼晩毎日美味しい食事を作り続けることを誓った。
鬼頭烈(きとう れつ)
鬼門高校の理事長。
自身の残り少ない余生のために美食家となったが、その中で中国で見つけた幻の「西太后の暗黒メニュー」を完成させるために姫之木彩に子供(ユウキ)を産ませ、その血を狙っている。心臓が悪かったため途中で倒れ、最後はベッドで寝たきりになる[18]
ズー
地方で見つけた女性を拉致監禁し、車で転々としながら犯罪を繰り返す凶悪な不良グループ「三つ目[19]」の頭。手の甲に目のマークをつけている。異常に鼻が利き、山奈が処女であると見抜く。
小石を握りつぶすほどの握力を持つ。未来に全く関心を持たない刹那主義者。晴矢とともに車でトラックに突っ込み、それでも無事に立ち上がり無敵を宣言した晴矢の前に精神錯乱状態に陥る。本人曰く「最高の悪」。
キュー
三つ目の一人。口の部分に目を描いたマスクをつけたスキンヘッドの大男。まともな言葉を発した場面は一度もなく、深夜の五条大橋の上で弁慶の刀千本狩りに対抗して、車百台狩りをしていたところを晴矢に見つかり、叩きのめされる。
クー
三つ目の一人。元ボクサーで、ボクサーならではのパンチとフットワークで一条を苦しめたが、3分ごとに集中力が切れる隙を突かれ、顎に強烈な一撃を受けてダウンする。
スー
三つ目の一人。小柄なギャル男で、とりたてて目立つところはないが、態度は大きくサブリーダー格のようである。初登場時、晴矢達に記念写真を撮ってあげると声をかけ、山奈のカメラを盗んだ。その後、仲間と共に晴矢達の泊まる旅館に忍び込み、山奈を拉致する。その際、山奈に執拗に暴行を加えたことから岡本に恨まれており、直接対決する。晴矢達の強さに怯え車で逃走を図ったが、ズーの狂気に恐怖を感じ、走行中の車から飛び降りる。
庄野(しょうの)
雨宮と椎名と同時に楽高に入学してきた新入生。作中最後の敵。
晴矢と一条を罠にはめてリンチにかけ、自分たちが楽高をシメようと企んでいた。雨宮を仲間に引き込もうとしたが拒絶されたためリンチにかけ、続いて一条を誘い込もうとするが偶然晴矢と遭遇。急遽予定を変更し、晴矢を先に倒そうとしたが有無を言わさず晴矢の究極秘奥義「消えるパーンチ」(目にも見えない超スピードで放つトリプルパンチ)を受け、秒殺された。

テレビアニメ

HARELUYA II BØY』のタイトルで、テレビ東京系列にて1997年4月7日から同年9月29日まで、毎週月曜日25時15分から25時45分に放送された。全25話。

アニメ版は原作版とは大きく異なる。

原作との主な相違点

  • 岡本をカツアゲしたのは揉山達であり、晴矢が最初に相手をしたのも彼ら。
  • 背中から何かを取り出す際は、背中の中からではなく手そのものに粒子が集まって物体が形成される。また原作以上に現実離れしたモノ(幅が数車線分の巨大クマデ、揉山など)も出している。
  • 愛原の知り合いは山奈ではなく一条、赤川は登場せず代わりに少女が出てくるなど。
  • アニメ版の晴矢の決め台詞として、「俺の背中で懺悔しな」がある。
  • 第21話では晴矢はカナヅチと設定されている(原作では「鬼衆」のキスイ戦で描かれている様に、泳力も超人的)。
  • 『HARELUYA』とのリンクか、揉山に暴行されていたところを晴矢に助けられた清志朗の目に晴矢が天使のように映る、第1話オープニングでは『HARELUYA』版の晴矢が地球へ落ちるシーン、最終回冒頭では『HARELUYA』の物語が晴矢の両親に転用されたと思われる描写(ただし最終回は夢オチを含んでいるため、どこまで作中事実かは不明)などがある。原作とは違い、晴矢は宗教的な言葉も多々発言する。
  • 最終話では晴矢達が巨大化するというドタバタぶりで終了した。

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ「TIGHT-BREAK」
作詞 - 柴田浩之、倉増敬 / 作曲 - 森川浩憲 / 編曲 - 矢吹俊郎 / 歌 - SPYKE
エンディングテーマ「WORDS OF FREE」(第1話 - 第13話)
作詞 - 柴田浩之、倉増敬 / 作曲 - 柴田浩之 / 編曲 - 大平勉 / 歌 - SPYKE
エンディングテーマ「クロゼットフリーク」(第14話 - 第25話)
作詞 - 柴田浩之、倉増敬 / 作曲 - 森川浩憲 / 編曲 - 矢吹俊郎 / 歌 - SPYKE

各話リスト

話数サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督
1岡本清志朗今川泰宏江上潔高鉾誠
2山奈みちるうえだしげる進藤満尾
星名靖男
3一条誠鈴木利正村田雅彦
4ボブじいさん御厨恭輔青木悠三
5北原俊太朗則座誠村田雅彦
6揉山正象日色如夏徳田夢之介
7愛原めぐみ佐藤和治えんどうてつや
加瀬充子
うえだしげる星名靖男
8望月ゆかこぐれ今日子たかまつしんじ
江上潔
日色如夏関口雅浩
9本城勇一今川泰宏青木新一郎河村明夫
10野原るい湊屋夢吉則座誠高鉾誠
11叶さやかもとひら了御厨恭輔
湊屋夢吉
御厨恭輔関口雅浩
12レイラ北嶋博明うえだしげる星名靖男
13神野みこきだつよし日色如夏関口雅浩
14揉山静花今川泰宏為家尽人
15伊部麗子佐藤和治いまざきいつき伊魔崎斎
16美津濃かやこぐれ今日子湊屋夢吉松浦錠平関口雅浩
17実相寺あきこ北嶋博明諸谷英重福島宏之星名靖男
18丸鬼戸零二 I今川泰宏佐藤浩史御厨恭輔寺沢伸介
19丸鬼戸零二 II青木雄三関口雅浩
20丸鬼戸零二 III都留稔幸西山明樹彦村田雅彦
21渚乃なつみきだつよし福島宏之関口雅浩
22桃山太郎 Iもとひら了日色如夏為家尽人
23桃山太郎 II赤西柿太石崎すすむ星名靖男
24桃山太郎 III松浦錠平高鉾誠
25日々野晴矢佐藤和治江上潔関口雅浩

脚注

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  1. ^ マーチャンダイジングライツレポート1997年4月号
  2. ^ 晴矢達行きつけの店。話の舞台にもなる
  3. ^ そのためマジョガク編ではザコのスケ番相手には頭突きやくすぐりで対応していた。
  4. ^ 実際、山ノ上の注意で飲酒をやめている。
  5. ^ 晴霽と岡本の初対面時の会話より
  6. ^ 晴矢自身は、ドラムをやりたがっていたようで、椎名のドラムセットを奪って叩いていたが、全くの素人であったためろくに演奏できていなかった。当然一条は相手にしなかった。
  7. ^ この技はタイヤが極端に擦り減るため、本人はあまりやりたがらない。
  8. ^ もっとも、レギュラーキャラ全体でも親が登場したのは晴矢のみである。
  9. ^ 取り返したのはいいが傷だらけになってしまい、直接返すのがはばかられたため。
  10. ^ 50年も前に20歳でフランスへ渡ったと本人が語っている。
  11. ^ これは静花が母親似であるため。揉山自身は父親似。
  12. ^ 「今からちょうど10年前…私が中学生になった時…」という台詞がある。
  13. ^ もちろん自身の考えでは全裸だったが、一緒に捕らわれていた春香に促され、浴槽に浸かっていた薬草を着けている
  14. ^ ヒマワリに似た植物の種で、興奮性の薬物らしく、アフリカの部族の決闘儀式に使用されるなど、どれほど重傷を負おうと戦い続けることが可能。
  15. ^ ボブじいさんはこのことに感づいていたが、晴矢を騒ぎ立てたくないことを理由にあえて確認しなかった。
  16. ^ 未完の情景に見せかけた段ボールに火をつけ、その中央に頭を貫通させる。
  17. ^ 日焼けサロンにて全裸で焼いているので、お尻まで黒い。
  18. ^ その後の生死については語られなかった。
  19. ^ 第三の目をあしらった装飾をどこかしら着けているのがグループ名の由来。
テレビ東京 月曜25:15 - 25:45枠
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がんばる!
HARELUYA II BØY