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MBS新世代漫才アワード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

MBS新世代漫才アワード(エムビーエスしんせだいまんざいアワード)は、関西のテレビ・ラジオ放送局である毎日放送(MBS)が主催する漫才コンテスト。

目次

概要

これまで、NHK上方漫才コンテストNHK大阪放送局主催)や、ABCお笑い新人グランプリABCテレビ)、上方お笑い大賞讀賣テレビ放送)など、在阪の放送局各社が新人のお笑い芸人のコンテストを行ってきた中で、唯一そのようなコンテストを持っていなかったMBSが2003年からスタートさせた。

「現役高校生が選ぶ・一番面白い漫才師は誰か」をフレーズとした漫才大会であり、大会を重ねるごとに注目度が増している大会である。開催時期は夏であり、開催地は大阪である。出場制限は特になく関西の若手芸人が中心に参加しているが、東京を拠点に活動するコンビや比較的ベテランのコンビもエントリーしている。 「審査員が現役高校生」という所がこの大会の特徴であり、醍醐味である。

優勝者には賞金100万円が贈られる。この他、第7回までは年末年始の冠番組出演権、第8回は同日生放送された『ロケみつ〜ロケ×ロケ×ロケ〜大生放送SP』のゲスト出演権が贈られ、さらに優勝記念の旅ロケ企画として「バンジージャンプでロウソクをさせ MBS開局60周年記念 おめでとう!バースデーケーキブログ旅」が用意された。

「夏の賞レースといえば漫才アワード」と定着しつつあるが、第5回(9月29日)のように秋に開催された事もある。

第6回以外は吉本興業所属で大阪拠点の漫才コンビがグランプリを独占してきたが、第6回は松竹芸能所属で東京拠点のアメリカザリガニがグランプリを獲得[1]した。

大会の選考概要

漫才師だけでなく、審査員を希望する高校生も選考を受ける必要があり、勝ち抜いた者が審査をすることができる。希望者の高校生(高校生限定)は事前に「お笑いペーパーテスト」を受け、テストの上位1000人で審査を行う。1次予選・2次予選は250人の審査員が、決勝では一般審査員1000人が審査する。このうち600人が会場審査員で、残りの400人は自宅審査員となる。第9回からは「高校生お笑いセンター試験」に替わり、テストの合格者200人が審査を行った。

1次予選は6月下旬頃に行われ、エントリーした全組から40人が選ばれ2次予選に進出する。(審査方法は不明・加筆求む)

2次予選は7月上旬に行われる。250人の審査員1人につき1~3点の点数を持ち、ネタを披露したコンビに対し持ち点数をつけ、合計点数の上位12組が決勝に進出する方式である。

決勝戦は8月末(第4回は7月末、第5回は9月末)に行われ、予選を勝ち抜いた12組のコンビによる「1対1の勝ち抜きトーナメント方式」である。審査員1000人が1対1で勝負するコンビに対し、よりおもしろいと思ったコンビに投票し、過半数の支持を獲得したコンビが勝利する方式である。

最終決戦はトーナメントを勝ち抜いた3組による三つ巴で行われ、いちばん票を集めたコンビが優勝となる。

第1回・第2回の概要

第1回・第2回は出場資格を「結成10年以内」「関西を拠点に活動」のコンビに限定していた。一次予選をパソコン・携帯電話などによる人気投票で選出された9組と、敗者復活戦を勝ち上がった1組を合わせた計10組で争われた。(しかし、一次予選の投票が一人何回でも出来る点など、公平性に問題があるのではないかとの指摘もあった。)

第3回以降の概要

ファイル:BRAVA.jpg
第5回までの決勝大会会場のシアターBRAVA!

第3回以降、出場資格は「プロとして活動していて、事務所などに所属している」という縛りのみとなって芸歴及び活動拠点の制限が廃止された為、エントリー総数が150組を超えるようになった。矢野・兵動ジャリズム$10ルート33デンジャラスといった、ベテランもエントリーするようになり、東京を本拠地とするキャン×キャントータルテンボスハリガネロック2丁拳銃アメリカザリガニの5組が決勝進出を果たした。

一次予選は「毎日放送AVルーム」において数日に渡って行われ、上位40組が次の二次予選へ進む。二次予選は「MBSスタジオ in USJ」にて開催され、上位12組が決勝大会へ勝ち上がる。一次予選の審査形式は公開されていないが、二次予選は客席の250人の高校生審査員(第6回は200人)が「3点満点」で、各芸人の演技が終わった直後にトータライザーによる採点を行う。

二次予選の模様は、第3回は公式サイト上にてストリーミングによる生中継、第4回以降は深夜帯に決勝進出上位12組以外の漫才と、予選のドキュメンタリーからなる番組が放送されるようになり、知名度や露出の低い芸人にとっては、二次予選進出だけでも、大きなメリットとなる大会となった。実際にこの番組の二次予選が初めての地上波テレビでの漫才となる出演者が、何組も一次予選から勝ち上がっている。(ヒカリゴケ、王、パプア。、ヘンダーソン等)その中でも第4回のヒカリゴケは決勝進出も果たし、2年後には東京進出も果たした。この番組の高校生による審査が知名度や人気などに左右されたものでないことを、大きくアピールするものとなった。

決勝大会は第5回までは「シアターBRAVA!」第6回以降は「松下IMPホール」にて行われ、「お笑いペーパーテスト」で選ばれた1000人の高校生が審査員を務める(第6回は一部審査員が自宅からの電話投票)。審査方法は、どちらが面白かったかだけをトータライザーで選択するタイマン制で、ノックアウト形式のトーナメントを3回行い優勝者を決定する。なお決勝戦のみ3組による対戦となる。第8回はMBS本社の隣にあるちゃやまちアプローズの地下1階にあるシアター・ドラマシティで行われ、大会で初めてゴールデンタイム生放送した。

対戦の組み合わせは1回戦は抽選で決定し、準決勝は1回戦の奇数試合の勝者が先攻、偶数試合の勝者が後攻となる。決勝戦のネタ順は再抽選で決定。なお第8回まで終了した時点での1対1の対戦結果では先攻が18勝、後攻が43勝と後攻が有利となっている。

第8回は大会史上初のゴールデンタイムでの生放送(2010年8月26日放送)となったものの、『スパモク!!』枠での放送のため、放送時間が2時間、決勝大会進出も8組に削減されることとなった。しかし決勝戦の対戦組み合わせ抽選の模様は、同日に放送した『ちちんぷいぷい夏祭り おかげさまで60年スペシャル』内で生放送し、決勝の模様は熊本放送(RKK)にも同時ネットされた。

第9回も前回に引き続きゴールデンタイム(2011年8月25日、『スパモク!!』枠)で生放送される(RKK熊本放送でも放送予定)。

歴代大会の結果

第1回(2003年)

  • 大会開催日 2003年8月31日
  • 1回戦(太字が勝者)
先攻後攻
第1試合レギュラー0点ザ・プラン910点
第2試合チュートリアル10点ロザン(敗者復活)0点
第3試合フットボールアワー10点キングコング(敗者復活)0点
第4試合麒麟6点笑い飯4点
  • 決勝戦
順位ネタ順コンビ名得点
優勝4番フットボールアワー357点
2位3番チュートリアル315点
3位2番麒麟280点
4位1番ザ・プラン9211点

第2回(2004年)

  • 大会開催日 2004年8月29日

※ボーダフォン日本法人(現・ソフトバンクモバイル)が特別協賛。

  • 1回戦(太字が勝者)
先攻後攻
第1試合青空6点千鳥4点
第2試合ランディーズ1点笑い飯9点
第3試合南海キャンディーズ4点ザ・プラン96点
第4試合レギュラー(敗者復活)3点Over Drive7点
第5試合麒麟4点NON STYLE6点
  • 決勝戦
順位ネタ順コンビ名得点
優勝5番笑い飯373点
2位4番NON STYLE330点
3位1番ザ・プラン9304点
4位3番OverDrive278点
5位2番青空262点

第3回(2005年)

  • 大会開催日 2005年8月28日
  • 1回戦(太字が勝者)
先攻後攻
第1試合青空226点りあるキッズ774点
第2試合オジンオズボーン411点アジアン589点
第3試合2丁拳銃443点矢野・兵動557点
第4試合ダイアン143点NON STYLE857点
第5試合キャン×キャン128点麒麟872点
第6試合南海キャンディーズ228点とろサーモン772点
  • 準決勝(太字が勝者)
先攻後攻
第1試合りあるキッズ433点アジアン567点
第2試合矢野・兵動435点NON STYLE565点
第3試合麒麟586点とろサーモン414点
  • 決勝戦
順位ネタ順コンビ名得点
優勝3番麒麟451点
2位1番NON STYLE375点
3位2番アジアン174点
  • 備考
    • この回から現行の大会制度になり、敗者復活戦は撤廃された。

第4回(2006年)

  • 1回戦(太字が勝者)
先攻後攻
第1試合ダイアン367点矢野・兵動633点
第2試合とろサーモン645点青空355点
第3試合ヒカリゴケ340点りあるキッズ660点
第4試合$10555点アジアン445点
第5試合にのうらご286点スマイル714点
第6試合2丁拳銃160点NON STYLE840点
  • 準決勝(太字が勝者)
先攻後攻
第1試合矢野・兵動295点とろサーモン705点
第2試合りあるキッズ322点$10678点
第3試合スマイル305点NON STYLE695点
  • 決勝戦
順位ネタ順コンビ名得点
優勝3番NON STYLE705点
2位1番$10161点
3位3番とろサーモン134点

第5回(2007年)

  • 放送日時 9月29日 13:54~(生放送)
  • 決勝トーナメント会場 シアターBRAVA!
  • 1回戦(太字が勝者)
先攻後攻
第1試合のろし341点トータルテンボス659点
第2試合矢野・兵動585点とろサーモン415点
第3試合$10675点ストリーク325点
第4試合スマイル383点アジアン617点
第5試合キャン×キャン345点オジンオズボーン655点
第6試合シンクタンク185点ハリガネロック815点
  • 準決勝(太字が勝者)
先攻後攻
第1試合トータルテンボス424点矢野・兵動576点
第2試合$10474点アジアン526点
第3試合オジンオズボーン345点ハリガネロック655点
  • 決勝戦
順位ネタ順コンビ名得点
優勝3番アジアン357点
2位2番矢野・兵動339点
3位1番ハリガネロック304点
  • キャンペーンキャラクター
  • 備考
    • 優勝したアジアンは大会史上初の女性優勝コンビになった。
    • 今大会は山陽放送岡山県香川県)にも同時ネット(放送回線の関係で地上デジタル放送では4:3SDで放送)で放送された。また東京に進出したハリガネロック、ジャリズムが予選に現れるなどの新展開を見せた。

第6回(2008年)

  • 放送日時 8月30日 13:54~(生放送)
  • 決勝トーナメント会場 松下IMPホール
  • 1回戦(太字が勝者)
先攻後攻
第1試合モンスターエンジン322点$10678点
第2試合ジャルジャル272点藤崎マーケット728点
第3試合ストリーク409点とろサーモン591点
第4試合鎌鼬595点ギャロップ405点
第5試合トータルテンボス541点スマイル459点
第6試合アメリカザリガニ625点のろし375点
  • 準決勝(太字が勝者)
先攻後攻
第1試合$10572点藤崎マーケット428点
第2試合とろサーモン570点鎌鼬430点
第3試合トータルテンボス406点アメリカザリガニ594点
  • 決勝戦
順位ネタ順コンビ名得点
優勝1番アメリカザリガニ448点
2位3番$10304点
3位2番とろサーモン248点
  • 備考
    • アメリカザリガニ(松竹芸能)の優勝によって大会始まって以来初めて吉本興業以外に所属する漫才コンビがグランプリを獲得した。東京勢としての優勝も初。[2]
    • 第6回から制度が変わり、家でテストを受けるようになったのでお笑いペーパーテスト試験監督はなし。

第7回(2009年)

  • 放送日時 8月30日 14:00~(生放送)
  • 決勝トーナメント会場 松下IMPホール
  • 1回戦(太字が勝者)
先攻後攻
第1試合イシバシハザマ334点ウーマンラッシュアワー666点
第2試合かまいたち321点ソーセージ679点
第3試合のろし581点ストリーク419点
第4試合天竺鼠480点藤崎マーケット520点
第5試合ヒカリゴケ315点オジンオズボーン685点
第6試合スマイル414点span!586点
  • 準決勝(太字が勝者)
先攻後攻
第1試合ウーマンラッシュアワー666点ソーセージ 334点
第2試合のろし330点藤崎マーケット670点
第3試合オジンオズボーン497点span!503点
  • 決勝戦
順位ネタ順コンビ名得点
優勝2番span!382点
2位3番ウーマンラッシュアワー370点
3位1番藤崎マーケット248点

第8回(2010年)

  • 1回戦(太字が勝者)
先攻後攻
第1試合藤崎マーケット673点銀シャリ327点
第2試合GAG少年楽団308点スーパーマラドーナ692点
第3試合span!524点のろし476点
第4試合チャド・マレーン398点スマイル602点
  • 準決勝(太字が勝者)
先攻後攻
第1試合藤崎マーケット423点スーパーマラドーナ577点
第2試合span!356点スマイル644点
  • 決勝戦
順位ネタ順コンビ名得点
優勝後攻スマイル616点
2位先攻スーパーマラドーナ384点

第9回(2011年)

  • 放送日時 8月25日 19:00〜(生放送)
  • 1回戦(太字が勝者)
先攻後攻
第1試合学天即35点スーパーマラドーナ165点
第2試合プリマ旦那150点span!50点
第3試合和牛139点ポラロイドマガジン61点
第4試合かまいたち112点ソーセージ88点
  • 決勝戦
順位ネタ順コンビ名得点
優勝1番スーパーマラドーナ539点
2位3番プリマ旦那501点
3位2番かまいたち487点
4位4番和牛485点

歴代司会者

第1回
第2回
第3回
第4回 - 第8回
  • 藤井隆
  • 山中真(アナウンサー)
  • 八木早希(アナウンサー)
第9回
  • 藤井隆
  • 山中真(アナウンサー)
  • 吉竹史(アナウンサー)

スタッフ

第5回
  • 構成:小林仁、森脇尚志、藤田曜
  • CTM:福本雅一
  • TD・SW:竹本友亮
  • VE:上原英昭
  • CAM:藪野吉宏
  • LD:岸本紳
  • MIX:中西進二、金谷宣宏
  • SE:景山佳彦
  • TK:前田典子、松本美希
  • EED:三木直哉、北村真智子
  • 美術:内田公幸
  • デザイン:仁部敏博、中西勇二
  • タイトル:正冨大樹、清水千晶
  • CG:藤村健一、中川伸之、石井孝佳、山口文隆、橋本梢、袖山巧
  • AD:平野哲也、上田憲太郎、田中理沙、前田洋
  • ディレクター:福本泰昌、山内健太郎、北山和歌子、松戸みゆ / 合田忠弘、松原謙介、深井麗子、正垣晶博
  • 演出:森貴洋
  • プロデューサー:長富剛
  • 技術協力:デジデリック、SAプロダクション、東通、音選屋、エキスプレス、アスカプロダクション、アーチェリープロダクション、ハートス、東京舞台照明
  • 美術協力:毎日舞台、デンコー、インターナショナルクリエイティブ、ギミック、デジタルカラー、MORE
  • 制作協力:MBS企画、デラックスキッズ、アイ・ティ・エスビーワイルド、ドゥーエンタープライズ
  • 製作著作:毎日放送

脚注

  1. ^ ただし大阪出身で東京進出後のグランプリ獲得である。
  2. ^ 優勝後に東京進出したコンビは除く。

関連項目

外部リンク